宇多丸 KIRINJI『The Great Journey』のリリックを解説する

星野源 KIRINJI『The Great Journey feat.RHYMESTER』を語る 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中でKIRINJIとRHYMESTERのコラボ曲『The Great Journey』の宇多丸さんのリリックについて解説をしていました。

(宇多丸)ということでね、オリンピックなんかもみなさん、ご覧になっていると思いますが、本日はさっそくですね、曲に行きたい。2曲かけようと思うんですが。1曲は今週水曜日、8月3日に発売になりましたKIRINJIのニューアルバム『ネオ』がすでに発売されていますが。そちらの1曲目で先行配信もされています。KIRINJIとRHYMESTERの初コラボをいたしました。この番組でも何度も紹介しておりますし、TBSの今週のの推薦曲。まあ、嫌っていうほどあちこちでかかるかもしれませんが、この番組でも改めてかけさせていただきたいと思います。

あ、ちなみにこの番組ならではの情報を付加しておくならば、誰も突っ込んでくれないから自分で言うけど。初めて直立して立った猿人・原人の古代からの歩みと、ホテル街を彷徨う恋人たちの姿を重ねるという。で、堀込高樹さんというお兄さんがアイデアを出していただいて。「変なことを言ってるなと思ったら、だいたいお兄さんですよ」なんてことを言いましたけど。ただ同時に、ここは誰も突っ込んでくれないからいうけど。一応これ、僕の割と得意技っていうか。ものすごい太古からの話を下ネタにつなげるみたいなのは僕、昔からやっていることで。

昔から宇多丸がやっている得意技

と、壮大な宇宙的な……たとえば、『Universe of Love』っていうね、松井寛さんの曲をフィーチャリングで。こうやって宇宙的なテーマとつなげるなんていうのは。

宇多丸 松井寛との共演曲『UNIVERSE OF LOVE』を語る
宇多丸さんが東京女子流のプロデューサーなどで知られる松井寛さんのソロアルバムに参加。宇多丸さんがフィーチャーされた曲、『UNIVERSE OF LOVE』の出来に非常に満足していると語っていました。 (宇多丸)まずはじゃあ、スペシャルウィー

で、たとえばモロの話ですけど。サビで出てくる「遺伝子のバトンタッチを受け継いだ……」。オリジナルは「俺ら」なんですけど。「僕らは神の子孫たち」とか。あと、「……たどり着いたもん勝ち」っていうこのライミングは、完全にRHYMESTERの『野性の証明』っていう曲からのセルフサンプリングでございます。とかね。まあ、古くは『The God / The Mad』なんて曲があったりとか。

私のソロナンバーでもある『バースデイ』という曲とか。割と得意技のあれなんで。まあ、「宇多丸、おなじみの得意技をやってやがんな」っていう曲でもあるんですよということは、誰も言ってくれないので私が言いました。お聞きください。KIRINJI feat. RHYMESTERで『The Great Journey』。

KIRINJI『The Great Journey feat. RHYMESTER』

うーん。いいですね。やっぱりね。KIRINJIのニューアルバム『ネオ』に収録されております、KIRINJIが初めて他のグループとコラボした。我々RHYMESTERとコラボしました『The Great Journey』。もうさんざんね、かけておりますが。改めてお聞きいただいた次第でございます。『ネオ』、他の曲も本当に素晴らしいです。今回、初めて他のメンバーから作ってもらってやったりとか、女性ボーカル曲があったりなんかして。新生グループならではの引き出しの多さっていうか懐の深さというか、そういうのが増えた。そういう意味でも素晴らしいアルバムなので。この夏にぴったりの1枚じゃないでしょうか。お聞きください。

<書き起こしおわり>

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