吉田豪が語る 乃木坂46松村沙友理とアイドル恋愛禁止問題

吉田豪が語る 乃木坂46松村沙友理とアイドル恋愛禁止問題 モーニングCROSS

吉田豪さんがTOKYO MXテレビ『モーニングCROSS』に出演。オピニオンCROSSのコーナーで乃木坂46松村沙友理さんのスキャンダルとアイドルの恋愛禁止問題について語っていました。


(堀潤)じゃあ続いて、最後に豪さん。お願いします。

(吉田豪)アイドルの恋愛禁止問題。

(脊山麻理子)週刊誌で妻子ある男性との路上キス写真を報じられた乃木坂46の松村沙友理さんが昨日出席予定だったイベントを欠席しました。このイベントは報道後、初の公の場となる予定でした。

(堀潤)さあ、昨今のアイドルスキャンダルと言えば、峯岸みなみさん。去年週刊文春にお泊りをスクープ撮と報道され、頭髪を丸刈りにした姿が話題を呼んだということですね。

(吉田豪)これが大きかったですよ。これまで48グループ、AKB周辺はなにかスキャンダルが起きるとそれを上手く転がしてビジネスにしていくようなグループだったのが・・・

(堀潤)逆にあの、たしかHKTに移った・・・

(吉田豪)指原さんがそうですよね。そういう風にやってきたのが。もしくは解雇とかもありましたけど。それが丸刈りになったことで『やり過ぎ』みたいな空気になって。スキャンダルに触れなくなっちゃったんですね。AKBが。久しぶりに48グループで触れたのが今回だったんですよ。公式にはなかったことにする流れになっていて。

(堀潤)あ、そうなんですか。

AKB周辺のスキャンダル対応方法の変化

(吉田豪)そうなんですね。雑誌で報道されていても、一切ない。なぜ順位が落ちたのかは一切触れないまま。だから不自然な状態だったんですよ。で、それにモヤモヤしてて。本来AKBはそういうのを上手く転がしていけるところだったはずだって思っていたとこで、昨日興味深い騒動がありまして。ロンドンブーツの田村淳さんがプロデュースしているスルースキルズっていうグループがありまして。それはtwitter発のアイドルグループで。

(堀潤)結構あれですよね。こう、『罵ってください』っていうのをキャッチフレーズにして。

(吉田豪)そもそもtwitterで淳さんが騒動を起こして、『スルースキルないな』とか叩かれてた時に、それに便乗して生まれたグループなんで。

(堀潤)その炎上するのを軽くスルーできるような力が必要だよねっていう、まさにアンチテーゼですよね。

(吉田豪)で、罵ってもらうグループなんですが、実はみんなメンタル弱くて、罵られるとみんな弱ってっていう(笑)。

(堀潤)(笑)。そりゃそうですよ。

(吉田豪)感じの人たちで。実は元リーダーの人が特にメンタル弱くて。西村さやかさんっていう人だったんですけど。その人が、誕生日に彼氏との動画を間違ってネット上にUPして、ちょっとした騒動になって。昨日謝罪のツイキャスが行われ、みたいな流れがあったんですよね。それを見ていて、本当に上手い落とし方をしたなと思ったんですよ。本来こういう風になったら解雇とか、別れて『私アイドルに専念します』って。新しいパターンで、彼氏とも付き合いを続けて、アイドルも続けるっていう。

(堀潤)なるほど。を、宣言する。

(吉田豪)と、宣言して。で、1人そういうメンバーが出たけど、他のメンバーに聞きこみをした結果、『他には彼氏はいませんでした』っていう幻想の守り方はちゃんとするんですよ。で、『この子は彼氏のいるアイドルとして活動をしていきますが、他は大丈夫です』っていう形でやるっていう。なんか上手いじゃないですか。さすがの芸人っていうか。スキャンダルを起こした芸人を芸人がネタにすることで救う感じに近い気がして。

(堀潤)そうですね。

(吉田豪)本来だから、もうちょっとね。吉本がやっているNMBとかがこういう風にやらなきゃいけないんじゃないか?とか思いましたという(笑)。

(堀潤)逆に本当にそのね、相手方の男性がどこかにね、飛ばされてしまうとか。もう社長を含めて謝り倒して回っているとか。

(吉田豪)大変な噂は聞いてますよ(笑)。

(堀潤)余計なサイドストーリーの方が先行して。なかなか、火消しに失敗したというところはありますよね。だから、なきものにしてっていうのがもう通じないんですよ。いろんなものに関しても。もういろいろ、まあ新聞社の不祥事も、ね。つい最近ありましたけれども。言い訳をしたり隠したりすればするほど、もうみなさんからの支持は離れていくので。それはオープンにしていく中でどう対応するのか?っていう力が問われますよね。

(吉田豪)ちなみにファンとアイドルがつながって訴訟騒ぎになって。しかも実名公表したファンの、青山聖ハチャメチャハイスクールっていうグループがあったんですけど。

(堀潤)なんですか?

(吉田豪)青山聖ハチャメチャハイスクール。通称メチャハイというね。ハチャメチャが売りだったんですけど、やっとハチャメチャになったっていう。

(一同)(笑)

(吉田豪)まあ、そういう事件があったんですけど。その運営の人とイベントをやった時に言ってたのが、ファンとつながる、ファンとの交際っていうのはよくあるんですが、実はそれよりも関係者の方がヤバいっていう話をポロッと漏らしていて。それがなんかつながった気がしましたね。今回の件で(笑)。ああ、やっぱりグラビア担当とか危険じゃないかっていう。

(堀潤)あるんだなと。まあ、そこもだから、その子たちがどれぐらい自分の判断ができてのことなのか?っていうのもありますよね。ちょっと仲良くしておいた方が将来はいいのかな?とか。いろいろ揺れる部分はあると。純粋な恋愛か?と言われたら、そうなのか?と。まあ、聞いてみたくなりますよね。いや、面白いですね。(ツイートを読む)『恋愛禁止の女の子たちが恋の歌を歌ってるんだよね』。まあ、たしかにそうだよね。(ツイートを読む)『アイドルの恋愛禁止 ジャニーズはどうなの?』とか。ジャニーズも結構御法度ですかね。

(吉田豪)まあでもジャニーズは結婚しても続けられるグループじゃないですか。

(堀潤)あ、そうか。木村拓哉さんとか。

(米田智彦)1グループ1人でしたよね。基本は。

(堀潤)えっ?そうなんですか?

(米田智彦)1グループ1人までですよね。

(吉田豪)みたいですね。だから、結構いろいろややこしいことがあるみたいですね。

(マリ・クリスティーヌ)でも1人でないと、ファンが離れてしまうっていうとなれば、本当のファンじゃないんじゃないですかね?

(脊山麻理子)昔はもっとそういうアイドルってね、マリさんもされていたことが・・・

(マリ・クリスティーヌ)私も一応、歌手でデビューはしましたので。ずいぶん前でしたけど。その時も事務所に『ボーイフレンドがもしいても、いません!って言わなきゃダメです』とか、『デートしちゃダメです』とか。で、監視するんですね。マネージャーとかが。昔は。だから私たちのスケジュールはみんなわかっているから。ですから、なんかずいぶん昔に戻ったのかな?って感じが(笑)。

(吉田豪)まあ、変わらないんでしょうね。そこは。ボーイフレンドはいたんですか?その時に。

(マリ・クリスティーヌ)いましたよ。

(一同)(笑)

(マリ・クリスティーヌ)でもやっぱり言えませんでした。

(脊山麻理子)でもそれによって男性が好きになるかどうかを決めているっていうところもちょっとなんか・・・

(マリ・クリスティーヌ)ちょっとね、おかしいですよね。

(脊山麻理子)アイドルの方が・・・

(米田智彦)そりゃそうですよね。

(吉田豪)彼氏がいるんだから応援しないぞ!っていうね。

(マリ・クリスティーヌ)なんかそこをもうちょっとね・・・

(堀潤)さあ、そのあたりも、ひょっとしたらもう子どもたちのね、未来の話、人権の話にもつながってくる部分だと思います。さあ、オピニオンCROSSは以上とさせていただきます。

<書き起こしおわり>

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