荒川良々 安住紳一郎の心の闇を語る

荒川良々 安住紳一郎の心の闇を語る 安住紳一郎の日曜天国

皆川猿時さんと荒川良々さんがTBSラジオ『日曜天国』にゲスト出演。安住紳一郎さんの心の闇などについて話していました。

(安住紳一郎)それでは、今日のゲストです。俳優、皆川猿時さん、荒川良々さんのお二人です。おはようございます。

(皆川・荒川)おはようございます。

(安住紳一郎)舞台、映画、テレビドラマなどで活躍のお二人ということで。お二人が揃うと迫力がありますね(笑)。

(中澤有美子)本当ですね。

(皆川猿時)ああ、そうですか?

(荒川良々)地味な方ですよね。我々はね。

(安住紳一郎)フハハハハッ! お二人が揃うと、やっぱり『あまちゃん』の印象が強いかもしれないですね。皆川さんは潜水土木科の先生、磯野心平さん。荒川さんは副駅長、吉田正義役。皆川さん、意外に顔が小さいんですね。

(皆川猿時)ああ、本当ですか? あんまり……ねえ。

(荒川良々)今日は小さいよ。

(皆川猿時)今日、小さい方?

(安住・中澤)フフフ(笑)。

(皆川猿時)結構でも、顔はデカい方ですよ。

(安住紳一郎)そうですか? いや、本当に失礼な話で申し訳ないですけど、体は大きいですもんね。

(皆川猿時)体はいま、105キロありますからね。

(荒川良々)体が大きくなったから、顔がちっちゃくなったんじゃない?

(皆川猿時)ああ、だから顔が。そういう効果が……。

(安住紳一郎)フフフ(笑)。すいません、なんか初対面で(笑)。

(皆川猿時)いやいや、安住さんもいい男ですね。

(安住紳一郎)いやいや、やめてくださいよ!(笑)。改めて、プロフィールをみなさんにお伝えします。皆川猿時さんは1971年。昭和46年生まれ。福島県いわき市のご出身です。1994年に大人計画に参加。パンクコントバンド ブループ魂のMCを担当する港カヲルとしても活躍されてらっしゃいます。

(皆川猿時)はい。

(安住紳一郎)そして、荒川良々さんは1974年、昭和49年生まれ。44才。佐賀県小城市のご出身です。1998年、大人計画に参加。独特の存在感ある演技で数多くの映画、ドラマ、テレビコマーシャルで活躍をされています。おなじ大人計画。松尾スズキさんの劇団にいらっしゃって、皆川さんの方が先輩になるということですね?

(皆川猿時)そうですね。4年先輩なんですかね。

(荒川良々)歳もちょうど……?

(皆川猿時)ええと、3才違いなんですよ。うちの奥さんと全く同じ日に生まれているんで。

(安住紳一郎)荒川さんが?

(荒川良々)生年月日が全く一緒です。血液型もですよね?

(皆川猿時)そうそう。なんか変な気持ちですよね。

(安住紳一郎)フフフ(笑)。相性がいいってことじゃないですかね?

(荒川良々)どうなんですかね? でもまだ、僕はそういうのをやったことがないんでわからないですけども。

(皆川猿時)どういうことだよ?(笑)。

(荒川良々)いや、「相性がいい」って言われたから……。

(皆川猿時)下ネタでしょう、いまの?

(安住紳一郎)いやいや、違いますよ!

(皆川猿時)あ、違うんですか? そういうことじゃないんですね?

(安住紳一郎)なんで「相性」って言ったらそっちになるんですか?

(皆川猿時)いやいや、そういうことなのかなって。

(荒川良々)そういう感じで……。もう目の奥がそういう感じになってましたから。

(安住紳一郎)なってませんよ! 荒川さん! 荒川さんはすぐに私のことを……。

(中澤有美子)アハハハハッ!

(荒川良々)いやいや、そんなことはないですよ。歳が一緒なんですよね?

(安住紳一郎)荒川良々さんと。

(皆川猿時)ああ、そうなんですか?

(安住紳一郎)そうなんですよ。ええ。いっつも会うと、「安住さん、黒いもの溜まっているねえ!」って。

(中澤有美子)見えちゃうんですね(笑)。

(荒川良々)そうですよ。

(皆川猿時)僕、安住さんとはじめてなんで、荒川くんに「どんな方?」って言ったら、「すごい闇を持った方です」って……。

(安住紳一郎)フハハハハッ!

安住紳一郎はすごい闇を持った人

(荒川良々)だから、「休みの日になにをされているんですか?」とかって聞いたら、「いや、なにもしていない」って。いまだにずっと家にいるんですか?

(安住紳一郎)そうですね。ずっと家でテレビ見たり、DVDを見たり、パソコンを見たり、本を読んだり……。

(荒川良々)外に出ないんですよね。

(安住紳一郎)外はほとんど出ないですね。

(皆川猿時)へー。

(荒川良々)それは、声をかけられるのが嫌?

(安住紳一郎)そういうわけじゃないんですけど……なんか1人で家で。

(皆川猿時)人間が嫌いとかじゃなくて?

(安住紳一郎)あ、比較的そちらに近いと思います。

(荒川良々)こういうことばっかり言うんですよ。「いやだな」って思って。

(皆川猿時)フハハハハッ!

(安住紳一郎)だいたい、他の人と接するとうらやましがるか、見下すかのどっちかっていう(笑)。最悪……(笑)。

(荒川良々)ああ、そうなですね。

(皆川猿時)本当だ、最悪ですね(笑)。

(安住紳一郎)本っ当にだからこの仕事、向いていると思っちゃって(笑)。こんな話をするんじゃないですよ。

(荒川良々)そうですよね。すいません……。

(安住紳一郎)皆川さんは大人計画にはどういうことで参加することになるんですか?

(皆川猿時)最初は18で出てきたんですけど、東京乾電池というところの研究生だったんですよ。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。

(皆川猿時)そんで1年間、何かしらを研究するんですけど。その時の先生が岩松了さんっていう方で。その人に失礼な態度をとったらスリッパで殴られて。「もう田舎に帰れ!」って言われて、結局残れなかったんですよ。

(安住紳一郎)その東京乾電池には。

(皆川猿時)それで、その頃から大人計画をお客さんで見ていて。で、23の時にオーディションを受けたんですね。

(安住紳一郎)はー! それで、オーディションで合格ということで、一緒にやりましょうと。皆川さんはずーっと中学生、高校生の頃は演劇をやってらっしゃったんですか?

(皆川猿時)いや、全くやっていなかったです。僕、ずっとバスケ部で。小中高と。それで結構モテたんですけど。結構痩せていたから。で、顔も昔の二枚目みたいな感じでしょう?

(荒川良々)全盛期の谷隼人みたいな顔ですよね。

(安住紳一郎)そうですよね。ちょっと顔が濃いですね。眉毛があって。

(皆川猿時)谷隼人? そうか。

(中澤有美子)藤岡弘、さんとか。

(安住紳一郎)皆川さんは誰だと思っていたんですか?

(皆川猿時)えっ、僕? 少年隊のカッちゃん。

(安住紳一郎)ああ、植草さん。たしかに。

(皆川猿時)恥ずかしいね、自分で言うの(笑)。それで当時、渡辺美奈代さんのファンだったんですよ。おニャン子クラブの。それでたぶん、そういう業界に入れば会えるんじゃないか?っていうことで、まあ役者を目指したんですけどね。

(安住紳一郎)そうですか。渡辺美奈代さんに会いたくて。時代ですね。

(皆川猿時)でも、会えましたよ。31ぐらいの時に、2時間ドラマで。だから夢は叶ったんで、いまは余生みたいな感じで。

(安住・中澤)フハハハハッ!

(安住紳一郎)ちょっと力の抜けたところを感じるのは、もう夢を叶えてしまったという?

(皆川猿時)あとはダラダラしてるだけです。

(安住紳一郎)渡辺美奈代さん、よかったですよね。おニャン子クラブ。

(中澤有美子)かわいかった! いまもかわいい。

(荒川良々)いまも。すごいですよね。なんか、ちょっと歳の……あ、いやいや。

(皆川猿時)なんだよ!

(荒川良々)いやいや、生放送だから、言葉を選んで。ねえ。おきれい。

(皆川猿時)いま息子さんと一緒に出てますよね。

(安住紳一郎)そうですよね。会員番号32番。

(皆川猿時)うーん。何番だか忘れちゃいましたね。

(安住紳一郎)ひ、ひどい(笑)。

(荒川良々)「エロかわいい」の走りみたいなもんじゃないかな? 違うのかな?

(皆川猿時)写真集も出していたしね。

(安住紳一郎)荒川さん、生放送なんで言葉を選びに選んで、時間をおいてその感想をようやくひねり出したんですか?

(中澤有美子)満を持して。

(荒川良々)エロかわいい。

(皆川猿時)エロかわいいですよね。

(荒川良々)褒め言葉ですね。

(安住紳一郎)フフフ(笑)。荒川良々さんはご実家が呉服屋さんで。

(荒川良々)そうなんですよ。

(安住紳一郎)で、大人計画に合流するのは?

大人計画加入

(荒川良々)僕は松尾さんが本を書く芝居があったんですけど。演出は違う方で。それのオムニバスの芝居で、1回こっきりみたいな芝居があったんですけど、それのオーディションに受かったんですよね。

(安住紳一郎)オーディションはどういうことをやるんですか?

(荒川良々)僕らの時はなんだっけな? なんか、一次審査が本読みで、二次審査がエチュードっていう即興芝居だったんですけど。その時、「エチュードやってもらう」って言っていたけど、エチュードの意味もわからないじゃないですか。でもまあ、前の人がやるから、「ああ、こういう設定を言われてやるんだ」っていうのでやりましたね。

(安住紳一郎)ほとんど経験なく?

(荒川良々)そう。なにから経験はないです。

(安住紳一郎)よく出来ましたね?

(荒川良々)なんか、やらなきゃと思ったんでしょうね。

(安住紳一郎)気持ちひとつで。なんとか気に入られたいというか、認められたいというか(笑)。

(荒川良々)いや、わからない。でも、その後に「松尾さん、なんでこのメンバーを選んだんですか?」「顔だ」って言ってました。だから別に芝居とかじゃなかったんでしょうね。顔が面白い人を選んだのかな?っていう。

(安住紳一郎)たしかに、でも荒川さんはいま、唯一無二の俳優でしょうから。

(荒川良々)えっ、バカにしてます?

(安住紳一郎)バカにしてないです!

(荒川良々)唯一無二って……。

(安住紳一郎)ちょっと言い過ぎたなとは思ったんですけども(笑)。

(荒川良々)そうでしょう? そんなこと思ってないでしょう?

(安住紳一郎)フフフ(笑)。

(皆川猿時)荒川くんは最初から面白かったんですよ。それで、僕はその時に先輩風を吹かしていたんで。「荒川くんは面白いけど、荒川くんみたいな人って絶対にCMに出れないから」って言ったら、すっごいバンバン出ていて。最近、荒川くんに「どうやったらCMに出れるの?」って聞いていて(笑)。相談したことありますよ。すんごい恥ずかしかった。

(中澤有美子)アハハハハッ!

(荒川良々)「監督みたいな人と知り合いなの?」って言ってましたね。

(中澤有美子)リアル(笑)。

(荒川良々)知り合いじゃないですよ。

(皆川猿時)恥ずかしかった……。

(安住紳一郎)皆川さん、コマーシャルに出たいんですよね?

(皆川猿時)出たいですよ。やっぱりお金がほしいですからね。

(中澤有美子)もう時間の問題だと思います。

(安住紳一郎)で、荒川さんに「どうやったらCMに出られるの?」って聞いて、荒川さんはなんて答えたんですか? 皆川先輩には。

(荒川良々)「宝くじみたいなもんじゃないですか?」っつって。

(一同)フハハハハッ!

(皆川猿時)そんな、ねえ……(笑)。

(安住紳一郎)恥を忍んで聞いたのに、ねえ。ちょっとね。

(皆川猿時)フワッとした回答しか来なかったですね。「そうか……」なんて納得してね(笑)。

(安住紳一郎)皆川猿時さんはオーディションはどういうものだったか、覚えていますか?

(皆川猿時)僕の時は、なんか自己PRみたいなのをして。そんで、演歌をかけられて、それで適当に踊れみたいなのがあって。あと、水着審査っていうのがありました。それでその、水着を忘れたSMの女王様が「忘れちゃったんで……」っつっておもむろに脱いだら黒い上下の下着だったんですよ。そんで、「やっぱり下着ってよくないな。水着と言われているのに下着はよくないな」って思いましたね。

(安住紳一郎)アハハハハッ!

(皆川猿時)その人、その時にすごい風邪を引いていたみたいで。「すごくいま高熱があって辛いんです……」とかその人が言ってました。……なに言ってるんだろう?

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(皆川猿時)結構いろんな人がいましたよ。やっぱり。

(安住紳一郎)皆川さんはその時、でもその中から選ばれたということで。

(皆川猿時)うん。なんかだいたい選ばれたんですよね。

(荒川良々)人数も、そんなあれだったから。

(中澤有美子)じゃあ、そのSMの方も選ばれて?

(皆川猿時)その方は選ばれなかったですね。やっぱりダメなんでしょうね。水着だって言っているのに、下着になったから(笑)。

(安住紳一郎)アハハハハッ! 結構記憶に残りますね。それは。

(皆川猿時)やっぱりね、鮮明に覚えてますね。ああいうのって。

(安住紳一郎)「風邪引いて、ちょっと熱が出ているんです」って(笑)。

(皆川猿時)うんうん。そんなね、自分のことばっかり言っているも……忘れられないですね。

(中略)

(安住紳一郎)荒川良々さんは来週のTBSテレビの『A Studio』にご出演ということで。こちらの放送も楽しみにしたいと思います。

(荒川良々)やっぱり、鶴瓶さんはふとした時の目が怖いですね。やっぱりね、あんな……嘘だなと思って。『家族に乾杯』とか見ていたら。

(皆川猿時)ちょっとやめましょうか? 大丈夫?

(荒川良々)いやいや、怖いなと思って。

(皆川猿時)安住さんと目、どっちが怖い?

(荒川良々)いやー……あっちはメガネをかけているから。ちょっと見えないから。安住さんはもうちょっと、裏になにかある感じがあります。たぶん守護霊さまかなにかが悪いのか、わからないけど。

(中澤有美子)フハハハハッ!

(安住紳一郎)表面的にはまだセーフなんでしょう? 私の方がね。

(荒川良々)まだ大丈夫。でも裏にそういうオーラみたいなものが。首ぐらいからスーッとなんか、こう。うん。

(安住紳一郎)フフフ(笑)。お話を聞いていてわかると思うんですけど、本当にみなさんが大事にしなきゃいけない芸能界の俳優お二人だということはおわかりいただいたと思いますので。お二人が主演している舞台もみなさん、ぜひかけつけていただきたいと思います。

<書き起こしおわり>

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