渡辺志保『VERZUZ』Redman and Method Manを語る

渡辺志保『VERZUZ』Redman and Method Manを語る MUSIC GARAGE:ROOM 101

渡辺志保さんが2021年4月30日放送のbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』でレッドマンVSメソッドマンの『VERZUZ』について話していました。

(渡辺志保)少し前、アメリカ時間の4月20日にですね、元々インスタグラムを利用してスタートしました『VERZUZ』という音楽企画がありまして。2組のアーティストが対決するんですよね。自分たちのヒット曲を持ち寄って対決するっていう、これだけだけど伝わりにくくて申し訳ないんですけれども。ただ、この番組でもたびたび紹介している人気企画なんですけれども。始めたのはティンバランドとスウィズ・ビーツという。

で、最近『VERZUZ』がTrillerというプラットフォームに買収というか、パートナーシップを組んだというか。で、Trillerって私もアプリだけはずっと前からインストールしているんですけども、全然使いこなせていないんですが。これはどんなものかというと、ストリート版のTikTokみたいな。TikTokみたいに短い動画を作ってみんなとシェアすることを目的としたアプリなんですけど、Trillerってなぜか、最初から自然とそうなったのか、ヒップホップ系のアーティストとかヒップホップ系の楽曲が特に多く使われるプラットフォームになっていて。

で、そのTrillerと『VERZUZ』が少し前からタッグを組んでお届けしてるという形なんですよね。なので、すごくセットなんかもいきなり豪華になりましたし。これまではアップルミュージックとタッグを組んで『VERZUZ』は見ることができたんですけれども。アップルミュージックはもう、あれなのかな? 全然見る影もないという形になってしまったのか、アップルミュージックのブラウザ上でも以前は中継の動画を見ることができたんですけれども。ちょっと前からそれもなくなってしまって、そのTrillerというアプリ。もしくはインスタグラム上のアプリで見ることができるという。ちょっと説明が長くなってしまいましたが。

それでこの間、4月20日にですね、なんとメソッドマンVSレッドマンというすごい回がありまして。これまでは基本的に別々の拠点で『VERZUZ』企画っていうのはやっていたんですよね。たとえばメソッドマンさんは自分の自宅にいて、レッドマンさんはまた別の自分のスタジオからお届け、みたいな。別々の拠点から対決をしたんですけれども、このTrillerの企画になってからはですね、同じ場所にいるっていうのがひとつ、セットになっていて。なのでメスとレッドマンも2人で同じスタジオというか。きちんと、すごいニューヨークっぽいセットが組まれた会場から2人でお届けするという形になってました。

(渡辺志保)で、もうお互いのヒット曲、往年のヒット曲をこれでもかというぐらいに連発していましたし。バックDJはDJスクラッチが来ていましたし。途中でEPMDとかキース・マーレイとか。あとはDJクール。もう超御大ですね。クール・ハークじゃなくてDJクールが乱入してくるっていうシーンもありましたし。インスペクター・デックとかカパドンナとかも来て、すごいことになっていたし。

豪華ゲストが次々登場

(渡辺志保)で、当たり前だけどももうラップが上手すぎて、もうびっくりしました。ネット上、オンライン上で見ているだけだけども、それでもライブとか掛け合いとかね、もう全てがパーフェクトでしたし。本当にヒップホップの黄金期の彼らが培ってきた伝統芸の良さみたいなものを感じた次第です。で、DMXとブラック・ロブにも「Rest In Peace」っていう言葉を何度もかけたりとか。


で、最後は……ちょうどジョージ・フロイドさん殺害事件の犯人となった警察官に有罪判決が下って間もないというタイミングでしたので。最後はそういうソーシャルジャスティスに関する言葉もメソッドマンが発していましたし。

めちゃめちゃ観覧し甲斐のあるライブだったなという風に感じました。というわけで今日は99年に発表されたこの曲、最後の方にやってましたけれども。メソッドマン&レッドマンの2人の名義としては本当に代表曲だと思います。『Da Rockwilder』です。

Method Man, Redman『Da Rockwilder』

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました