ナイツのお二人がTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で、ドナルド・トランプ大統領誕生と、漫才協会内での移民問題について話していました。
(塙宣之)トランプさんが大統領になりましてね、移民問題がいろいろ言われてますけどもね。漫才協会もこれ、似たような状況だと思うんですね。
(出水麻衣)どういうことですか?(笑)。
(塙宣之)漫才協会が最近、コント山口君と竹田君とかが入ってきたわけですよ。これもね、「コントじゃないか?」と一部の師匠がモメたわけですよね。「コント山口君と竹田君がなんで漫才協会に入ってくるんだ? 漫才師以外、入れるな!」と。これは、トランプと一緒で。
(土屋・出水)(笑)
(土屋伸之)あ、これは移民問題ですか?
(塙宣之)「コントの協会に行けばいいだろう? なんでわざわざ漫才協会に入ってくるんだ?」と。これ、全部一緒ですよ。EUのあれとね。
(土屋伸之)内向きの考え方ですね。
(塙宣之)要するに、弱い協会にあふれた難民芸人がいっぱい漫才協会にあふれてきているわけですよ。
(土屋伸之)師匠たちを「難民」って言うな!
漫才師以外は入れたくない
(塙宣之)で、「やっぱり漫才師以外は入れない方がいいんじゃないか?」っていう主張もあるんですけど、実際に営業とかに行った時に漫才だけ15連発見た時にお客さんはどうなのか? と。中にコントの人とか漫談の人とかいないと、バラエティーに富んでいないじゃないかと。
(土屋伸之)お客さんのことを考えるとね。
(塙宣之)そう。お客さんのことを考えてないじゃないかと。ということは、やっぱりコント山口君と竹田君も戦力だし、いないといま、逆に困りますから。むしろ山竹さんがいないと笑いを取れる人がいないわけですよね。
(土屋・出水)(笑)
(塙宣之)実際に、本当に。
(土屋伸之)いますよ。いますよ。師匠、大丈夫。漫才もいっぱいいますけどね。
(塙宣之)だからこれがやっぱり難しいですよね。同じことなんだろうなと思って。アメリカのトランプも。
(土屋伸之)どうするんですか? 塙さんがもし、会長になった時に。新しい大統領になった時に移民問題はどう取り組んでいくんですか?
(塙宣之)それはもう、俺はボーイズバラエティ協会と漫才協会の間に壁を作りますね!
(土屋・出水)(笑)
(土屋伸之)ああ、もう移民を許さない?
(塙宣之)はい。
(土屋伸之)コントも楽器ものも全員、もう拒否しますか?
(塙宣之)全員、やっぱり。漫才協会なわけですから。
(出水麻衣)予算は向こう持ちで(笑)。
(土屋伸之)内向きな人が次期大統領候補になっていますけども。
(塙宣之)ゲラウト(Get Out)!
(土屋伸之)誰だよ(笑)。一緒にしちゃダメだよ(笑)。絶対にダメだよ。
(出水麻衣)世界的な潮流に乗っちゃってね。
(土屋伸之)どうでもいいですから。世界的にはね。コント山口君と竹田君が漫才協会に入ってこようが(笑)。
(塙宣之)いや、いるんですよ。そういう動きが。
(土屋伸之)でも、言っている人があれでしょう? ピン芸人だったりするでしょう? 漫才を解散して1人で漫談とかをやっている人でしょ? 「あなたも違うでしょ!」っていう人たちが言っているわけですからね。
(塙宣之)漫才師が少なくなってきているんですよ。白人が少なくなってきているのと全く同じです!
(出水麻衣)おおー。
(土屋伸之)いや、「おおー」じゃないよ!(笑)。
(塙宣之)いや、純粋な漫才師がいないんですよ。
(土屋伸之)熟年解散したりね。
(塙宣之)熟年解散して。それこそ、Wコロンだってね、Wコロンって結構コンビとして戦力だったわけですよ。それが急に解散して、でも別に漫才協会を抜けるわけじゃないじゃないですか。すると、木曽さんちゅう、ねづっちっていう2人分の香盤を作らなきゃいけない。
(土屋伸之)1人ずつピン芸人で残っているからね。
(塙宣之)で、そういうコンビがいっぱいいるわけですよ。漫談、漫談、漫談、漫談……になっちゃっているわけですよ。だからこれは漫才協会なのに漫才が少なくなっている。なんかよくわからないけど、ヒスパニック系と同じような……
(出水麻衣)(笑)
(塙宣之)いや、よくわからないですけどね。
(土屋伸之)無理やりつなげなくていいよ! トランプさんと。
(塙宣之)ヒスパニック系? なんかよくわからないですけども。
(土屋伸之)覚えたての単語を言わなくていいですよ。
(塙宣之)ゲラウト!
(土屋伸之)新しいギャグみたいにしてますけども(笑)。ただのトランプさんの真似ですよ(笑)。
(塙宣之)ねづっち、ゲラウト!
(土屋伸之)ねづっち、出したらダメだよ。めちゃくちゃ戦力じゃねえかよ(笑)。大打撃だよ、ねづっちがゲットアウトしたら(笑)。ねえ、みなさん、いてくださいよ。コントも漫談も。
(塙宣之)そうですね。本当にだから、ひとつになりましょうよ。
(土屋伸之)それをうまく漫才協会がまとまったらいいですよね。
(塙宣之)そうですね。おぼん師匠が分断してしまった漫才協会をね、ひとつにしていきたいですね(笑)。
(土屋伸之)ああ、そうですか? おぼん師匠が分断しちゃった?
(塙宣之)やっぱり、おぼん師匠が……
(土屋伸之)いっぱい入れすぎちゃったのかな? 山竹さんを入れたのもおぼん師匠だからね。
(塙宣之)ああ、そうかそうか。入れすぎちゃったんだね。そうかそうか。おぼん師匠のおかげだね。
(土屋伸之)国境をなくしたおぼん師匠の功績ってことでよろしいですか?
(塙宣之)間違えてました。おぼん師匠のおかげです。
(土屋伸之)そんなおぼん師匠をね、独演会ではかなりディスってますので(笑)。
(塙宣之)そう。それも注目ですね。
(出水麻衣)注目なんだ(笑)。
(塙宣之)注目。
<書き起こしおわり>