安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中でひどい暑さが続く日本の夏についてトーク。暑くなると増える番組へのクレームの数と逆に活動しなくなるセミや蚊について話していました。
(安住紳一郎)30度超えは7月7日(金)から始まったと思うんですが。ちょうど私、体調を崩した日なのではっきり覚えているのですが。7月7日(金)から30度をずーっと超えているはずですね。そうでした、たしか。ねえ。なのでもう2週間たっていますし、3週間確定ということですね。そして8月に突入するということで。うん。
(中澤有美子)ねえ。
(安住紳一郎)一向によい情報が出てきませんね。「体調、お気をつけください」って何度言われましてもね、どうしたものかということですね。
(中澤有美子)どうにも、うん。
(安住紳一郎)そして今日は最高気温40度を超える予想が出ているところが関東で4ヶ所です。埼玉県の熊谷で40.3度の予報。群馬県桐生市で40.1度。館林で40.8度。そして4ヶ所目は栃木県の佐野で40度ちょうどということです。ほか38度、39度なども多数ありますが、省略させていただきます。……祝電披露みたいになりましたが。
(中澤有美子)はー……。あまりに多い。
(安住紳一郎)そうですね。またね、「あなた方は涼しいスタジオでお話されているんでしょ?」っていうそういう声も届いてくるんですよね。なんかね、かならず。そうなんですよ。まあ、放送局にクレームはかならず来るので、私はむしろそのクレームの傾向を集計して、どういう心の動きになるのかを20年ぐらい調査し続けているんですけども。春先と暑くなってくるとかならずクレームの数が増えるんですね。そうなんですよ。
(中澤有美子)ああー。
(安住紳一郎)そうなんです。結構すごいのもありますよ。殺害予告とか普通に来るんですよ。最近、殺害予告とかはあれですよね。警察に届けると結構な問題になりますけど、私は20年間ずーっと殺害予告をいただいておりますからね。
(中澤有美子)ええーっ!?
(安住紳一郎)ええ。
(中澤有美子)そうなんですか?
(安住紳一郎)すごいですよ。もう、ねえ。まあ、みなさんが私の仕事をどういう風に考えているかはわかりませんけども、結構嫌な思いもしているんですよ。かならず来るんですよ。夏になると増えるんですから。びっくりですよ。ねえ。
(中澤有美子)……
(安住紳一郎)……ちょっとかける言葉がないですよね?
(中澤有美子)そうですね、ごめんなさい。
(安住紳一郎)ごめんなさいね。最近ちょっとね、本当のことを言えばいいと思っているので、ずーっと言っちゃってるんですけど。あまりのこのシュールな事実に声がなくなるっていうことが多いんですけどもね。
(中澤有美子)はー!
(安住紳一郎)まあいつかね、本にでもして出版したいなと思っているんですけども。私に寄せられるクレームの数々。古舘さんがよくね「クレーム、こんなのが来るんですよ」なんて言っていましたけども。結構いろいろとありますよ。
(中澤有美子)ふーん!
(安住紳一郎)さて、もう少し朗らかな話をしないと。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
35度を超えると蚊が活動しなくなる
(安住紳一郎)先週、「セミが鳴いていませんね」なんて話をしましたけども。そしたらやっぱり35度を超えるとセミと蚊の活動が少し鈍くなるという情報が出ていましたね。なんか今朝はずいぶんと鳴いていたような気がしますけども。なんか、やっぱり昆虫も気温によって左右されるのはそうだろうなと思うんですが。35度を超えると蚊が活動をしなくなるっていう。「へー!」って思いましたけども。たしかにあんまり暑い時に蚊に刺されていないなって思っていたんですが。
(中澤有美子)そうですよね。たしかにね。たしかにたしかに、ちょっとそこだけうれしい。
(安住紳一郎)あれだけ小さな体ですから、35度超えのところを直射日光下などに出てきますとやっぱり体内の水分が一気に失われて蚊は蚊で絶命するみたいですね。
(中澤有美子)ああ、水分が失われて?
(安住紳一郎)いや、詳しくは聞いてないんですけど、たぶんそうでしょうね。考えたらね。人間だって体内の水分が飛んじゃって、熱中症だって言うんですから。あんな小さな体ですからね。35度の方にピューッと出て「あっ、暑い!」ってなって茂みの方に戻っていく。その道中だけでもうたぶんアウトでしょうね。きっとね。で、ちょっと疲れたなって思って足を止めて、アスファルトなんかに足を止めた瞬間に終わりでしょうね。
(中澤有美子)ジュッ!って(笑)。
(安住紳一郎)ジュッ!っていっちゃうでしょね。「あっ! タンパク質、溶けた!」ってなるのかな? わからないですけどもね。それはそれは、お気の毒っていう感じですよね。なので茂みの中から一切動かなくなるらしいですけども。
(中澤有美子)はー!
(安住紳一郎)なんとなくね、地球上に住む生命体同士、なんとなく暑さをぼやき合いたいなという気持ちになりますね。
(中澤有美子)そうですね。「俺なんて、こんなだよ」っていう。フフフ(笑)。
(安住紳一郎)「ミミズだってオケラだってアメンボだって、みんなみんな暑いんだ♪」って。
(中澤有美子)フフフ、本当だ(笑)。大変さを語り合いたいですね。
(安住紳一郎)ねえ。
<書き起こしおわり>