安住紳一郎 飛行機乗り継ぎ失敗で降ろされたミュンヘンの辛い夜を語る

安住紳一郎 飛行機乗り継ぎ失敗で降ろされたミュンヘンの辛い夜を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で3泊5日の強行スケジュールで行ったスペイン取材についてトーク。その帰りに飛行機の乗り継ぎを失敗し、深夜のドイツ・ミュンヘンで降ろされた際の模様を話していました。

(安住紳一郎)さて、先週私はスペインに行ってました。戻ってきたのが昨日なんですけども。

(中澤有美子)そうでしたか!

(安住紳一郎)「グラシアス」っていうことになりますね。

(中澤有美子)グラシアスでしたか。わあ!

(安住紳一郎)ここ5、6年、日本人の旅行先としても人気が出ているスペインですが。夏休み、旅行という方も多いでしょうが、私の場合は撮影で行ってきたので3泊5日という強行軍ですけれども。とてもヨーロッパに行く旅程じゃありませんよね。私……自分で言うのもなんですけれども、少し仕事が立て込んでいる傾向が長く続いていまして。だいたいヨーロッパで撮影だと言われて、やっぱりこういう仕事してますと嬉しいですよね。役得だなっていう気持ちもあるわけですけれども。なかなかに旅程がハードで。オランダに行ったときも「1泊4日」っていうスケジュールを見て、「こんなことが可能なんですか?」って思いましたけども。

安住紳一郎 一泊四日のオランダ弾丸出張を語る
安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で一泊四日の超ハードな旅程でオランダ出張した際の模様について話していました。 (安住紳一郎)先週、私オランダに行ってまいりまして。 (中澤有美子)あの、オランダに? (安住紳一郎)そうです。ヨーロ...

(中澤有美子)フフフ、はじめて聞きました。あの時。

(安住紳一郎)スペインに行っても3泊5日っていうスケジュールで。何度も旅行会社から出される旅程を繰り返し見るんですけども、「何かおかしいな?」という気はしますよね。「ええっ? 私はどことどこで寝ればいいんですか?」みたいな。まあ、とはいえなかなか行く機会のない国なので嬉しいなっていう気持ちで撮影に行ってきました。スペインにはみなさん、行かれたことありますか? 最近、本当に人気になっているようですね。ヨーロッパですと旅行先はフランス、ドイツ、それからイタリアが人気ありますが。その次にスイスとスペインがくるようですけれどね。

8月は特に海外旅行に行く日本人が最も多い月ということですけれど。旅行先別の人数ですと中国、韓国、台湾、香港、ハワイ、グアム、アメリカ本土、タイ、ベトナムなどがきますけども。スペインだとだいたい22位とか23位くらいのようですね。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)旅行先としてお考えになったことありますか? ちょっと遠いんですよね。さらにちょっと代金もかかるということで、そういう理由でスペインに行ってないという方が……行きたいんだけど、なかなかチャンスがっていう旅行好きの方が多いかもしれませんね。

(中澤有美子)やっぱり長期の休みがないとな……って思っちゃうんですけど。安住さんの話を聞くと、かならずしもそうじゃないのかなって思いますね。

(安住紳一郎)私の場合はちょっと変わった例なんで。しかもこういう旅程を組んでいますと、入国審査の時に必ず怪しまれますのでね。こんな短い時間で旅行はおかしいだろう?っていうことで「運び屋」としての疑いが必ずかかりますね。ですね。うん。「スリーデイズ!?」って言われますからね。

(中澤有美子)アハハハハハッ! 「日本から来て?」って(笑)。

(安住紳一郎)「はい。スリーデイズです」みたいな。「おかしいだろ?」みたいなことを言われますけどもね。「スリーデイズ」っていう。飛行機も実はあんまり飛んでいなくて。首都マドリードへの直行便は成田空港から週に3便ですね。直行便でも14時間かかりますので、かなりヨーロッパのまあもっとも西にある国ですよね。ポルトガルがありますけれどね。なので、なかなか直行便などに乗るというのは難しいのでイギリス、オランダ、フランスなどから乗り換えてスペインに行かれるという方が多いようですが、そうしますとやはり片道17時間から18時間ぐらいかかりますね。3泊5日というその旅程が納得いきますよね。18時間かけて行って、18時間かけて戻ってきますからね。そこでもう2日必要ですもんね。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)むしろ滞在時間の方が短くなるということですね。まあでもやっぱり国際線の乗り継ぎになりますと、それぐらい時間かかりますから。当然ね、出発の3時間くらい前に行かなきゃいけないですもんね。で、手続きして……みたいなそういうことをやりますと、純粋に飛行機乗ってる時間だけで16時間ありますから。準備時間、乗り継ぎを入れますと、片道でそうですよ。19時間、20時間ぐらいかかりますよ。

(中澤有美子)そうかそうか。

(安住紳一郎)21世紀の中でも、こういう長旅という。スペイン、バルセロナだと船で行かれる方の方が多いかもしれませんね。そっちの方が便利かもしれません。逆にね、ゆったりしていて。時間は当然かかりますけどね。さらに国際線を乗り継ぎになりますからね。国際線の乗り継ぎはみなさん、どうですか? 不安の塊ですよね。

(中澤有美子)本当、そうですよね。

(安住紳一郎)私、今回行きはイギリスのヒースロー空港で乗り換えで、帰りはドイツのミュンヘン空港で乗り換えだったんですけど。10時間を超える日本からの飛行機とヨーロッパ内とはいえ国際線ですから4、5時間クラスの国際線の乗り継ぎになりますから。ちょっとね、遅れとかも気になりますよね。むしろもう、そのことが心配で落ち着いて飛行機に乗ってられないですね。

(中澤有美子)アハハハハハッ! ねえ。

(安住紳一郎)あとは見たこともないような巨大な空港で、ものすごい歩く時ありますもんね。迷ってんじゃないか? みたいな不安もあるし。日本語は通じないし。英語で話しかけても、なまりのある英語で言われた時の動揺……もう、どうしようもないですもんね。シャルル・ド・ゴール空港なんて「もう高尾山なら頂上に着いてるぞ!」っていうくらい歩く時、ありますよね。これはもう……「ええっ?」みたいな。オランダの空港も広いですもんね。「もうベルギーに着いちゃってるんじゃねえか?」みたいな。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)「どんだけ歩きました? かれこれ45分ぐらい歩いてますけど……」みたいな。

(中澤有美子)ええーっ! 空港内を?

(安住紳一郎)空港内、もうびっくり。で、もともと3泊5日っていうヨーロッパに行くにはどだい無理な日程をお願いしていたので、出発前から私は若干心配はしていたんですよ。なのですが案の定! 久石譲!

(中澤有美子)宍戸?

(安住紳一郎)宍戸錠! もう……案の定、帰り乗り継ぎ失敗しました。

(中澤有美子)おおう……。

案の定、乗り継ぎ失敗

(安住紳一郎)ミュンヘン空港で。やってしまったということですね。みなさん、失敗したことあります? スペインから日本に帰ってくる時、ドイツのミュンヘン空港で乗り継ぎがあったんですけど。スペインのビルバオ空港っていうところからドイツのミュンヘン行きの飛行機、ルフトハンザ航空に乗ったんですけども。その飛行機がなにかのトラブルで出発が3時間遅れまして。コックピットから機長が出てきてドイツ語ですごい説明してくれるんですけど、全くわからない!

(中澤有美子)フフフ(笑)。困る……。

(安住紳一郎)困りますよね。原田さんっていう私と歳の一緒の男性スタッフと2人、私一緒だったんですけど。全くわからないですねって。2人とも全くわからない。一言も聞き取れなかったです。「なんだ、これ?」みたいなことですね。で、3時間くらい遅れて出発したものの、ミュンヘン空港に着いても駐機場には着いたものの、何か多分トラブルが……空港のトラブルか何かで降りられないんですよね。はしごのボーディングブリッジがつかないんですね。

(中澤有美子)じゃあ、出発前に飛行機に閉じ込められた中で何時間か待って、さらにミュンヘンで飛行機から降りらずに待ったという?

(安住紳一郎)そうです。なので多分、一言も聞き取れてないですし確認もしてないんですけれど、ミュンヘン空港に何かトラブルがあって、スペインの空港からミュンヘン空港に行きたいんだけど多分離陸の許可が取れてないとかでまず出発できず。さらに着陸したものの、ゲートが開いていないみたいなことで。端の端みたいな、駐機場の端の方に着いて。そこから最終的にはバスで降ろされましたけども。それでミュンヘンが夜の12時半過ぎですもんね。で、もう他のお客さんもちょっとパニックになっていて。

(中澤有美子)うん。

(安住紳一郎)私の後ろにいたスペイン人の中学生の女の子2人がもう泣いちゃって。「明日中にメキシコに行かないとサマースクールで友達に会えないんだ」みたいなことを、まあ私の想像では言ってたね。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)「そうかそうか」って思って。まあ、そうとしか聞こえなかったんだけど。まあ、かわいそうだなと思ったよね。うん。「メヒコ」って言っていた気がするから、そうか……スペイン人だからもしかするとね、そういう南米からルーツがきっとあってね。「あれ? でもスペインはアルゼンチンじゃなかったかな? メキシコ……うーん」みたいな。でもネットでちょっと調べようかなととも思ったんだけど。みなさん、予定外の目的地に着きますとこれ、スマートフォンとか便利だと思って調子こいてますでしょう? Wi-Fiがもらえないと、どうにもなりませんからね。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)びくともできないですし。後は最近はね、インターネット電話とか使ってらっしゃる方が多いですけれども。そうしますともうWi-Fiがないと身動きが取れませんよね。どうですか?

(中澤有美子)ああ、そうか。電話もできない。

(安住紳一郎)電話もできない。「不幸中のWi-Fi」なんて言葉がありますけども。本当に……しかも、ドイツの予定してなかった空港に入っちゃって、その空港のフリーWi-Fiなんか出たとしても、なんかねえ。「Guten Tag(グーテンターク)!」みたいなのが出てきちゃって。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)「Wi-Fi Guten Tag」みたいな。「はあ?」みたいな。「へっ!」みたいな。ありますでしょう? フリーWi-Fiとか、だいたいそんな簡単に使わせてくれないじゃないですか。「登録しろ!」みたいになってくるじゃないですか。それで、読めないし。「はあ?」みたいな。「えっ、メールアドレスとキーワードを入れろ的なこと?」みたいな。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)ちょっと、ねえ。心が弱っている時はそんなの上手にできないですよね。だって日本語で出てきても「フリーWi-Fiへようこそ。これで快適なWi-Fi生活、どうぞメールアドレスをご登録ください」みたいな。ちょっと、そんなこと書いてあってもめんどくさいなっていうか。で、メールアドレスを入れてもね、「パスワードと入力内容が間違っています。どっちが間違っているんだよ? 私、こんなフリーWi-Fiにパスワードなんか登録したことないわよ! なにが間違ってんの?」みたいな。「Wi-Fiがつながらなかった方はヘルプボタンを押してください」みたいな。ヘルプボタンを押したところで一向に助けてくれないですもんね! 「うーん……」って思って。大変。途方に暮れましたね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)国際線の乗り換えは怖い! すっごく怖かった。で、夜の1時ぐらいにドイツのミュンヘン空港。また私、ドイツに対して少し怖いイメージがあるから。なんかちょっといかついですしね。

(中澤有美子)そうですね。なんか(ドイツ語は)命令っぽく聞こえますよね。

深夜の空港カウンター

(安住紳一郎)なんかこう、ルフトハンザ航空のカウンターデスクに行くんですけども。それも夜の1時半なので人はいないですし、ちょっと向こうの航空会社の人もイライラはしてないんだけれども、ちょっと対応に疲れてるして。400人ぐらい多分乗り継ぎ失敗したのかな? だから空港のトラブルだと思うんですけども。で、日本人はいないし。後はちょっとね、感情過多な国の人たちなんかはもうギャーギャー言ってるし。「はあ、困った。どうしよう……」みたいな。で、何とか自分の順番が回ってきたら、これも私の想像ですけど「ワルソー条約、モントリオール条約に基づき、今日の宿泊先とタクシークーポンを支給します」みたいなことをどうやら言ってるんだよね。

でもさあ、こっちWi-Fiつながってないしさ。ドイツの旅行もガイド持ってないからさ。もう知ってるのは「ダンケシェーン(ありがとう)」だけでしょう?(笑)。「No」ってなんて言うの? 「ノー」でいいのかな?(※ドイツ語で「No」は「Nein」)。 まあ、英語でもいいんだけど。だからもう……「ウィ、ウィ、ダンケシェーン」みたいなことになっちゃうよね(笑)。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)いや、本当に予備情報がない国っていうのは怖いね。……あ、ちょっと情報弱者だとみなさん、思ってます? 私のことを。

(中澤有美子)アハハハハハッ! いやいや、なるよね。なりますよね。それ、割と普通です。かな?

(安住紳一郎)えっ、みなさんもっと上手に旅行されてる? あ、もうひとつ大事なこと言っておかなくちゃいけないのは私、日本に戻る時間が決められてるので。その時間に遅れるともう大トラブルなわけで。ものすごくたくさんの人に迷惑をかけてしまうので。しかも連絡があまり上手に取れてないので。とにかくまず「日本に遅れる」っていう連絡をしなきゃいけないですね。でも仕事がそれでひとつ飛んでしまいましたので。それで代わりの人を用意してもらわなきゃいけないし、関係各所に謝罪しなきゃいけないし。後は、生放送の番組の場合はさらにもっと大変なことになりますよね。なので昨日、結局土曜日の昼過ぎに戻ってきたんですよ。で、土曜日の生放送にはギリギリ間に合ったんですけども。「1週間の出来事をみなさんにご覧いただきます」って自分ではね、そんな風に飄々と司会者ぶってコメントしてましたけど……1週間の出来事、自分が何ひとつ把握していない。

(中澤有美子)アハハハハハッ!

(安住紳一郎)俺がいちばん「おお、おお、ほうほう。ああ、そういうことがあったのか。へー!」みたいな。「ほうほう、ああ、そうなんだ。はー、ボクシングの会長が? そんなことがあったんだ」みたいな。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)話、長くなっていますけども。

(中澤有美子)じゃあ1個、仕事が飛んじゃっているんですね。それでね。

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