プチ鹿島 フジテレビ報道番組の登坂・反町起用の意味を語る

プチ鹿島 フジテレビ報道番組の登坂・反町起用の意味を語る YBSキックス

プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中でフジテレビの新報道番組で元NHKの登坂淳一アナ、反町理さんをキャスターとして起用する意味について話していました。

(プチ鹿島)でも、僕思うんですよ。ある意味いま、フジテレビ。さんざん「人気がない」「視聴率が取れない」って言っていますけど、秋元(優里)さん、いまみんな見たいんじゃないですか? ダメですか? やっぱり。一言、テロップを入れて「このアナウンサーは肉食ですけど、お好きな方はご覧ください」って。そういうニュース番組が夜中とかにあってもいいんじゃないですかね?

(塩澤未佳子)まあ、それはそれでいいかもしれないですね。

(プチ鹿島)もう逆手に取るしかない。だってこれで、秋元さんはアナウンス業務を離れて普通のデスクワークってなっちゃったら、もったいないなと思うんですよ。

(塩澤未佳子)この間の『ワイドナショー』もそんな話をしていましたよね。出なかったですね。

(プチ鹿島)いちばん数字、持っていますから。式守伊之助か秋元優里かっていうぐらい数字、持っている。式守伊之助がいなくなった途端、行司差し違えで。式守伊之助の偉大さっていうのがわかったでしょう? あれ。

(塩澤未佳子)はい。もうさっそくでしたね。

(プチ鹿島)だから秋元さん、なんとかね。だから「怒る人は見ないでください」ってテロップを入れればいいんですよ。でも、世の中の野次馬はみんな見たい。秋元さん。これ、なんか使えねえかな?って思っていたら……今日、こんなニュースがありました。これは日刊スポーツ。「4月、フジ情報番組キャスター発表」と。登坂(淳一)アナ。「NHKの麿」という愛称で親しまれ、NHKを実はもう対局してフリーに転身。今日からホリプロに所属したという。

(塩澤未佳子)ほー。

(プチ鹿島)なんかありましたね。『あまちゃん』かなんか放送した後に、かならず麿みたいな公家顔の品のいい方が出てきて。あの方が実は東京から大阪、大阪から鹿児島かどこかに行かれていて。でもやっぱりその人気を見込んだ人が声をかけて。4月からのフジテレビの夕方のニュースなんですって。

(塩澤未佳子)はい。

4月からのフジテレビの夕方のニュース

(プチ鹿島)で、僕はこの読みどころとしては、『キックス』的には……NHKの麿がまた帰ってくるっていうのもおめでたくていいじゃないですか。「なるほどな」って思ったのは、これは実はダブルキャスターというか、メインキャスターがお二人いらっしゃるんですね。そのうちのお一人がいま、BSフジで『プライムニュース』のキャスターを務める反町理報道局解説委員長。この2人でメインキャスターを務めるという。これ、聞き覚えがないですか?

(塩澤未佳子)ある!

(プチ鹿島)僕、選挙特番の感想をこの『キックス』で言った時にフジテレビの選挙特番に反町理さんっていう方が出てきて。まあもう、クマさんみたいな風貌で。特にタレント性はないんですよ。でも、この方はBSフジの『プライムニュース』っていうのを2時間やっていて。僕もよく見ているんですけど。そこで、誰が来ても遠慮をしない。ズバズバズバズバ、早口で突っ込んでいくというのが、タレント性がないからむしろ実力が優先されて……まあ、これ当たり前ですけどね。だって、別にアナウンサーの方じゃないですから。それが熱狂的な人気を一部で集めているんですよ。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)だからたしかに見ていて面白い。そういう、もう空気を読まないでどんどん突っ込んでいく。政治家とかが来ても。で、その人が、やっぱり選挙特番に出てきたじゃないですか。で、僕はフジテレビってね、かつては「母と子のフジテレビ」や「楽しくなければテレビじゃない」っていうので『めちゃイケ』とかとんねるずさんの番組とかで一時代を築いてきましたけど。これからは真面目な堅い番組で「おっさんのフジテレビ」っていうのを掲げてやっていけば、ひとつ可能性として面白いんじゃないか?って言いましたよね。

(塩澤未佳子)言いました!

(プチ鹿島)そこのキーワードで挙げたのが反町理さん。「この方、いずれ地上波にも出てくるかもしれない」って。そしたら、出てきて。

(塩澤未佳子)すごいつながった!

(プチ鹿島)しかもこれ、フジテレビがすごいなと思うのは、これ夕方の番組ですよ。夕方の番組っつったらみんな何かをやりながらとか、まあお家で仕事をしながら、お夕飯の用意をしながら、たぶんチラ見だと思うんですよ。そんな中でこのガッツリとしたクマさんを放り込むんですよ。これも面白いなと思うし。

(塩澤未佳子)そうですね!

(プチ鹿島)それ、夜でいいんじゃねえか? とも思うし。でも、いいんです。こういう堅めのを夕方に置いておいて。一方で、秋元さんみたいな人、使ってほしいな。夕方の。

(塩澤未佳子)そうね(笑)。それもそうですね。だから忘れないようにしていただきたいというね、そういう……。

(プチ鹿島)本当にみんなが1日のニュースが終わった後に、「さあ、ここからは大人の時間ですよ」っていうので。ちょっと柔らかいんだか堅いんだかよくわかんないニュースをやる。でも、フジテレビのそういうニュースの作り方って僕は本当に面白いと思っていて。それこそ『ユアタイム』ってあったじゃないですか? 市川紗椰さん。で、僕は去年の5月から半年間、出させてもらって。本当にもう、出る前。見る側としてもすごくリラックスできて。だってあの11時すぎのニュースってある程度みんな、もうひとさらい見ているじゃないですか。

(塩澤未佳子)そうですね。もうニュースはわかっていますもんね。

(プチ鹿島)「堅くやられても……」っていうの、あるじゃないですか。だから、市川さんが出てきてリラックスした感じでね。で、僕なんかも出させてもらって。すごくやりやすかったんですよ。で、僕は自分以外の曜日を見て、見やすかったんですよ。で、終わっちゃって。「これ、革新的な番組で残念だったな。面白かったのにな」って思っていたら、この間、久米宏さんがね、市川紗椰さんとデーモン小暮さんとフジテレビの『ボクらの時代』っていう朝やっている番組に出ていて。すごい市川さんのキャスターぶりを絶賛されていたんです。

(塩澤未佳子)あら! 久米さんが?

(プチ鹿島)だって久米さんっていうのは好きな言葉、信条にしているのは、「政治を語るのは風俗を語るように。風俗を語る時は政治を語るように」って。だから、その差をなくせというんですよ。堅い話をする時こそ、ざっくばらんにリラックスして話すのが本当のトークだよというのを本でも書いてらして。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)考えてみれば、市川さんはそうだったなって。

(塩澤未佳子)そうか! だからこう、リラックスできて。

(プチ鹿島)だから俺も呼んでくれたのかもしれないけどね。あれもある意味、革新的な番組でよかったなと思ったんですけど。まあまあ、でも社長さんが変わって、たぶん堅い、もっと硬派なっていう。それもいいじゃないですか。だって他がそういう情報バラエティー系の番組が多いならば。

(塩澤未佳子)目立つかもしれないですね。

(プチ鹿島)そうなんです。だからもう、結局それも『プライムニュース』から力を入れて夕方のニュースにテコ入れするわけでしょう? でも秋元さんっていう方も『プライムニュース』で鍛えられた方なんです。なんだったらお相手も『プライムニュース』の方なんですって。

(塩澤未佳子)あら、そうですか!

(プチ鹿島)だからフジテレビは『プライムニュース』がキーポイントなんです。で、4月以降は『プライムニュース』というのをひとつのブランドとしてやっていくんですって。だから反町さんを地上波に出すんだったら、秋元さんもなんとか……じゃないですか? だって映画とかでもR-指定とかがあって。それを条件にみんなが見るのであれば、僕はニュースだってR-指定があっていいと思うんですよ。

(塩澤未佳子)そうね!

(プチ鹿島)いや、「秋元さんの不倫が許せない」っていう方も当然、それは倫理的に当たり前だと思う。「そんな人がニュースを読むなんて!」って思うのも。でも、一方で、いろいろとニュースが出尽くした中で、大人のニュース、R-指定のニュースがあったっていいんじゃないですか?

(塩澤未佳子)うんうん。多様性な(笑)。

(プチ鹿島)そこまで来ていると思う。

(塩澤未佳子)テレビってね(笑)。

<書き起こしおわり>

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