渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』でヒューストン出身の新人シンガー、イマニ・スコットの『Get Litty』を紹介していました。
PRESS ?? My single #GetLitty is out NOW ?????? on all music outlets ?? be sure to like and share. P.S this is my favorite part of the song ???????? pic.twitter.com/gBCy9KN4WX
— Imani Scott (@ImaniScott_) 2017年4月12日
(渡辺志保)あんまり『INSIDE OUT』で女の子のシンガーの曲とかあんまかけないんですけど、ちょっとめっちゃ気になるシンガーの子が出てきたので、ここで紹介させてもらいたいと思うんですけども。イマニ・スコットという名前のブラックの女の子なんですけど。あのね、彼女テキサス州はヒューストン……あれっ? さっきも私、スカーフェイスでヒューストンの話したけど、ごめんね~! みたいな。ゴメンゴメンっていう。
(DJ YANATAKE)(笑)
(渡辺志保)はい。こういう時じゃないとしゃべれないから、ゴメンゴメンっていう感じなんですけど。テキサス州ヒューストン出身の、ちょっと前に大学を卒業したばっかりの本当、フレッシュ青田買いな女子なんですけども。テキサス州ヒューストンのディーヴァと言えば、ビヨンセがいるんですよ。で、この子の新しい曲なんですけど、『Get Litty』っていう……「Litty」っていまのスラングだと「盛り上がる・ヤバい・イケてる・アツい」っていう意味なんですけど。「盛り上がろうぜ」っていう曲なんですが。
スラング「Lit」
あのね、ヒューストン女子だからかわからないですけど、「メイクした後の私ってすごいSlayでしょ?」って。「Slay」ってビヨンセも『Formation』でめっちゃ言っていたけど。「キルするよ! めちゃめちゃ戦闘能力高いよ! 私、イケてるよ!」っていう意味で「Slay」って言ったりとか。あと、ビヨンセが作った造語で「Freakum dress」っていうのがあって。「男たちをメロメロにするドレス」っていう、女子の勝負服ですね。なんで、「勝負服を着てパーティーに行く」みたいなラインがあったりして。そこはかとなく、「あれ? ちょっとやっぱりビヨンセの影響下にあるのか?」と思わせるラインもあるんだけど、彼女、この『Get Litty』がヤバいのは、ビデオがちょっとカマイヤーっぽいっていうか……。
(DJ YANATAKE)(笑)
(渡辺志保)カマイヤーよりもさらにレトロなバイブス。で、デジタルのクリアな画質じゃないんですよ。VHSとかフィルムを思わせるような画質でわざと撮っていて。で、ちょっと昔のアメリカのドラマなんかを思わせるようなところだったりとか。あと、結構ブラックムービー好きにはたまらないかもしれないですけど、DJが「今日も暑いけど、みんな元気にやってっか?」みたいな。「彼女の新しい曲、聞いてくれ!」みたいなそういうDJがラジオに向かってしゃべるみたいなシーンが冒頭に挟まれていて。そういうのもいちいち、すっごいたまんない。
で、この曲を作っているプロデューサーの方もアイザック・チル・ヨーマンさんっていう方が作っている曲なんだけど。彼もずっとヒューストンのシーンを支えていて。古くはビリー・クックとかリル・キキとかね、ビッグ・ホークとかバン・Bとか、ポール・ウォールとかそういうのを手掛けてきた名プロデューサーが手掛けているトラックで。でもね、すっごいドロドロしたドープなトラックじゃなくて、ブルーノ・マーズとはまたちょっと違う濃さのファンクっていう。すっごい爽やかなドープなファンクになっていますので、ぜひぜひこのイマニ・スコットちゃんに注目して聞いていただきたいと思います。それでは、お送りしましょう。イマニ・スコットで『Get Litty』。
Imani Scott『Get Litty』
(渡辺志保)はい。すっごいノリノリでいま、踊りながらしゃべってしまいましたが(笑)。いま聞いていただいておりますのはヒューストン出身の新人シンガー、イマニ・スコットの『Get Litty』。彼女、アルバムの『The Introduction』っていうのが近々リリースされるみたいなので、そっちの内容もすごい楽しみです。
(DJ YANATAKE)俺、これすっごい好き。
(渡辺志保)マジですか? ありがとうございます。
(DJ YANATAKE)さっき志保に言われて聞かずにiTunesで買ったんだけど、買ってよかった。これ。
(渡辺志保)あ、よかったっす。
(DJ YANATAKE)これ、超勉強になりました。
<書き起こしおわり>