プチ鹿島 船田元・東京五輪サマータイム導入提言を語る

プチ鹿島 船田元・東京五輪サマータイム導入提言を語る YBSキックス

プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で東京オリンピックを2年後に控える中、酷暑対策として検討されているサマータイム導入について賛同した船田元さんの提言について話していました。

(プチ鹿島)今年は夏が長いから。

(塩澤未佳子)ずっと暑い感じしますね。

(プチ鹿島)ずっと暑いでしょう?そんな中、先週サマータイムの記事をね、ご紹介しまして。「これ、どうなんだ?」みたいな話になるじゃないですか。

プチ鹿島 東京五輪・サマータイム導入を語る
プチ鹿島さんがYBS『キックス』の中で東京オリンピックを2年後に控える中、酷暑対策として森喜朗さんらが提案しているサマータイム導入について話していました。

(プチ鹿島)で、今日もやっぱり暑さ関係で、この記事を紹介しましょうか。産経新聞ですね。「五輪に打ち水 効果あり」っていうので。東京都が東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として競歩とかマラソンコースとなる皇居外苑、内堀通りで歩道に散水したという。まあ、打ち水ですね。実験を行った。最大で路面温度が5.3度下がった。ミストとか遮熱性アスファルトとか風通しを……「涼を求めて知恵と技術駆使」っていうので。まあ「五輪に打ち水 効果あり」って産経新聞は書いてるわけです。

(塩澤未佳子)ええ。

(プチ鹿島)一方ですよ、これ同じニュースのことを言ってるんですけど、毎日新聞になりますと全く表現が異なるんですよ。「五輪 暑さ対策手探り」っていうことで。同じその打ち水の記事なんですけども。「専門家からは『効果は限定的』という声が上がっている」って言うんですよ。というのも、「路面は最大で4度ほど下がった一方、気温は散水しない方が低い地点もあった」という。これ、どういうことかわからないですよね?

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。

(プチ鹿島)だから、「効果がよくわかんないんだ」っていうんですよね。で、最終的にミストだ、冷風機だ、遮熱性の塗装だっていうので、あくまでも観客の熱中症についてなんですが、どう防ぐか?っていうことに対して専門家が「酷暑の場合、『見に行かない』という選択も考慮すべき」っていう(笑)。

(塩澤未佳子)嘘(笑)。あ、そっちで?(笑)。

(プチ鹿島)フハハハハハッ! これ、すごくないですか? もう「見に行かない」っていう(笑)。どっちなんだ?っていう話で。だから毎日新聞は「五輪 暑さ対策手探り」っていう。「散水実験して『気温は下がった』というが、一部のところではむしろ効果がないし。そもそもそんなの打ち水どころか焼け石に水じゃないか?」みたいなことを言ってるわけです。これがまあ、新聞の面白さですよね。そんな中ですよ、これ自民党の船田元さん、いらっしゃるでしょう? 余計なことを言うと政界失楽園とかで昔、盛り上がった。

(塩澤未佳子)フフフ(笑)。

「マータイム制度の導入について」(船田元)

(プチ鹿島)あの方が昨日、ブログなのかな? 更新されて「サマータイム制度の導入について」っていうのでこんなことをおっしゃっているわけですよ。先週ご紹介した通り、サマータイムを導入すると、もし2時間早くなったら、システム的にコンピューターが……だって、来年も元号も変わる中、どうするんだ?っていうのと、あとはコンピューターもそうですけど人間ですよね。体内時計、そんなに調整できないよね。普通の時計は調整できたとして。だって、いままで7時に起きていた人が午前5時。この2時間のロス、ついていけないですよ。

(塩澤未佳子)これ、大変なことだと思いますよ。

(プチ鹿島)でしょう? で、これは産経新聞に載っていたんですけど、ロシアでは2011年にサマータイムをやめているんだって。その理由のひとつが、心筋梗塞が増えたんですって。やっぱり睡眠不足とか、時間を早くしたことによって体調がついてないですよね。そういう影響が出ちゃってやめたんだって。だから僕、本気で思うんですけど、やっぱり年配の方って「東京オリンピックを見るために2020年までは絶対長生きする。死ねない」ってがんばっている人、いるでしょう? まあ「がんばっている」って公言はしないけども(笑)。

(塩澤未佳子)でもね、言っていますよ。やっぱり周りで高齢の方も。

(プチ鹿島)ところがそれ、オリンピックのためにサマータイムを導入したら体調を崩して。オリンピックが終わったら、バタバタ行く可能性、ありますよ。これ、大御所のMCの人だってさ、なんかほら、小倉さんとか「2020年まではやる」みたいな……たぶん各局、そういう大御所MCで「2020年まではやる!」っていう人、多いと思うんですよ。大御所パーティーとか。……バタバタ行きますよ、これ。

(塩澤未佳子)やだっ、ちょっと!

(プチ鹿島)で、そんなことをお話ししたんですが、その船田元さんはサマータイムについて、「コンピューターなどの時間設定の変更は律儀で真面目な国民ならば十分に乗り切れるはずだ」って書いてあるんです。で、しかもご丁寧に体調のことまでを触れて。「一方、睡眠不足などによる健康障害問題はむしろ個人の心構えにより、多くは解消されるはずだ」っていう。こうやって戦争に負けていったんですね。こうやって戦争が止まらなくなったんですよ。たぶん。最近、夏は「あの戦争を思い出そう。検証しよう」っていうので、もう新聞の一面とか多いですよね。ただ、これは70年前、80年前のことだと思ったら大間違いで、いまでも同じようなことを言ってる人、いるじゃないですか。いるよ。これ「オリンピック」っていうだけで、やってみればみんなこっちで「いっせーの!」でやるよっていう……同じことじゃないですか。「怖い!」と思って。

(塩澤未佳子)ねえ。変わらないんだ……。

(プチ鹿島)怖いよ。だから今日、オープニングはこれをお話したので、実は最近新聞を読んでると、怖い話がどんどん……まるでこのお盆休み、ちょっとみなさんに冷えてもらうために、せめて酷暑ですからゾッとしてもらうために、冷えてもらうためにね、怖い話を特集してんのかな?っていうぐらい取れ高があるんですよ。

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<書き起こしおわり>

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