高橋芳朗 Taylor Swift『So High School』を語る

高橋芳朗 Taylor Swift『So High School』を語る アフター6ジャンクション

高橋芳朗さんが2024年5月15日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の中でTaylor Swift『So High School』を紹介していました。

(高橋芳朗)次は今年2月の東京ドーム4連続公演も記憶に新しい、宇内さんも行きましたね。テイラー・スウィフトです。『So High School』という曲です。4月19日にリリースされた通算11作目のニューアルバム、今週の全米チャートでも1位をキープしてる『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』に15曲を加えたダブルアルバム仕様があるんですよ。計31曲入った。だから『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』っていう。こちらの収録曲になります。

テイラー・スウィフトは1989年生まれでアメリカ・ペンシルバニア州出身。2006年のデビュー以降、グラミー賞で史上初めて最優秀アルバム賞を4度、受賞した現行ポップミュージックきってのスーパースターでございます。で、今回のアルバムは2022年10月リリースの『Midnights』の完成直後から制作を開始して、今も続いているテイラーのキャリアの集大成というワールドツアーの『The Eras Tour』の裏側で秘密裡に作っていて完成させたという。

(宇多丸)めっちゃ忙しいのにね。なんなの?

(高橋芳朗)そうそう。「いつ、作ってたの?」って感じなんだけど。だからね、なんか明確なコンセプトに則って作られたアルバムってよりかは、多忙な日々の中で日記のように書き溜めていった曲の蓄積としてのアルバムって印象が強くて。実際、歌詞にはこの期間、この2年でテイラーが体験した数々の恋模様も反映されてるんですね。で、これから聞いてもらう『So High School』はツアー中に交際が始まったNFLのカンザスシティ・チーフスのスター選手のトラビス・ケルシーとの関係を歌ってるんですよ。つまりですね、テイラーは今の彼氏との恋愛を『So High School』……まるで高校生に戻ったような気分で。「I feel so high school」っていう風に歌ってるんですよ。

(宇多丸)なるほどね(笑)。

(宇内梨沙)幸せそうですよね。

恋人 トラビス・ケルシーとの関係を歌う

(高橋芳朗)ねえ。で、これはたぶんそのトラビスがアメフト選手であることに基づいてるわけですよ。で、歌詞には(青春映画の)『American Pie』とか出てくるしさ。

(宇内梨沙)なんか『You Belong With Me』を本当に実現させた感じ、ありますよね。

(高橋芳朗)本当、そんな感じなんですよ。で、曲がまた80年代後半から90代前半ぐらいの透明感のあるインディーロック調で。まあ、甘酸っぱい! これ、テイラーのディスコグラフィーでも屈指の胸キュンソングです。

(宇内梨沙)なんかいい恋してるんだなって感じですね。

(高橋芳朗)ねえ。でも、別れたらリベンジソングが待っていますので(笑)。

(宇内梨沙)まあ、そうですね(笑)。

(宇多丸)だからさ、もう全部を歌にされてることがわかっていてさ。それで付き合うのも大変だよな(笑)。マジで。

(高橋芳朗)でも、これまででも特に甘美な曲なんで。これは相当うまくいってるなって。

(宇内梨沙)うんうん、そんな感じ、する! すごい離れて見ている、ただのファンだけど(笑)。

(高橋芳朗)だってスーパーボウルで優勝した後、グラウンドでチューしてるわけですから(笑)。

(宇内梨沙)スーパースター同士がですからね。

(高橋芳朗)参っちゃいますけどね。じゃあ、聞いて下さい。テイラー・スウィフトで『So High School』です。

Taylor Swift『So High School』

(高橋芳朗)はい。思わず熱が入ってしまいました。テイラー・スウィフトで『So High School』です。

(宇多丸)いや、いいと思いますよ。

(高橋芳朗)『So High School』っていうタイトルを見た時に「この曲は絶対にやばいだろう」って思いましたけども。

(宇多丸)机を叩いて(笑)。

(高橋芳朗)『So High School』っていうタイトル、あります?(笑)。

(宇多丸)だからまあ、撃たれてますよね。こっちに向けてね(笑)。怒気が含まれているという(笑)。

(高橋芳朗)最高ですね(笑)。

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<書き起こしおわり>

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