遠藤舞さんが『猫舌SHOWROOM』火曜日に出演。吉田豪さんと芸能界引退時の連投したツイートを振り返っていました。
?#猫舌SHOWROOM 「#豪の部屋」?
元アイドリング!!!、昨年芸能界を引退された#遠藤舞(まいぷる)さんをお迎えしてお届けしました?次回9/25(火)21時~もお楽しみに、
明日の「できるかな!?#乃木坂46」は斉藤優里・星野みなみが登場します??https://t.co/33xAYKTSFq#SHOWROOM pic.twitter.com/EWURrWJMjL— SHOWROOM (@SHOWROOM_jp) 2018年9月18日
(吉田豪)特に遠藤舞さんは引退の時のツイート連投が僕も……当然拡散して、あれにかなりやられて。「いい話、書いている」っていう。
(遠藤舞)フフフ、いい話かな?(笑)。
(吉田豪)いい話。
(遠藤舞)いい話だったのかな? もはやあんまり記憶にもないです。
(吉田豪)記憶にもないですか? 「アイドルとはなんなのか?」みたいな話を書いていましたよ。
(遠藤舞)アハハハハッ! そんなにでも熱い……やめてー! 熱い感じじゃないですから(笑)。
(吉田豪)フフフ、あの時は熱いなにかがあったんじゃないですか?
(遠藤舞)かな? まあ深夜のテンションだったのかもしれないですけども。あの時間帯、覚えてないですけども。
(吉田豪)朗読しましょうか?
(遠藤舞)やめてください!
(吉田豪)朗読しましょうか? 僕の大好きなパターン(笑)。相手がいやがるものを朗読するって僕の趣味で(笑)。
(遠藤舞)性格、性格!(笑)。
(吉田豪)インタビューでよくやるんですよ。「朗読します」って言って。
(遠藤舞)でもまだ残っているんですか?
芸能界引退ツイート朗読
(吉田豪)いや、そういうニュースとして残っているのがあるっていうやつでね。読みますよ。「私はいわゆるアイドルと言われることに昔からものすごく抵抗があった。私の中ではアイドルとは芸能人という職種の人間がやるべき『芸』がプロの域に達せず未熟で、その成長過程を楽しんでもらうものと考えているからだ。ゆえに10代や20代前半ではそれはありだとしても、20代も半ばを過ぎてそれは恥ずかしいことだとこの職に就いた時から思っていた。
時は流れてその結果、私はいまだに元アイドルの肩書きなしにはメディアに出られず、アイドル的な売り方をしなければCDも売れない。アイドルを卒業してから何年もたった今でも、最近知り合った人にアイドルという目で見られてしまう。その原因は私の『芸』の才能がアイドルの域を所詮超えられなかったからなんだと思う。結局私はそれほどの者だと思い、自分の才能のなさに嫌気がさして他の適する職業を目指すことになりました」っていう。
(遠藤舞)まあ、概ね変わらないですね。いま見ても。
(吉田豪)いや、でもこれは結構ね、来ますよ。この文章は。
(遠藤舞)本当ですか? そんな重いもんじゃないですよ(笑)。
(吉田豪)重いというか……半分ぐらい気持ちはわかるというか。アイドルっていうのは成長過程を楽しむ文化じゃないですか。
(遠藤舞)そうですね。もともと私もずっと入る前からそう思っていましたし。
(吉田豪)完成してはいけないものというか。そういう話、結構出たんですよ。前回もバニラビーンズのレナさんが言っていたのかな? 「アイドルは自我を持ってはいけない。それはもうアイドルではない」みたいな。難しいんですよ。
(遠藤舞)難しいんですよね。その未熟さが売りっていうものだと私は昔から……まあいまも思っているので。だから逆に成長していかなくてはいけないというプレッシャーも抱えていると思うし。でも、それが商売になる生き物ってなかなかいないじゃないですか。
ひたすら成長していく物語を見せる
(吉田豪)そうですね。ひたすら成長していく物語を見せなきゃいけないっていう。
(遠藤舞)そうそう。だからドラマチックであればあるほどいいという。その成長が。
(吉田豪)わかります。ただ、難しいじゃないですか。物事って上がり続けるの、そうそうないんですよ。
(遠藤舞)そうなんですよ。
(吉田豪)だから、グループとしてもそうじゃないですか。成長を見せなきゃいけないから、会場をどんどん大きくしていくとかの成長の見せ方もあるけど、絶対に頭打ちにはなるじゃないですか。
(遠藤舞)で、落ちたとしても絶対にその後、上がらなきゃいけないんですよ。それは大きなプレッシャーだなとは……。
(吉田豪)大変ですよ。だから始まった時ってもう上がる方向しかないからすごい楽しいと思うんですよ。でもどこかで「あれっ?」ってなる。
(遠藤舞)そう。カコーン!ってぶつかった時に、「じゃあここから、どうするんだ?」っていうところに誰もがブチ当たると思うんですよね。
(吉田豪)個人でも、それこそ歌唱力を向上していこうとかいろいろあるわけじゃないですか。
(遠藤舞)だからある程度まで来たら、それこそ年齢的なものなのか、続けてきた年数なのかわからないですけど。ある程度のところまで来たら他の人と勝負するための芸を、それこそ磨いていかなきゃいけないっていう。
(吉田豪)それは要はセカンドキャリアをそこから考えて……っていうことですよね?
(遠藤舞)でもだいたい、人生設計的に私は年齢で結構考えていました。もともと。全然アイドルになる予定もなかったんですけど、結果なって。18歳から始まって。で、25ぐらいでアイドルは卒業しようとずっと思っていて。
(吉田豪)まあ、そんな思い入れもなかったからこそ、それぐらい普通に考えられるっていう。
(遠藤舞)そうですね。で、30ぐらいまでには芸能界そのものをやめて、別に仕事に……っていう。だからもう私は2回転職をしているっていう形になりますね。計画通りに。
(吉田豪)へー。なるほど。アイドルもやめて、芸能界もやめて、現在予定通りにやっておりますっていう。
(遠藤舞)まあ、だいたいそういう感じの人生設計ではあったので。
(吉田豪)僕なんか、実はこの番組で何気に遠藤さんの話が出るんですよね。2度ほど出ていて。僕は「本当にもったいない。僕も悔しい思いをしている」みたいな話を……。
(遠藤舞)フフフ(笑)。なんだ、それ?
(吉田豪)売れなきゃいけないはずの人が売れなかったみたいな思いもあるんですよ。歌が上手い。美人で曲にも恵まれて。ソロで……僕も結構推したんですよ。「いい曲、来た!」とか。
(遠藤舞)ありがとうございます(笑)。
(吉田豪)なんかね、それでこういう形になっちゃうのが……そりゃあバニラビーンズも含めてですけど。ちゃんといい曲を歌っている人たちがなんか、ね。寂しいんですよ。正直。
(遠藤舞)そうですよね。なんか時代の終わりって言ったらちょっとあれですけど。移り変わりを感じますよね。
(吉田豪)フフフ(笑)。感じました?
(遠藤舞)感じますよ。バニビの解散を聞いた時は結構感じましたね。「ついにか!」って。
(吉田豪)なんかね、あのぐらいのグループ。もう10年超えたら続いていくもんだろって思っちゃいがちなんですけどね。
(遠藤舞)もうあそこまで行ったら50、60までやってほしかったっていうのは正直ありますよ。
(吉田豪)「もうさすがにカツラが似合わなくなってきたぞ」ぐらいの?(笑)。
(遠藤舞)髪質もちょっとね、あんまりアイロンとかかけないような感じにして。リアルにして。
(神原孝)アデランスみたいな(笑)。
(吉田豪)フフフ、レディースマープみたいな(笑)。
(遠藤舞)そうそう(笑)。それはそれでアリかもしれない(笑)。
(吉田豪)なんかね、難しいですよね。
(遠藤舞)難しいですよね。
<書き起こしおわり>