宇多丸さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で甚大な被害が出ている西日本大雨災害へ義援金10万円を送ることを宣言していました。
(宇多丸)はい。ということで熊崎くん、西日本の豪雨被害がちょっとちょっと誰もの予想を超えて申告になってしまいまして。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。そんな中、この番組というか私ども関連でできることを1個、思いつきましたんで、行ってみたいと思います。アフター……!
(熊崎風斗)シックス!
(宇多丸・熊崎)ジャンクション!
(宇多丸)はい。ということでね、僕はちょうど土曜日に福岡にライブに。フェスが決まっていて行く予定があって。で、金曜日の夜に大雨が来るみたいだから注意ということで。結構金曜の段階ですごい九州の方は雨が降っていて開催が結構危ぶまれていたんだけど。僕の方はちょうど福岡は晴れて、決行っていうことになって行ってライブをやったんですけど。とはいえ、どんどんどんどん各地の被害状況が明らかになるに従って、ちょっとね、予想を超えてそれが深刻だということで。死者も相当……。
(熊崎風斗)110人の方が亡くなっているらしいということで。まだ安否不明の方もいらっしゃるということで。
(宇多丸)被害に遭われた方とか現地のみなさん、お見舞い申し上げます。亡くなられた方にはお悔やみを申し上げますという感じなんですけども。ここで、先ほどからTBSラジオでも何度となくやっていますけども。義援金がね。
(熊崎風斗)募金のお知らせをさせていただきます。JNN・JRN共同災害募金では被災者救援のため、みなさんから義援金を受け付けております。
「平成30年7月西日本大雨災害義援金」JNN・JRN共同災害募金のお知らせ https://t.co/U71PweYP4T
— みやーんZZ (@miyearnzz) 2018年7月9日
(熊崎風斗)……みなさまのご協力をお願いいたします。
(宇多丸)でね、これ「みなさまのご協力をお願いいたします」と言っておいて、我々も当然自分たちでもなんかしろっていうことですから。
(熊崎風斗)はい。できることがあるのであれば。
(宇多丸)でね、前に熊本の地震があった時、土曜日にやっていた『ウィークエンド・シャッフル』という番組でね……ずっと僕、映画評をやっているじゃないですか。で、映画評でガチャという、ガチャガチャを回してコロリンと出てきたカプセルの中の映画を次の週に評するという。なんだけど、まあよくわかんないシステムなんだけど1万円払えば……前は1000円だったんですけど、1万円払えばその作品を回避できる。で、もう1回ガチャを回すことができるという。まあ、何回まわしても同じ『リメンバー・ミー』が出てしまうというのも有りましたけども。
(熊崎風斗)フフフ(笑)。
(宇多丸)まあ、そんな回もあったんだけど。で、お金がいろいろとプールされている状態でこれを何に使おうかと。前はすごいふざけたことに使っていたんですよ。宝くじを買ったりね。それで当たったお金で貧しい国に学校を建てるとか寝言をほざいては、結局スッちゃったりしていたんですけど。で、その熊本の地震の時にこうやって義援金を募ります、ご協力お願いしますっていう時に「あれ? そういえばあのお金、こういうのに使えば俺の1万円もドブに捨てたっていうことにならないんじゃないか? 有効利用なんじゃないか?」っていうことで、熊本の時にたまっていた10何万円かをボーンとやったわけです。
宇多丸 熊本震災に義援金を送る
(熊崎風斗)はい。
(宇多丸)で、ですね、私どもに手元にそのムービーウォッチメンのお金もあるんですけど。そっちはそっちで取っておきたいんですけど、実は結構大金が現在手元にありまして。これは『ウィークエンド・シャッフル』に与えられた役員賞というのがありまして。TBSラジオ内の、非常に最後の最後にまたいい数字を取ったとか、いい番組を作ったというお褒めの言葉をいただいて、役員賞として10万円、現在現金があるんですね。
(熊崎風斗)ああ、まさにいま手元に。
(宇多丸)そうなんです。で、前もこの手の……なんだっけ? ギャラクシー賞かなんか取った時のご褒美のお金とかは、歌舞伎町の叙々苑で知らない人に焼き肉をおごったらどうなるかの実験っていう、本当にもう……しかも、わかったのは歌舞伎町の客はそういうのに慣れていて全くお礼とかを言いに来ないという。
(熊崎風斗)なるほど。感謝がなかったですか?
(宇多丸)なんていうか、いろんな意味で何もならないことがわかるみたいな。そういうドブに捨てるような使い方をしていた。それはよくない。で、有効利用ということで、今回もう10万円ありますんで。宇多丸がやっている番組として10万円義援金に振り込ませていただこうと。で、もちろん個人的にも我々それぞれがやるというのはあると思いますが、番組として10万円、振り込ませていただこうということをここに宣言いたします。
(熊崎風斗)はい。
(宇多丸)まあ、個人的にはやらせていただきますんで。ぜひみなさんもね、まあできる範囲で。ご無理のない範囲でよろしくお願いいたします。
(熊崎風斗)ご協力、よろしくお願いいたします。
<書き起こしおわり>