宇多丸さんと玉袋筋太郎さんがMXテレビ『5時に夢中!サタデー』で、日本テレビのドラマ『明日、ママがいない』に抗議が殺到している問題について語っていました。
(町亞聖)さあ、続いて第七位です。東京スポーツ『明日ママの起死回生策』。
(内藤聡子)番組スポンサー2社が新たにCM放送を見合わせ、合計5社が撤退するなどいまだ騒動が収まらない日本テレビ系ドラマ『明日、ママがいない』。そんな中、日本テレビは起死回生策の一手を模索し始めたと東京スポーツは報じています。過去3・4年前までさかのぼり、児童養護施設を好意的に取材した映像を使って、反論のVTRを制作するのがその策。このVTRを抗議団体やスポンサー筋などに見せ、昔からこれだけちゃんと取材していると反論したいのでは?と日テレ関係者はその戦略を明かしています。
(町亞聖)はい、ということで。放送2回終わって、傷つく子どもとか、親の人がいるということで抗議が入ってるんですけども。玉さん、いかがですか?
(玉袋筋太郎)これね、8社のうち、5社が撤退するって。スポンサーが。大騒ぎしてるけど、ウチの番組を見てご覧なさい!何を言ってるんだと。ノースポンサーでどれだけやって来たんだと!
(宇多丸)本当ですよ。恐るるに足らずです!
(玉袋筋太郎)だから最終回まで行ってくださいよ。ノースポンサーで!
(宇多丸)もう最終的にね、ノースポンサーだよね。そこまで行ったら逆に伝説じゃん。
(町亞聖)自主制作で。
(宇多丸)そしたらさ、絶対途中で男気あるスポンサーがバッと手を上げて。そこはむしろ評判を上げるみたいなね。GMOクリック証券さんですよ、これは!
(玉袋筋太郎)うまいこと言うね!
(町亞聖)この番組を支えてくださっている。
(宇多丸)そういう男気ある企業が出てきて、グッと株を上げるってさ。逆にトンズラした奴らが下げる可能性だってあるよ、これは。本当に。
(玉袋筋太郎)だけどこれ、実際は取材不足もあったっていうんだよね。だって元々この枠は松嶋菜々子がドラマやるはずだったんですよ。ドラマのタイトルも『ドーベルマン刑事』っていうのをやるはずだったんだよ。
(宇多丸)違うでしょ!?松嶋菜々子がドーベルマン刑事やるの!?
(玉袋筋太郎)反町と。ドーベルマン刑事。ガルルッ!って。
(宇多丸)ああ、ドーベルマンね。
(町亞聖)それもね、きっと抗議きたと思います(笑)。
(宇多丸)不謹慎にも程がある!お金、いっぱい払ってますから。
(玉袋筋太郎)でも、ストーリーもずいぶん変えるらしいよ。ハートウォーミングにするらしいんだよ。でもさ、愛菜ちゃんのアダ名が『ポスト』で、あとボンビってキャラクターとか、ドンキとかいるらしいんだけどね。どうなるんだろうね?
(宇多丸)まあでもね、フィクションだからさ。それはいろんな、正しくないことを描くこともあるからさ。是非はともかくとして、あんまなんかね、うるせーことを。っていうか中身知らないで逆に言えばスポンサーになるものなの?どういう話かを知って・・・
(町亞聖)企画意図はちゃんと聞いてると思います。
(宇多丸)そのあらすじぐらいはわかってるんでしょ?
(玉袋筋太郎)赤ちゃんポストの話でしょ?
(町亞聖)児童養護施設で育つ子どもたちが、たくましく生きる・・・
(玉袋筋太郎)『コガモの家』が舞台だから。だからハートウォーミングになってくるとお母さんが出てきて、カルガモの家とかいろいろ・・・ハートウォーミングになるんですよ!
(宇多丸)ハートウォーミングなんですか?それは。
(玉袋筋太郎)そうそう。
(町亞聖)まあでも、出演者の方々も『最後まで見てくれ』っていう風に言っている出演者も。
(宇多丸)ノースポンサーでもいけるんだ!っていうところをね。
(玉袋筋太郎)日テレは本当、このキャッチフレーズ。『捨てられたんじゃない、わたしが捨てたんだ』って。スポンサーをね、捨てたんだ。わたしが捨てたんだ!
(宇多丸)そんぐらいの気概でやってもらいたい!
(町亞聖)スポンサーの話は、持ってこいですからね(笑)。
(宇多丸)もう、ウチだってこっちがお断りだ!ってことですから。
(町亞聖)いや、そんなことありません。スポンサーのみなさん、よろしくお願いします。
(宇多丸)ダメか?
<書き起こしおわり>