安住紳一郎 指定校推薦・AO入試組へのわだかまりの気持ちを語る

安住紳一郎 指定校推薦・AO入試組へのわだかまりの気持ちを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年1月14日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で大学入学共通テストに臨む受験生たちにメッセージを送り、さらに以前から何度か話している指定校推薦・AO入試組への気持ちを改めて表明していました。

(安住紳一郎)そして今日は大学入学共通テスト2日目ですね。センター試験から名前が変わってもう4年目ということですが。今日は理科1、そして数学1、数学2、簿記会計、情報関係基礎、理科2と続くようですね。たくさんの皆さんが今日、テストに挑戦しているということですね。お便り、いただいています。この方は、受験生のご家族っていうことですね。「私は番組の『受験生にかける言葉はない』というコメントが好きです」。そうね。ちょっとね、私がなかなか受験生活がきつかったもので。「受験生に対してかける言葉が正直ない」っていうね、そういうことをお話しした年がありましたね。覚えていてくださっているんですね。

「と、いいますのも、我が家には今年3浪目の長男がいます。1浪目はやるべきところまで勉強を進めることができず受験に臨み、2浪目は何とかいけるんじゃないかと望みましたが、プレッシャーに押しつぶされ、解けるはずの問題が全く解けず。受験スタートから心落ちていく日々。受験が終わるたび、『ごめん、解けなかった。あまりできなかったんだ。本当申し訳ない』など送られてくるLINEになんと親が返信したらいいものか。数時間の睡眠時間で乗り切った5泊6日の夏合宿や、節約のため自炊しながらの一人暮らし。9時から夜10時まで予備校で過ごす時間や、これ以上頑張れないほどの頑張りを見てきて、そんな私達には何も言えません。

『予備校を楽しい場所にしたくないから、友達は作らない』と周りの予備校生と挨拶もほとんどせず、先生方と打ち解けることもなく、1人で抱え込んでいく息子。前期試験前別で、後期試験の相談を食事をしながらしようと入ったファミリーレストランで、人目も気にせず泣き崩れる182センチの息子をこれほど小さいと思ったことはありませんでした。2年目の挑戦も終わり、帰省を促しても『今度帰る時は合格した時と決めているから帰れない』と言い、3年目は『予算の都合で同じ予備校には通わせられない』と話すと、『生活費は今までの俺の貯金から使うので、仕送りはいらない。だから予備校に行かせてほしい』と懇願されました。

次男、高校生の長女にも協力してもらいながら、家族一丸となって節約しながらこの1年、頑張ってきました。気の利いたことは言えませんが、どうか受験生の皆さんが悔いの残らないよう存分に力を発揮できますよう、祈っています」。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)ねえ。3浪目。うん。ねえ。今年こそは、良い結果が出ますように。本当ですね。私もね、受験生時代のことを今も思い出すと胸がギュッと苦しくなりますね。うーん。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)それから世田谷区の50代女性の方、ありがとうございます。この方も、お母さんですね。最近は受験生っていうよりも、受験生の親からのお便りが多くなっていますが。番組も長く続いていますから、そういうことなのかもしれません。「今日、息子が人生3回目の共通テストに挑んでいます」。この人も3浪なのかな? 今、浪人が少なくなってますからね。「人生3回目の共通テストに挑んでいます。マイペースな高校時代。評定を気にすることもなく過ごし、気づいたら周りの友人はしっかり推薦入学を勝ち取っていました。もう一般受験しかありません。『どの学校に行くかではなく、努力した過程が大事』とわかっているつもりでも、推薦でさらっと決まり、学生生活を楽しく送っている同級生たちを見ると、何かモヤモヤしてしまいます。そんな時、安住氏の『推薦入学を許していない』との言葉に出会い、引き込まれ、そして何度も繰り返し聞き、励まされていました。昨夜は浪人生の息子、一般受験の娘と録音を聞きなおし、胸の内を代弁されたようでスカッとし、大いに笑い、大いに笑い、大いに勇気づけられました」。そんなこと、してる場合じゃないと思うよね?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 余裕あるね(笑)。

(安住紳一郎)前の日の総点検、した方がいいと思うよ。

(中澤有美子)でも、深呼吸できたかな?

(安住紳一郎)そうかな? 「今日も夢のために正面から戦っている息子を誇らしく思います。これも安住氏の発言のおかげです。ありがとうございます。リクエストは安住氏の受験生時代のソウルソング、B’zの『ALONE』です。安住氏は結婚し、もうALONEではありませんね!」。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そういうことじゃないんだよ。そういうことではないんだよねー。

(中澤有美子)おもしろーい(笑)。

(安住紳一郎)ありがとうございました。ちょっとね、私の指定校推薦云々の話が最近、独り歩きしましてね。あの、受験改革のいろいろホームページみたいなのがあって。「推薦制度に対して見直しをした方がいいんじゃないか?」みたいな、そういう微妙なグレーゾーンのページのアイコンに私の顔写真が使われてるんでね。ちょっとね、独り歩きしているから、ある程度の修正と、受け手側の修正が必要になるんだけれども。たしかにまあ、その発言はしましたね。

(中澤有美子)そうですね。そこだけ切り取ると、本当にキャッチーですから。強めですもんね。

(安住紳一郎)強めですよね。うん。指定校推薦ね。正しくは「指定校推薦とAO入試に対しての気持ち」なんだけどね。そういうものは、ある。

(中澤有美子)時代も違いますからね。

(安住紳一郎)時代も違いますけれどもね。でも、未だにはっきりね、この時期にもう一度ね、私の口から正しく言っておくと……。

(中澤有美子)言うの?(笑)。

(安住紳一郎)指定校推薦で進学された皆さんと、AO入試で進学された皆さんに対しての気持ちは少し、わだかまりがある。だいぶこう、少しね、言葉が柔かくなったよね?

(中澤有美子)フフフ(笑)。ちょっと待っちゃった(笑)。

(安住紳一郎)そうですか。もちろんね、指定校推薦やAO入試の皆さんがそれぞれの努力をしたということは私も知っていますけれども。私自身の心の中では、自分と一緒ではないという風な気持ちはあって。そして社会に出てから私は1人1人、自分と同じ仕事をする人に「あなたは中学生・高校生の時にどういう受験生活を送ってきたか?」というのをリスニングし、そしてそれなりに対応しています。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

ヒアリングに応じて、それなりの対応をする

(安住紳一郎)今、ここで一般受験で苦しんでいる諸君がいるならば、社会に出た時にちゃんと一般受験の門をくぐってきた先輩たちが、そういう指定校推薦組には若干の意地悪をしているから、大いに今日、頑張ってほしい!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)ダメか? ダメだ。こんな仕事をしていても、自分の気持ちをうまく言葉にできない。残念!

(中澤有美子)そうですね。複雑です。本当にね。

(安住紳一郎)そう。わかっているよ、私だって。実は、そう。推薦とかAO入試で進学するのが一番人生に負担はない。ただ、一般受験組としてはそれを認めてしまうと、私達の立つ瀬がないのだね。もうだから、それは最後まで言わせてほしい……。それでは、B’zの『ALONE』を聞いちゃおうかな?

B’z『ALONE』

(安住紳一郎)今日は試験の2日目ということですね。一般受験生の皆さん方は、緊張で震える手。その自分たちの手で、自分の明日を決めてください。社会に出るとね、もっと理不尽な仕組みが待っています。自分の力と、やってきたことに正面から向き合う。そんな1日にしてください。自分に向き合った人から合格です。さあ、行ってくれ!

<書き起こしおわり>

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