プチ鹿島 2004年・日本の自己責任論のはじまりを語る

プチ鹿島 2004年・日本の自己責任論のはじまりを語る YBSキックス

プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中ですっかり日本で定着した自己責任論についてトーク。日本中に広まるきっかけとなった2004年のイラク日本人人質事件当時の新聞記事を読み比べながら、2018年現在とのつながりを読み解いていました。

いま問いなおす「自己責任論」

(プチ鹿島)早速ですが、本日のメッセージテーマを発表しましょうか。

(塩澤未佳子)行きますか。今日は「ひどい言い訳」ということで。京都の焼肉店のメニューに「あかんやつ」という名前のメニューがあって。

(プチ鹿島)これがね、実は生レバーだったんだけど、「あかんやつ」というメニュー名で提供をしていて。で、これはいま禁止されていますからね。ただ、その「あかんやつ」……「ダメ」っていうことですよね。「いや、これは『焼かなあかん』っていうことで出していた。お客さんもわかっていたはずだ」っていう、まあ……阿吽の呼吸というか。たしかにそうですよね。

(塩澤未佳子)まあまあ、そういう風にもなりますからね。

(プチ鹿島)いやー、僕ね、生レバー大好きだったんですよ。

(塩澤未佳子)そうですか。美味しいですもんね。

(プチ鹿島)あれ、たしか2011年でしたっけね? 焼肉店……チェーン店でしたよね? そこで子供さんが食べたら亡くなってしまったということで、これはもう禁止をしようということになったんですが。あの時もいろいろと議論になりましたよね。むしろちゃんとした……「安かろう悪かろう」ではなくて、管理も行き届いた状態でやっている焼肉店で食べている人にとっては「一緒にするな!」って。まあ、これもいろいろな意見があるでしょうけど。まあ、僕なんかもそれこそ生レバーこそ自己責任でやらせてほしいと思うんです。

(塩澤未佳子)はい(笑)。

(プチ鹿島)だって僕、2012年。翌年に生レバー好きを集めて、韓国まで行ったんですよ。なんか焼肉村っていうのがあって、そこではお通しで生レバーが山盛りに来るの。

(塩澤未佳子)しかも山盛りで! たまらないですね!

(プチ鹿島)これはもう、肉好き、焼肉好き、生レバー好きの5、6人で行ったかな?

(塩澤未佳子)結構な人数で行きましたね(笑)。

(プチ鹿島)そうなんです。だからいつもこの生レバー関連のニュースを見ると思い出すんですけども。で、生レバーがまだOKだった頃ね、美味しくいただいていたんですよ。でも僕、その時にその都度思っていたのが、「これ、最初に食ったやつ、偉いな」って思ったんですね。

(塩澤未佳子)ああーっ、「食べてみよう」ってね、思わないですよね。

(プチ鹿島)「食べてみよう」って思ったやつ、偉いでしょう? 俺は絶対に、そのヨーイドンの時点のいちばん最初の部分を見たら、食べないです。「誰か食べに行ってくれ!」って。「誰か食べにいってくれ」って。そういうことで「生レバーを食っても美味いぞ」っていうのが気づかれたわけですよね。松茸でもそうじゃないですか。松茸、なんで美味しいってわかるんですか?

(塩澤未佳子)やっぱり誰かが最初に食べたんですよね。

(プチ鹿島)毒キノコ、なんでこれが毒キノコだとわかるんですか? 食べた人がいるからですよね。僕ね、結局そういうことだと思うんですよ。誰かが代わりにやってくれるから、「毒キノコは食べちゃダメ」とか「松茸は美味い」、(禁止になる前は)「生レバーも気をつけて食べれば美味いぞ」っていうのを僕ら、代理で得しているわけですよね。情報をね。たぶん、ジャーナリストもそういうことだと思うんですよ。安田純平さん、解放されて帰ってきましたよね。本当に「おかえりなさい」なんですけども。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)一方で、また自己責任論もおかえりなさいですよね。一緒にやってきましたよね。だからこれ、人それぞれご意見はあると思うし。なんですけど、僕はやっぱり「行っちゃいけないよ」っていうところに代わりに行ってくれているからこそ、「ああ、そこは危険なところだな」って僕は知ることができているから。で、僕の芸風なんてまさにそうですよ。新聞を「○○新聞ではこう書いてありました。△△新聞ではこうです」って。いわゆる事実を利用させてもらっているんですよね。それはやっぱり、裏付けを取ってくれている記者がいるからですよ。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)だから言ってみれば人が取ってくれた情報で、その価値をちゃんと信頼して、利用してこういう「読み比べ」みたいなのが成り立つんで。僕の代わりに誰かに調べてもらわないと、困るんです。だから僕は本当に今回のことについて思ったのが、そういうところですよね。まあ、もちろんご意見はいろいろあると思います。で、僕がなにをやりたいか?っていうと、安田純平さんが解放されて、また自己責任論っていうのがすごくこの1週間ぐらい、ありますでしょう? で、もともとなんですが、これっていつから出だしたのか? みなさん、覚えてらっしゃる?

(塩澤未佳子)ええっ、自己責任論? いつだろう……。

(プチ鹿島)これ、2004年なんですよ。いまから14年前。2004年の4月、イラクで日本人3人が人質になったんですね。で、その時に「自己責任」っていう言葉が流行語大賞のトップ10入りするほど広く使われて。なんていったって、あの時になにがすごかったか。当時、総理大臣は小泉純一郎さんですけども。小泉さんやら首相周辺、閣僚、政府。言ってみればお上の人たちですね。その人たちが率先して「自己責任」っていう言葉を使った。それで結局、人質になっていた3人の方は解放されましたけども。むしろピリピリするのは帰国した後からなんですよね。

(塩澤未佳子)はい。

2004年・イラク日本人人質事件

(プチ鹿島)すごいバッシングが行われて3人が責められたっていうのを僕もいまだに覚えています。ただこれって、なんとなくのイメージでしゃべったらいけないので。僕、昨日もう1回、調べてきたんですよ。2004年4月の。本当は国会図書館に行こうと思ったんですけど、仕事の都合でなかなか行く時間がなくてね。で、ありがたいことにTBSの番組出演後、TBSには資料室っていうのがあるんですよ。で、実はそこって何十年と新聞を溜めてあるっていうので。なんだったら国会図書館に行くよりも全然便利なんですよ。

(塩澤未佳子)あら!

(プチ鹿島)で、そこで1時間ぐらい利用させてもらって、2004年4月の……あったのが朝日、読売、毎日新聞でした。それをこの1月に絞って改めて調べてきたんですけどね。また、書き仕事。文春オンラインとかでもやろうと思うんですが。昨日も原稿を書いたんですが、そこに書ききれなかった記事を中心にご用意してきたんですね。まず、イラクで日本人人質事件っていうのがありました。まあ今回と違うところは、そのイラクの武装組織が「人質を解放するかわりに自衛隊を撤退しろ」っていう。もう完全な政治案件だったんですよ。だからまあ、「いやいや、そんなの言うことなんか聞けるか!」って。これ、小泉さんですよね。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)もう敢然と拒否をした。一方で家族の人とかは感情を揺さぶられていますから、「どうか助けてください!」って。マスコミが来ますから、言うんですよ。それに対して「お前らの家族が人質になったのに、なんで自衛隊が撤退しなきゃいけないんだ?」っていう、そういう前提があるということを承知してください。まず今回の件とはちょっとまた違っているという。ただ、それに関しても政治家の発言を拾っていくと、やっぱり言っているんですよね。4月9日。これ、いちばん最初に人質事件が発覚した、スタートの時ですね。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)読売新聞の夕刊を見ますと「危険地域、自己責任も」っていう。これ、誰が言っているのか? 小池環境大臣。小池百合子さんです。いま、東京かそこらへんでメーテルの格好をしている。あれも自己責任ですけどね。

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。

(プチ鹿島)小池さんが「3人は無謀ではないか? 一般的に危ないと言われているところにあえて行くのは自分自身の責任の部分が多い」と指摘した。あと、茂木沖縄大臣。だからいまのあの茂木さんじゃないですかね。14年前は沖縄大臣をやってらした。「危険な地域という自覚のもと、自分でも安全確保に努めてほしい」という。これが載っているんです。で、4月16日。無事に解放されたよっていう。「明日にも帰国」っていうこれ、読売新聞の夕刊なんですけども。まあ、おめでたい話題なのかな?って思ったら、それよりも一面で大きくスペースを割いているのが「閣僚から苦言続々」っていう。閣僚の今回の事件に関しての苦言をまとめているんですね。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)福田康夫官房長官。これ、お父さんは福田赳夫さんでまた(ダッカ日航機ハイジャック事件で)人質を解放して。「一人の生命は地球より重い」って言ったという。ただ、この福田康夫さんはこの時には「父親の時代とはちょっと事情が違うんだ」っていうコメントも残しているし、「行く方は身の安全に万全を図る。それが『できれば渡航しない』ということがあって然るべきだ」と釘を刺したという。で、中川経済産業大臣は「どうぞご自由に行ってください。しかし、万が一の時には自分で責任を負ってくださいということだ。大騒ぎされたことを本人はどう受け止めているのか? むしろ彼らに教訓を聞きたい」という。やっぱり閣僚が……政府のトップが苦言を続々呈しているということなんです。

(塩澤未佳子)そうですね。

(プチ鹿島)今度は朝日新聞。2004年の4月20日。「自己責任とは?」という特集がありまして。やっぱり小池さんとか福田さんとかの声もピックアップしているですよね。毎日新聞は4月17日。「身勝手か? 不屈の志か? 被害者の評価をめぐり攻防」ってあって。一連の政治家の言葉を載せて。これも強い言葉だなと思ったのが、これは山東昭子元科学技術庁長官ですね。「自己責任をはっきりち打ち出してもらいたい。なぜチャーター機を出したのか? 1人は『イラクに残りたい』と言っている。こういう認識には問題がある」と。で、公明党の冬柴幹事長は「危険地域への渡航禁止を考えないといけない。救出に大変なお金がかかったが、誰も把握していない。額を国民の前に明らかにすべきだ」っていう。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)一方で「いや、そうは言っても彼、彼女たちはがんばったじゃないか」っていう声も載っていて、これは当時の民主党の岡田克也幹事長。「厳しい状況におかれながら、志を曲げないことにむしろ敬意を表したい。その志に対する批判なら全くの筋違いだ」。あとはこれ、社民党の阿部知子さん。「金銭的負担を被害者に求めるのはいちばん弱い立場の人に自己責任を押し付けるものだ。政府の言うことを聞かない人は法律で規制するというのは個人の尊厳や自由を定めた憲法の精神と反する」っていう。まあ、こういろいろと与野党であったわけです。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)ただ、いちばんインパクトがあったのは、小泉さんですよね。毎日新聞の夕刊に行ってみましょう。「3人、18日にも帰国」というので。人質になった3人のうち、高遠(菜穂子)さんっていう女性の方、いましたよね。ボランティアで行っていたんです。その方が一面で解放された後にインタビューで答えて「イラク人を嫌いになれない。活動を続ける」っていう。「落ち着いたらボランティア活動をまだ続けたいです」っておっしゃっているんですね。で、それを受けて小泉首相が「いかに善意でこれだけの目に遭って、これだけ多くの政府の人が救出に努力してくれたのに、なおそういうことを言うのか? 自覚を持っていただきたい」っていう。首相が言うのはインパクトがデカいですよね。

(塩澤未佳子)そうですね。

(プチ鹿島)「自覚を持ってくれ」っていう。なるほど、いまにも続いている面白い記事だなと思ったのがさらにありまして。4月16日の朝日新聞夕刊。「自己責任を問う声、次々」というのがありまして。安倍幹事長。安倍さん、14年前は幹事長だったわけですよ。

(塩澤未佳子)ええ、

(プチ鹿島)安倍幹事長は自民党の役員連絡会というのがあって。その後にこういう意見があったというのを紹介しています。「山の遭難では救助費用は遭難者家族に請求することもあるという意見もあった」と指摘したという。だから結局、「今回は助かってめでたいけど、救助費用はどうなの?」っていう。今回、安田さんの帰国にあたっての自己責任論っていうのも、結局この2004年に政治家が言っていた論がまだ残っている。もしくはこの時のインパクトが大きいから「いや、お金はどうするの? あなた、自由で行ったけど、どうなの?」とか。で、政治家によっては「まず謝るべきだ」っていう声もあるし。だから2004年から2018年のこの自己責任論っていうのはやっぱりつながっているということですよね。

(塩澤未佳子)ええ。

2004年から2018年はつながっている

(プチ鹿島)もっと言えば、政治家が言っていたこと、政府側の目線になって安田さんを叱っている人っていうのも見受けられるというのがやっぱりつながっているんだなって思いました。ところが……この安倍幹事長の発言が載ったすぐ下にですよ、こんな記事があるんですよ。「ワシントン発」っていうので。米国務長官は「誇りにして」と言っているという。これ、当時のパウエル国務長官は一部メディアとのインタビューで、イラクで人質になった市民の自己責任を問う声があることについて、こんなことを言っていた。「誰も危険を冒さなければ私たちは前進しない」と強調。「よりよい目的のため、自ら危険を冒した日本人たちがいたことを私は嬉しく思う」という。「日本では人質になった人は自分の行動に責任を持つべきだと言う人がいるが?」と聞かれたパウエル長官はこれに反論し、「彼らや危険を承知でイラクに派遣された兵士がいることを日本の人々は誇りに思うべきだ」と言っていたという。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)まあ、そもそもイラクで戦争を起こしたのは誰なんだ?っていうツッコミはどうしても……「アメリカじゃねえの?」って思ってしまうんですけど、意外なことにというか、パウエル国務長官は「いや、そういう活動をしていた人がいたということをもっと誇りに思った方がいいよ」っていう風に言っているんですね。面白いですね。で、これいま、自己責任論に対しての「安田さん、がんばったじゃん!」って言っている……だから、どっちの側の意見も2004年に載っているんですよね。

(塩澤未佳子)うん。

(プチ鹿島)で、じゃあこれはいままでは政治家のお話をお伝えしてきました。これ、新聞の社説もすごいんですよ。読売と朝日が論調が全く違っていて。読売新聞の社説。2004年4月13日。「自己責任の自覚を欠いた無謀かつ無責任な行動が政府や関係機関などに大きな無用の負担をかけている。深刻に反省すべき問題である」という。つまり政府の邪魔をするなって言っているんですよね。で、読売新聞一面の編集手帳というコラムがあるんですけど、そこは「悪いのは一にも二にも卑劣な犯罪者だが、世に与えた迷惑の数々を見つめればきっと3人もひとつ利口になるに違いない」っていう。つまり「3人は馬鹿だ」って言っているわけですよね。だから、結構キツいですよね。一面のコラムでこんなことを書いていたんだっていうのを読み直してみると……。

(塩澤未佳子)なんかね、力強さが伝わりますね。

(プチ鹿島)朝日新聞の社説を見ると、「人質の家族」っていうタイトルで。「これ以上苦しめるな。勝手に行って迷惑をかけて税金を使わせている。自分の子なら行かせない。自衛隊の撤退を求めるのはおかしい。3人の自宅のほか、家族の拠点になっている事務所にはこんな電話やFAXが次々と寄せられた」という。だから面白いですね。14年経ったらもうSNSなんですけど、この頃は電話やFAXでそういう非難が次々と来た。で、「危険を知りつつ自己責任で行ったと言われればその通りだろう。だが、だからといっていま、命をおびやかされている人やその家族を悪しざまに罵る時だろうか?」って社説で書いていますね。

(塩澤未佳子)うん。

(プチ鹿島)で、もっと言うと、これは4月16日。「フリー記者の行動には無謀との批判もある。しかし、イラクから社員である記者を退避させたテレビ局などが頼っているのがフリーの日本人記者だ。そんな状況を考えれば、彼らの行動を単純に非常識などと切って捨てることはできない」っていうのが朝日新聞の社説に書いてありました。で、面白いのは天声人語。さっきの読売新聞の編集手帳と同じような朝日新聞のコラムですが、「どこが戦闘地域なのか、私に聞かれてもわかるわけがない」。これ、小泉さんが国会で言ったじゃないですか。「自衛隊が行く危険地域? そんなの私にわかるわけがない」っていう。「首相がわからないんだったら、あの3人がわからないのも当然だろう?」っていう。これはなるほどなっていう切り返しですね。まあ、こういうことがいろいろと社説でも書かれていた。

(塩澤未佳子)はい。

(プチ鹿島)あとはね、家族の反応ですよね。この3人が「沈黙の帰国」っていう風に書いてあるんですよ。で、医師が「情緒不安定。カメラのフラッシュで足がすくんであるけなくなった」っていうんですよ。これ、この当時すでに指摘されていたかどうかわからないですけど、PTSDとかそういうことでしょう? いまから考えると。それも、家族に対する誹謗中傷が来たからショックを受けてこうなってしまったという。だから「沈黙の帰国」っていう風に書いてあるんですよね。で、「解放。でも、ピリピリ」っていう。日本に無事に帰ってきたんだけどピリピリしたり沈黙したりっていう、そういう状況になっている。「解放にも表情固く」っていう見出しもありますね。で、家族はやっぱり「みなさんのおかげ。会ったら馬鹿野郎と言ってやりたい」とか、「家族、反省させる。『イラクに残って活動したい』という発言は戒める」っていう。やっぱり家族が「どうもすいませんでした……」って謝っているんですよ。

(塩澤未佳子)ああーっ!

(プチ鹿島)だからその記憶というのも残っているから今回、「まず謝れよ!」っていう、まあ政府の代わりにおっしゃる人もいるのかなって。やっぱり2004年の記事を振り返ると、そんな風に思いました。ということで、やっぱり印象だけで話しちゃいけないなと思ってね。記事を見るとね、あの時の「うわーっ!」っていうムードが……しかも総理大臣から首相周辺から、「お金、どうするんだ?」みたいな。あそこから一気に時代の空気って変わったような気がするんですよね。まあでも、松茸がなぜ食えるのか? 生レバーがなぜ食えるのか? 代わりにやってくれた人たちのことを思うと、僕はまず無事で帰ってきただけでよかったのかなとは思うんですよね。ということで火曜『キックス』、スタートです。

<書き起こしおわり>

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