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西寺郷太とA.B.C-Z 戸塚祥太 80’s音楽を語る

西寺郷太とA.B.C-Z 戸塚祥太 80’s音楽を語る NHK FM
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西寺郷太さんと戸塚祥太さんがNHKラジオ第一『西寺郷太の 80’s STATION』の中で80’s音楽についてトーク。洋楽・邦楽の80’s音楽についてあれこれと話していました。

(西寺郷太)ここでこのコーナーに行きましょう。「教えて、ポップ先生!」。

(戸塚祥太)教えて!

(西寺郷太)教えちゃう! このシンディ・ローパー『Girls Just Want To Have Fun』を聞きながら、先生は『ハイスクールはダンステリア』ならぬ、『NHKラジオ第一はダンステリア』ということでお送りしていますけども……。

(戸塚祥太)うん。

(西寺郷太)僕、西寺郷太はNONA REEVESというバンドで、もう今年でデビュー20周年でがんばって活動しているわけですけども。先ほども話しましたけども、いろんな人に曲を書いたり、提供したりプロデュースしたりもさせてもらっています。そして本もいろいろと、マイケル・ジャクソンだったり、プリンスだったり、ジャネット・ジャクソンの本なんかも書いて出版したり。あと、CDとかを買うと付いているオフィシャルライナーノーツ。マイケル・ジャクソンとかプリンスとかジョージ・マイケルもそうですし、カルチャー・クラブ、ボーイ・ジョージもそうですけど。

(戸塚祥太)おおっ!

(西寺郷太)そういう方、僕の好きな人にオフィシャルで、CDを買うとついてくる解説に……僕の時代は湯川れい子さんとか。いまも湯川さんはよく書かれていますけども。いろんな方に教わったんですけども、そういうことをやっている人間なんです。で、今年の4月から6月は早稲田大学。僕の母校なんですけど、80年代音楽史という授業を6回、90分の特別授業をやったりもしているということで。

(戸塚祥太)すごい。いいですね。面白い。

(西寺郷太)これ、なぜ言うか? というと、もうNHKの偉い人が聞いてくれて「こいつ、すげえな」って思ってもらおうと思っているんですけども(笑)。

(戸塚祥太)いや、本当に郷太さん、いろんな……。

(西寺郷太)僕、学校の先生。早稲田の先生なんですよ。

(戸塚祥太)すげーっすね!

(西寺郷太)それも80’sの音楽を教えたんですよ。

(戸塚祥太)じゃあもう、今回ぴったりじゃないですか。

(西寺郷太)いやー、そうなんです。そう思っていただきたい。

(戸塚祥太)いろんな、郷太さんの側面多すぎですよ。

(西寺郷太)「側面多夫(そくめんおおお)」って言われているんですけども。

(戸塚祥太)いや、側面多夫ですよ!

(西寺郷太)アハハハッ! そんまんまですけども。いま、たぶん錦織さんが聞いて突っ込んでいると思うんですけどね。というわけで、80年代音楽の疑問に答えていくんですが、80年代音楽っていうと、僕は73年生まれで、ちょうど80年に小学校に入学しているんですね。ちょうどね、『ウルトラマン80』っていう……ウルトラマンのシリーズの『80』っていうのが始まったりして。

(戸塚祥太)『セブン』じゃなくて。

(西寺郷太)『セブン』じゃなくて『80』だったんですよ。だからなんか、本当に80年代が自分の中で物心つきながらどんどんどんどんっていう感じだったんですけど。

(戸塚祥太)吸収しだした時期というか。

(西寺郷太)戸塚くん、トッツーが生まれたのは?

(戸塚祥太)僕は1986年ですね。

(西寺郷太)11月13日。一緒にいましたからね。今年も。

(戸塚祥太)そうですね(笑)。今年も。

(西寺郷太)去年も(笑)。

(戸塚祥太)去年も。2年連続。はい。

(西寺郷太)2年連続で誕生日を祝うというあれですけども。だから86年にちょっとフォーカスしてみたいんです。1986年というと、流行語大賞は「新人類」。

(戸塚祥太)新人類?

(西寺郷太)「プッツン」っていう、女優さんとかがちょっと変わったことをやったりするのを常識はずれ、プッツンしているって。英国皇太子チャールズさんとダイアナ妃夫妻が来日したダイアナフィーバー。

(戸塚祥太)来てくれたっていう。

(西寺郷太)僕、これね、京都に住んでいたんですけど。見に行きましたよ。沿道みたいなところに。「ダイアナーッ!」ってめっちゃ叫んで。子供の頃ですけども。86年。中1だったのかな? ダイアナファッションが流行。ボディコンが流行。

(戸塚祥太)なんとなく聞いたこと、ありますね。ボディコンとか。

(西寺郷太)でもこれ、いまさ、またみんなが踊ったりして流行ったりしているんですよ。ネットでみんなが、高校生の女の子たちがわざわざ80年代のバブリーなファッションをして。肩パッドとかを入れて。

(戸塚祥太)へー! かっこいいかも。

(西寺郷太)あと、チェルノブイリ原発事故が起こったり。あと、ハレー彗星が来た。これ、ものすごい覚えていますね。76年ぶりの地球接近。「ハレー彗星に乗っかっていくよ」って僕ね、『Gimme Gimme』っていう曲で歌詞を書いたこともありますけども。そんな年ということで。僕、トッツーの印象として、はじめに仲良くなった時に「どんな音楽好きなの?」って言ったら、これは本当に本当なんだけど、「80’sです!」って言ったよね。

(戸塚祥太)ああ、言ったかな?

(西寺郷太)言ったの。で、「洋楽も邦楽も好きだ」って。すごく覚えていますけども。

(戸塚祥太)なんか、そうですね。やっぱり自分が生まれたのが80年代だから、というのをだんだんだんだん意識し始めてきたんですかね。

(西寺郷太)でも4、5年前にそう言っていましたよ。いきなり「80’sが好きだ」って。

(戸塚祥太)そうですね。たぶん映画とかからかな?っていう感じが。

(西寺郷太)これ、でもインタビューというか事前のアンケートで「80年代の洋楽は何が好きか?」っていう。何なんですか?

(戸塚祥太)いまだったらそれこそ『Footloose』。

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Kenny Loggins『Footloose』

(西寺郷太)先読みして(BGMで)かかっちゃってますけども(笑)。このね、音効さん。曲をかけている人がDJらしくて。俺らの曲、しゃべりを先読みしてどんどんかけていくので。だから何か、急に言ってもいいよ。すんごい慌ててかけるから(笑)。あ、「それはダメだ」って言っている(笑)。『Footloose』なんですか?

(戸塚祥太)これ、オープニングのシーンとか大好きですね。

(西寺郷太)俺も本当にはじめの頃に見た映画なんですけど。なんで86年生まれで『Footloose』なんですか? よかった?

(戸塚祥太)いや、なんかよかったっすね。そういう風に遡ることが割と好きで。後半、主人公がいきなりアクロバティックなことをするシーンとか。ああいう飛び抜けた感じもいいんすよ。

(西寺郷太)ああ、工場みたいなところでね。

(戸塚祥太)そうそう。いまだとああいうシーンってちょっとありえないけど。すっげー好きなんですよ。「急にやりだした!」みたいな(笑)。あんなにアクロバット、できたんだ!っていう。

(西寺郷太)そうか。アクロバットをしてる人だから。アクロバットがものすごくがんばらないとできないことをわかっているから、急にいままでやっていなかったシカゴの子が引っ越してきて、この場ではじめて披露していることにびっくりして(笑)。

(戸塚祥太)いや、びっくりでした、あれは。ああいう、ハチャメチャ感が好きっすよ。だから『ムーンウォーカー』とかもすげーハチャメチャな映画じゃないですか。

(西寺郷太)ああ、マイケル・ジャクソンの『ムーンウォーカー』。

(戸塚祥太)『ムーンウォーカー』とかもすごい好きですね。

(西寺郷太)いやー、『Footloose』は僕も大好きなんで、うれしいですけどね。でも、V6の坂本さんなんかもね、ミュージカルでやられていたりしましたけども。あとはなんか、80年代の音楽でこれっていうのは?

(戸塚祥太)やっぱりね、僕はボーイズ・タウン・ギャングがカバーしているバージョンの『君の瞳に恋してる』。これ、好きですね。

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Boys Town Gang『Can’t take my eyes off you』

(西寺郷太)なぜですか?

(戸塚祥太)たぶんこれ、僕がはじめて聞いたのが、おそらく嵐のコンサートで櫻井翔くんがこれをやっていたと思うんですよね。この曲を。で、僕らもジュニアの時とかにたぶんやっているし。それこそ、少年隊の植草さんも結構やっていましたね。なんかすごい好きですね。

(西寺郷太)トッツーは何年にジャニーズ事務所に入所したんですか?

(戸塚祥太)99年の春ですね。

(西寺郷太)ああ、じゃあもうその頃にもう?

(戸塚祥太)なんかね、うん。ちょっと時系列があやふやですけども。櫻井翔くんがやっているのを僕、聞いたのがはじめてかな?っていう感じがしますね。

(西寺郷太)でも、こういう曲の……ジャニーズの伝統ってありますよね。ずーっと先輩がやってきた曲をカバーしたりとか。海外の曲とか。ああ、そうですか。これはいま、後ろでかかっていて、みんなの知っていると思いますけども。まあ、曲自体は80’sの曲じゃないけど、それを80年代風にカバーして、80年代のヒット曲にまた新たになったというものですよね。

(戸塚祥太)これ、好きだなー。

(西寺郷太)あと、僕に聞きたい他の80年代ニュース、トピックってありますかね?

(戸塚祥太)なんだろうな? クール・アンド・ザ・ギャングの『Celebration』。これ、大好きなんですけど、これって……80年代ですか?

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Kool & The Gang『Celebration』

(西寺郷太)これね、いい質問。グッドクエスチョンですよ。ザ・グッドクエスチョン。

(戸塚祥太)おっ、やった!

(西寺郷太)あ、「その話は後で」? ああ、話が盛り上がりすぎて。後にしますね。ではここで音楽です。NONA REEVES『New Funk』。インストゥルメンタルバージョンです。

(西寺郷太)はい。先ほど聞いていただいたのは僕のバンドNONA REEVESの『MISSION』というアルバムから『New Funk』という曲のインストゥルメンタルで。時々交通情報が入る地域もあって、インストでかかるバージョンもあるということなんですが。聞いている間にトッツーがめちゃめちゃ熱唱していたという。

(戸塚祥太)アハハハッ!

(西寺郷太)A.B.C-Zから戸塚祥太くんが来てくれています。ありがとうございます。

(戸塚祥太)どうも、A.B.C-Zの戸塚祥太です!

(西寺郷太)いま、『MISSION』のTシャツを、この前誕生日に僕があげたのを着てくれていて。

(戸塚祥太)この(アルバム)ジャケット、すげー好きなんですよね。女の子、バニーガールがスケボーに乗っているっていうね。

(西寺郷太)そうそう。黒の。サイズも聞いたら教えてくれたんで。

(戸塚祥太)これ、もう育てまくりますよ。洗濯しまくって。

(西寺郷太)洗濯しまくって。この前、そういえばNHKのラジオを生で聞いてましたよ。リアルタイムで。洗濯の話題も出ていましたけども。楽しい放送でね。MADEも来ていましたよね。

(戸塚祥太)そうそう。MADEが出て。

(西寺郷太)というわけで、『Celebration』。さっき、いい質問で終わって、ニュースをまたいでっていう感じなんですけども。これね、『Celebration』は1980年に出ているんです。

(戸塚祥太)ジャスト?

(西寺郷太)ジャストなんです。

(戸塚祥太)じゃあもう、70年代からのあれも受け継いで……みたいな?

(西寺郷太)これね、でもこの番組の実はポイントでもあるんですけど。80’sって言うじゃないですか。で、「80’s警察」っていうのを僕とRHYMESTERの宇多丸さんで作っていまして。

(戸塚祥太)80’s警察?

(西寺郷太)「これは80’sなのか?」っていうのを間違った人を糾弾するっていう。

(戸塚祥太)糾弾するんすか!?

(西寺郷太)そうそう。特にあの人、RHYMESTER宇多丸さんがむちゃくちゃ厳しいんですよ。っていうのは、彼のルールではニュージャックスウィングっていうんですけど。ボビー・ブラウンとかベル・ビヴ・デヴォーとかジャネット・ジャクソンの後半とか。ヒップホップ的なノリがどんどんどんどん増してきたものは、88年でも80’sとみなさないっていう厳格なルールなんですよ。

(戸塚祥太)すごい厳しいんすね。

(西寺郷太)そうなんですよ。だから僕は心の中では反対しているんです。「ええやん」って思っているんです。それはそれで楽しいんですけど、僕はちょっと広い80’s……まあ「80’s感があればOK」っていうゆるい派閥なんで。だから、いまみたいな話をしてほしいんです。

(戸塚祥太)そこまでガッチガチじゃなくて。

(西寺郷太)やっぱり、僕個人的には「いつから80’sか?」っていうのは1979年の……もっと細かく言うとね。ゆるいんですけど、「どこやねん?」と言われれば、1979年8月にとある会社がカセットポータブルプレイヤー。ヘッドホンで歩いて聞けるっていう、(NHKなので)商品名は言えないんですけども。「歩いて聞けるカセットプレイヤーを発売した時からが80年代だ」っていうのが僕の主張なんです。

(戸塚祥太)ああ、そうなんですね。

(西寺郷太)マイケル・ジャクソンの『Off The Wall』ってそれの直後に出ているんですよね。だからあれは79年に出ているけど80’sだっていう。

(戸塚祥太)なるほど。

(西寺郷太)やっぱりほら、シングルとかって3ヶ月とか半年後ぐらいに出てくるじゃないですか。だからね、あのへんはもういいということで。

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