SKY-HIさんがWREP『WALKING ON WAVES』の自身の楽曲解説コーナー「Verify Check」で『キョウボウザイ』についてトーク。曲が作られた背景やリリックの意味、話題のラップハックによるリリック解析などについて話していました。
(DJ YANATAKE)今日のVerify Checkは?
(SKY-HI)はい。ある意味スペシャルというかね、リリースという形でリリースしていないんですけど。インターネット上に俺が最近上げた曲『キョウボウザイ』っていう曲がありまして。
(DJ YANATAKE)上げたねー。
(SKY-HI)上げましたね。
(DJ YANATAKE)これはヒップホップとかね、そういう手法としては実は当たり前なんですけど。売り物でもなく、フリーダウンロード。無料でみんな聞いてくださいよっていう。
(SKY-HI)ね。「えい!」っていう。
(DJ YANATAKE)いま思っているこの瞬間のことをいますぐに言いたいから、配信とか売り物の準備をするわけでもないし。とりあえず、フリーで自分でもういいから出しちゃえ、みたいなこともあるだろうし。アルバムのコンセプトとは違うから、1曲こういう感じでもいいから自分の思っていることをみんなに聞いてほしいみたいな、そういうことでフリーダウンロードって使ったりしますけど。そういうことかな?
製作の背景
(SKY-HI)まさにそれをやりまして。ちょうど、たぶん共謀罪の(法案の審議・採決が)朝4時半とかに始まって、7時ごろにグワッと、半ば強行だったんじゃないか? みたいな。安倍総理も「ちょっと強引だった」みたいなことは言っていましたけど。その共謀罪が通った次の日ぐらいに広島で作った曲ですね。ちょうどツアーで広島にいたから。で、そのまま東京に帰って、東京に帰るまでに3日あったから、この3日の間に誰も上げなかったら、それは「俺が上げろ」っていう世の中の使命だと思って。
(DJ YANATAKE)なるほど。『キョウボウザイ』っていうのはカタカナで書いてありますけど。これはどういったものなのか? というのをちょっと……。
(SKY-HI)まあ、サビとかで「凶暴じゃない?」っていうのを言っているけど。だから(法案の)通し方が凶暴だったんじゃねえの、それは?っていうところからかな。共謀罪ってほら、もともと……まあ「共謀罪」っていうと一部の人は怒ると思うんだけど。「”テロ等準備罪”とちゃんと言ってくれ」って言われると思うんだけど。「事実上の共謀罪」っていうことですよね。海外とかと照らし合わせた時に。
(DJ YANATAKE)共謀罪っていうのがどういうものか?っていうのをちょっと説明してもらった方がいいかもしれない。
(SKY-HI)法律の……だから、テロ等準備罪っていうのがそもそも犯行を内々で計画している時に、その計画している集団を逮捕することができるという。
(DJ YANATAKE)計画をしている段階だけで逮捕できるっていうことで、それを結構拡大解釈すると、まあね、いろんなことにつながってきちゃうということで、強引な法律なんじゃないかなっていうことで、問題になったり、ならなかったり。わからないですけど。そういうので議論が交わされているようなね、話ですよね。
(SKY-HI)これ、難しいんですけど、言いすぎると、拡大解釈のこちらがしすぎでも偏った話になっちゃうし。だからすごい難しいんだけど、ただ現実問題これは曲の真ん中らへんで「保護するのは秘密の方で テロと五輪 歪なコーデ」っていうのがあったけども。「なんのためにやるの?」って、「ほら、オリンピックが」とか「テロが」とかいうのを最初に言ったことと違う要素がどんどんどんどん出てくることとか。
(DJ YANATAKE)うん。
(SKY-HI)あと、俺『F-3』の時にちょうど(特定)秘密保護法についてちょっと嫌だなって思って言っていたんですけど。そう。「歪なコーデ」ね。コーディネート。と、いろいろかけたリリックなんだけど。
SKY-HI『F-3』
https://miyearnzzlabo.com/archives/28622
(DJ YANATAKE)うんうん。
(SKY-HI)秘密保護法と共謀罪(テロ等準備罪)を組み合わせたら、ある日急に警察が来て、「逮捕します。罪状はこちらとしては言えないんだけども、容疑がかかっているので連行します」ということが事実上可能というね。その「事実上可能」っていう時点で結構怖いっていうか。実際に俺はいちばんヤラれたのは田原総一朗さんが「(戦前の)治安維持法はそういう感じだったよ。俺は生きていたからそれを見てきたよ」っていうのをあの人が言っているのを見たら、治安維持法を知っている人がそれを言うのはたしかに重みがあると思ったし。どっちかって言うと、俺は田原総一朗リスペクトでこのラインを入れているところはありますね。
(DJ YANATAKE)なるほどね。あと、もうちょっとそもそもなんだけども。これをなんでこのテーマで曲にして、しかもフリーで出そうと思ったの?
(SKY-HI)いっぱいあって。でもやっぱり、たぶんこれは風化させるのがいちばん怖くて。どっちかって言うと、「共謀罪自身が絶対にヤバいから廃止させよう」とかもなくはないですけど。どっちかって言ったら俺は反対だから。どっちかって言ったら。ただ、その共謀罪(テロ等準備罪)自体をすごく嫌だということ以上に、このやり方で可決した法律が3ヶ月とか経ったらみんな忘れているみたいな。ほら、世の中とかで政治の話とかがタブーにされがちだから。それが本当にいちばん気持ち悪いし、怖いし。だから、語られるものとして残る必要がある。語られえない場所……たとえば中学校とか。だから自分のリスナーが、俺はもう本当にたぶん7年前ぐらいにフリーでアップしていたやつでも似たようなことを言っていたから。なんとなく、政治の話とかポリティカルなラインとかずっと入れていたんですけども。
(DJ YANATAKE)そうだよね。
(SKY-HI)だけど、それでもちゃんとポピュラリティーを得ようとがんばってきていたから。いろんな方が聞いてくれていると思うんですけど。そういう人たちの脳みそのどっかにこそ、絶対にこのタイミングで1回球を投げておかないと。で、そういう人たちがいい反応にしろ、悪い反応にしろ、絶対に話すじゃないですか。なんか「こういう曲をSKY-HIが歌っていた……のが嫌だった」でもいいんですけど。
(DJ YANATAKE)うんうんうん。
(SKY-HI)賛成派も当然いるだろうし。だから、「のが嫌だった」でも、「歌っていた。から、やっぱりSKY-HIやってくれた!」でも、なんなら「共謀罪をはじめて知りました」でもね。ニュース見ないから……とか。いろんな人がいたとして、その種があればあるほど、距離が縮まれば縮まるほど、本当に不思議なもんで。僕ね、これ声を大にして言いたいんですけど、「政治って賢い人のためにあるものじゃない」っていう。世の中の20%ぐらいのすごく教育を受けられていて偏差値の高い学校に行って、大学を卒業して……っていう人以上に、80%以上のその……「賢くない人」って言っちゃったらナチュラルディスになっちゃうんだけど(笑)。でも本当に、「私、バカだから政治わかんない」っていう人がもしいたとしたら、むしろそういう人にこそ、政治というか社会ってめっちゃ関わってくるわけじゃないですか。
(DJ YANATAKE)うん。
(SKY-HI)まあ、本当にその人たちにとってリアルに感じるのは消費税ぐらいなのかもしれないけど。そう。生きている以上は絶対にその社会とか政治とかの中に組み込まれているはずなのに、そこの話をしないまま過ごしていくのはものすごく怖いなと思ったから、ちょっとこのタイミングで俺みたいなポジションの人はやることなのかなと思いました。
(DJ YANATAKE)うん、そうだね。これはね、俺からしてみたら別にすごい普通のことで。何らびっくりもしないというか。みんな、たとえば『キョウボウザイ』っていうタイトルとか、政治的なことを言うこと自体だけを見て騒ぐ人もいるかもしれないけど。そもそもヒップホップっていう音楽はさ、そういうメッセージ性の強いものだったりとかもして。俺がヒップホップを好きになった理由って、いちばん最初にヒップホップを聞いた時に愛だの恋だのじゃなくて音楽が成立していることに本当にびっくりしたの。
(SKY-HI)ああ、わかる! 俺もそれでした。ヒップホップ、最初に好きになった時。
(DJ YANATAKE)で、「あ、全然愛とか恋とか、好きだとか愛しているとかそういうことじゃなくて音楽ってやっていいんだ」って。
(SKY-HI)わかるわかるわかる!
(DJ YANATAKE)日本のどうしてもJ-POPみたいなのを聞いていると、そういうのが多いし。ラブソングばっかりでそれもしょうがないんだけど。でもやっぱりヒップホップの面白さはそういうところにあるし。SKY-HIってヒップホップから生まれているものだと思うから。君が、別にアルバムでも、いままでもこういうことってちょいちょい言っていたりするから。別に俺は何も驚かなかったっていうか。
(SKY-HI)そうそう。でもやっぱり世の中、めっちゃ驚かれて。だから、やっぱりそんなもんなんだなって(笑)。
(DJ YANATAKE)まあ、そうだね。でも、そういう意味でまたそこから、良くも悪くも届けばいいし。
(SKY-HI)あと、やっぱりよかったなと思ったのが、これが俺がいままで一切そういう話をしていなくて急に来ると……。これね、本当にディスじゃないんだけど。でも、やっぱり過去の震災のタイミングとか、原発のタイミングとかでそれまで一切そういう話をしていなかった人が急に原発の話とかをしだした時の浅さみたいなのでちょっと嫌な気持ちになったことがあったんですよね。でも、「浅いからしゃべっちゃいけない」っていうことでは全然ないんだけど。でも、ずっと言い続けていた人と説得力が違いすぎて。で、言い続けていた方は何人かいらっしゃったけど。そういう人の方が面白かったし。楽曲も発言も。
(DJ YANATAKE)うん。
(SKY-HI)そういう意味ではずっと過去曲とか『F-3』とか。俺、フリーで出していた『96 Bars To Kill』でもそういうラインがあったっぽくて。
SKY-HI『96 Bars To Kill』
(DJ YANATAKE)うんうん。そうだよね。
(SKY-HI)そうそう。それが7年前とかでしょう? その、ちゃんとやってきてよかったな、みたいな(笑)。
(DJ YANATAKE)そうそう。でも、どうですか? 木村くんもマネージャーの立場ですけど。普通さ、ただのアイドルだったらこういう曲を出したらちょっと驚いちゃったりすることもあるのかもしれないけど。普通にSKY-HIにずっと接してきていたら、こういう人間だってういのは、ねえ。
(マネージャー木村)そうですね。けど、もうアップしようと思うみたいなタイミングでSKY-HIと一緒にいて。これをどうアップしようか?っていうタイミングだったんですけど。やっぱり一瞬、ちょっとこういうの大丈夫か? と思うんですけど。
(SKY-HI)よぎりますよね。
(マネージャー木村)よぎるんですけど、ちょっと、「なんで上げたらダメなんだろう?」って考えると、別に理由なんてないというか。それを「いや、これは止めておきましょうよ」って言いたくなっちゃうんですよ。なんか。けど、そんなに……「なにがダメなんだろう?」って思ったら、別にダメな理由なんてないんで。「やりましょう」みたいな。
(SKY-HI)全然これより放送でさ、Fワードを映す人の方が良くないと思うんだけど(笑)。
(DJ YANATAKE)まあ、それは1回置いておいて……いまのさ、木村くんの、いつもこのピュアな発言が本当にすごい好きで。SKY-HIミーティングとかをする時とかも、みんなでたとえばちょっと安牌な方向に話が行っていたりする時に、でも木村くんが「それって、なんでやったらダメなんですかね?」みたいなのを普通にフッと言った時に、意見がひっくり返ったりするんだよね。
(SKY-HI)はいはいはい。木村マジックですね。
(DJ YANATAKE)それって、本当によくて。いちばんSKY-HIの立場にも立って考えられている人で。いまの木村くんの意見、すっごいよかったですよ。「なにがダメなんだ?」みたいな。で、ちゃんと歌詞とかも全部把握してくれてから言ってくれるみたいなね。
(SKY-HI)そうですね。そう。まあ、あり得ないぐらいミスは多いけども、チーム的にはいてほしい存在ではありますよね。
(DJ YANATAKE)いやいや、本当ですよ。大事な存在ですよ。
(SKY-HI)あり得ないくらいミスは多いんだけども(笑)。
(マネージャー木村)後ほど、お詫びをちょっと……。
(DJ YANATAKE)はい(笑)。まあ、いいんですけど。ちょっと歌詞もさ、せっかくなんで。いま、ファンの人が……これ、ファンなのかな?
(SKY-HI)ファンというか、ラップオタク。
(DJ YANATAKE)「ライムハック」。
(SKY-HI)もうライムハックっていうタイトルにラップオタク感が出ているでしょう?(笑)。なんかちょくちょく、『F-3』の時とか、SALUとやった『Purple Haze』っていう曲とかが「これはあの人へのディスなんじゃないか?」みたいなので記事を書いてくれていた……。
(DJ YANATAKE)あ、これ同じ人か。把握してなかった。あれ、すごかったね。まあ、良くも悪くもスーパー深読みのね。でも、それが面白いんだよね。
(SKY-HI)ね。たぶんライムハックみたいなのがアメリカは150人ぐらいいてっていう感じなんだろうなと。
(DJ YANATAKE)そう。みんな歌詞の内容をずっとね、この番組でも言っているけどRap Geniusっていうサイトがあってね。その1ライン1ラインに「これはこういう意味なんじゃないか? こういう意味なんじゃないか?」みたいなことをやっているのを、すごいわかりやすくやって。いまTwitterとかにアップしてくれて話題になっていますね。これね。
ライムハック リリック解析
キョウボウザイ / SKY-HI @SkyHidaka 耳コピ & 解釈 & 解説 ver.2 を作成しました。 https://t.co/hsojjoUek3 社会的に関心を集めたニュース、ポリティカルな部分、ヒップホップの話題、歌詞のダブルミーニングを大まかに色分けしました?? pic.twitter.com/YlmEJpyxxp
— ライムハック (@RhymeHack) 2017年6月23日
(SKY-HI)そうなんですよ。ライムハックくん、ありがとう。
(DJ YANATAKE)これ、合っているところ、合っていないところ、あるのかな? 君から見て。
(SKY-HI)でも、それに関しては……うん。世の中に出した時点で。
(DJ YANATAKE)「それぞれで解釈して聞いてくれ」みたいなことでいいのかな?
(SKY-HI)そうっすね。ただ、それにしてもこの解釈は無理やりすぎて腹立つよ!っていうレベルのってたまにこういうのでないことはないんですけど、今回は1個もなかったですね(笑)。
(DJ YANATAKE)へー、本当に。でも、こういうのうれしいよね。
(SKY-HI)うれしいっす。単純に、うれしい。
(DJ YANATAKE)だから君の歌詞を聞いて、すごい考えながら聞いてくれているっていうことだもんね。
(SKY-HI)そう。こういうやつもいてくれるっていうのはラッパー冥利に尽きるっていうか。やっぱり、ラッパーとかソングライターって言葉の仕事の人だから。当然……俺ね、シンガーソングライター、ボブ・ディランが言っていたんだっけな? 「この人、クソ最高!」って思ったのは、「シンガーソングライターなんてコードもメロディーも同じようなものばっかり作っているんだから、我々は歌詞で勝負するしかないんだ。だから歌詞でみんなと同じようなことを言っていちゃダメだ」みたいなことを言っていたんだけど。ボブ・ディランじゃなかったらごめんなさい。でも、著名なシンガーソングライターだったんだけども。で、そう。っていう中で……。
(DJ YANATAKE)でも少し、君的に言っておきたいライン、解説っぽいことをちょっとぐらいやっておく?
(SKY-HI)やっておきましょうか? ライムハックのこれね、うれしかったっす。
(DJ YANATAKE)まあ全部じゃないにしろさ。
(SKY-HI)どこを取ります? じゃあ、ヤナさんがどこでも、「えいっ、これっ!」って言ったやつを俺、しゃべりますよ。
(DJ YANATAKE)じゃあこれ。普通にさ、WREP的にもキャッチーな話題にしちゃうけども。いいですか? 「それで作るなんて本当正気?(DAMN.)」っていう。このライムハックさんは「話題のTシャツ」と書かれていますけども(笑)。
(SKY-HI)(笑)
(DJ YANATAKE)これさ、少し話してもいいですか?
(SKY-HI)いいっすよ。
「DAMN.」とりりぽん(須藤凛々花)
(DJ YANATAKE)WREPね、このラジオ局でケンドリック・ラマーっていうアメリカでいちばん人気のあるヒップホップアーティストのニューアルバム『DAMN.』。これ、要するにケンドリック・ラマーのアルバムのタイトルなんですよね。これのキャンペーンをやったんですよ。等身大のパネルなんかこのパネルに置いてさ。君も一緒に写真を撮ってもらったりしたよね?
(SKY-HI)いや、俺ね、ケンドリックとは撮っていないんですよ。ちょうどいなくて。
(DJ YANATAKE)ちょうどいなかったのか。まあでも、そのキャンペーンをやったから、お礼にTシャツがたくさん届いたのよ。で、それをもちろん君もケンドリック・ラマー好きだし。しかもカラーがプロモカラー。売り物じゃないやつなんだよね。
(SKY-HI)ねえ。グレーのやつ。レアなんですよ。
(DJ YANATAKE)あれ、レア。でもちゃんと「TDE」っていうね、彼らのレーベルのオフィシャルのプリントされているやつで。で、もちろん君もケンドリックが好きだから、「じゃあ、あげるよ」なんつったら、前回のこの集録の時に着て写真を撮ったりなんかして。それを普通にアップしていたよね?
(SKY-HI)そうっす。そうっす。だから、結構我々としてはおなじみだし。だから、わかんないんですけど。もうほら、アイドルのマナーはわかんないから。りりぽんが世の中的にどのぐらい受け入れられていて、受け入れてなくて。それぞれ彼女には彼女の正義がなにかしらあって。彼女のファンには彼女のファンのなんかしらの正義とかマナーがあるから。そこに対して口出しをする権利は一切ないんですけど。ただ、我々からすると同じ音楽を好きな同志みたいな。りりぽんに対しては仲間意識みたいなものも少なからずあったから。Tシャツ、同じのを着ているだけでちょっとうれしくなっちゃう。あれ、何なんでしょうかね? 工業高校に女の子の転校生が来たみたいなのに近くて(笑)。
(DJ YANATAKE)でも、そうかもしれない(笑)。で、りりぽんさん。須藤凛々花さんはこのWREPでも毎週木曜日に夕方、渋谷WREP学園っていうのにレギュラー出演してもらっているぐらい、すごいヒップホップがめちゃめちゃ詳しいんだよ。
(SKY-HI)しかも、DOWN NORTH CAMPとかめっちゃ詳しかったりとか。俺、いちばんね、「いや、これツイートするのは止めておけ」って思ったのは、BESさんのアルバムの曲の「これはイリーガルだから止めておけ!」っていうラインとかをツイート普通にしちゃったりしていて。
(DJ YANATAKE)でも彼女、すごい頭のいい子で。哲学書とか自分で書いちゃうぐらいだけど。やっぱり言葉として日本語ラップを楽しんでいるみたいだし。すごいよ。SKY-HIも聞いているって言ってましたよ。
(SKY-HI)本当に? あ、これも聞いているのかな? これの意見も……(笑)。
(DJ YANATAKE)まあまあまあ。それでね、彼女にもうちに「キャンペーンやったお礼に」って来たやつで、パーソナリティーの人にたまたまそのTシャツをあげていたのよ。で、あげた時点でもうすぐ総選挙だったからさ。「じゃあ、沖縄で着ます」とかその時点で言っていたから。「なんかに対するアンサーが」とか無理やりこじつけとかあったけど、全然そんなことなくて。普通にケンドリック・ラマーのTシャツを普通に着ただけで。
(SKY-HI)そうそう。
(DJ YANATAKE)これ俺、他の番組でも言ったんだけど。そんなのケンドリックなんてビルボード1位。アメリカでナンバーワンアーティストのTシャツを着ているんだから、マイケル・ジャクソンの『BAD』のTシャツを着ているようなもんなんだよ。
(SKY-HI)そうそう! だってグラミー11部門ノミネートでしょう? 歴代2位とかでしょう? それのTシャツ着ている人が少ないだけで……っていうか、どっちかって言うとネット記事でそれを知らない人の音楽リテラシーの低さに記者は恥じてほしい。
(DJ YANATAKE)本当だよね。アメリカで1位のアーティストのTシャツぐらい、ちょっと調べたらわかってほしいなって。
(SKY-HI)そう。ユーザーは知らなくてもしょうがないっすよ。だけど記者はそれをネタに書くんであれば、それがたとえばわかんないですけど。それがものすごいどこか僻地の誰も知らねえよみたいなアーティストのTシャツだったらしょうがないけど。ビルボード1位、グラミー賞11部門ノミネート。押しも押されぬ世界1位のアーティストですよ?
(DJ YANATAKE)もうめちゃくちゃデカいフェスの大トリを務めるようなアーティストのTシャツを着ていただけだから。
(SKY-HI)世界一のアーティストを知らない記者。「恥じろ!」っていう。
(DJ YANATAKE)本当だよね。そしてみんなも、簡単にそのネットの記事になっていたら、それを簡単に鵜呑みにしすぎ。
(SKY-HI)本当。日本人、活字に弱すぎ問題。
(マネージャー木村)ちょっといいですか? たぶんそれ、俺が思うのは、そっちの知らない人たちに記者の人たちがこういうものだってわかっていて、そうじゃないところを刷り込もうとしているんじゃないか?ってちょっと思っているんですよ。
(SKY-HI)ああー、まあその可能性もあり得るっすね。でも、そしたらなおさらタチが悪いっすね。
(マネージャー木村)そうなんですよ。だからすっごいタチが悪いなと思うんですけど。
(DJ YANATAKE)ただ、みんなもそんなのに騙されるなと言いたい。
(SKY-HI)うん。「リテラシー」みたいなのは本当、大事。発言とかMCとか、そういうのも含めていい方向に語り継がれることも多いと思うけど。ツイートって活字じゃないですか。だから言っていないことを言ったかのようにされるみたいな。俺ね、これ最近友達のラッパーがMCでFワードで、俺とは全然関係ないんだけど、なにかのことを言っていたみたいなのをネットで見て。「これ、よくねえな」と思って。迷ったんだけど、本人に怒ったんですよね。「これ、言っちゃダメじゃん」みたいなのを。そしたら本人、「言っていない」って言うんですよ。
(DJ YANATAKE)うん。
(SKY-HI)「ちょっと近いこれとこれで、これのことをこうやって言って、これのことをこうやって言ったらこういったことを言ったってことにされてしまったんだ……」みたいなことをその彼は言っていて。俺はその場にいなかったから、全体がわからないじゃないですか。これは受け取り手と、あと1億全員発信時代だから、そこらへんのリテラシーに問われるけども。そこらへん込みの「DAMN.」ですね。
(DJ YANATAKE)本当ですよ。本当ですよね。で、ちょっとでも自分がすぐに「やべー! これ、RTしたい!」っていう気持ちとかもわかるんだけど、1回まず自分でも調べよう。
(SKY-HI)わかる!
(DJ YANATAKE)で、ちゃんとしたニュースソース。ニュースの元がしっかりしていれば、別にそれは本当のニュースなのかもしれないし。なんかまず広める前にね。
(SKY-HI)それ、俺ヤナさんから学んだんですよ。それこそ震災タイミングでデマ、デマゴーグが多すぎて。ソースの大事さみたいなのを我々は学んだはずなんですけど。
(DJ YANATAKE)そうだよ。本当だよ。あの時に学んだはずだよ。
(SKY-HI)でも、あれから6年。たった6年で人はこうやって忘れていくんですよ。たぶん、いまみんなテロ等準備罪(共謀罪)とか治安維持法と近いとか、いいことも悪いことも両方言われているけども。6年たったらみんなもう、この法律のこと、忘れてますよ。
(DJ YANATAKE)そういうことなのか。ちょっとあの時のことも思い出して。いろいろとね、ネットニュースとかも気をつけてもらいたいんですが。『キョウボウザイ』、もうちょっと歌詞のことを聞いてみたいけど。たとえば木村くん的に気になるラインとか、ありました?
(マネージャー木村)気になるというか、こういうのと流れがちょっと違うのかもしれないですけど。「ラッパーはニュース出てもギャグラップ やめてくれもうたくさん(うさんくさい)」みたいなのは、俺はこれまんまだと認識しているんですけども。
(SKY-HI)これはまんまですね(笑)。
(マネージャー木村)こういうのになると、ちょっと言いにくい感じなんですけど。俺はここは結構好きというか。
(SKY-HI)ああ、「気持ちよかった」みたいな?
(マネージャー木村)そうです。そうです。
(SKY-HI)本当ね、メディアに出れなかった頃のラッパーのプライドみたいなのってなにかしらあって。出れないから、しょうがないからかっこいいものを我々は突き詰めていこうみたいな時代をちょうどプレイヤーとして生きていた側としては、その「仕事をもらえりゃなんでもいいのか?」みたいなのをちょっと見たりすると、ものすごい嫌な気持ちになることはあるんですね。あと、フリースタイルとかってラジオと相性はめっちゃいいけど、動画との相性って危ないから選ぼうぜとはやっぱり思う。
(DJ YANATAKE)うんうん。
(SKY-HI)それは、思いますね。
(DJ YANATAKE)まあね、どうしてもわかんない人たちが……よく言うけど、「ラッパーならすぐフリースタイルしてくださいよ」みたいな。扱われ方っていう問題ですよね?
(SKY-HI)そうそうそう。で、それはもうちゃんと自分たちでやっていかなきゃダメ。やっていい時も当然あると思うんですよ。かっこよく見える時も。でも、そうじゃない時も多いから、それはちゃんみなのように、「いや、そういうのやってないんで。ウチ」って言えよ!っていう。俺、その話を聞いて本当、ちゃんみなのね、プロップスが俺の中でグイ上がりしたっていう(笑)。
(DJ YANATAKE)そうだよね。それ、かっこいいよね。自分のスタイルをちゃんと守れっていうことだな。
(SKY-HI)自分のスタイルをちゃんと守れ。あと、客観的に見て、いいかどうかっていうのはたぶんわかるでしょう?っていう気がするんですけどね。俺もめっちゃこだわってますもんね(笑)。
(マネージャー木村)ラジオのフリースタイルは気持ちも違うし。聞いている人がたぶんわかるぐらい、楽しさ。テレビで見てるとちょっとハラハラしちゃうんですよ。「大丈夫なのか、この人?」って思っちゃう気持ちが出ちゃう。ラジオはそういうの、ないですもんね。
(SKY-HI)よっぽどのことがない限り。あと、長い時間やれるし。テレビは誰かと絡みだと意外とやれるんだけど。たとえばビートボックスしてくれる人がいるとか、ドラムを叩いてくれる人がいるとかだったらテレビとかでも全然やれるけど。テレビで1人で……みたいなのは結構危ないっすね。だからラジオは全然やる。まあいいや。俺の話はいいっす(笑)。
(DJ YANATAKE)そう。ちょっとさ、長くなってきちゃったからまず曲を聞こうか。その後にまた考えよう。じゃあ、曲紹介の方をお願いします。
(SKY-HI)じゃあ聞いてください。トラックも俺。ラップも俺。全部俺!って昔、KREVAが言ってましたね(笑)。そんな話はいいとして、聞いてくれ。SKY-HI『キョウボウザイ』。
SKY-HI『キョウボウザイ』
(SKY-HI)お送りしたのは僕、SKY-HIで『キョウボウザイ』でした。
(DJ YANATAKE)まあ、だいぶこの話をしてきたんだけど。ちょっと1個、俺がやって木村くんがやったんで。君的にも自分で1個、気になるところを。
(SKY-HI)俺ね、「ここ気づいてくれた。うれしいな!」っていうのはね、「右・左 錆びたシーソー」っていうのがあるんですけど。俺がね、人生ではじめて……っていうか、先に言っておくといま、俺はもう右とか左とかっていう言葉とかって、すごく前時代的というか。もういま、危ないじゃないですか。かならずしも、たとえばリベラルな考えをしていたら左かっていうとそんなことはないし。かならずしも保守的・コンサバな考えをしている人が右……簡単に言ったら右翼か?って言ったらそうでもないし。それをごっちゃにするのはもうやめようぜって思っているんですけど。最近、特に。それを昔、RHYMESTERっていうものすごいリスペクトしているレジェンドたちが『グレイゾーン』っていう曲でね、「危険だ その錆びついたシーソー 右も左も危なっかしいぞ」って歌っていて。それへのリスペクト込みのラインなんですよね。「右・左 錆びたシーソー」っていうのは。それをね、ライムハックが気づいてくれたのがうれしかった。
RHYMESTERインスパイア
(DJ YANATAKE)なるほどね。要するに、RHYMESTERインスパイアっていうところにちゃんと気づいてくれているということで。さすがライムハックさん、すごいですね。
(SKY-HI)すっげーうれしい。めちゃくちゃ上手くないですか? 錆びたシーソーって右と左、危ないじゃないですか。っていうのと、行ききった右・左の思想は危ないじゃないですか。俺、もうRHYMESTERの好きなラインの中でも結構上の方なんですよね。
(DJ YANATAKE)なるほど。これはヒップホップIQ高いですね。かなり。
(SKY-HI)そうそう。だからそれをね、気づくあたりライムハックリスペクト!
(DJ YANATAKE)まあ、そんな感じでSKY-HIの『キョウボウザイ』。こちらはフリーダウンロードができるんですよね。あと、YouTubeでも見れたりとか聞けたりとかしますので。このタイミングでTwitterもつぶやいておきますので。みなさんチェックしてください。
(SKY-HI)ください!
(DJ YANATAKE)このSKY-HIのコーナーでは、俺がこのSKY-HIの曲と並べて聞いた方がいいんじゃないかなという曲を。で、今回はこの『キョウボウザイ』と並べて聞いてほしい曲が1個あります。こちら、ロジックというアーティストの曲なんですけども。ロジックというアーティストはハーフなんだよね。で、白人と黒人のハーフで、そういう生い立ちからいろんな、やっぱりいろいろ厳しい環境があったと思うんですけど。最近、やっぱりお金、女、ドラッグ、酒……。
(SKY-HI)Money, Bitches, Drugs……。
(DJ YANATAKE)みたいなものがヒップホップの歌詞としては正直流行っているんですけど。やっぱり、ケンドリック・ラマーもそうなんですけど、このロジックという人も結構そういういポリティカルなというか……。
(SKY-HI)コンシャス。
(DJ YANATAKE)うん。コンシャスなメッセージがすごく強いラッパーで。あと、いまマンブルラップって言ってさ。ぶつくさぶつくさしゃべって、アメリカ人でも何を言っているか聞き取れない、ゆったりもったりしゃべるドラッグっぽいラップが流行っているんですけど。
(SKY-HI)ちょっとストーナーラップの先ですよね。完全に。マンブル。
(DJ YANATAKE)まあ、そういう言葉があるんですけど。とは真逆で。いわゆるスピット系というか。ケンドリック・ラマーもそうなんですけど。そういうのの代表格の1人で。ケンドリック・ラマーがいる時代にこのタイプ、どうなのかな?って思っていたら、ちゃんとロジックさんもめちゃめちゃ人気があって。君、すごい好きなんだよね。ロジックね。
(SKY-HI)俺、ロジックが好きでしたし。あと、このタイミングでこのアルバムをこのクオリティーで出したっつーのはめっちゃ勇気をもらったっすね。ほら、ケンドリック一強みたいにもう、完全に『DAMN.』で確立した感じがあったから。それに対して全然間を空けないタイミングで『Everybody』を出して。この最高さっていうのでちょっとね、久しぶりに涙が出ましたね。
(DJ YANATAKE)そうそう。正直、ラップとかもケンドリック・ラマーっぽいなと思うところはある。
(SKY-HI)絶対にロジックはケンドリックっぽくあえてするっていうか。「俺だって……っていうか、俺の方がラップ上手いし!」みたいなロジックのあれっすよね。絶対にこれは。
(DJ YANATAKE)そのスピットする……ウワーッてラップする。まあ、SKY-HIとかも結構そういう部分があって、それで今日、これを選んだんですけど。そういうスピット系タイプのラッパーとしてはケンドリックとロジック。そこにSKY-HIも挙げておきましょうか。
(SKY-HI)あと、マックルモア!(笑)。
(DJ YANATAKE)(笑)。そうそう。こういうラップのかっこよさもあるし。こういう遅いビートというか、そういうのに対してのラップアプローチというか。そういうところもすごく似ていたし。この『Everybody』っていう曲も結構そういうコンシャスな内容だったんで。『キョウボウザイ』と結構通ずるところがあるんじゃないかなと思って。これもビルボード1位なんですよ。アメリカで。オリコン1位みたいなことですよ。
(SKY-HI)ねえ。
(DJ YANATAKE)で、アメリカでこういう歌詞の曲もバンバン1位になっているし。で、同じようにさっきの『キョウボウザイ』じゃないですけど。「この歌詞はこういう意味なんだ」ってバンバンにやって盛り上がっているという。そういう、全然アメリカとも変わりないことをSKY-HIもやれているし……という説明もしたくて。
(SKY-HI)ちゃんとね。ちゃんとやりましょう。がんばります。
(DJ YANATAKE)そうなんですよ。だから、SKY-HIも1位になる日、近いと思いますんで。
(SKY-HI)やります。やります。
(DJ YANATAKE)そんな感じでこちらの曲。ヤナタケがSKY-HIの『キョウボウザイ』と並べて聞いてほしい曲でセレクトしてみました。聞いてください。ロジックで『Everybody』。
Logic『Everybody』
(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのはDJ YANATAKEが選曲しました。SKY-HI『キョウボウザイ』と並べて聞いてほしい曲。ロジックの『Everybody』でございました。やっぱりなんか通ずるところ、あるな。
(SKY-HI)あ、マジっすか?
(DJ YANATAKE)でもさ、別にさ、お互い昔からこのスタイルでやっていたわけだしさ。
(SKY-HI)たしかに。ロジックが全然ミックステープとかの頃で、俺は……そうっすね。たしかに。
(DJ YANATAKE)でも、なんかたまたまその2人が重なるような瞬間がいまこの新譜で見えたりするのはすっげー面白いなと。
(SKY-HI)たぶん、あれは違うんだけど。USのヒップホップのクールな連中ってトラップとかで、それこそドラッグの歌とかをゆるーく歌うのがいま、クールじゃないですか。だから、たぶんそれのカウンターでロジックみたいなスキルフルっていうんですかね? ラップを上手くやるっていう人が出てきたと思うんですけど。たぶんいま日本って、フリースタイルブームでラップの上手い/下手というよりは、バトルの強い/強くないとかの方に重きがいっているタイミングだから、たぶんスキルフルなラップをちゃんとしたくなる俺がいるとか。カウンターなんすよ、結局。
(DJ YANATAKE)やっぱさ、フリースタイルラップは別にすごい面白いし。それはそれでいいと思うんだけど。やっぱり即興の中で作れるものっていうのも正直限界があると思うんだよね。まあ、それはそれで進化しているんだろうけども。でも、やっぱり本当にフロウとかライミングも超考え抜いて出したものがさ、作品に、音源として落とし込まれる中でさ。やっぱりそこにまだ、どんだけアイデアを詰め込めるか? みたいなののトップに行っているのがケンドリック・ラマーとかロジックとかのラップだと思うし。で、それを日本で言うならSKY-HIと言ってもいいんじゃないですか?
(SKY-HI)言っていいと思う。あのね、たぶん他にもやっている人は絶対にいるんだけど。すげー細かくて。子音と母音の間にリズムを入れる/入れないとか。結構そういうのをいっぱいやっていて。そういう話もいつか……。
(DJ YANATAKE)レコーディングの時にいつも話しているもんね。そういうのね。
(SKY-HI)あ、そうそうそう(笑)。すっげーデリケート……でも、そんなのさ、楽器の人ってみんなやっているじゃないですか。「ここ、ギター、弦の指を離す音を入れる/入れない」とか。ドラムの人もね、「ここのハイハットクローズ、踏んでから叩くのか、踏むのと同時に叩くのか」とか。そういうのをラッパーだけやんないのはやっぱりおかしいから。それはね、必要に応じてやっている感じ、しますけど。
(DJ YANATAKE)まあでもね、今日もよかったですよ。こういうすごいマニアックな話に聞こえるかもしれないですけど。ちょっとがんばってついて来てもらったら、本当にSKY-HIの世界がもう何倍にも楽しくなると思うし。それを踏まえて、またいま『カタルシス』とかを聞くとですね、また新しい気づきが……。
(SKY-HI)そう。あとね、両方。ついて来れない人のためにも、めちゃくちゃ気持ちが楽になるようなやつも近いうちに出します(笑)。これ、7月2日でしょう? 近いうちに面白いなっていうのが出たりしますよ。だから、楽しみにしておいてくださいよ。
(DJ YANATAKE)おっ、なんと。いろいろ期待していいですね。
(SKY-HI)両方やる。それはね、「なんで日本でロジックとかケンドリックみたいなことをやってもスポットが当たらねえんだよ?」って言って腐るのは簡単だけど、当たるまでどんなことでもやり続けるっていう意味では、いろいろやりますから。楽しみにしておいてください。
<書き起こしおわり>