CREAM MinamiとKOWICHI 交際発表後の生活を語る

CREAM MinamiとKOWICHI 交際発表後の生活を語る INSIDE OUT

CREAMのMinamiさんとKOWICHIさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。交際を発表した後の2人の生活や楽曲製作、KOWICHIさんの新作アルバム『YOMIURI』の話などをしていました。

(渡辺志保)ということでちょっとこのタイミングで今日、お待ちかねのゲストのお二方をお迎えしたいと思います。本日はニューアルバム『YOMIURI』をリリースしたばかりのKOWICHIさん!

(KOWICHI)お邪魔します!

(渡辺志保)そしてMinamiさん from CREAM!

(Minami)Minamiでーす! お邪魔しまーす。

(DJ YANATAKE)いらっしゃーい! ついにね、この2人でね。

(渡辺志保)でもさ、さっきまでWREPのラジオにも2人で出てたから。ちょっともう聞くことねえな……みたいな(笑)。

(DJ YANATAKE)さっき、あっちはあっちで面白いことをしゃべっていたもんね。

(渡辺志保)とは思いつつも、ちょっと我々は我々でKOWICHIくんとMinamiさんですね。いまからいろいろと伺いたいなという風に思っています。で、今日はMinamiちゃんのInstagramのアカウントでインスタライブもやってるということでございますので。もしね、画的にどうなってるのが気になるという方がいらっしゃいましたら、そのMinamiちゃんのInstagramもチェックしてもらえればなと思います。2人でこうやってラジオとかメディアに出るっていうのは、もう結構やってらっしゃる?

(KOWICHI)いや、今日が初めてじゃない?

(Minami)今日が初めてです。

(渡辺志保)どうですか? お二人で……。

(KOWICHI)えっ?

(DJ YANATAKE)2人でメディアに出るっていうのはどういうことか?って。

(KOWICHI)えっ、どうですか?

(Minami)でも普段と変わらないかな?

(渡辺志保)で、かつ、さっきまで出ていたWREPのラジオもさ、結構ホーミーがいたじゃないですか。で、この『INSIDE OUT』も私とヤナタケさんで。ヤナタケさんだってMinamiちゃんと津々浦々に……(笑)。

(Minami)フフフ(笑)。

(DJ YANATAKE)まあまあ、僕はたまにCREAMのDJもやらせてもらっているんであれなんですけど。こう、2人がお付き合いをするのを発表する少し前にね、教えてもらったっていうか。僕も気づいたこともあったんですけど。「いや、実はさ、私KOWICHIとさ……」みたいな話をしてくれる時があって。

DJ YANATAKEと渡辺志保 KOWICHIとCREAM Minamiの交際発表を語る
DJ YANATAKEさんと渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でInstagramで交際を発表したKOWICHIさんとCREAM Minamiさんについて話していました。 (DJ YANATAKE)そしてもう1個、こ...

(DJ YANATAKE)で、そこからいろいろ話を聞いてて。たしかにでも、日本だといま、この2人がこうやっている感じはフレッシュで新しく映るけど、アメリカだとね、割とビッグカップルたちがさ。

(渡辺志保)ねえ。ビヨンセ・ジェイ・Zしかり。カーディ・Bとオフセットしかり。

(DJ YANATAKE)でも、だから「公表していこう」みたいなのは結構最初から? 2人が付き合い始めた時から考えてた?

(Minami)KOWICHIはね(笑)。最初からね、「炎上する?」とかって言っていたけどね(笑)。Day 1から(笑)。

(渡辺志保)でも、どうですか? Revealっていうか……みんな、もういま知っている状況じゃないですか。それって何か新しいエナジーを感じるじゃないですけど。なんかいい方向に向いているな、みたいな?

(Minami)ああ、そうですね。その、音楽がよりリアルになるかなとも思うんですよね。CREAMに関してはラブソングとかも多いので。その相手が誰なのかっていうのをわかった上で聞いてもらえると、より伝わる物ってあるのかなって思ったり。

(渡辺志保)でもそれはさ、すごい怖いとかはなかったですか? その自分のパーソナルな部分を公にするっていうのは?

(KOWICHI)どう? あった?

(Minami)怖くはないかな。でも、いままではそういうのって絶対に出さなかったから。それはたぶん、そういう相手と付き合ってたから。出せないような相手と付き合っていたからかもしれない(笑)。

(KOWICHI)でも、言葉にするとあれだけどね(笑)。まあ、そういうことだよね。たぶん。

(Minami)でも、そういうこともあったかもしれない。その不安とか、私はないかな?

(渡辺志保)すごい。KOWICHIさんはどうですか?

(KOWICHI)ああ、ないっす。

(渡辺志保)私さ、結構Minamiちゃんのインスタのストーリーをすげえ見てて。で、「作曲とか音楽のクリエイションを通して、愛情表現ができるってすごい自分にとってはめちゃめちゃ意味のあることなんだ」みたいなことを前にストーリーでおっしゃっていて。それがすごい「ああ、なんかいい! メモしたい! スクショ!」みたいな感じで思ったんですね。で、実際にそういう気持ちっていうのはどうですか? パートナーと一緒に曲を作るっていう……。

パートナーと曲を作る心境

(Minami)そうですね。やっぱりその自分たちのラブストーリーをそうやって曲っていう形に残っていくのは、それは自分的にはすごくいいななっていう。いままでできなかったし、できると思ってなかったし。すごいたぶんアーティストはそう思うんじゃないかな? みんな恋愛でもし、そのアーティスト同士で付き合った時に。振り返った時に「ああ、これは付き合い始めた時に作った曲だな」とか、いろいろとメモリーじゃないですか。思い出じゃないですか。

(渡辺志保)はいはい。KOWICHIさんは?

(KOWICHI)僕は基本的に生活を切り売りしてる人なんで。まあ、いつも通りのことをやってるけど、それがこうファイヤーしたような話だったっていう。なんか、うまく言えないんだけども……。

(渡辺志保)でも、やっぱりお互いがソングライティングするタイプのアーティストなわけじゃないですか。で、お互いの作品に「これ、もうちょっとこうした方がいいよ」とか「ここのフック、こうした方がいいよ」とか。そういうアドバイスみたいなのは送り合うんですか? 普段から。

(KOWICHI)やるよね?

(Minami)うん。

(渡辺志保)そうなんだ。

(KOWICHI)やるやる。やっぱりね、お互いに頑固だから。

(Minami)アハハハハハハハッ!

(渡辺志保)だってさ、2人とももちろんキャリアもさ、10年ぐらいあるわけじゃないですか。で、それぞれが築いてきたセオリーがあるわけでしょう? それを恋人に「こうじゃね?」って言われるのって、どうなのって思って。

(KOWICHI)でもね、それは……俺はだけども、やっぱりアーティストとして。やっぱりそれは別に恋人とか恋人じゃないとかというよりは、そのクリエイターとして自分が言われても素直に聞き入れられる相手って感じですかね?

(渡辺志保)へー。Minamiさんは?

(Minami)そうですね。私ができてない部分もたくさんあるんで。その違う視点でアドバイスを聞くのは、なるべく素直に聞くように。取り入れるように……。

(KOWICHI)頑固だもんね(笑)。

(渡辺志保)フフフ(笑)。

(DJ YANATAKE)でも、逆にそうなのかもよ。キャリアがある分、ここに来てお互いにフレッシュな要素を持ちあえるっていうことが大きいんじゃないの?

(KOWICHI)ああ、そうかもしれないっすね。たしかに。

(渡辺志保)そうなった時に、Staxx Tさんとかはどういう風に2人の間にね、いらっしゃるのかとか。ちょっと気になっちゃうわ。

(KOWICHI)ああ、でもStaxx Tは全然、俺は前から友達なんで。ねえ。どうなんだろうね。

(DJ YANATAKE)でも、すっげー応援しているよね?

(Minami)めちゃめちゃ応援してくれてますよ。

(DJ YANATAKE)だってスタさんのインスタとかでKOWICHIくんのリリースだなんだって全部やっているもんね。ああいうのを見ると、いつもいいなって思うんだよね。この3人の関係というかね。

(Minami)そうですね。

(渡辺志保)うまいことまとまっている感じがね。そうなんだ。いいっすね。

(DJ YANATAKE)さっきも言っていたけど、あれだよ。KOWICHIくんとスタさん、昔ラジオ番組やってたからね。俺、それ聞いてたからね。

(渡辺志保)ああ、そうだね。言ってた、言ってた。

(Minami)しかもその後に私がCREAM VISIONの製作で入ってたんですけど。なぜかね、一度も会ったことないんですよね。スタジオでね。

(渡辺志保)ああ、そうなんだ。

(KOWICHI)そうそう。だから俺、避けられてるのかなと思って。

(渡辺志保)フフフ、避けられてたんじゃないの?(笑)。

(KOWICHI)そう。っぽいんだよね。

(渡辺志保)私、すごい明確に覚えてるのが、今年の初めかな? キャメロットでCREAMがライブをやった時。ヤナさんがバックDJで……。

(Minami)『CITY 2 CITY TOUR』ですね。今年ですね。

(渡辺志保)そう。それでKOWICHIくんがゲストアーティストで普通に出演してた。それで、まあSWAYくんとかも参加していて。その時にちょっと所在なさげみたいな。なんかさ、ちょっと不安じゃないけど、「こういう現場ってなかなかないからどうしよう?」みたいな。デイイベのキャメロットってあんまりないじゃない? デイイベっていうかCREAMのライブだけど。でもまあ、普段の自分のお客さんとはちょっと違うから、どうしようかな? みたいな感じでKOWICHIくんがいて。まあZOT on the WAVEくんとかERASERくんとかと一緒にいて。で、「なに言ってんの!」みたいな感じだったのをすごい覚えているんですよ。でもその数ヶ月後にはなんか付き合ってるみたいになったから。「えっ、あん時のKOWICHI、なに?」って思って。

(Minami)でも、あの時はなにもなかったもんね。

(渡辺志保)だからすごい急展開だったんだなって。

(Minami)うん。急展開。本当に急展開。もうタイムラインがよくわかんなくなってきたけど(笑)。

(KOWICHI)そう。わかんなくなってきた。でも、ヤナタケさん、いたよね?

(Minami)いた。

(DJ YANATAKE)ええっ? それ、だって地方に……。

(Minami)ああ、あの時はいたよ。岡山の話でしょう?

(DJ YANATAKE)ああ、そうそう。岡山に一緒に行ったんですよ。で、これはまあ、いいか……ちょっと下世話な話ですけども。ホテルの部屋がたぶん隣か隣の隣だったのね。で、俺が帰ってきたら、たぶんMinamiちゃんの部屋であろう部屋からKOWICHIくんの声が聞こえて。なんか、でもみんな部屋で飲んでたりするじゃない? でも、「あれ……?」ってその時に一瞬思っていたの。

(渡辺志保)あらららら……。

(KOWICHI)あの日、Minamiの部屋に行ったんだっけ? 俺の部屋じゃなかったっけ?

(DJ YANATAKE)ああ、そうかもしれない。あるんですよ。

(渡辺志保)だからヤナさんとか、ヤナさんよりは3歩、4歩、5歩ぐらい後ろにいる私とかがちょっとずつ「あれ?」って思うことが……「あれ? あれあれ?」って思うことがあって。

(Minami)フフフ(笑)。

(DJ YANATAKE)最初、黙っているの大変だったよね、こっちもね(笑)。

(渡辺志保)パズルがね。「あれ? つなぎ合わせると……あれあれ?」みたいなことがあって。まあ、逆にこういうのは我々も楽しめるっていうところがいいかなって。

(DJ YANATAKE)本当、そうなんだよね。本当にそうなんだよね。

(渡辺志保)だからだいたいみなさん、隠したがるじゃないですか。

(DJ YANATAKE)なんなんだろうね? この日本のね……まあ、アイドルの人がさ。だって年頃のすごいかわいい女の子とかすごいイケメンの男子がさ、彼氏・彼女がいちゃいけないのって……まあ、それでもそういう道を選んでる人もいると思うから、全員がそうじゃないと思うが、やっぱりちょっと不健康な感じは正直しちゃうっていうか。でも、アメリカを見てればアリアナ・グランデさんみたいな方もいらっしゃるじゃないですか。次から次へと……じゃないけど。言い方は悪いけど。でもそれも、彼女はまた音楽でプラスに変えていったりするパワーもあるし、アーティスト性もあるし。だからなんかもっとこういうのがないのかな?って思ったら、ここにね。これは楽しいですよ。見ていて。

アルバム『YOMIURI』製作

(渡辺志保)すごいロールモデルの2人がいらっしゃったということで。で、まあ『YOMIURI』の話もちゃんと伺いたいんですけど。今回、約1年ぶりのアルバムということで。で、この間も私の他のラジオ番組にKOWICHIくん、出てもらってばっかりなんですけど。やっぱりKOWICHIくんといえば、本当に私もリスペクトし続ける理由はコンスタントにアルバムを出すそのバイタリティ。やっぱりね、それこそさっきのグッチ・メインの話じゃないけど。

アメリカに行くとさ、やっぱり年に2枚も3枚もミックステープを出すようなラッパーってたくさんいると思うけども。やっぱり日本のシーンに目を向けると、毎年コンスタントにアルバムを出し続ける。プラス、さっきもWREPでおっしゃってたけども、今年はEPまで出していてっていう。それぐらいバイタリティが続くラッパーの方ってそんなに多くないとは思うんですよね。でもその毎年、この時期にアルバム出すみたいなのはKOWICHIくんの中でも使命として決めていることなんですか?

(KOWICHI)うーん。でもやっぱり、なんかいろんな事情があって。1年に1回、フルアルバムを……たとえばフィジカルまで作るようなフルアルバムは年1かなと思っていて。それはいろんな事情があって。たとえば、まあ早すぎてもちょっと、ツアーとか。そういうスケジュールもあるし、あんまりその年に2枚とか出しすぎちゃうとちょっとボリューミーだし。ちょっとカロリーが高めだな、みたいな。だけど、そういうのを何も考えないんだったらたぶん別に3ヶ月に1回ぐらいアルバム出せるなっていうぐらいだと思うんですよね。本気出したら。

(渡辺志保)すげえ! 普段の製作のペースっていうのはどういう感じなんですか?

(KOWICHI)普段は……でも、製作するときはアルバムとかEPなりを作る時は一気に作るっすね。それ以外は製作しないです。

(渡辺志保)そうなんだ。でも、そっちの方がバランス取れる感じですか。自分としては?

(KOWICHI)やっぱりインプットの時間じゃないけど。やっぱりそれがちょっとはないと。

(渡辺志保)たしかにね。今回もじゃあ前回の『VALUE』を出してから、ツアーも回って。デカいライブもやって。その後からはもう、ひたすらインプットの時間で……っていう感じ?

(KOWICHI)そうだね。割と。うん。

(渡辺志保)そうなんだ。で、どのぐらいの期間でガーッと今回は作られたんですか?

(KOWICHI)2週間、スタジオに入りましたね。

(渡辺志保)すごいね。2週間でできちゃうところがすごい。でも、だいぶ自分の中でも……きっとめちゃめちゃ早い方ですよ。

(KOWICHI)超早い。

(渡辺志保)それは、なんで? なんでそんな早く?

(KOWICHI)でも、結構割とそのちょっと夏にロスとかに行ってた時の時点で、結構「アルバムにこういう曲を入れよう」みたいなのは結構インスピレーションが浮かんでいて。で、それを日本に帰ってきて一気に作ったっていう感じかな。

(渡辺志保)その時にはもう『YOMIURI』っていうタイトルとかテーマも決まっていた?

(KOWICHI)決めてた。

(渡辺志保)『YOMIURI』はいつ頃から決めてたんですか?

(KOWICHI)『YOMIURI』は本当は『FFF』……『YOMIURI』の前に出した『FFF』っていうEPのタイトルを最初は『YOMIURI』にしようとしてたの。

(渡辺志保)そうなんですね。なんで……?

(KOWICHI)『FFF』のEPのタイトルを最初は『YOMIURI』にしようと思っていたんだけど。でも、「『FFF』でよくね? 『FFF』の方がかっこよくない?」みたいな感じにその時はなって。『FFF』の曲がよかったから、「『FFF』EPでいいんじゃない? EPだし、それでいいでしょ?」みたいになって。「『YOMIURI』はフルアルバムに取っておこう」みたいな。

(渡辺志保)ああ、なるほど。それで満を持して今回、『YOMIURI』がリリースされたということですけども。製作中のKOWICHIくんっていつものKOWICHIくんと違ったりするんですか? Minamiさんの目から見て。

(DJ YANATAKE)ああ、特にその2週間とかね。

(渡辺志保)サヴェージモードになっているわけじゃないですか。

(Minami)だいぶサヴェージですよ。ピリつきが半端ないみたいな。まあでも、アップダウンがもうすごい。

(渡辺志保)ああ、本当? それはアーティストだからこそわかるみたいな感じのはありますか?

(Minami)でも私、そんなに急に作ったことないんで。2週間とかのスパンでは。1年とかまあ、8ヶ月とかぐらいかけて作るんで。そうですね。結構、自分にないようなタイプのアーティストだからこそ、いつもこんな感じなのか、今回だけがそうなのか。私がなんかそういう風にしちゃったのか……みたいな。いろんなことを考えちゃって。

(KOWICHI)ああ、なるほどね。

(渡辺志保)『FFF』のEP製作期間のKOWICHIさんと今回の『YOMIURI』製作期間のKOWICHIさんは?

(Minami)全然違う。『FFF』の時は曲数も少ないんで。たぶん、あとやることっていうか。アルバムリリースのタイミングでツアーを組まなきゃいけなかったりするんで。いろいろとやらなきゃいけないことがたくさん積み重なった状態で……みたいな。

(KOWICHI)やっぱり俺はインディペンデントだからさ。こう、全部を結構自分たちでやらなきゃいけないっていうか。ツアーを組んだりとか。頭の中が超忙しくなっちゃうみたいな。それで発売日を決めてから作り始めちゃうもんだから。

(渡辺志保)半端ねー!

(DJ YANATAKE)発売日を……どうだよね。それでスイッチが入っていくのね(笑)。

(渡辺志保)まあ、このあたりでちょっと『YOMIURI』から1曲、聞いていただこうと思うんですけども。なににしましょうかね? まあ、お二人でやった曲でもいいですし。他の曲でもいいですし。

(KOWICHI)ああ、じゃあビデオが出たばっかりなんで。『No Lease』で。

(DJ YANATAKE)『No Lease』、これビデオにいろんなものが映っているじゃないですか。あれもリアルにガチに?

(KOWICHI)女性のものはちょっと僕はノーコメントって感じなんですけど。はい。あれ、いろんなものが映っているのは全部私物です。

(DJ YANATAKE)すごいですね。そのへんを見ながらビデオを見るのも楽しいね!

(渡辺志保)というわけでね、だから全部借り物ではなくて自分の物ですよっていう、そういうことですね。じゃあ、KOWICHIさんから曲紹介をお願いします。

(KOWICHI)はい。KOWICHIで『YOMIURI』からの『No Lease』。

KOWICHI『No Lease』

(渡辺志保)はい。いまお届けしましたのはリリースされたばかりのKOWICHIさんのニューアルバム『YOMIURI』からミュージックビデオも出たばかりでございます。『No Lease』。

(DJ YANATAKE)これさ、ひょっとしたらあまり詳しくない人もいるかもしれないけど、アメリカのラッパーのビデオとかもさ、みんな着飾ったりさ、車だのなんだのとかっていうのもさ、だいたいみんな結構借り物だったりするけど……「これは借り物じゃないよ」っていうね。

(Minami)家も借りますからね。向こうは。MTV Cribsのためだけに。家を借りますからね。

(渡辺志保)ああ、見せる用のね。

(DJ YANATAKE)お家探検が全然お家探検じゃないっていうね。

(Minami)そうです、そうです。

(KOWICHI)ああ、そういうことっすね。

(渡辺志保)まあ、そんな感じでKOWICHIさんとMinamiさんをお迎えしてお届けしていますけども。今回の『YOMIURI』を作るにあたって、Minamiちゃんからめっちゃインスピレーションを受けたとか、そういうこともありますか?

(KOWICHI)あるあるある。

(渡辺志保)おおー。どんなところで?

(KOWICHI)ええと、英語とか……。

(DJ YANATAKE)あ、ごめんなさい。さっきWREPでいい話をしてたから。もう1回、話ししてもいいぐらいですよね。

(Minami)ああ、英語の発音の話ですか? そうですね。その英語のディレクションを私、Staxx Tとやっていて。いろいろとずっとやってきたんですけども。彼はもう本当に英語がしゃべれるようになったんで。いまはもう全然ディレクション入らないんですけど。ほとんど。でもそれは、彼はすごく「英語をしゃべりたい」っていう気持ちが強いし。「きれいに発音をしてラップに入れたい」っていう気持ちも強いから。そういうのもあったりして。で、KOWICHIに関しては、そのKOWICHIの良さっていうのはカタカナで言うのが良さだったりもするんで、そこの良さを崩さずに、もうちょっとここの部分はきれいに発音した方がいいんじゃないの?っていう。Staxxとはまた違う感じでディレクションはちょいちょいしていたね。

(渡辺志保)でも、そういう彼女があるとすごい良くないですか? ちょっとわかんないスラングとかもすぐにさ、Minamiちゃんに聞けるとか。

(KOWICHI)そうそう。そうなんですよ。

(DJ YANATAKE)歌詞とかもね、「この文法、間違っているよ」じゃないけどね。

(KOWICHI)まあでも、聞きますけども。でも自分がわからない言葉、知らない言葉を俺は基本的には使わないから。

(DJ YANATAKE)無理矢理な言葉は入れないよね。それは大事っすね。

(渡辺志保)たしかに。私も、トラックリストを最初に……まあ私もちょっと早めにKOWICHIさんからアルバムの情報とかをいただいて。最初はトラックリストだけいただいて。「It Was All A Dream.」っていう曲が入っていて。で、私はMinamiちゃんのインスタをすっげー見ているのね。

(DJ YANATAKE)フハハハハハハッ! それな!

(渡辺志保)で、『It Was All A Dream.』ってヒップホップファンはビギーの『Juicy』のね、「It was all a dream, I used to read Word Up! magazine Salt-n-Pepa and Heavy D up in the limousine」のあの『It Was All A Dream.』だけども……。

(渡辺志保)でも私、Minamiちゃんのインスタのストーリーをすげえ見ていて。Minamiちゃんの部屋にあのネオンサインみたいなのがあるんだよね。

(Minami)さすがだよね。見ているところが……(笑)。

(KOWICHI)そう。それでそれを見た時に……ペットベッドルームにそのネオンサインみたいなのがあって。それを見て、「ああ、このタイトルの曲、作ろうかな」みたいなのはそこで浮かんだっすね。

(渡辺志保)すごい! でも、あのネオン管みたいなのがすごいインスピレーショナルじゃないですか。

(Minami)はじめて家に来た時に「見て、これ。うるさいっしょ?」って。電源を入れて(笑)。

(DJ YANATAKE)これ、あれなんですよ。僕もストーリーを見ていて。まだ2人が付き合ってるのを明かす前ですよね。チラ見せぐらいの、ちょっとコアファンが気づくかな? どうかな? ぐらいのチラ見せを始めた時、KOWICHIくんがたぶんそのネオン管をアップしたんですよね。

(KOWICHI)ああ、そうなんすよ。

交際チラ見せ・匂わせ期間

(DJ YANATAKE)で、俺はCREAMのハッシュタグをフォローしてたんですよ。ツアーとかで。それで見てたら、「あれ? これ、KOWICHIくんがいるの、Minamiちゃんの部屋じゃない?」みたいな。いち早いコアファンの方はお気づきになっていたというね。

(渡辺志保)そういうところもね、憎い!っていうね。

(KOWICHI)もうめっちゃメッセージが来てね。

(DJ YANATAKE)ああ、やっぱりそうなんだ。

(渡辺志保)でもさ、私もたしか前にクラブでKOWICHIくんに会った時に聞いたような気もするんですけども。KOWICHIくんのいままでのファンベースとCREAMとかMinamiちゃんのファンベースってちょっと違うところにいるわけじゃないですか。そのファンからの反応っていうのはどうだったのかな?って聞きたいな。

(KOWICHI)ああ、でも予想通りだったから。賛否があるっていうか。やっぱり……Minamiの女の子の親衛隊みたいな。これ、たぶんいま見てるけど。なんかそういうファンの女の子たちが付き合ってるっていうことが明かされた時に、もうめちゃくちゃ俺にDMが来て。めちゃくちゃな数、その女の子たちから。Minamiのファンの親衛隊みたいな女の子たちから。

(渡辺志保)だからMinamiちゃんをずっと最前列で応援していますみたいな。

(KOWICHI)それで、「Minamiちゃんを幸せにしなかったらマジで消えてほしい」とか。そういう、「幸せにしてくださいね。じゃなかったら、マジで……」みたいな。結構ちょっとトゲのあるようなDMが殺到して。

(DJ YANATAKE)まあまあ、熱狂的なね。

(渡辺志保)そりゃびっくりするよ。だって……「えっ、歯を磨けるんですか?」みたいな人がいきなりさ、Minamiちゃんにチュッなんてしていたら。「えっ、首、重くないんですか?」みたいな。そりゃ心配するわ(笑)。

(KOWICHI)で、Minamiに「お願いだからちょっとストーリーで『幸せ』って言ってくれない?」って……。

(DJ YANATAKE)フハハハハハハハハッ!

(渡辺志保)「フォローしてくれない?」みたいな。そうなんだ。

(Minami)そしたらね、みんなもね。

(KOWICHI)そしたら、そういうようなことを……あ、質問みたいなのをやっていたんだよね。インスタで。それで「幸せです」みたいなことを言った瞬間に「幸せにしてくれてありがとう」みたいなDMが今度は殺到するみたいな。すごい親衛隊なんですよ(笑)。

(渡辺志保)すごいね。でもまあ、いい話だよね(笑)。まあね、お互いがずっとハスリンし続けているアーティスト同士なわけじゃないですか。で、アーティストKOWICHI、アーティストMinamiとして一緒にやりたいこととか目標みたいなものはありますか?

(KOWICHI)でも、曲がまず最初にやれたんで。なんか……目標みたいなの、ある? 家を買うとか?

(Minami)「家を買う」(笑)。すごいリアルな話だね(笑)。

(DJ YANATAKE)かっけー!(笑)。

(Minami)まあ、そういうのもありつつの、なんだろうな? もっと日本の音楽シーンがオープンになって、より音楽の深みを感じながら聞けるような時代が来てほしいなってすごく思うから。まあ日本では初めてこういうことを……初めてじゃないかもしれないけど。そのヒップホップ、R&Bの界隈では初めてこういうことをやってて。その他の人のために扉を開けたらいいなというのは本当に思いますね。

(DJ YANATAKE)素晴らしい!

(渡辺志保)お二人に憧れてね、「私たちも……」とか「俺も……」っていう若いアーティストも増えるかもしれないし。

(Minami)それも増えた方がたぶん……そのその方がヒップホップの音楽って面白いはずなんですよ。その裏のストーリーをわかった上で、「この人とビーフしているからこういう曲を書いた」とか。「彼氏と喧嘩してこの間、荒れていたよね。それを曲にしたんだ」とか。それは、別れてもいいんですよ。別に。その時に生まれた曲が、リアルが大事だから。

(渡辺志保)そうかー。えっ、もし別れたら……みたいな話とか、します? 野暮なことを聞きますけども。

(KOWICHI)しないですね。

(Minami)言われますけどね。「別れたらこれは黒歴史になるんじゃないですか?」みたいな。でも、そこまで……。

(渡辺志保)まあ、それはそれで。

(DJ YANATAKE)そんなこと考えて付き合わないもんね。普通ね。

(KOWICHI)たしかに。そうっすね。

(渡辺志保)たしかに(笑)。じゃあ、もう時間も時間なんで『YOMIURI』からもう1曲お届けしてもらおうかと思います。

(KOWICHI)じゃあMinami、紹介して。

(Minami)私から紹介しますか。この間、9月の頭なんですけど。結構最近なんですけど。バリに行って2人で撮影した曲なんですけど、みなさん聞いてください。KOWICHIで『7 feat. Minami』。

KOWICHI『7 feat. Minami』

(渡辺志保)はい。いま届けしたのは発売されたばかり。KOWICHIさんのニューアルバム『YOMIURI』から『7 feat. Minami』でした。

(Minami)ありがとうございます!

(渡辺志保)ミュージックビデオもぜひぜひチェックしていただきたいと思います。で、ちょっと早いものでKOWICHIさんともそろそろお別れの時間ですが。この後、告知するあれやこれや、ありますか?

(KOWICHI)とりあえず昨日からこのアルバムのツアーがスタートして。いま、発表してる箇所以外にも追加で近々発表する場所が何箇所かあって。とりあえずツアーを回ってますっていうのと、12月ぐらいまでこの『YOMIURI』のツアーを回ってますね。近々では水曜日にKEN THE 390氏の……。

(DJ YANATAKE)『超タワレコライブ』。

(KOWICHI)そこに出演させてもらいます。

(DJ YANATAKE)水曜日、タワーレコード渋谷店6階、夜8時から。入場無料でございます。

(KOWICHI)それと、あとは金曜日にAbema Mixでライブをやります。スタジオライブ。

(渡辺志保)これも反響が大きくありそうな感じですね。ということで、『YOMIURI』絶賛発売中っていうのと、今後もミュージックビデオとか出てくる感じなんすか?

(KOWICHI)ああ、出しますよ。

(渡辺志保)じゃあ、そのへんも楽しみにしていきたいと思いますし。なんといってもお二人の今後のコラボレーションね。どんな新しいケミストリーが生み出されるのか、ちょっと楽しみですね。

(DJ YANATAKE)それも楽しみだし、あとはこのツアー。結構何箇所か、参加されるんですよね?

(Minami)はい。結構行きます。

(KOWICHI)昨日も名古屋に一緒に行ってきたもんね。

(DJ YANATAKE)じゃあ、結構……福岡、大阪、京都、仙台、沖縄はMinamiちゃんも参加するという。それ以外のところもね、もちろん盛り上がると思いますけども。こっちに行ける人は結構スペシャルな感じなんじゃないですか。どうですか? ライブも……Minamiちゃんが出ていくと「うわーっ!」ってなりそうだね。

(KOWICHI)なりますね。すげえなるっすね。

(渡辺志保)いいですね。私も生で『7』を聞いてみたいですね。

(DJ YANATAKE)そうですね。

(中略)

(DJ YANATAKE)そういえばさ、CREAMも新曲、出ないんですか? そろそろ。

(Minami)『MVP』、出します。

(DJ YANATAKE)出しますか。じゃあCREAMの新曲も……ライブでは結構ね、やっているという。

(Minami)かなり……これ、『BANANA』超えなんじゃないか?っていう肌感ですね。

(DJ YANATAKE)超いい曲なんでみなさん、ぜひそちらも楽しみにしていてください!

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました