松尾潔さんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』に2012年4月22日に出演した際のトーク書き起こし。松尾さんのトレーニング方法が古いとEXILEメンバーからダメ出しされた話をしていました。
(菊地成孔)僕ね、松尾さんの話で、松尾さんって金言がすごいたくさんあって。残念ながら、さっき言ったように、なんか学校の階段の隅とかね、そういうオフのところでしか聞けないっていうことを除けば、もう本当に金言がいちばん豊富な知人の1人なんですけど。その内の中でもね、特に好きな話があって。
(松尾潔)ほうほう。なんだろう?
(菊地成孔)体を作ってらっしゃいますよね?
(松尾潔)はいはい。
(菊地成孔)それで、マシントレーニングしてたら、『お前のその体の作り方は古いんだ』ってEXILEのメンバーに言われたっていう(笑)。
(松尾潔)(爆笑)
(菊地成孔)ああいう話、しましょうよ。
(松尾潔)いやいやいや(笑)。
(菊地成孔)もう番組もそろそろ終わりですけどね。俺、その話聞いて、『もう本当おもしれーな、この人!』って思って。
(松尾潔)その話、しましたっけ?
(菊地成孔)『これからは泳いで鍛えた体が流行るんです』って。あの北島より前ですよ。あの話。
(松尾潔)そんな話、しましたっけ?(笑)。
(菊地成孔)した。松尾さん、してんのよ。オフで。この人には油断していいなっていう人には、宝の山をね、バンバン分け与えてくださるんですけど。
アメリカ黒人の嗜み バスケットと筋トレ
(松尾潔)いや、僕20代の頃に、それこそいろんなR&Bとかヒップホップのアーティストのスタジオとか自宅とか、いろいろ行くでしょ?したら、だいたいあの、フェイマスな人たちっていうのは自分のところにジムがあって。
(菊地成孔)はいはい。そうですね。
(松尾潔)まあ、これ、僕は自慢にもならない自慢なんだけど。MCハマーの自宅のベンチプレスを上げた日本人は僕だけだと思う。
(菊地成孔)(笑)
(松尾潔)あと、ボーイズIIメンと一緒にバスケの試合をやったのも僕だけだと思うんですけど。で、一応なんか、まあアメリカ黒人の嗜みとして、バスケットと筋トレっていうのをずっとやってきてたんですけど。だんだん僕もJ-POPの仕事が増えてきたら、なんかこう、すっごい自分が燃費の悪い男みたいな気がしてきて。
(菊地成孔)はいはいはい。
(松尾潔)で、あれ?と思って。こう、EXILEの仕事とかをやるようになったら、なんか俺より体がちっちゃいやつがモテてるみたいな。そんなのがあって(笑)。
(菊地成孔)(笑)
(松尾潔)あっ、しなやかなんだ、この人たち!って思って。それでまあ、トレーニングをいま、ちょっと変えたりもしてるんですけどね。
(菊地成孔)はいはい。いや、でもさっきね、松尾さんの体はもう古いよ。これからは水泳だって言われたんですよ!っていう時には、こんな面白い話がこの世にあるのか!?って思いましたけどね(笑)。
(松尾潔)まあ、けどいま水泳が新しいかどうかもわかりませんよ。もはや。また。
(菊地成孔)そうですか?カービーダンスとかになるのかな?
(松尾潔)いま、たぶん加圧じゃないですか?
(菊地成孔)加圧でしょうね。加圧、やってます?
(松尾潔)加圧はこの半年ぐらいやってますけどね。
(菊地成孔)やっぱね。やってますね。
(松尾潔)けどね、いろんなサプリを飲みすぎる人みたいな感じで。加圧やったり、ボクシングジム行ったり、ウェイトも相変わらずやっているから、もう自分がなんの影響でこういう体型になっているのか、よくわかんないんですよね。
(菊地成孔)(爆笑)。いまの体がね。
(松尾潔)そうなんですよ。
(菊地成孔)だから、どういった元ネタの集積か、わかんなくなってるんですね。
(松尾潔)そうなんですよ。
(菊地成孔)いいですねー。なんか、それがいろんなことを象徴しているような感じもありますよ(笑)。
(松尾潔)そうですか(笑)。もうね、ヒザが良くなったけど、なにが理由かわかんない八千草薫みたいなもんですよ。
(菊地成孔)(爆笑)
(松尾潔)まあ、三國連太郎って言ってもいいですけど(笑)。
(菊地成孔)いいですけどね。ヒザに関して言えばね。はい。もう、あと残り15分というところで、いきなりアクセルがかかった感じですけどね。
<書き起こしおわり>
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