安住紳一郎 役員秘書との緊張感のあるやり取りを語る

安住紳一郎 役員秘書との緊張感のあるやり取りを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2022年8月21日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で贈り物の品選びについてトーク。役員との面談の時に秘書の方から出されるお菓子やお茶など、よい品に対する適切なリアクションなどを話していました。

(安住紳一郎)板橋区の36歳、男性の方。ありがとうございます。「自分のルールは、贈り物はコンビーフと決めています。冠婚葬祭、お歳暮、お中元、内祝いなど、贈り物のシーンでは必ずコンビーフを選ぶようにしています。30を超えたあたりから贈り物の機会が増え、そのたびに気の利いた品を送ろうと頭を悩ませ、莫大なエネルギーを要していました」。贈り物はね、そう。選ぶのが難しいよね。喜ばれるものを……変なものを送ってね、「なんだ?」って言われるのも悲しいから。きちんとね、人としてちゃんと気持ちのあるものを選びたいと思いますもんね。

「ウジウジと悩んだ末、結局贈らず終いなんてことも多々ありました。度々訪れるこの悩みから解放されるために、ある時から金輪際、贈り物はコンビーフに統一することとしました。なぜコンビーフなのかというと、味、保存性、万人受けする点、適度な高級感といった贈り物の基本条件を満たした上で、もうひとつ大事なポイントを満たしているのです。それは私の出身地のメーカーの商品であるという点です。地元の商品を選ぶことで、『ふるさとを愛するいい人』と思われることができるのです。この運用を始めて5年ほどですが、反応は上々です。初めは贈り物選びをさぼっている罪悪感もありましたが、意外とプラスに作用しています。

『毎度コンビーフを送ってくるコンビーフの人』というキャラクター付けができ、会ったことのない親戚の子供にさえ『コンビーフおじさん』として認識されているそうです。時々、ルールを破って他の品を贈りたい衝動にかられますが、ふるさとを愛するコンビーフおじさんというイメージを壊すわけにはいきません。これからもコンビーフを贈り続けます」。ねえ。東京都板橋区の方ですね。

地元のメーカー、どちらなんでしょうかね? たしかに、もうね、でも定番っていう風に思われて。いいですよね。コンビーフのおじさんっていうね。「あの人からまたコンビーフが」っていうね。ハムのメーカーのコマーシャルじゃないですけど。贈り物は難しいですからね。

(中澤有美子)本当にそうです。

難しい贈り物選び

(安住紳一郎)ちょっとね、難しいですよね。変なものを贈ってもね。特に贈る人がいろいろ立派な方とかね、知っている人だとね、恥をかくようなことになる時もあるし。まあ、でも「面倒くさい」と捉えるか、「楽しい」と捉えるかですよね。

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)いやー、社会人でもやっぱりね、そりゃそうですよね。贈り物専門に選ぶ部署の人たち、いますもんね。秘書部の人たちとかはね、もう本当に驚くような情報網を持ってますからね。

(中澤有美子)そうですね。女性誌などで「秘書の方が選ぶ贈り物20選」とかいう特集がありましたら、もう貪るように読めますね。

(安住紳一郎)こういう社会はくだらないって考えもありますけど。私はある意味、なにか戦国時代のね、命のやりとりを見ているようなところも感じて、悪い気はしないんですが。私なんかがあれですよね。偉い人に呼ばれますと、秘書付きの役員なんかに呼ばれますでしょう? 会社員、サラリーマンで。大事な話があると、呼ばれるんですよ。そうすると、秘書の人が私にお茶菓子とか、水菓子とか、フルーツを出してくれたりするわけですよね。その時、私の出されたものに対するリアクションをその秘書の人は見てるんですよね。

「この人はきちんと、これが何かをわかってるか?」っていうのをチェックしてるんですよね。そして、「これはどこどこの○○ですね」とか、「△△が美味しい季節になりましたね」とか、「私、これは知りません。これは知ってますけども、一体どちらでお求めになったものですか?」とか、きちんとしたリアクションを取るとその秘書の人の私に対応する態度が変わるというか。「この人は情報を持っている。アンテナが鈍くない」っていう評価を役員にまず、伝えちゃったりするんですね。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)これはね、だからね、見られてるっていう。「まず第1段階のテストだ!」みたいな感じですよね。「はー、緊張する」ってことですよね。「今日はこれ、いつもと違うお茶ですね?」なんて言ってね、カマかけてみたりね(笑)。

(中澤有美子)「安住さん、わかりますか?」って?(笑)。

(安住紳一郎)「安住さん、いつもと一緒ですけど」なんて。「ああ、そうですか。うーん……ちょっと舌の舌苔を取ったから、なんか敏感に感じてるのかな?」なんて(笑)。「あの、舌のゴミを取るブラシを今朝、かけてきたから……」とか言ってごまかしたりね。汚いっていうんだよね(笑)。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

秘書からも見られている

(安住紳一郎)うーん。身震いしますよね。そういうのをね。あの、「秘書の人」って言うとなんとなく女性秘書を思い浮かべるかもしれませんけど、結構年配の男性秘書だったりしますからね。本当に、運転免許センターの試験官みたいなのが来たりしますからね。「はっ、これは!」なんてね。そういうの、ありますよね。まあちょっとね、大げさに話をしてますけども。

<書き起こしおわり>

安住紳一郎 TBSテレビ社長との面談と社長秘書のすごさを語る
安住紳一郎さんが2021年6月6日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でTBSテレビ社長との面談についてトーク。社長秘書の方の仕事ぶりなどについても話していました。
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