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cherry chill will 写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW』を語る

cherry chill will 写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW』を語る INSIDE OUT
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cherry chill willさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。自身初の写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-』について、渡辺志保さんと話していました。

(渡辺志保)今日はここでさっそくゲストの方をお招きしたいと思います。フォトグラファーのcherry chill willさんです。

(cherry chill will)こんばんは。お久しぶりです。

(渡辺志保)cherryさん、以前にもこちらの『INSIDE OUT』に。あの時は個展のお話をしてくださったんですけども、なんと今回はよりパワーアップしてお知らせをいただけるということで。

cherry chill willと渡辺志保 ラッパーの写真撮影を語る
フォトグラファーのcherry chill willさんがblock.fm『INSIDE OUT』にゲスト出演。ラッパーたちの写真を多く手がけるcherry chill willさんが渡辺志保さんと撮影や初の写真展『Beats & Rhymes + PIXXX』について話していました。

(cherry chill will)個人的に念願のファースト写真集が出版となります。

(渡辺志保)おめでとうございます! 写真集って、どうですか? フォトグラファーとして活躍していて、ひとつ自分の作品がこうやって本になるってなかなか感慨深い以上のものがあるんじゃないかとお察しするんですけども。

(cherry chill will)フフフ(笑)。まあこれ、いまみんな自分で自主制作で作るっていうカルチャーも写真家の中にはあって。ZINEを作ったりっていうのはあるんですけど、出版社をしっかり挟んでリリースできるというのはなかなかないんですけど。僕はずっとこれにこだわって。自主制作ではなく、しっかりと出版社からリリースしたいというのが目標ではあったので。それが念願かなってお声がけいただきまして。出版させていただくことになりました。

(渡辺志保)おおっ、素晴らしい。はい。では簡単にcherry chill willさんの経歴ですけども。ラッパーの方じゃないんですよというところで。レコードショップCISCOで1998年から2008年までバイヤーとして勤務した後、独学で写真撮影を始め、2009年よりフォトグラファーとして本格的に活動を開始。ヒップホップを中心に国内外のアーティストのライブ写真を多数撮影し、数多くのCDジャケットやアーティスト写真を手がけている。そんなcherry chill willさんが2月9日……もう今週!っていう。

(cherry chill will)そう。今週の金曜日ですね。

(渡辺志保)今週金曜日に初の写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-』をリリース……「リリース」っていう言い方がラッパーっぽい(笑)。出版されるということで。

(cherry chill will)フフフ(笑)。そう。リリースですね。

(渡辺志保)ちなみにこれ、すっごい印象的なカバー写真。表紙の写真だと思うんですけども。こんなことを聞くのも野暮ですが、被写体になっている方は?

(cherry chill will)BUDDHA BRANDのDEV LARGEことD.Lさんですね。

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『RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-』

RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-ジャパニーズ・ヒップホップ写真集
Posted at 2018.4.4
cherry chill will., 大野俊也(FLJ)(まえがき)
DU BOOKS

(渡辺志保)うんうん。

(cherry chill will)で、これはMAKI THE MAGICさんが亡くなった時に追悼イベントがクラブエイジアであったんですけど。その時に、BUDDHA BRANDが復活するというライブが有りまして。その時にライブ撮影を担当させてもらっていて、その際の一瞬ですね。本当に瞬間の写真です、これは。

宇多丸が語る MAKI THE MAGIC追悼イベントで起きた『マジック』
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』で、MAKI THE MAGICさんの追悼イベントで起きたマジックについて語っていました。

(渡辺志保)なるほど。ちなみにこれはD.Lさんご自身、ご本人もこのお写真はご覧になっている?

(cherry chill will)もちろんです。僕、CISCOで働いていたんですけども、その時からD.Lさんとはお付き合いをさせてもらっていたんですけど。たぶん僕がカメラ、写真をやっているというのをD.Lさんはわかっていなかったんですよね。で、後日これを納品した時、「これ撮ったの、誰だよ?」って。で、探してくれて。D.Lさんが「おお、なんだ。ジュンじゃねえかよ」って。まあ、僕の名前「ジュン」っていうんですけど。「ジュンなんだ!」っていう話になって。で、TwitterのDMがいきなりきたんですよ。

(渡辺志保)えっ、すごい!

(cherry chill will)「cherry chill willってお前、ジュンかよ!」みたいな。で、「ちょっと電話したいから、電話番号教えてよ」って。で、教えて。そしたら夜中の3時ぐらいにD.Lさんから電話が来て(笑)。「この写真、すげえよ! 俺、大好きなんだよ。今後、アー写にしたいと思っているんだけど、いいかな?」っていう話になって。「もちろんです」って。すごい気に入ってくれて、最後は「額装してくれ」って言っていただいて。で、そうこうしているうちにお亡くなりになったんですけども。

(渡辺志保)そうですね。

(cherry chill will)その後、D.Lさんのご両親とお話をする機会とかもあって。ご両親もすごいこの写真を気に入っていただいていて。お母さんなんか特に、すっごい気に入っていただいていて。で、今回の表紙になるというのももちろんD.Lさんのお父さんとお母さんにもお伝えして。そしたら「まとめ買いする!」ってお父さんからご連絡をいただくっていう(笑)。

(渡辺志保)ご両親にとってはね、急逝されてしまった息子さんのお写真であることには変わりないですけども。でも本当にD.Lさんのこの、まっすぐ先を見つめてらっしゃるような視線の感じとか、クラブのライトの感じとか。本当にこの時のD.Lさんにしかできなかった表情をさらに、そこをcherry chill willさんが一瞬をサッと切り取るっていう。で、前に『INSIDE OUT』にお越しになった時にもお話したかもしれないですけど、結構私はcherry chill willさんが撮影されるラッパーの方のライブ写真というのがすごい好きで。

(cherry chill will)ありがとうございます。

(渡辺志保)以前、個展を開かれていた時もそういうお写真を多くあったかとは思うんですけど。どうですか? 最近、ライブ写真いいの撮れましたか?

(cherry chill will)なにそれ(笑)。

(渡辺志保)「撮れましたか?」っていうのも変な話ですけども。でもやっぱりライブの時のラッパーの顔っていうのは違いますよね。

(cherry chill will)うん。やっぱりね、確実に……全員が全員100%フォトジェニックか?っていうと、そうでもないところではあるんだけど。やっぱり最前線でしっかりやっているアーティストはライブがかっこいい。ラップがイケてないと、ちょっと……「ん?」っていう感じにはどうしてもなるんですけど。

(渡辺志保)でも、そういうのが出るのがライブの場所なのかもしれないですし。表紙は今回、D.Lさんのお写真ですけど、中を開けば他にどんなお写真が掲載されているんでしょうか?

(cherry chill will)本当に僕がいちばん最初に始めた2008年、2009年ぐらいの写真から始まり、いちばん新しいところだと去年のTHA BLUE HERBの日比谷野音の写真があるんですけど。それはまだどこにも出していない写真があって。それをいちばん最後のページに収めているんですけど。あとは、個展の時に来ていただいた方には見たことがあるような写真ももちろんいっぱいあると思うし、あとはアーティスト用の写真とかCDジャケットもあるんですけど。ライブがほぼほぼ中心になりますね。たぶん、見たことがない写真もたくさん……250ページですからね。

(渡辺志保)すごい! 選定の作業というのはどうでしたか?っていうのは、さっきプロフィールにもありましたけど、2008年ぐらいからお写真を撮り始められて。ぶっちゃけ、独学じゃないですか。で、その約10年間の歩みがこの1冊に詰まっているということだと思うんですけども。ご自身でも、過去の自分の写真を振り返りながら、どんな気持ちになったのかな?っていうのを聞きたいなと。

(cherry chill will)まあ、昔のやつは本当に雑ですよね。

(渡辺志保)ああ、そうですか。

(cherry chill will)雑だし、カメラのスペックも落ちているっていうのもあるんだけど。とにかく、気持ちだけが先走っていて。ピントもズレているし、ブレてるしっていうのはめちゃくちゃいっぱいあったんですけど、それすらも今回は1枚1枚ゆっくり見直しました。それですらも、いいなと思えるものをわざと入れた。いちばん最初の初期衝動じゃないけど、俺はたぶんこう撮りたかったんだろうなっていうのが、ブレているんだけど……それですら、自分の最初の作品だし。もう全部入れちゃおうと思って入れましたね。

(渡辺志保)なるほど。ちょっと強引かもしれないですけど、ヒップホップ自体がそういう作品の美学というか……きれいすぎない作品。まとまりすぎていない作品。で、ちょっとぐらい粗があったりとか雑な部分があったとしても、それすら味になったり、アーティストの持っているテイストになる得るカルチャーだと思うんですよね。だからそういうのが、cherryさんがもってらっしゃるテイストとすごいシンクロして、まさにヒップホップの風景を切り取る写真家として名を馳せてらっしゃるのかな? とかね。私も結構cherryさんとは何度もお仕事を一緒にさせていただくことが多かったので、なんか余計にそういう風に感じてしまうんですけども。

(cherry chill will)うんうん。

(渡辺志保)ちなみに、選定してらっしゃる中ですごく印象に残っている現場とかこの1枚っていうのを、もしエピソードがあればお伺いしたいんですが。

(cherry chill will)この1枚っていうのだと、本当に自分の中で大きかったのはやっぱり表紙のDEV LARGEではあるんですけど。やっぱり、要所要所で僕のキャリアのすごく重要なところはANARCHYがいたなっていう。ちょうど『Dream and Drama』を出し終わった後で、『Diggin’ Anarchy』だとかやっているその時に、ビルボードライブだったりチッタがあったり。そういうところに、常にRYUZOくんを含めですけど、連れて行ってもらったし。大阪にも連れて行ってもらったりとか。やっぱりいろんな現場をANARCHYに見せてもらったし、体験させてもらいましたね。そこは大きかったかもなって。

(渡辺志保)ちょうど『Dream and Drama』を経て、ANARCHYさんもラッパーとして一皮も二皮もむけたっていう感じじゃないですか。で、いままたすっごい大きなステージに立ってらっしゃるけど。そういうのを一緒に、成長過程を見てきたじゃないですけども。どうですかね?

(cherry chill will)フフフ(笑)。それで言うとね、ちょっとマイメン顔しすぎじゃないか? みたいに思っちゃうかもしれないけど。けど、ANARCHYはどうかはわからないけど、俺は本当にANARCHYにはすごくいろんなステージを見せてもらっているので。それで成長させてもいるし。去年、一昨年は『BLKFLG』。アルバムのジャケットも撮らせてもらったり。

(渡辺志保)はい。

(cherry chill will)地元の京都にも行ったし。その京都の時になにがあったのか?っていうのを写真集にも今回、はじめて掲載して。どこにもいままで出していないやつを。

(渡辺志保)なにがあったんすか?(笑)。

(cherry chill will)なにがあったかは、写真集の中に出ています。

(渡辺志保)だってね、ANARCHYさんとの対談の記事もあるということで。

(cherry chill will)ちょっと2人の、どのぐらいの距離なのか?っていうのはその写真を見てくれればわかるかなっていうのもあります。

(渡辺志保)そうですか。でも、どういう方に届けたいとか、どういう人に見てほしいとかって、ありますか?

(cherry chill will)うーん。ヒップホップ好きな人は十分楽しめると思うんですけど。あんまりヒップホップというジャンルにこだわらず、純粋に音楽をやっているアーティストがどんな顔をしているのか、どういうスタイルなのかみたいなのを見れるのが……結構いろんなラッパーが入っているので、楽しめると思います。想像力をかきたててもらって、楽しんでもらいたいですね。

(渡辺志保)そうね。結構我々が見たことないBAD HOPの顔、表情とか。KOHHくんの表情とかね。そういうのがあるわけじゃないですか。

(cherry chill will)そうですね。たぶんあると思います。あと、もう1個。PUNPEEのアルバム『Modern Times』が去年出たじゃないですか。その中に、Pさんが7個、アルバムの中に秘密を隠していたとおっしゃっていたんですけど、その中の1個の答えがこの写真集に入っています(笑)。

(渡辺志保)おっ! 私もそれ、「もしかしてあれかな?」って頭に浮かぶエピソードがあるんですけど。それがね、みなさんの知るところになると、すごいほっこりする気分というか。

(cherry chill will)そうですね。全部、そこに映ってらっしゃる方には許可をいただいて。「これ、出していいですか?」って。

(渡辺志保)素晴らしい。そうですよね。1点1点、ご自身で撮ってきた写真だから、ご自身が許可取りというかクリアランスの作業なんかもしてらっしゃったっていうことですか?

(cherry chill will)まあけど、やっぱりみんな快く、なにも問題なく。「なにを使ってもいいよ」って言ってくれる人がほとんどだったので。楽しかったです。

(渡辺志保)そういえば我々も『INSIDE OUT』のパーティーとかでジュンさんにお写真を撮っていただいたことが……。

(cherry chill will)あと、『INSIDE OUT』が始まった時にAKLOとかみんなで『タマフル』に行ったじゃないですか。いちばん最初のやつ。その時にも僕、ついて行っているんですよね。

(渡辺志保)懐かしい! そうそう。そんなこともありました。まあでも、そんなcherry chill willさんの約10年間の功績がしっかり紙にプリントされて残るということですので。ちょっとここで、せっかく『INSIDE OUT』にお越しいただいたということで、cherry chill willさんが選ぶこの1曲というのをこのタイミングでかけさせていただきたいんですが。どうでしょうか?

(cherry chill will)いいんでしょうかね。この時代に。けど、Back To The Basicという感じで。BUDDHA BRANDで『Illson』。

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BUDDHA BRAND『Illson』

(渡辺志保)はい。いまお聞きいただいておりますのはcherry chill willさんに選んでいただいた1曲。BUDDHA BRANDで『Illson』。クラシックチューンですけども。ちなみにこれを選曲した理由というのは?

(cherry chill will)たぶんみんなブッダだと『人間発電所』とか『Don’t Test da Master』とかいっぱいクラシックがあると思うけど、僕の中ではこれがブッダの中でいちばん好きな曲です。

(渡辺志保)ちなみにどういう……はじめて聞いた時のこととか覚えてますか? もうCISCOには?

(cherry chill will)いや、全然。これは中学1年生か2年生ぐらいの時にレコードで……友達の兄貴が東京から買ってきて。それで聞いた時に「なんだ、これ? 日本語なのか英語なのか全くわかんねえけど、とりあえず勢いがすげえな!」みたいな。『FUNKY METHODIST』もすっげー好きなんですけど。

(渡辺志保)裏面に入っていた。

(cherry chill will)そう。12インチの裏に入っていたんですけども。もう僕はいまだに聞いています。なんか、原点に帰れるというか。初期衝動じゃないけど。Back To The Basicしたい時は、僕の中では『Illson』ですね。

(渡辺志保)というわけで聞いていただいておりますけども。いよいよはじめての写真集『RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-』が2月9日に出版されるということなんですけども。結構、紙……フィジカルのものを作る作業って、ぶっちゃけはじめて――ご自身の写真を額装して飾るということはあるかと思いますけども――はじめての作業だったわけじゃないですか。

(cherry chill will)まあ1から使う紙も選ばせてもらったり。あと表紙もハードカバーにしてもらったり。箔押しって言って文字を凹ませてもらって、そこに特殊インクで金にしてもらったんですよね。

(渡辺志保)それ、いちばん高くつくやつじゃないんですか、ちょっと?

(cherry chill will)めちゃくちゃかかるんですよ。それでページも250ページなので、だいぶコストはかかったんですよ。で、価格も3240円(税込み)になるんですけど、やっぱりCDとかもだいたい3000円ぐらいじゃないですか。なので、みんながギリギリ買いやすいっていうか。いまの中高生も含め、ちょっとがんばれば買えるかなっていうところにしたかったので。やっぱり5000円とかすると、「うーん、写真集……だったら……」って思っちゃうところを、なるべく抑えて3000円にしたっていうのがあって。その分、僕の印税がほとんどございません(笑)。

(渡辺志保)アハハハハッ! でも、そこまでしてやっぱり自分の処女作としてこだわりを持っていいものを作り出したいという。それもクリエイター魂みたいなね。

(cherry chill will)うん。だし、やっぱりジャパニーズヒップホップシーンの中ではこの写真集がいちばん初めなんですよね。写真集としては。なので、やっぱりこういう風にしっかりカルチャーとして残るものを俺は撮っているし、それを本として残したいっていう。「みんな、残るんだよ!」っていうのをラッパーのみんなにも。「CDだけじゃないよ。こんなカルチャーがちゃんとあるんだよ」っていうことを若いラッパーの子たちにも見てもらいたいし。ベテランはもちろんそうなんだけど、やっぱり若い、いまこれからガッツリとカマしてやるぜ!って思っているような若い子たちも撮りたいと思っているんですよね。すごく。

(渡辺志保)なるほどね。ベテランたちだけではなく。当たり前ですけども。

(cherry chill will)そうなると、こういう形にも……雑誌だけじゃない、Instagramだけじゃなくて、ちゃんと本にもなる、残るように僕も続けて行きたいし、フックアップしていきたいっていう思いがあります。

(渡辺志保)素晴らしい。責任感。まさにヒップホップメンタリティーっていう感じがしますけども。ちなみに私、最近そのcherry chill willさんに伺った話ですごく印象に残っているのがECDさん。先日急逝というか、闘病を終えられて召されてしまいましたけど。ECDさんにまつわるエピソードがすごく印象的で。いま、後ろでかかっていますけど、去年加藤ミリヤさんが『ロンリーガール』をまたリメイクされて。そこにECDさんも参加されていると。

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ECD自宅レコーディングを撮影

(cherry chill will)はい。

(渡辺志保)で、実はcherry chill willさんもその現場にいらっしゃったという。

(cherry chill will)そうなんですよ。ミリヤさんから連絡が来て。「この『ロンリーガール』にECDさんも新しくバースを録り直す。レコーディングをすることになって。その様子を写真に収めてほしい」っていうので。

(渡辺志保)すごい。ミリヤさんから直々にオファーがあったんですね。

(cherry chill will)それで僕は喜んでっていうわけじゃなかったですけど。病状も僕も知っていたので、「うーん……」って思いながらもやっぱり残したいなと思ったので。ECDさんのご自宅にお邪魔して、そこに簡易スタジオを作ってそこでレコーディングをしたんですよ。本当に、広い家ではなかったんですけど、その分距離がめちゃくちゃ近くて。そこで、目の前でバースを吹き込んだんですけど。2テイクぐらいかな? しか、歌っていないんですよ。なんですけど、ものすごい……声量とかスキルもそのままで。ちょっと撮りながらはじめて涙しました。そのぐらい感動をしましたね。すごかったです。

(渡辺志保)私もそのお話を伺うだけで、その情景が……私、もちろんECDさんのご自宅なんてお邪魔したこともないですけど、浮かんでくるような感じがして。なんかすごく、琴線に触れるようなストーリーだったんですけども。

(cherry chill will)ちゃんとリリックも手書きでしっかり書いてらっしゃって。すごかったですね。

(渡辺志保)そういう現場の話って、ソーシャルメディア上にはなかなか出てこないじゃないですか。当たり前ですけど。でも、いまほら、TwitterとかInstagramでいくらでも……私がこういうことを言うのもなんだけど、知ったかぶって情報をいろいろ流せる時代で、ジュンさんみたいなお立場でシーンをずっと見てきて、こういう形で発信をされるってそれだけでもすごく意義があることだなという風に思っておりますので。みなさん、2月9日に発売されるcherry chill willさんはじめての写真集『Ruff,Rugged-N-Raw -The Japanese HipHop Photographs-』をゲトッてほしいと思います。

(cherry chill will)はい。

(渡辺志保)そしてイベントもいま、企画されているという?

(cherry chill will)そうなんですよね。2月16日(金)、渋谷のタワーレコードさんの6階でトークショーとサイン会をやるという暴挙に出るという(笑)。

(渡辺志保)貴重ですね! こちらも詳細はTwitterとかで?

(cherry chill will)そうですね。TwitterだったりInstagramだったり。僕からもタワーレコードさんの方からもあると思います。あと、販売に際してタワーレコードさんの特典でBAD HOPのアーティスト写真のポストカードが付きます。『Bouonce』の表紙になったやつですね。

(渡辺志保)ああ、はいはい。私がインタビューをさせてもらった。

(cherry chill will)そうですね。白い……。

(渡辺志保)白いTシャツの。あれ、めっちゃいいですね!

(cherry chill will)あれのポストカードがタワレコさん限定で付きます。あと、HMVさん限定でIOの『Soul Long』のジャケットの写真。あれのポストカードが付きます。

(渡辺志保)素晴らしい!っていうか、販路別に特典が用意されているって、アイドルじゃないですか、もう(笑)。

(cherry chill will)いやいや(笑)。

(DJ YANATAKE)フハハハハッ!

(渡辺志保)握手券、つけた方がいいんじゃないですか?

(cherry chill will)いやいや、俺の写真じゃないからね。

(渡辺志保)まあ、「俺が撮った写真」ということで。

(cherry chill will)あと、ディスクユニオンさんにはPUNPEEとキエるマキュウさんのポストカード。プラス、D.Lのポスターが付きますので(笑)。

(渡辺志保)出してきますね! 全部、タワーさんでもディスクユニオンさんでもHMVさんでもお買い求めされるのがいちばんいいかと思います。

(cherry chill will)あともう1個あって、2月13日から代官山蔦屋書店さんで写真の展示を……3号館の2階フロア。ミュージックフロアで。エスカレーター上がってすぐ右手のところで額装した写真を展示。販売もします。そこでも写真集が買えますので、ぜひいらしてください。

(渡辺志保)ぜひみなさん、渋谷タワーレコードさんのイベント、そして代官山蔦屋書店さんでは写真の展示も行われるということで。今日のゲストは写真集をリリースしますcherry chill willさんをお迎えしました! どうもありがとうございました。

(cherry chill will)ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

RUFF, RUGGED-N-RAW-The Japanese Hip Hop Photographs-ジャパニーズ・ヒップホップ写真集
Posted at 2018.4.4
cherry chill will., 大野俊也(FLJ)(まえがき)
DU BOOKS
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