2018年3月末でTBS退社とフリーアナウンサー転向が報じられた安東弘樹さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、玉袋筋太郎さんとその件について話していました。
まずは番組開始前。『ジェーン・スー生活は踊る』とのクロストークでジェーン・スーさん、堀井美香さんが興味津々にこの件について突っ込みます。
(ジェーン・スー)金曜『たまむすび』、安東弘樹アナウンサーと! 玉袋筋太郎さんでーす! お願いします!
(玉袋筋太郎)やるぞーっ!
(安東弘樹)なんとか理性で抑えてまーす。
(ジェーン・スー)イエーイ! あの、新聞、見ましたよ?
(安東弘樹)すいません。見なくていいです(笑)。
(堀井美香)フフフ(笑)。
(ジェーン・スー)これで4人中3人が出入り業者になるわけですから。
(玉袋筋太郎)えっ?
(安東弘樹)まあ、そういうことになりますね。
(玉袋筋太郎)な、なんの話?
(堀井美香)あ、そうですよね。知らないんだ、玉さん? やっぱり!
(安東弘樹)ああっ!
(玉袋筋太郎)なに? 俺だけおミソ? 俺だけおマメ?
(安東弘樹)いやいや(笑)。
(ジェーン・スー)この後、どうなの?(笑)。
(堀井美香)この後かな?(笑)。
(玉袋筋太郎)いや、聞いてねえな。なんだよ、おい?
(安東弘樹)なんでしょうねえ?
(玉袋筋太郎)なんか、あったの?
(安東弘樹)詳しくは、午後1時から!
(堀井美香)みんな、秘密が多すぎる!(笑)。
(玉袋筋太郎)いや、ちょっとちょっと!
(安東弘樹)これ、本当に知らないことかさっぱりわかりませんよ。
(ジェーン・スー)フリーダーム♪ フリーダーム♪
(堀井美香)じゃあ、私もここで秘密を言っていいですか?
(玉袋筋太郎)言ってください!
(安東弘樹)なに?
(堀井美香)あ、どうぞ……(笑)。
(玉袋筋太郎)なんだよ、それ! 振りだけかよ(笑)。
(中略)
『たまむすび』本編でのトーク
(玉袋筋太郎)でもね、さっきね、安東さん。スーちゃんと堀井さんが言ってたけど。なんかあったの?
(安東弘樹)あ、もうすいません。本当に。いろんな振りがあって戸惑っているんですけど。まあ……。
(玉袋筋太郎)なんだ? ここに報知新聞があるな。スポーツ報知……ええーっ!? 「安東アナ、フリー」!? 「もっと視野を広げたい」?
(安東弘樹)いや、ごめんなさい。こんなはずじゃなかったんだけどな……。
(玉袋筋太郎)DMMだけじゃなくて、もっと視野を広げたい?
(安東弘樹)DMMからちょっと脱却をして……って、そうじゃなくて。一応、すいません。
(玉袋筋太郎)水くせえな、安東さん。そりゃねえだろうよ! 言ってよ!
(安東弘樹)玉さん……ずいぶん前に言ったじゃないですか(笑)。お願いしますよ。
(玉袋筋太郎)いやー……。ついに船出か!
(安東弘樹)そうですね。3月31日をもってTBSを退社することにしまして。それが、今日はスポーツ報知に出たんですけども。私の言葉でリスナーのみなさんに申し上げたいんですけども。理由としては、簡単にいうといま「プレイングマネージャー」っていう仕事をやっていて。車のカー・オブ・ザ・イヤーの選考委員っていうのもやっていて。簡単に言うと、全ての業務が他の人に迷惑をかけなくてはできなくなってきたという。まあ、限界を感じてきたというのがまず第一にあります。
(玉袋筋太郎)うんうん。
(安東弘樹)デスク、マネジメントとしてもいま、(部下が)11人なんですけども。ちゃんとしてあげられないかもしれない。あと10年、会社員生活がある中で、ちょっと中途半端になるし。プレイヤーとしても、番組の生放送の打ち合わせをやっている時に、業務をどうしてもやらなきゃいけなくて迷惑をかける。あと試乗会とかカー・オブ・ザ・イヤーの選考委員としてもなかなかうまく取材も……サラリーマンをやっているとやりにくい。結局全部が中途半端になってしまうという状況をあと10年、続ける可能性もあると考えたら、これはいろんな人に迷惑もかけるし、自分も負担という意味もあるので。ここはやっぱり、なにかに集中するという選択をしないといけないなというのが大きい。
(玉袋筋太郎)うん。
(安東弘樹)で、そう考えている時に、報道にもありますけどもお世話になるキューブという会社の方とご縁があったというか。まあ、所属されている古田新太さんと述べ5年ぐらいラジオの番組を……。
(玉袋筋太郎)「オフィス北野」っていう選択肢は? フハハハハッ!
(安東弘樹)ごめんさい。ちょっと考えたんですけども(笑)。それでいろいろ、マネージャーさんと仲良くさせていただいている中で、お互いにいい感情を持ってというか。男女の仲で言うと、「ずっと前から好きでした」みたいな両想いの感情に……まあ、先方はそこまで思っていたかどうかわかりませんけども。少なくとも僕はそう思っていて。まあ、お世話になれることになって。いろんなタイミングが重なりまして。
(玉袋筋太郎)はい。50にして。
(安東弘樹)50にして。小学生の子供が2人いるのに。
(玉袋筋太郎)これがね、さっきちょっとスーちゃんとかも言っていたけど、出入り業者になるっていうこと。安東さん、この出入りのね……出入り業者ですよ。私も出入り業者ですから。出入り業者っつーのはこれ、大変なんだ、こりゃ。
(安東弘樹)いや、もうだから期待と不安が見事に50%ずつですね。
(玉袋筋太郎)あのさ、スペシャルウィークの時に発表しようよ、どうせなら(笑)。
(安東弘樹)アハハハハッ!
(玉袋筋太郎)もうちょっとこういうことをさ、仕事につなげなきゃっていうのもあるけども……これは安東さんね、ひとつ50才で大きな船出になると思いますよ。僕は。
(安東弘樹)そうですね。まあ、一応車の方の仕事もあるので。ちょっとそこがある意味、がんばれるかなとも思いまして。
(玉袋筋太郎)いま、空いているぞ。あの麿の席が。麿。NHKの麿の席が空いているぞ、おい。
(安東弘樹)すいません。報道テイスト、僕はできるかちょっと……うーん、どうかな?っていう感じはしますけども。
(玉袋筋太郎)なら! ねえ。東京MXテレビ!
(安東弘樹)いやー、興味ありますね!
(玉袋筋太郎)これが! いつでも来い! いつでもウェルカムで!
(安東弘樹)ああ、本当にありがとうございます。僕はいままで普通に見る立場でね。好きな局だったんで。
MXテレビ 大川プロデューサーが放っておかない
(玉袋筋太郎)たぶん(『5時に夢中!』『バラいろダンディ』などの)大川プロデューサーとか放っておかねえと思うよ、これ!
(安東弘樹)ごめんなさい。なんでここでリクルーティングを(笑)。
(玉袋筋太郎)フハハハハッ! いや、いいんだよ。そういうこともやらなきゃいけねえんだから。出入りは。自分でプレスを出したりとか、取引先と付き合いしたりとかしなきゃいけないですから。俺はね、安東さんがいままでやってきた会社員としての習慣、慣習っていうのをすべて取り払わなきゃならねえんですよ。だからもう、「年賀状を書かなくなっちゃった」って言っていたけど、もう年賀状は書かなきゃいけねえし。盆暮れの付け届けやらなきゃいけないし。
(安東弘樹)付け届け。
(玉袋筋太郎)付け届けですよ。やっぱりそりゃあ、ご挨拶ですから。そういったこと。慶弔とか、お花を出したりとか。そういう世界ですから。そういう形になっちゃうんですよ。
(安東弘樹)だから、そういうことをちょっと垣間見られてよかったと思いました。アナウンサー時代からそういうおつきあいがあったというのもあって。舞台を見に行って、お土産を渡したりとか。そういうのは多少は見られてきたので。ただ、それがもういままでの比ではなくなると思います。
(玉袋筋太郎)比ではないよ、これ。
(安東弘樹)あとね、年金、保険。いま、さっきちょっと玉さんに相談しましたけども。
(玉袋筋太郎)そうそうそう。それはね、ちゃんと立派な人を雇って。そういったこともやってですよ。
(安東弘樹)そうなんですよね。
(玉袋筋太郎)これ、奥さんとかはどうだったですか?
(安東弘樹)カミさんは賛成をしてくれまして。やっぱり全部が中途半端になっているというのも目の当たりにしていて。まあ、深夜にそういう作業をやったりしているのも見ているので。「まあ、50才にしてがんばるのもいいんじゃないの?」と。
(玉袋筋太郎)責任感が強い人だから、そうやって「全てが中途半端」っていう言葉を言えるっていうことなんですよ。安東さん。だからあなたは信用できるよ、俺は。
(安東弘樹)ありがとうございます!
(玉袋筋太郎)そりゃあね、ぬるま湯でそうやって中途半端だっていうことを気づかないで、ずーっとやっちゃって勤め上げちゃう人。まあ、勤め上げたらそれは立派だけど、そういった方も多かったりするんじゃないですか? そこでやっぱり責任感を感じて、「これは!」っていうところで……まあ、白旗なのかもしれないけど、それは白旗じゃねえんだよね。ちゃんとした「安東弘樹」っていう旗を振ったっていうことなんだ。これ。
(安東弘樹)はい。私、母親もちなみに扶養しているので。結構僕、入社した時に4人扶養家族がいて。いま、祖母が他界したので3人からまた子供も出来て、増えているので。そういったものも全部背負わなきゃいけないので。
(玉袋筋太郎)背負う。背負って、孤独であるっていうね。貴乃花のインタビューじゃねえけども、やっぱり孤独なんですよ! 最後は。そりゃあ無理だっていいんですよ。まあ、たけし軍団の俺が言っても説得力はないけども。その中でも、群れないでがんばってみようとかいう気持ち。うん。
(安東弘樹)玉さんの戦いぶりを目の当たりにしているので。スナックをやったり、いろんなことで玉さんが……ある種、いい意味でもがきながら。もう家庭のことももちろんあるし。いろんなことにもがいて戦っている玉さんに刺激をもらったというのも大きくあります。
(玉袋筋太郎)だからさ、4月以降もこの2人でがんばっていこうよ! 安東さん。
(安東弘樹)って、ねえ……言いたいんですけども……。
(玉袋筋太郎)なに? なに?
(安東弘樹)いやいや。
(玉袋筋太郎)みんな、水くせえな、本当に。一緒に……。
(安東弘樹)あの……外山(惠理)アナウンサーが、4月から。
(玉袋筋太郎)えっ? あっ、外山さんに? (棒読みで)聞いてないよ、おいー!
(安東弘樹)あの……よろしくお願いしますよ。まあ、本当にまっすぐな……あ、いま一瞬「男」って言いそうになりましたけども。まっすぐで気持ちのいい。
(玉袋筋太郎)気持ちのいい。そうですよね。
(安東弘樹)アナウンサーなんで。
(玉袋筋太郎)じゃあ、もう「玉4つ」がなくなるわけね。
(安東弘樹)ごめんなさい。玉2つで。でも、それは正直寂しいですけど、でも今回のキャスティングと私の退社は一切関係ないんです。
(玉袋筋太郎)関係ないのね。
(安東弘樹)そこはみなさんにも誤解のないように申し上げたいんですけども。
(玉袋筋太郎)じゃあ、なに? 外山さんが金曜日に来るっていうことは、木曜日は誰がやるの? 瀧と一緒に。
(安東弘樹)あれ、それって……木曜日だけじゃないですけど。
(玉袋筋太郎)月―木が?
(安東弘樹)玉さんとおなじの名字の……ああ、それは旧姓か。その方が完全復活と。
(玉袋筋太郎)赤江さん、帰ってくんの?
(安東弘樹)完全復活ですよ。
(玉袋筋太郎)あら! 赤江さんがいない間、もう1人の赤江さん(玉袋筋太郎)が金曜日を守っていたことをもう少し、気づいていただきたい!(笑)。
(安東弘樹)本当、そうですよ。赤江に支えられたTBS『たまむすび』ですよ。
(玉袋筋太郎)じゃあ、オール赤江になるわけだ。よし、行こう!
(安東弘樹)お世話になります。
<書き起こしおわり>
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