ニートTOKYOのSEEDAさん、山田文大さん、伊江成晃さんがblock.fm『INSIDE OUT』にゲスト出演。DJ YANATAKEさんと話題のヒップホップウェブメディア、ニートTOKYOについて話していました。
#ニートtokyo
w/ Seeda, 山田文大拝https://t.co/LO30stBKu1 pic.twitter.com/8R0Q3mVaiR— yanatake (@yanatake) 2018年1月6日
(DJ YANATAKE)お待たせしました。本日のゲスト、彼らがやって来た! ニートTOKYO in the house! よろしくお願いします!
(ニートTOKYO)よろしくお願いします!
(DJ YANATAKE)今日はお三方、ゲストでお招きしています。お一方ずつ、軽く自己紹介というかお名前的なものをいたいだいてもいいでしょうか?
(SEEDA)SEEDAです。
(DJ YANATAKE)SEEDAくん、よろしくお願いします!
(山田文大)山田文大です。
(DJ YANATAKE)山田文大さん。よろしくお願いします!
(伊江成晃)ディレクターの伊江です。
(DJ YANATAKE)伊江くん。よろしくお願いします! もう聞きたいことだらけなんですけども。このお三方でいま超話題のヒップホップメディア、ニートTOKYOというのをやってらっしゃるんですけども。そもそもニートTOKYOというのはどういうものなのか? ひょっとしたらはじめての人もいるかもしれないので、説明していただけたりしますか? ニートTOKYOとは何なのか?
ニートTOKYOとは?
(山田文大)だいたい毎晩夜9時ごろにYouTubeでアップをしている動画メディアです。
(DJ YANATAKE)なるほど。YouTubeで1日に3つぐらいですかね?
(山田文大)2つ、ないしは3つぐらい。
(DJ YANATAKE)いろんな人のショートインタビューがアップされている、緑色バックの前でいろんなラッパーとかがしゃべっていて。もう緑を見たら、ニートTOKYOみたいなね。
(伊江成晃)それが狙いです。
(DJ YANATAKE)そうですよね。グリーンバック。みたいなことなんですけど、そもそもそのショートインタビューの動画メディアをやろうと思ったきっかけはなにかあったんですか?
(SEEDA)文大さんから「誌面とかじゃなくて、新しい形式のインタビューをやりたいけど、日本でまだやっていないものでなにか、いいものある?」って言われたから、「このスタイルがいま世界では流行っているよ」ってことを伝えて始まったのかな。
(山田文大)はい。教えてもらって。
(DJ YANATAKE)ああ、もう結構世界的にはこういうショートインタビューみたいなのが流行っていたりするんですかね?
(SEEDA)流行っているんですけど、これを日本でやっているのは俺たちが最初だし。質問もフレッシュで。でも、世界ではいっぱいこういうのはあるっすよ。
(DJ YANATAKE)ふんふん。なるほど。でもたしかにそうなんですよね。ニートTOKYOを見させてもらって、めちゃくちゃ時代に合っているなと思って。いま、いろんなメディアも増えてきていて。僕らもラジオをこうやって1時間、生放送で聞いてもらったりするけど、やっぱり1時間放送を聞くのって結構現代社会、なかなか難しいし。もちろんね、みんな聞いてもらっている人にはすごくいつもありがたいんですけども。このショートインタビューのあの感じがすごくフレッシュに見えて。現代人の生活感にすごく合っているなと思って。基本的に、じゃあそのへんの「こんな風にしよう」っていうアイデアは最初にSEEDAくんからっていうことなんですかね?
(SEEDA)そうですけど、みんなで話しているうちに……たとえば伊江さんとか、ディレクターとしてすごい方なんですよ。短い方がよかったけど、さらに短くても再生回数につながるとか、データ的にもありだったから。
(伊江成晃)話し合って、落ち着いてきたという。
(DJ YANATAKE)いろいろとやる前にお三方ですごい話し合ったんですね。で、こういうのをやってみたら面白いんじゃないかと。なるほど。
(山田文大)あと、やって覚えたことももちろんありますね。
(DJ YANATAKE)ちなみに、SEEDAくんはもちろんみなさんご存知だと思うんですけど。山田文大さんは普段どういったお仕事をされていたりするんですか?
(山田文大)普段はライターをやっています。
(DJ YANATAKE)いままでにどういった文献があったりしますか?
(山田文大)もともと『ナックルズ』っていう雑誌でラッパーをインタビューしていたのが、ラッパーインタビューでは最初ですかね。
(DJ YANATAKE)なるほど。あと、結構自伝的なやつもいくつかまとめられているって聞いたことがあるんですけど。
(山田文大)そうですね。最近だとTWIGYさんとか、お世話になりました。
(DJ YANATAKE)そのへんはリスナーの人でも読んだことある人がいるんじゃないかな。じゃあ、SEEDAくんのアイデアがあって、文大さんはもうライターさんですから。いろんな質問とかも、アーティストに考えてらっしゃって。ディレクターの伊江さんはグリーンバックでこういうのを撮影したりするアイデアを出したりしたんですか?
(伊江成晃)うーん、まあ最初はSEEDAさんのイメージがあって。で、「こんな感じのことがしたいけど、具現化するにはどうしたらいいのかな?」っていうのを固めていったという感じですかね。
(DJ YANATAKE)なるほどね。で、結構突然ね、ワッとこういうのが始まるというのがSNSのタイムラインで流れてきて。いちばん最初にスタートしたのはどれぐらいでしたっけ?
(伊江成晃)2017年の11月1日。
(DJ YANATAKE)いまのところ、じゃあ4ヶ月ぐらい?
(伊江成晃)そうですね。3ヶ月半とか。
(DJ YANATAKE)ちょっとツイートで質問が来ているんですけど。NORIKIYOさんの実話ナックルズのインタビューとか、やられています?
(山田文大)いや、NORIKIYOさんのはまた別ですけども。でも、NORIKIYOさんの単行本はやっています。
(DJ YANATAKE)ああ、本当ですか。結構そういうのをいろいろとやられている方たちが集まって始まったのがニートTOKYOという。で、「ニートTOKYO」という名前の由来は?
(SEEDA)ああ、もうニートだから。
(DJ YANATAKE)フハハハハッ!
(SEEDA)俺ら、ニート代表で。
(DJ YANATAKE)ああ、ニート代表として。なるほど(笑)。でも、すっごいそれもキャッチャーだし。ちょっとドキッとするような名前だったりするというか。で、いちばん最初にインタビューがアップされたのはどなたでしたっけ?
(伊江成晃)いちばん最初にアップしたのはDogmaさんっすね。
最初のゲスト『Dogma : フロウの発見』
(DJ YANATAKE)ねえ。一発目にDogmaさんですもんね。なかなか攻めたメディア、できちゃったな!って思って。でも、すごい面白かったですよね。いまも面白いですけど、Knzzさんとかね。なかなかちょっと他のメディアでは踏み込めきれないようなのを、ショートインタビューながらもザクザクやっていくみたいなのが最初のイメージだったんですけども。そういうのは狙いとしてあったんですか?
(SEEDA)狙いとしてはありますね。もう全部確信犯だから(笑)。「面白くしてっから。ナーミーン?」みたいな(笑)。
(一同)アハハハハッ!
(DJ YANATAKE)まあでも、そこはSEEDAくんがやっている距離感だからとか、文大さんのいままでのライターの経験が生きて……みたいなところ、やっぱりあるんですかね。しかも、ナックルズ担当されてましたからね。
(山田文大)でも、アーティストさんのおかげですね。ザクザク答えてくださってありがとうございますって思っています。
(DJ YANATAKE)なるほど。そうか。ちょっとこの後もいろいろと聞いていきたいんですが、1曲挟ませていただきたいなと思いまして。1曲目を紹介してもらいたいんですけど。この曲を選んだ理由みたいなの、ありますか?
(SEEDA)いや、特にないっすね。
(DJ YANATAKE)ああ、本当に? でも、彼等もニートTOKYOに?
(伊江成晃)出てもらっているアーティストの中からということで。
(DJ YANATAKE)わかりました。じゃあ1曲、こんな人たちのインタビューもニートTOKYOで見れるよということをみなさんにも知ってもらうために行きたいと思いますので。曲紹介をお願いします。
(山田文大)SOJADOJAで『180』。
SOJADOJA『180』
#nowplaying SOJADOJA – 180゜[Prod. TOKYOTORILL?] https://t.co/WUYntLLI9y #INSIDE_OUT
— yanatake (@yanatake) 2018年2月26日
(DJ YANATAKE)はい。聞いていただいておりますのはニートTOKYOでインタビューも見れます。SOJADOJAの『180』でした。
(DJ YANATAKE)Twitterで質問をいただいています。「TwiGyさんの『十六小節』の聞き手・構成でクレジットされている方でしょうか?」と来ていますけども。
(山田文大)そうです。
(DJ YANATAKE)そうなんですね。その方がニートTOKYOの中の人でございますよ、みなさん。
(伊江成晃)えらい先生なわけですよ。
(山田文大)勘弁してください。本当にやめてくださいよ……(笑)。
(DJ YANATAKE)ちょっとニートTOKYOを……僕らもなるべく若い人とかも出てもらいたいなと思っているんですけど。すごく人選が絶妙な気がしていて。ニートTOKYOでインタビューする人を選んでオファーしていると思うんですけど、その基準と言うか、そういうのは、みんなでどうやって決めたりしているんですか?
(山田文大)基準はシンプルですね。現状ではSEEDAさんが好きな人。
(DJ YANATAKE)おおーっ! でも、それですごい超フレッシュな子がいっぱい出ている感じがして。やっぱり普段からめちゃくちゃ日本語ラップの若い子とかチェックしている感じですか?
(SEEDA)3人ぐらいの人から吸い上げて誘わせてもらっていたんですけど……このblock.fmをきっかけに、みんなに来てもらいたくて。ただ、自分の好きな人というか、音楽的にはもちろん逃さず、自分たちのTwitterのDMまで、「俺、出たいよ!」って言ってくれたら。
(DJ YANATAKE)ああ、そういうのもありなんですね。
(伊江成晃)そういうのもやっていこうかなという方向で。
(DJ YANATAKE)ああ、もちろんその中で精査はするけども、窓口を設けるみたいな感じですね。
(伊江成晃)間口を広くしたいなとは思っています。
ニートTOKYO 出演者募集
??ニート募集
先日の #blockfm の #inside_out でもお伝えしましたが、#ニートtokyo に出演したい!と思う人がいれば
ラッパーに限らず、自身の作品や紹介文と共にtwitterでDMして下さい! pic.twitter.com/3G06P2aNzj— ニートtokyo (@neettokyo) 2018年2月27日
(DJ YANATAKE)いいですね。へー! じゃあ、いままでは割とSEEDAくんがチェックして、「こいつ、面白そうだな」みたいなところを中心に呼んできたり?
(伊江成晃)それも引き続き。もちろん。
(DJ YANATAKE)もちろんやっていくしっていうことですね。僕の印象だと、すごい面白いのはとにかく若手の、まだまだこれからの……ひょっとしたらメディア初インタビューなんじゃないの? みたいな子たちの数がすごく多くて。それは、うちらとしてもやられたな!って思うところももちろんあるし。あと、裏方さんに割とフォーカスしている面もあって。これとかも、話し合いの中でってことなんですか?
(伊江成晃)そうですね。特にアーティストにこだわるわけではないですね。それこそ、クラブのオーナーとかだったり。
(DJ YANATAKE)まさかのBLACKEE登場っていうね(笑)。タカシくん、でもいいですよね(笑)。
(伊江成晃)知る人ぞ知る、ヒップホップ界隈の人とかが出てきているのが面白いのかなとも思ったりしていますけどね。
(DJ YANATAKE)そうなんですよね。僕もはるか昔に『FRONT』……『BLAST』の前の雑誌にそういう裏方インタビューみたいな1ページのコーナーが有って。それとかにCISCOレコード時代に出させてもらったことがあるんですけど。その時、自分が出ていたのはさておき、他の人の出たのもすごい面白かったんで。エンジニアさんのインタビューとか、そういう裏方さんのインタビューも。でも、最近たしかにあんまりないなと思って。
(伊江成晃)そうですね。まあ、裏方が盛り上がるのも音楽シーンの活性化につながると思うんで。あんまりね、取り上げているメディアはないから、ニートTOKYOでもやったら面白いんじゃないかなっていう。
(SEEDA)たしかに。音楽をやっていて、裏方だったりプロデューサーの方だったりが実際の曲の8割を作っているとかよくあるから。ラッパーなんてフロントマンだし、いろんな人に来てほしいっていうか。
(DJ YANATAKE)ああ、そうなんすね。すごいな。いいな。実際に、僕も今回誘われて、すごくうれしかったですよ。本当に光栄だったし。その前にね、今日はいないですけど、渡辺志保も出た時も「おおっ!」って思ったし。「俺らにも声をかけてもらえるんだ!」っていうのもあったし。
(DJ YANATAKE)そのリアクションがすごかったんですよ。めちゃくちゃ言われて。どこに行っても、クラブとかに行っても「見ましたよ! 見ましたよ!」ってすごい言われて。特にプレイヤー側にめっちゃ言われたんですよ。だからそれ、反面「俺も出たいな」みたいな感じの人がすげえ……「いいな!」みたいな感じなですよ(笑)。
(SEEDA)ウェルカムだよ!(笑)。
(伊江成晃)そんなの全然、ねえ。DMくれたら。まあ一応精査はして……。
(SEEDA)一応、ねえ。
(DJ YANATAKE)なるほど。じゃあ、今後はそういう窓口もできたんで。もちろん、プロモーションタイミングとかで逆オファーも全然ありだと思うし。これを聞いているプレイヤーの方々、裏方でもいいですよ。
(伊江成晃)そうですね。面白い答えをしてくれる人がいればね。
(SEEDA)自分たちは来てもらった人全員にホームランを打ってもらいたいと思っているし。
(山田文大)そうですね。
(DJ YANATAKE)そうっすよね。あれね。でも、今日も実際にそうなんですけど、結構フリースタイルで。なにも見せられないでいきなり座らされて、矢継ぎ早に質問がくるっていうスタイルで。その中で、また面白いところをピックして編集していただいているという感じなんですけども。今日はその逆バージョンで(笑)。
(伊江成晃)なるほど……味わってみてはじめて気持ちがわかりますね(笑)。
(DJ YANATAKE)フフフ(笑)。で、ですね、今日はせっかくみなさんに来ていただいて、僕もいっぱい聞きたいんですけども。いままでで、結構いろんな人のインタビューをされていると思うんですけども。ニートTOKYOの中でお一人ずつ、特に印象的だったインタビューみたいなのがあったら教えていただきたいなと思うんですけど。
印象的なインタビュー
(伊江成晃)うーん……まあ、僕は1人目。まず、いちばん最初に上げた「#1」がDogmaさんだったんで。かなり印象に残ってますね。
(DJ YANATAKE)ねえ。そこはやっぱり衝撃でしたよね。
(伊江成晃)そうですね。だからまあ、ヤナタケさんもさっきおっしゃいましたけど、全くどんなメディアなのかわからない状態で出演者側も来てもらって。
(SEEDA)そうっすよね。1人目の人なんて、特にそうですよね(笑)。
(伊江成晃)「いったい何が行われるんだ?」っていう空気の中で、淡々と質問し続けて。しかも、結構高確率で面白い答えを出してくれたっていう、すごい衝撃的でしたね。Dogmaさんは。
(DJ YANATAKE)たしかに。だって、ぶっちゃけそのDogmaくんのが面白くなかったら、ニートTOKYOのその後自体もね。
(伊江成晃)そうですね。結構かなりポジティブな……(笑)。
(DJ YANATAKE)そこ、マジで人選の妙ですよね。そういった意味では。たしかに。
(伊江成晃)いろいろと勘がいいのかなってすごい思いましたね。
(DJ YANATAKE)だってぶっちゃけ、いまDogmaくん、新しいリリースがあったわけじゃないし。このタイミングで、なぜ?っていう。でも、見たら面白いみたいな。あと、特に最初のころのメンバーは見ていてヒヤヒヤするっていうか(笑)。なにを言っちゃうんだろう?っていう(笑)。
(伊江成晃)フフフ(笑)。危なっかしい感じの。
(DJ YANATAKE)それをみんな、見たい感じはあって面白かったですよね。じゃあ、山田文大さんは、誰か?
(山田文大)自分はPablo Blastaさんとかがおすすめです。
(DJ YANATAKE)おすすめコンテンツ。どういう意味で面白かったですか?
(SEEDA)僕も音楽をちょっと教えてもらって見るぐらいで。まあ、どういう感じなんだろう?って思ったら、すごい仲間をいっぱい連れてきてくださって。かつ、いきなり結構サグい……「あっ、こういう感じなんだ!」っていう。でも、愛嬌もあって。
(DJ YANATAKE)そうなんですよね。
(伊江成晃)ちょっとビジュアルは怖かったっすけどね。狭いスタジオで撮っているんですけど、仲間たちに占領されて(笑)。
(DJ YANATAKE)フハハハハッ!
(伊江成晃)もうすげー怖いやつらの集まりだったんですけど、インタビュー終わったらすごく和気あいあいという空気感になっていて。
(DJ YANATAKE)なんですかね? モブ感を出しちゃうんでしょうね。いまどきの子たちはね。どこに行ってもモブモブしちゃうんでしょうね。
(山田文大)モブモブしてましたね(笑)。
(伊江成晃)答える内容もだいぶハードコアでしたしね(笑)。
(DJ YANATAKE)ちょっと補足しますけど、Pablo Blastaね、『ビッチと会う』っていう大ヒット曲にフィーチャーされていたりとか。最近はEPも発売されてまして。『BADBOY』っていう曲とかが結構ヒットしていて人気の子ですけども。彼は八王子出身のなかなかなヤンチャボーイということで。ヤンチャボーイがヤンチャボーイズを連れてきたっていうことですよね?
(伊江成晃)フフフ(笑)。モブられたっすね。
(DJ YANATAKE)「モブられた」はヤバいっすね(笑)。そうそう。それはたしかにね。でも、話してみると全然みんなすごいいい子たちだしね。でも、相当ヤンチャやっていたっぽいしね。なかなか、でもインタビューがよかったですね。なるほど。じゃあ、Pablo Blastaのインタビューももし見ていない人がいたら、ニートTOKYOからみなさん、チェックしてほしいです。SEEDAくんは?
(SEEDA)僕はTaeyoungboy。
(DJ YANATAKE)おっ、Taeyoungboy。
(SEEDA)Taeyoungboy、価値観が僕からしてみると新しい子っていうか。もう完全に自分の世代とは交わることのない、新しい価値観で。全部面白かったですね。はい。
(DJ YANATAKE)彼はいまいくつぐらいなんだろうな?
(SEEDA)20とかじゃないんですけど、24とかじゃないかな?
(山田文大)そうですね。24。
(SEEDA)でも、本当に新しい価値観で面白かった。
(山田文大)だいぶ面白かったっすね。
(DJ YANATAKE)僕ね、正直あまり知らなくて。実はニートTOKYOで知ったんですよ。しかも、割と最近ですよね。インタビューが上がったの。で、そこから曲とかもちゃんとディグって、いろいろと聞かせてもらって「おっ、かっこいいな! ここにリーチできてるの、すごいな!」って思って。
(SEEDA)Pablo Blasta、ありがとう! みたいな(笑)。
(DJ YANATAKE)ああ、そういうことなんだ(笑)。でも、そういうことっすよね。やっぱりいま、若い世代は次の若い世代を知るというか。なんで、結構そういう意味での勉強もさせてもらっています。ニートTOKYOには。いま、聞いている人だって「えっ?」っていう人がいっぱいいると思うんだよね。なんで、ニートTOKYOで知らない人がいたら、とりあえず俺はその人の曲を聞くぐらいのディグはしているんで。みんなもそういう風にして一緒にインタビューも見ると面白いんじゃないかなと。
(伊江成晃)よろしくお願いします。
(DJ YANATAKE)では、ここらへんでもう1曲、行きたいんですけども。先ほど、Pablo Blastaのところでもちょっと出ました。『ビッチと会う』にも参加していたWeny Dacilloの曲を選曲されているんですが。この選曲理由みたいなのは、ありますか?
(SEEDA)Weny、彼は曲で光るタイプだから。インタビューは正直、あんまり来たがってなかったんですよ(笑)。
(DJ YANATAKE)アハハハハッ!
(SEEDA)だから、少しぐらいは喜んでほしいなって(笑)。
(伊江成晃)でも、なんか比較的結構評判はいいですよね。
(SEEDA)評判はもう、独自だから(笑)。
(山田文大)いいインタビューだったと思います。
(DJ YANATAKE)はい。わかりました。じゃあそのニートTOKYOでもインタビューを受けているWeny Dacilloの曲を行きたいと思います。曲紹介、お願いします。
(山田文大)Weny Dacilloさんで『Mood.』。
Weny Dacillo『Mood.』
(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのはWeny Dacillo『Mood.』でした。Twitterで質問です。「これから日本でもニートTOKYOのようなショートインタビューは流行ると思いますか?」。
(伊江成晃)うん。思いますね。
(DJ YANATAKE)いろんな、ヒップホップとかに限らずっていうことですね。
(伊江成晃)基本的に全てのコンテンツの時間っていうのは、いま世界的に短くなってきているんで。まあ必然的にそうなるのかなっていう感じはしますけど。
(DJ YANATAKE)でも、本当に結構その先駆けだと思うんですけど。日本においてもまだ全然新しい感じなんですかね? 他のジャンルではやっていたりするんだろうか?
(伊江成晃)さすがに1分、2分の尺ではあまりないですね。
(DJ YANATAKE)でも、このスタイルは本当に考えれば考えるほどすごくよくできているシステムだなと思うんですけどね。ちょっと、ここから僕がニートTOKYOを見ていると、「この質問、よく聞いているな」っていうのがあるので、それを逆に聞いてみようかなと思うんですけども。
(伊江成晃)試されますね……。
(DJ YANATAKE)フフフ(笑)。特に僕、Jinmenusagiの回が良くて。この質問を投げたいんですけど。Jinmenusagiの回で……俺も聞かれたのかな? 俺のは載らなかったんですけども。「いま、最先端を走っているのは誰だと思いますか?」みたいな質問があって、Jinmenusagiは「○○と○○と……」っつって。で、最後にはしばらく考えた後に「……俺、俺」って(自分を指差して)やるのがすごいかわいくてよかったんですけど(笑)。
(伊江成晃)フフフ(笑)。
(DJ YANATAKE)まあまあ、そんなのがありながら、結構何人にも同じ質問をされていたと思うんですが……逆にニートTOKYOのみなさんから、いま最先端を日本語ラップ界で走っている人を3人挙げるとしたら、誰だと思いますか?
(SEEDA)日本語ラップ界?
(DJ YANATAKE)じゃなくても別にいいですよ。
いま最先端のラッパーたち
(SEEDA)パッと頭に浮かぶのは、Comethazine。『Piped Up』の。
(DJ YANATAKE)ああ、USの。
(SEEDA)日本だと……うーん。Jinmenusagi。TokyoTrill。ええと、あとなんだろう? Shroom Gang、SOJADOJAと……あとは、Farmhouse。
(DJ YANATAKE)Farmhouse?
(SEEDA)SUSHIBOYS。
(DJ YANATAKE)あ、SUSHIBOYS(笑)。
(SEEDA)その3人かな。
(DJ YANATAKE)なるほど。それは面白いっすね。そうか。SEEDAくんの口からそのメンバーの名前が出てくるのは、かなり貴重なものが聞けたと思うんですけどね。結構他にもいろんな人がいると思うんで。ニートTOKYOでも同様の質問をみんなチェックしてみたりしてほしいんですけども。(質問ツイートを読む)「サグは面白い。サグはヘビーヒッターばっかり」っていうことなんですけども。やっぱりなんですかね? そういう、「悪い人たち」って勝手に言っちゃあれですけど、ちょっと強面な方々のインタビューは他のところでもなかなか載せれないような感じ、するんですけど。そういうのは逆に文大くんとかは聞き出すの、得意な感じですか?
(山田文大)うーん……得意かはわからないけど。でもまあ、興味があるのかもしれないですね。昔から。
(伊江成晃)まあ、ナックルズをやっていたぐらいですからね。
(DJ YANATAKE)そうですよね。
(SEEDA)鼻が真っ白っすよね!
(DJ YANATAKE・伊江)フハハハハッ!
(山田文大)いやいやいや……。
(DJ YANATAKE)でも、やっぱりああいう人たちになかなか、ああいう感じの距離感でインタビューできるメディアってなかなかそうはないなと思っているので。
(伊江成晃)でも、怖そうに見えてちょっとチャーミングに見えたりするじゃないですか。あのインタビューを見ると。それがなんか面白いのかなとも思いますしね。
(DJ YANATAKE)なるほど。そうですね。で、ニートTOKYO。今後、もっとこういうことをやっていきたいというのを……まあ、さっき「もうちょっと間口を広げたい」みたいなことはありましたけど。やっぱり、あくまでも日本語ラップの人たちにこだわってインタビューしていくっていう感じなんですか?
(SEEDA)いや、日本語ラップの人に限らず、日本語ラップが好きだったり、ヒップホップが好きだったりっていう人。基本的には日本語しゃべれればウェルカム。でも、あんまり詳しくない人は来てほしくないな、みたいな。
(DJ YANATAKE)ああ、そこは重要なポイントかもしれないですね。そこはやっぱり、伝わるかもしれないですね。
(SEEDA)そうっすね。
(DJ YANATAKE)じゃあ、たとえばですけど、すごいヒップホップがマジで詳しかったら、サッカー選手とかも?
(SEEDA)ウェルカムですね!
(DJ YANATAKE)プロ野球選手とか、そういうのでも全然あり?
(SEEDA)もう全然ありっすね!
(DJ YANATAKE)結構最近ね、バッターが打席に立つ時に日本語ラップの曲を使ったりとか、そういうのもあるじゃないですか。
(伊江成晃)格闘家とかも多いですしね。
(DJ YANATAKE)そうですよね。入場テーマがヒップホップとかね。そういう人たちにもたしかに、いろいろと聞いてほしいなって思いますけどね。あと、結構大きい質問になっちゃうんですけど。僕らもこれを6年、7年やっているんですけど、こういうのを始めるにあたって、日本のヒップホップのメディアにこういうのが足りないんだよなって思っていたことって、ありますか?
(伊江成晃)うーん。ヒップホップのメディアに限らず、いろいろとしがらみがあって。「これは聞ける、聞けない」とか。
(DJ YANATAKE)質問に対して。
(SEEDA)とか、ちょっと気を使う部分があったりするのを、ニートTOKYOは一切ないというか。むしろそこを突っ込んでいきたいっていうぐらいの。
(DJ YANATAKE)そこがいちばん、たしかに面白いんでしょうね。さっきのシステムがよくできているっていうところに戻ると思うんですけど、一本撮りなんですよ。ずーっとガーッと撮って。その質問の個所個所で切るんだけど、最初に注意事項として僕らが言われるのが、「編集はしません」って言われるんですよね。だからその時にしゃべったナマのものを……まあ、その質問の最初から最後のところはそうなんですけど。普通のテレビは、その間のところを削っちゃったりするから、逆に言えばグルーヴがなくなっているのかな? あそこを切らないのがニートTOKYOグルーヴなんだろうね。と、思って。あれにみんなヒヤヒヤドキドキしたり。でも、意外と普通の質問でスッと終わっちゃう回もあったりとか。それも緩急というか。いろいろあって面白いなと思って。
(伊江成晃)「質問の間にツバを飲む音とかを入れたい」っていうのを最初、SEEDAくんが言っていて。「あ、なるほど!」って僕は最初に思って。そういうことなんだっていうことでああいう形になっていくんですけど。そういうところ。質問をされて表情を動かす機微みたいなのを見ると、もっと楽しく見れるのかなとは思いますけどね。
(DJ YANATAKE)たしかに。そのへんが生生しく見れるから、みんな面白いって感じなのかな?
(山田文大)そうですね。ガムを噛んでいたりとか。
(DJ YANATAKE)ああ、そうか。普通だったらそういうのも……(笑)。まあ、アティテュードとして。
(伊江成晃)酒飲みながらとか(笑)。
(DJ YANATAKE)ああ、そうっすね。なるほどね。それはたしかに面白いな。あと、ツイートで「鹿島アントラーズの鈴木優磨選手はBAD HOPが好き」と。こういう人とかもぜひ、そうしたら呼んでもらえたりしたら……。
鹿島の鈴木優磨はBAD HOP好きなのか。
彼のメンタリティからしたらなんか分かる感じ。
それにしても名前の上の紹介文がヒドい pic.twitter.com/y2SCImiDk6— hakkim (@polishcc) 2017年2月8日
(SEEDA)もうウェルカムっすよ。
(伊江成晃)たぶん、ニートTOKYOをフォローしてくれていると思いますね。
(DJ YANATAKE)マジっすか?
(SEEDA)イエーッ! スクワーッ!
(伊江成晃)たぶん。
(DJ YANATAKE)そういうの、めっちゃいいっすね!
(山田文大)ありがたいっす!
(DJ YANATAKE)なるほど。実際にいま、はじめて4ヶ月。ぶっちゃけどうですか? 手応え的には。自分たちが思い描いてたようか形には?
(SEEDA)うーん。これからが本番なんじゃないですかね。好きなようにやって、ここから本番みたいな。これぐらいからですね。
(山田文大)そうっすね。
(DJ YANATAKE)本当ですか。そのきっかけにしてもらえたらすごいうれしいですけど。
(SEEDA)いや、きっかけっすよ。
(山田文大)いよいよ盛り上がっていくぞ!っていう。
(DJ YANATAKE)僕も本当に出させてもらった時、終わって「ありがとうございました」って僕もすごく楽しかったし。「今度、逆にこっちにも来てくださいよ!」って今日、これが実現しているわけなんですけど。いろいろと、まだまだ日本のヒップホップのメディア、僕らもがんばっているんだけど、なかなかめちゃくちゃ大きいバズを起こしきれてないっていうのは正直なところで。でも、これでくじけてやめるのか?ってわけじゃなくて、もう6年も7年もやっている中で、いろんな仲間ができている感じもするし。ライバルな感じもすごくするし。そのへん、助け合いながら、戦いながらうまくやっていければなとすごく思いますので。またね、こういう素敵な機会だったんで。ぜひスタジオに、いつでもチャンスがあったら来てほしいなと思いますし。
(SEEDA・山田・伊江)ありがとうございます。
(DJ YANATAKE)逆に僕もニートTOKYOに推薦枠で送り込みたいなと。
(SEEDA)おおっ! ヤバいっすね。ぜひぜひ。
(DJ YANATAKE)マジで結構すごい言われたから。たとえば、ダンサーとか。でも、ヒップホップを語れる人はすごいいっぱいいるし。
(SEEDA)ありっすよ。全然。ありがたいっす。
(DJ YANATAKE)そうですよね。で、意外とダンサーの人とかってつながれたりするようで、つながれてなかったりするじゃないですか。でも、しゃべらせたら面白いやつもいるし。そのへん、いつかちょっと紹介できたら。
(SEEDA)ああ、いまのOZworld、呼んでくれないっすか?
(DJ YANATAKE)ああ、全然。はい。じゃあそれ、ちょっと連絡します。さっきの『畳』、超かっこよかったっすよね。今後、EPとかも出るんだろうし。あと、MARIAが超喜んでましたよ。
(山田文大)ありがたいです。
(DJ YANATAKE)「でも、もうちょっとかわいく撮ってくれないかな?」って(笑)。
(SEEDA)フフフ(笑)。いや、きれいです。
(DJ YANATAKE)MARIAはかわいいですよ。最高ですよ。じゃあ、ちょっとこのへんで最後に1曲、選曲してもらったのを聞きたいと思うんですけど。Shroom Gang。Shroom Gangっていうのは、みんな正体をあまり知らないと思うんだけど。
(SEEDA)言っていいんじゃないですか?
(DJ YANATAKE)ニートTOKYOのインタビューで言っていましたね。
(山田文大)IttoさんとJinmenusagiさんとSabiさん。
(SEEDA)Sabiさん。
(DJ YANATAKE)JinmenusagiとIttoは一緒にコラボアルバムなんかも出してますけど。その人たちが、これもIttoくんのニートTOKYOのインタビューで見たんだけど、英語でやるユニット。海外にもリーチできるような、というので新しくShroom Gangという名前で曲を作ったということで。これってでも、本邦初公開的なことなですかね?
(SEEDA)うーん。SoundCloudがあった、ごめんなさいみたいな……(笑)。
(DJ YANATAKE)ああ、SoundCloudがあったんですね(笑)。じゃあ僕のチェック不足だ。さすがSEEDAくんの方がチェックできてる。じゃあ、こちらの曲紹介をお願いします。
(山田文大)Shroom Gangで『Shroom Gang』。
Shroom Gang『Shroom Gang』
#nowplaying Shroom Gang – Shroom Gang https://t.co/WUYntLu7i0 #INSIDE_OUT
— yanatake (@yanatake) 2018年2月26日
(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのはShroom Gangで『Shroom Gang』でした。あっという間のお時間なんですが、今日はすごい楽しいお話をニートTOKYOのみなさん、ありがとうございました。
(SEEDA・山田・伊江)ありがとうございました。
(DJ YANATAKE)(ツイートを読む)「いままでインタビューを受けた人たちが推薦するというのも面白そう」という。
(伊江成晃)なるほど。
(DJ YANATAKE)(ツイートを読む)「今後の展開とかはあるんでしょうか?」。すげーざっくりしているけど(笑)。
(伊江成晃)今後の展開……とりあえずYouTubeの登録者数を増やしたいなという目標で集まったメンバーでやっているんで。ちょっとそこは目標に置きつつ。あと、アーティストとコラボしていろいろと、音楽じゃないですけど、仕掛けていけたらなと。
(DJ YANATAKE)いいですね。いま、ちょっと終わっちゃったけど、ステッカーをプレゼントしたりするような企画もあったんで。ニートTOKYOのTwitterとInstagramをフォローすると、最新情報がゲトれたりするんで。プラス、YouTubeのチャンネル登録の方も。こちら、非常に大事です。YouTubeのチャンネル登録すると、新しく投稿されたのがどんどん見れるんで、みなさんチェックしてください。(ツイートを読む)「すっかりニートTOKYOにハマッちゃって、毎日欠かさず見ています」という。
(SEEDA)おおっ! お前はニートだ!
(一同)フハハハハッ!
(DJ YANATAKE)そういうことだ(笑)。(ツイートを読む)「ヒップホップ好きのスノーボーダー、平野歩夢くんをゲストに呼ぶこともあるのかな?」と。たしかにね。銀メダリストですね。こういう人に出てもらえると、うれしいですよね。そんなわけで、楽しい時間もあっという間だったんですが。続きはみなさん、いろいろとニートTOKYOで楽しんでいただければと思います。最後にお一方ずつ、聞いている方にメッセージをお願いしたいと思います。
(SEEDA)TwitterのDMとかで応募してくれたら、音楽の人に関しては僕が全部聞くから。かっこいいやつはかならずフックアップするから、どしどし送ってください。お願いします。
(DJ YANATAKE)これ、いまのすげーチャンスだよ。若い子とかで「俺、マジでイケてるな!」っていうやつとか、絶対に行って。いま、ニートTOKYOに出たら「誰?」ってなるから。絶対にここ、若くて自信のあるやつはチェックして行ってください。
(SEEDA・山田・伊江)お願いします!
(山田文大)本当にそういう方と会えるのを楽しみにしていますし。出ていただいた方には輝いてほしいとしか思っていないんで。いままで出てくださった方には、ありがとうございます。登録、よろしくお願いします。DM、お願いします!
(DJ YANATAKE)はい。よろしくお願いします!
(伊江成晃)アーティストじゃなくても、さっき言ったように裏方の方でもいいですし。前に出るような人じゃなくても全然、我こそはと思う人はDMくれたらみんなで。「こいつ、いいな。こいつ、ニートだな」っていうのを見つけ出します(笑)。
(DJ YANATAKE)「ニートだな」(笑)。やっぱりいいですね。わかりました。間口をこれからもっと広げて、さらにニートTOKYOに面白いインタビューがもっと見れるんじゃないかということで。僕らも非常に注目しておりますので、みなさん、ニートTOKYOをチャンネル登録などしてぜひご覧ください。本日のゲストはニートTOKYOのお三方でした。ありがとうございました!
(SEEDA・山田・伊江)ありがとうございました!
<書き起こしおわり>