三浦大知さんがニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』にゲスト出演。笑福亭鶴瓶さんと宇多丸さんについて話していました。
ニッポン放送日曜4時
「 #笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」
歌と踊りの天才 #三浦大知 VS喋りと笑いの天才・鶴瓶
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(笑福亭鶴瓶)だからつながりってすごい大事やと思うよ。
(三浦大知)本当、そう思います。
(笑福亭鶴瓶)つながりいうのは、わからんけど自然につながるっていうのがいいんであって。なにか自分の気持ちにどこか忖度があるというか、なんか「あの人につながったらエエことがあるんやないか」とか思い出すと、これは全然つながりはないからね。
(三浦大知)そうですね。
(笑福亭鶴瓶)せやろ? だからここでKREVAを知ったり、宇多丸を知ったりとかするわけやんか。僕らも見ていて……僕、知らんかったのよね。そこまでは。言うたら、サングラスかけてやっていた人。その後に、だいぶ知りましたよ。あの人、すごい人やねんなって。
(三浦大知)そうですね。
(笑福亭鶴瓶)それは、前から知っていたんでしょ?
(三浦大知)そうですね。僕は小学生の頃から、「Folderはすごい! 三浦大知の歌は」とかっていうのをすごい言ってくれていて。当時、ヒップホップのめちゃくちゃディープな雑誌があって。このすごくコアな雑誌があったんですけど、そこに小学生の僕たちを呼んでくれて。で、対談したりして。だから、当時からずっと応援してくださっているんで。
小学生の時から三浦大知を応援していた宇多丸
宇多丸さんと三浦大知さん初対面時
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— 忘却と追憶のあいだ (@___ism) 2016年5月21日
(笑福亭鶴瓶)それはホンマもんや。で、それがずーっと出てきて、ちゃんと世間も認知して。武道館に出た時は宇多丸もKREVAもうれしかったやろうね。
(三浦大知)そうですね。
(笑福亭鶴瓶)宇多丸ゆう人、俺は会うたことがないのよ。
(三浦大知)ああ、本当ですか?
(笑福亭鶴瓶)写真しか知らないのよ。
(三浦大知)いや、本当に愛がある人で。KREVAさんとつなげてくれたのも、最初は宇多丸さんで。
(笑福亭鶴瓶)ああ、それも言うてたね。
(三浦大知)そうなんです。すごく縁をつないでくださったり、仲人的な……「こことこことは絶対にやった方がいい」とかっていうのをつなげてくれるような。
(笑福亭鶴瓶)えっ、「ウタマル」でエエの?
(三浦大知)「ウタマル」さんで。
(笑福亭鶴瓶)ああそう。「ウタマル」言うたら(桂)歌丸師匠を思い出すから。「ウダマル」なのかな?って思っていたけど。宇多丸やねんな。
(三浦大知)一度、宇多丸さんと歌丸師匠とがお二人で対談みたいなの、されてましたけどね。
(笑福亭鶴瓶)ワハハハハハッ! へえ、本当?
(三浦大知)はい。「名前が一緒で……」っていうので、楽屋にご挨拶に行くみたいなのをラジオでやられてましたけども(笑)。
(笑福亭鶴瓶)歌丸師匠も意味がわからんやろうね(笑)。その、宇多丸さんを知らないでしょう? なにをやってはる人やわからんねんね。それでも、あの人も面白いね。気持ちが若いやろうね。その人に会いに行くいうのも、すごいね。
(三浦大知)はい。すごいお世話になっています。
(笑福亭鶴瓶)でも、そうやってつながっていくわけや。KREVAいう人は、宇多丸さんがつないでくれたんやろ?
(三浦大知)そうです。宇多丸さんがもともとKREVAさんのライブ(武道館)を見て。「とにかくすごかった。だから、褒めさせろ!」っていうので、「KREVAを褒める会っていうのを俺に開かせてくれ」って。
(笑福亭鶴瓶)面白い人やな、宇多丸。
KREVAを褒める会
(三浦大知)ただ、「一対一ではちょっと恥ずかしい」ということで、KREVAさんと宇多丸さんがそれぞれお互いに「こいつはいいぞ!っていう後輩を連れて行こう」っていう話で。KREVAさんは千晴さんというラッパーを連れてきて。
(笑福亭鶴瓶)千晴っていうのもすごいねんな。
(三浦大知)そうですね。千晴さんは結構一緒にツアーをずーっと回ってたりとかして。僕も大親友で、一緒に曲とかもやらせてもらっているんですけども。
(笑福亭鶴瓶)その後にやろ?
(三浦大知)後にです。で、宇多丸さんは僕に声をかけてくれて、4人でスペイン料理屋さんに行ったのがはじめてで(笑)。そこで4人ではじめて会って。
(笑福亭鶴瓶)それ、どないなんねん? みんなリスペクトっていうか、好きな人たちが寄っているわけでしょう? 誰が誰を褒めて、誰がどうなるの?
(三浦大知)でもその時は、僕と千晴さんは後輩として行っているんで。なんて言うか、(KREVA・宇多丸の)2人の会話をずーっと聞いているみたいな感じでしたよ。「勉強になるな」って。
(笑福亭鶴瓶)ああ、それは正解やわ。そこに、その世界しかわからないこともあるから、「ああ、そんなこともあるのか!」っていうのもあるやろうな。
(三浦大知)だからその2人の話を聞いて、すごい楽しくて。
(笑福亭鶴瓶)それはいくつぐらいの時やの? いまから2年か3年前?
(三浦大知)いや、もう全然前です。たぶん10年ぐらい……ハタチちょっとぐらいだと思いますね。KREVAさんとはじめてやらせてもらったのが2009年なんで。それよりも前なんで、2008年とかだったと思います。
(笑福亭鶴瓶)ほんならもう、みんな本気やな。それで寄ってるねんからな。名前が世間に出ているから寄ろうとかじゃないわけやな。
(三浦大知)そうです、そうです。もうみんなでいいからっていうので宇多丸さんが呼んでくれて。で、「絶対にKREVAと大知はやった方がいい!」みたいなことを言ってくださって。そこから、KREVAさんとやり取りするようになってというので。
(笑福亭鶴瓶)だから、そういうつながりを持つと自分も……もちろん、持っている本当の原石のすごさいうのはあるのやろうけど。またそれをちょっと、「あっ、こういうことになっている」ってなっていくやろうね。
(三浦大知)そうですね。どんどんつながることで、いろんなことに気づくというか。
<書き起こしおわり>
これは感激。Folder時代の三浦大知さんが初めて宇多丸さんと出会った「ヒップホップのめちゃくちゃディープな雑誌」の取材、担当は当時『FRONT』編集部スタッフのわたくしでした。1998年7月号掲載だからほぼ20年前か|三浦大知と笑福亭鶴瓶 宇多丸を語る https://t.co/i2Iw2MtSro
— 高橋芳朗 (@ysak0406) 2018年3月8日
三浦大知さんは対談と言っていますが、正確には座談会ですね。Folder vs. 宇多丸(ライムスター)、Maki The Magic(キエるマキュウ)、RYO-Z(RIP SLYME)という組み合わせ。Folderはひとりだけ参加できなかったメンバーがいて、いまにして思えばそれが満島ひかりさんでした pic.twitter.com/Dl50Qkzc1S
— 高橋芳朗 (@ysak0406) 2018年3月8日
座談会の模様。三浦大知さんが手にしているのは当時CD化されてまもなかったライムスター「B-BOYイズム」のシングル盤。大知さんはラップに興味津々で、取材中も隣の宇多丸さんに小声でいろいろと質問していたのをよく憶えています pic.twitter.com/CYXwJnVmk7
— 高橋芳朗 (@ysak0406) 2018年3月8日
ぐっとくるやり取りがあったので最後にもうひとつ。宇多丸さんのMCネーム、このころはまだ「歌丸」だったんだなー pic.twitter.com/Dur1oMDaYP
— 高橋芳朗 (@ysak0406) 2018年3月8日