アメコミ・ヒーロー大好きな荻上チキさんがTBSラジオ『荻上チキ Session-22』の中で映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』についてトーク。ネタバレは避けつつも見た後の率直な感想を話していました。
(荻上チキ)私は昨日からショックで、仕事が手に付かない状態が続いてまして。
(南部広美)あらっ、なにがあったんですか?
(荻上チキ)まずですね、一言でいうと昨日、映画を見たんです。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見たんです。
(南部広美)あんなに楽しみにしていた?
(荻上チキ)そう。行く前から憂鬱だったんですよ。「今日、僕は『アベンジャーズ』の最新作を見てしまう。そうすると、あれだけ楽しみにしていたものが先になくなるので、これからどうやって生きていこう?」っていう気持ちで行ったんですよ。
(南部広美)ああ、その気持ちはなんかわかりますけども。
(荻上チキ)「まあいいや、見るぞ!」って思って見に行ったんですよ。……見終わった後、5分間立てなかった。
(南部広美)それは、ネガティブな意味で立てなかった?
(荻上チキ)ネガティブなのか、ポジティブなのか、それは言えません。
(南部広美)とにかく立てなかったんですね。
見終わった後、5分間立てなかった
(荻上チキ)なにを言えばネタバレにならないのか?っていうのはとても悩ましいんですけども。すごいヤバいことが起きた。ヤバい映画だっていうのはよくわかる。
(南部広美)うん。「ヤバい」もポジティブな意味とネガティブな意味があるから、どうとっていいやら……(笑)。
(荻上チキ)まあとにかく、映像の作りやあるいはそれぞれのシーンのアクション、ビジュアル、俳優のやり取りのギャグのテイストとか、そうしたものの見どころっていうのはたくさんあるわけですね。
(南部広美)予告で十分それは伝わってきていました。
(荻上チキ)もちろん、物語がそのぶんキュッと締まっていて。まあ、人によってはおろそかになるっていう方もいるかもしれないですけども。まあ、大アクションを見せる映画なので、そこはっていうところもあるし。あるいは、アベンジャーズのキャラクターによってはマーシャルアーツ系、体術系でバシバシ戦うっていう。パンチだ、キックだっていう。そうしたようなファイトスタイルのシーンというのはちょっと少なめだったりもするので。
(南部広美)ああ、そうなんですか。
(荻上チキ)っていうようなところもいろいろとあるんですけども。まあ、とにかくショックで。今日1日、本当にボーッとしていました(笑)。
(南部広美)うん。なんか心なしか勢いが足りない感じがしますね。
(荻上チキ)「ヤベーもん見ちゃったな」って思って。
(南部広美)ああ、そうですか。私、まだ見ていないんで。
(荻上チキ)このヤバさを伝えるには、ネタバレしないとダメで。見た人は絶対にネタバレトークを聞きたいと思うんですよ。
(南部広美)う、うん。見てから聞きたいです。
(荻上チキ)そう。見てから。そのあたりはちょっとなんとかしますわ(笑)。
(南部広美)なんかすごいもう……チキさんの体の中、意識の中で滞留が起きていてどうしていいかわからない感じになっていますね。
(荻上チキ)先ほど、宇多丸さんの番組の方の仲のいいスタッフのところに行って「見た?」って30分ぐらい本番前までしゃべってましたよ。まあ、そういったものはさておき……あ、来てる。
(南部広美)あ、箕和田さんが。
(荻上チキ)ねえ。大変なものを見たよね? うなずいてる(笑)。これからの展開のこととかを……。
(南部広美)フフフ(笑)。この2人はすごい……だって公開前日の夜中に行こうかどうしようか、相談をしていて(笑)。
(荻上チキ)箕和田Dが来てくれていますけども。それはさておき……。
(南部広美)そんなことが起きたのか! じゃあ、それを踏まえて見に行きますよ。
(荻上チキ)あと、いま興行成績もヤバいことになっていて。また映画史を塗り替えるぐらいの勢いになっているので。
(南部広美)ほうほう。じゃあ、それに加担することになるかな。
(荻上チキ)えらいことになっています。
<書き起こしおわり>