齋藤孝 大量の本をサクサク読む方法を語る

齋藤孝 大量の本をサクサク読む方法を語る たまむすび

明治大学教授の齋藤孝さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。大量の本を読んでいる齋藤さんが本をサクサク読む秘訣について話していました。

(玉袋筋太郎)うん。いや、だから本の読み方もね、いろいろですよ。なかなかね、本をね、速読できる人が僕、すごいうらやましいと思うんですけど。先生、どうなんですか?本を読むの僕、遅いんですよ。

(齋藤孝)あ、そうですか。

(阿部哲子)そんな玉さんのために、最新著書がありますよ。齋藤先生の。『本をサクサク読む技術』という。

(玉袋筋太郎)これなんですよ!

(齋藤孝)これはね、実際ね、僕はものすごい本を読むのが速いんですけど(笑)。

(玉袋筋太郎)速いでしょうねー。

(齋藤孝)速いですね。いや、まあ『10分で新書を読め』って言われたら、それなりに読むんですけど。ただ、全部をね、1ページ目の1行目から読もうとしないで、大事なところをどんどん、こうパラパラめくりながら掴んで。それを、読んだ瞬間にもう人に話しちゃうの。

(玉袋筋太郎)へー!

パラパラ読んだらすぐに人に話す

(齋藤孝)読んだら、魚は早くさばいちゃうみたいな。大事なところを2割ぐらい掴んで読んで。それで、人に言うようにすれば、200ページの本でも40ページ読んだらだいたいの内容がわかるという考えでやっていますね。

(玉袋筋太郎)へー!

(齋藤孝)で、小説なんかだともうちょっとゆっくり読みますけども。場合によっては、会話部分が好きだったら会話部分を寝、どんどんどんどん読み進めながら読んでいくっていう手もありますし。

(玉袋筋太郎)そうですか!

(阿部哲子)で、同時に何冊も本を読んでいていいと。

(齋藤孝)そうです。だいたい基本、10冊ぐらいは並行して読んだ方がいいんじゃないですか?

(玉袋筋太郎)10冊ですか!

(阿部哲子)ねえ。頭、ゴチャゴチャしそう。

(齋藤孝)ねえ。もうね、これは結構慣れてくるとね、あっちこっちで読む本ができて。電車の中ではこれ、とか。トイレの中ではこれ、とか(笑)。

(玉袋筋太郎)それ、僕やってますわ。トイレはこれ!電車はこれ!お風呂はこれ!みたいな。ちゃんとやってますよね。そこは。でも、追いつかねえんだよなー。

(齋藤孝)うーん。やっぱり、あんまり本っていうのは大事に思わないで。もう、どんどんどんどん消化するぐらいな感じで。つまみ食いでもいいですからね。たくさんある方がいいと思いますね。みんな、最後まで読まないと次のに行かないとなると、どっかで止まっちゃいますよね。

(阿部哲子)うんうん。ちょっとこう、真面目な日本人にはそういうタイプが多いのかな?って。私もそうなんですけども。

(齋藤孝)そうなんですよね。多いですよね。そうすると、本の冊数があんまり増えないですね。これ、どんどんどんどん行くのがいいんじゃないかな?と思いますね。

(玉袋筋太郎)もう山積みになっちゃってるんだよな。本が。うちなんて。もう。大変だ。あれ。

(齋藤孝)買った瞬間が大事かもしれないですね。買った瞬間に、ちょっと、1冊10分か20分かけて要約できるようにしておくと。そうすると、あとで使えますからね。

(玉袋筋太郎)先生、本屋さん好きですか?

本屋が大好き

(齋藤孝)本屋さん、好きですね。本屋行くとね、なんかワクワクしちゃいますね。なんか、すごいな、ここは!みたいな(笑)。まとめて買って。本屋さんってなんかこう、要するにね、著者の怨念みたいなのが詰まってますよ(笑)。

(玉袋・阿部)(笑)

(齋藤孝)ものすごいエネルギー。大変なんですよ。本を1冊出すのって。で、その著者1人ひとりが1冊1冊を怨念が大量にこもっているんで。もう、エネルギーを感じる。

(玉袋筋太郎)パワースポットですよ。

(齋藤孝)パワースポットですよ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(阿部哲子)そんな齋藤先生の最新著書『本をサクサク読む技術 長編小説から翻訳モノまで』中公新書ラクレから税別760円で発売中です。ぜひ、読んでいただきたい本です。

(玉袋筋太郎)うん。まあ、本もいろいろ。小説とかノンフィクション、いろいろありますけども。漫画も、先生。大切ですね。

(齋藤孝)漫画、いいですね。漫画をね、読んでいるとね、子供ともコミュニケーションしやすいですしね。

(玉袋筋太郎)そうなんですよ。

(齋藤孝)子供が発掘してきた漫画を一緒に読むとか。まあ『進撃の巨人』だったら『進撃の巨人』をトイレに置いておくと全員が読んでいるみたいな。そういうのが(笑)。

(玉袋筋太郎)そうだ。

(齋藤孝)常に話題は合う、みたいな感じもいいコミュニケーションだと思いますね。

(玉袋筋太郎)俺もせがれと、『どうだ?今週の両津。面白かったよな?』なんて話は、やっぱりしますよね。

(齋藤孝)そうですよね。だから、子供が小さい頃は少年ジャンプならジャンプ。僕も読んでましたね。スラダンとかね。

(玉袋筋太郎)いまだに読んでるんだもん。俺、ジャンプ。

(一同)(笑)

(齋藤孝)現役ですね(笑)。

(玉袋筋太郎)現役ですよ。はい。

(阿部哲子)(笑)。はい。ありがとうございました。本日のゲストは明治大学教授の齋藤孝さんでした。ありがとうございました。

(齋藤孝)はい。どうもありがとうございました。

(玉袋筋太郎)ありがとうございます。サクサク読むぞ!

<書き起こしおわり>


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