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町山智浩と宇多丸『ゴジラVSコング』を予想する

町山智浩と宇多丸『ゴジラVSコング』を予想する アフター6ジャンクション
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町山智浩さんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと2020年に公開される映画をトーク。『ゴジラVSコング』について予想していました。

(日比麻音子)さあ、続いてのメールです。「私が今年、楽しみにしながらもとても不安な映画は『ゴジラVSコング』です。前作『ゴジラ  キング・オブ・モンスターズ』は個人的には大いに不満を感じる内容でしたが、きっと次回作の『ゴジラVSコング』は作品としても評価され、興行成績でも結果を出すと信じています。この先、『ゴジラVSコング』の続編があるなら、メカゴジラやモゲラ、そしてジェットジャガーなどロボットが作られるはずです。そこまで見てみたい。ですがネットニュースなどを読むと、モンスターバースもこれで見納めかなとも思ってしまい、期待しながらもとても不安です。町山さん、期待しているポイントなどがありましたら教えてください」という。

(町山智浩)あのね、これはさっき言ったジェットジャガーとかモゲラとか、そういうのを全部出したいんですよ。全部出して……。

(宇多丸)『ゴジラ FINAL WARS』じゃん(笑)。

(町山智浩)そう(笑)。ねえ。北村龍平くんがね、すごかったですけども(笑)。そういうのをやりたいんですよ。映画会社側としてはね。ただ、前作が非常に怪獣オタクのウルトラファイトみたいになってしまったので一般観客が離れちゃったんですよね。

(宇多丸)そこそこまあ、ヒットはしたんですよね? 回収できないぐらい?

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『ゴジラ  キング・オブ・モンスターズ』の失敗

(町山智浩)うーん、辛いところだったっすね。やっぱりね。やっぱり現実からすごく離れちゃった。現実から離れたゴジラの、まあなんていうかヒロイックファンタジーみたいになっちゃったんですよ。説明しにくいですけどもね。

(宇多丸)まあでもね、あのラドンがヘコヘコしてね。

(町山智浩)そうそう。あれ、はっきり言うけどもこの前の『ゴジラ  キング・オブ・モンスターズ』っていうのはあれ、コナンなんだよ。コナンシリーズ。『コナン・ザ・グレート』とか。名探偵じゃないですよ。

(宇多丸)あと未来少年もありますから(笑)。

(町山智浩)そう。未来少年とかじゃなくて、コナンっていうヒロイックファンタジーシリーズがあって。それはその筋肉男のコナンが古代世界でどんどん勝っていって、最終的にはその地球の王みたいになっていくっていう話があるんですよ。英雄譚ですね。

(宇多丸)まあシュワルツネッガーが映画でやったりしました。

(町山智浩)あれをゴジラでやっているんだよね。

(宇多丸)なるほど、なるほど。

(町山智浩)だから最後のあのシーンとか。

(宇多丸)かしずいてね。

(町山智浩)あれなんか完全にゴジラがコナンなんですよ。そういうことをやりたくてやっているんだけども、それがあまりにも現実の今の人々の生活から離れちゃってるのよ。すごく。関係ない話になっちゃっている。

(宇多丸)擬人化された怪獣たちが本当にね……あ、そうだ。ラドンは「ごますりクソバード」と当時、Twitterで言われてました。フハハハハハハハハッ!

(町山智浩)ねえ(笑)。

(日比麻音子)「ごますりクソバード」(笑)。そんなこと言われてたんですね(笑)。

(町山智浩)そういうキャラクターにしちゃっているんですよ。だから現実にどれだけまた近づけるかな?っていうところなんでしょうけどね。

(宇多丸)本当はね、怪獣映画はそこのリンクがスリリングなところでもありますもんね。そのゴジラにしてもそうだし。

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再びどれだけ現実に近づけるのか?

(町山智浩)それがないとね……やっぱりその日本の怪獣映画ってよく見てるとすごく日常的なシーンというものの描き方が上手いんですよ。それこそビールを飲んだり冷蔵庫を開けたりとか、そういうところにゴジラがいるんだっていうすごさなんですよ。こうやっておせちを食べたりしてるとゴジラがいるみたいな。現実感というもの、地に足をつけるんだけど、この間のは全くついてなかったんだよね!

(宇多丸)もう人間関係ないですもんね。

(町山智浩)関係ないの。もう『キング・オブ・モンスターズ』は完全に現実と離れちゃったから。それをまたどうやって接地させるか。

(宇多丸)まあ怪獣ウォーズになると、どうしても人間が関係なくなってきちゃいますよね。

(町山智浩)なってきちゃう。それはまあ『FINAL WARS』のことを言っているんだと思いますが。

(宇多丸)いや、違うんです。いろいろありますよ。他にもね。

(町山智浩)でも、そこがすごく大事で。昔のゴジラシリーズって団地があったりするんだよね。地球の危機みたいなすごいスケールの大きいところに普通の団地に住む人の生活とかが描かれたりするところリアリティ。

(宇多丸)ミクロの視点から見るから怖いんですよね。

(町山智浩)それが『エンドゲーム』がすごくよくやっていて。マーベルのあのシリーズがすごくいいのは、あの人たちはものすごいスーパーヒーローだったり。それこそ、マイティ・ソーっていうのは神様なんですよ。神様なのにビール飲んだり、あとファストフードを食べたり。

(日比麻音子)太っちゃったりして(笑)。

(町山智浩)で、「おいしくない」とか文句を言ったりとか。あとはサンドイッチを夜食で作って食べたりしてるっていう。すごく地に足をつけよう、つけようとすることで、浮ついた話にしないようにしてるんだけど。そういうことをね、ゴジラでちゃんとやったら変わってるんだろうなと思いますよね。

<書き起こしおわり>

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