吉田豪と宇多丸 神宮球場でのプロ野球始球式を振り返る

吉田豪と宇多丸 神宮球場でのプロ野球始球式を振り返る アフター6ジャンクション

(宇多丸)でさ、子供たちの多い球場で現場の雰囲気ってどうだったんですか? 投げて。

(吉田豪)聞いたら、意外といろんな始球式の中では会場内での評判もいい方だったらしいという。

(宇多丸)へー。評判っていうのはこれは?

(吉田豪)声援とかを含めて。

(宇多丸)「吉田豪!」「豪ちゃん!」「豪ちゃん!」って?(笑)。

(吉田豪)2、3人、写真待ちの人はいましたけどね。

(宇多丸)まあ、こんな歴史的なことですからね。

(吉田豪)で、つば九郎に挨拶をしたりとか、そういうミッションもあったんですけど。つば九郎が単なるプロレスオタクで。僕のことは『紙のプロレス』時代から知っているような人で(笑)。やりやすかったですよ(笑)。

(宇多丸)へー! まあ、あちこちに吉田さんシンパはいらっしゃいますからね。

(吉田豪)だから髪を黒くしたところからいじってくれて。

(日比麻音子)仲間がつば九郎だったっていう(笑)。

(吉田豪)「僕、神宮に来たのはUインター以来ですよ」みたいな話にもちゃんと乗っかってくれる感じの(笑)。

(宇多丸)ああー、だから結果的にはちゃんと秋元さんのプロデュースが順調に来ているっていうことですよね?

(吉田豪)ただ、秋元さんに僕、本当に全然会ってなかったわけですよ。で、つい最近、実は3分ぐらい会話したんですよ。リリー・フランキーさんと僕、ずっと人生相談のイベントとか連載をやっていて、「郡山でサマースクールがあって、人生相談をやる。それが秋元さんの企画なんだ」って言われて僕、ちょっと逃げようとしたんですよ。逃げようとしたらリリーさんに怒られて。「秋元さんにも紹介しなきゃいけないから、来い」って言われて郡山のサマースクールに行って。その時に一瞬、秋元さんが横に来て、話しかけてきて。「始球式、ひどい目にあってますよ」っていう話をした時に秋元さんが言ってきたのが「そういえばあの話、聞いてる?」って言ってきたのがまた何も知らない話が進んでいて……。

(宇多丸)ああーっ! まだあんの!?

「そういえばあの話、聞いてる?」(秋元康)

(吉田豪)まだあって。そもそも『ラストアイドル』っていう僕がいまたまに審査員をやっている。あれ自体、たぶんいろんなところでブーブー言ってるやつらに責任ある立場につかせて。「俺らの気持ち、わかるだろ?」っていうような企画じゃないかと僕は邪推しているんですよ。「お前らも叩かれる側になってみろ」っていう。そういう邪推をしていたんですけど、秋元さんがサラッと言ったことを言える範囲で言うと「あれ、聞いてない?」って言っていたのが「今度さ、豪さんにさ、アイドルをプロデュースしてもらおうかと思っていて」っていう。

(宇多丸)フハハハハハッ!

(吉田豪)あの、絶対にそれも「俺の気持ちをわかれ!」っていうやつじゃないですか(笑)。

(宇多丸)でも吉田さんは実際にプロデュースっていうか、1からやっていることはないけど。いっぱい面倒を見てきているじゃないですか。

(吉田豪)ただ、「絶対にプロデュースはしない」って公言していて。これも「やらない」っていう風に逃げるんですけど。僕、プロレス雑誌時代に僕の上司とか周りにいた人間、もともとマスコミの人間がどんどん興行の中に入っていったんですよ。興行のプロデューサーとかになって、結果的にいま、8億円の借金を背負ったりとか、そういう人たちがゴロゴロいるんですよ。そういうのを見てきて、絶対に僕はそっちには行かないっていう。

(宇多丸)吉田さん、賢明にも先人の過ちに学んでいるというところがね。

(吉田豪)そうなんです。失敗した先人が山ほどいるんで。

(宇多丸)とはいえさ、これ、でも断ったとしても、やっぱり秋元さんの毒牙はですね、まだまだ狙っているわけですよね?

(吉田豪)たぶん知らないうちに何かが進むパターンはまだまだ来るはずなんですよ。

(宇多丸)だってこんなこと、あります? 「あれ、聞いてない?」っていう(笑)。

(吉田豪)「あの話……」っていう(笑)。

(日比麻音子)着々と進められているっていう。

(宇多丸)だから二の矢、三の矢が続く可能性はまだありますよね。

(吉田豪)そして、秋元さんのその番組とかで秋元さんとは関係なくスタッフが動く可能性もあるっていうことで。

(宇多丸)勝手にブッキングしてきちゃってね。「やりました!」っていうね(笑)。

(吉田豪)「どうですか、これ?」っていう(笑)。

(宇多丸)さあ、ということでその吉田豪さんの始球式の様子は今度の日曜日、0時55分からテレビ朝日『EXD44』でということで。

<書き起こしおわり>

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