EXILE SHOKICHIさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。ご自身のソロ・アルバム『The Future』の制作秘話や、訪れたLAで見たザ・ゲームのライブレポートなどをお話されていました。
(渡辺志保)というわけで、ここでお待ちかねのゲスト紹介をさせていただきましょう。今日は、EXILE SHOKICHIさんをお招きしております。
(SHOKICHI)よろしくお願いします!
(渡辺志保)すごーい! EXILEの人がスタジオにいる! みたいな(笑)。
(SHOKICHI)いやー、むちゃくちゃ、お邪魔しますっていう感じで(笑)。
(渡辺志保)いやいや、とんでもございません。こちらこそ、わざわざお越しいただきましてありがとうございます。
(SHOKICHI)すごい光栄です。
(渡辺志保)とんでもございません。ちなみに、このblock.fm『INSIDE OUT』の存在は、SHOKICHIさんは?
(SHOKICHI)もちろん、もちろん。それこそ、さっきの話じゃないけど、パブロ(『The Life of Pablo』)の回なんて……
(渡辺志保)あ、カニエ・ウェスト(Kanye West)のアルバムのね。そんなところまで?
(SHOKICHI)あれとか、もう、もうびっくりというか。「半端ねえな!」みたいな。結構、パブロのアルバムの情報を求めていたんですけども。そんな時に……どうやってこんな知識を(笑)。えっ、どうしているんですか?
カニエ・ウェスト『The Life of Pablo』徹底解説
(渡辺志保)どうしているんでしょう。でもね、結構アメリカのニュースサイトとか、あとヒップホップサイトだけじゃなくて、ゴシップサイトがあるんですね。芸能人のあること、ないことを書いているような。そういうところまでディグると、ああいう、毒にも薬にもならないような知識がどんどんどんどん増えるっていうね。
(SHOKICHI)いや、すごすぎますね! もう、リスペクト。
(渡辺志保)まあ、こんな話はいいんですよ。ありがとうございます。私もでも、SHOKICHIさんは以前にAKLOくんとインタビューをWEB上でやってらしたりとか。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)あとは、もう3年ぐらい前になりますかね? 『THE ANTHEM』っていうソロ曲を出してらっしゃったりなんかして。「あれっ、実はこっち寄りの人? ヒップホップの人なの?」っていうね。
(SHOKICHI)そうっすね。いろんな方面というか、いろんな側面があるかもしれないですけどね。自分は。
(渡辺志保)なるほど。そうなんですね。というわけで今日はEXILE SHOKICHIさんが待望のソロアルバム『The Future』を発売されるということで。4月27日インストアズというところですが。
(SHOKICHI)もう明後日ですね。
(渡辺志保)明後日ですね。明日、もしかしてフラゲ可能な感じですかね?
(SHOKICHI)はい。フラゲ可能な感じで。
(渡辺志保)長かったんじゃないですか?
(SHOKICHI)もう、制作期間は2年半ぐらいですね。
(渡辺志保)そうなんだ。もちろんEXILEとしての活動もあり、かつ、THE SECONDとしての活動もあるわけですよね。どう違うんですか? ソロ活動と。
(SHOKICHI)あの、心持ちとしては一緒ですね。全部、全く。やっぱりEXILEに学んだことというか、そういうものを胸に、EXILEイズムで音楽を作って。そういう信念のもとにやっているんですけど。音楽のアプローチとして、それこそ『THE ANTHEM』みたいにちょっとラップもやったりとか。そして、こういうちょっとファンク調な曲も入れたりとか。本当にいろんなアプローチをしています。
(渡辺志保)はい。
(SHOKICHI)だから、ソロの時は割と自分の音楽っていうものを自由に表現できているので。それは楽しさというか、喜びというか。
(渡辺志保)なんか、勝手なイメージですけど、メジャーであれだけ大きいグループにいると、曲を作る時とかも上から下りてくる曲をそのままポンッて渡されて、「おい、SHOKICHI。次、シングルこれだから」みたいな。そういう感じで曲を作っているのかな?って勝手に思っていたんですけども。そんなこともない?
(SHOKICHI)そうですね。そういう方もいらっしゃるとは思うんですけど。割となんか、やらしてもらっているというか。もともと、10代の頃から自分で作ったりもしていたタイプなので。なので、そのスタイルというか、結構こっちで勝手に作っちゃって。で、「こういう曲、できました」みたいな感じも多いですね。もちろん、企画のもとで作っている曲もあるんですけど。
(渡辺志保)ええ、ええ。
(SHOKICHI)割と自由に。それこそ、自由にこっちでプライベートで作っちゃって。「こんなのできたんで、やりたいです」みたいな感じもありますね。
(渡辺志保)なるほどね。そういったところが随所に、SHOKICHIさんのサウンドからストリートフレイヴァーを感じる要の部分なのかな? という風にも思っておりまして。じゃあ、ちょっとここでさっそくなんですけど。アルバムの中から1曲、SHOKICHIのレコメン・チューンをみなさんに聞いていただきたいと思うんですけど。
(SHOKICHI)いいんですか? すいません。じゃあ、『Rock City』という曲を聞いていただきたいと思うんですけども。Stereotypesというプロデューサーの曲で。これが自分のいまの『The Future』の表題曲になっていますね。じゃあ、聞いていただきたいと思います。『Rock City』です。
EXILE SHOKICHI『Rock City feat. SWAY & Crystal Kay』
(渡辺志保)はい。いまお届けしたのはEXILE SHOKICHIさんのソロ・アルバム『The Future』から『Rock City feat. SWAY & Crystal Kay』。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)軽快なトラックでございましたけど。これは、2年半制作期間を費やしたということですけども。結構最近できた曲というか?
(SHOKICHI)これはもう、めちゃめちゃ最近ですね。
(渡辺志保)そうなんですか。ちなみに、どういうアイデアが元になって?
(SHOKICHI)もともとこれ、Stereotypesがこっちに来た時にセッションをして作った曲で。
(渡辺志保)あ、そうか。海外のプロデューサーなんですよね。
(SHOKICHI)そうなんですよ。で、転がり込んできてというか。たまたま、エイベックスのおかげで。聞かせてもらうタイミングがあって。で、もう一聞き惚れして。「なんじゃ、これは!?」みたいな。で、「もう絶対これやりたいです!」みたいな。でも結構、このシーンだと割と音数少なめな感じじゃないですか。なんで、結構ボーカルアプローチで派手にしたいなと思って。なんで、たとえばSWAYを入れてみたりとか。そしてCrystal Kayちゃんにたのんで、もっと派手にしてみようかなっていうアプローチで。そのもとで、やらせてもらいましたね。
(渡辺志保)なるほどね。The Stereotypesというと、他にはファー・イースト・ムーブメント(Far*East Movement)、クリス・ブラウン(Chris Brown)、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)などなど。名だたるアーティストを手掛けるプロデューサーですけどね。
(SHOKICHI)もう、スーパー光栄でしたね。
(渡辺志保)スーパー光栄(笑)。
(SHOKICHI)運よかったっすね。
(渡辺志保)あれですか? 自分で「ボーカルをこういう風にしたい」とか、「ここはこういうトラックの、こういうビートがいい」とか。結構そういうところにも、SHOKICHIさんご自身がアイデアを出したりもする?
(SHOKICHI)結構、やらせてもらいますね。で、メロディーラインがこういう感じだったんで。絶対に、言葉遊びじゃないですけど、そういう言葉並べとかを楽しくして。いろんな人に聞いてもらって楽しめるような楽曲にしたいなということで、やらせてもらいますね。
(渡辺志保)それはちょっと、EXILEではできないけど、俺の舞台ならできる、みたいな?
(SHOKICHI)そうですね。自分のアプローチだったらアリかな? みたいな感じで。なかなかここまで音数が少ないのは新鮮かもしれないですね。
(渡辺志保)うん。たしかに、たしかに。リリックとか結構、私も一通り聞かせていただいて。「あ、結構自由なこと言ってる。けど、大丈夫なの、これ? エイベックス的にアリなの?」みたいな。そういうところでダメ出しされることとか、あるんですか?
(SHOKICHI)たまにありますね(笑)。
(渡辺志保)たまに? 「SHOKICHI、ちょっとこれは行きすぎだぞ」みたいな?
(SHOKICHI)でも結構、やっぱり自分の中で割と、「ここまでいったらヤバいな」みたいな感じはだいたいわかるので。
(渡辺志保)なるほど。勘がね、研ぎ澄まされているような感じですね。
(SHOKICHI)はみ出しても、ちょっとですね。
(渡辺志保)(笑)。そこのバランス感覚が絶妙って感じがしますけども。
(SHOKICHI)鍛えましたね。はい。
(渡辺志保)今回、さっきもビートメイカー、プロデューサーの話が出ましたけど。たとえば、NAOtheLAIZAさんとかはね、我々ヒップホップリスナーには、すごいね……
(SHOKICHI)はい。
(DJ YANATAKE)韻踏合組合の『一網打尽』でお馴染みのNAOtheLAIZA。
(SHOKICHI)『一網打尽』で。そうっすね。
(渡辺志保)だからもう、「あっ、SHOKICHIさん、こっち寄りのアプローチしてくれてんじゃん!」みたいな。
(DJ YANATAKE)SHOKICHIくんの口から『一網打尽』って聞くとね、ちょっとアガるよね。
(渡辺志保)ちょっとね、アガりますよね(笑)。そこ、リンクしてるんだな、みたいなことも感じるし。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)かつね、いま紹介しているようなThe Stereotypesとか、あとはThe Underdogsね。クリス・ブラウンなんかも、あと、さっきも話をしたけどビヨンセ(Beyonce)とかも手掛けちゃっているような……
(SHOKICHI)いや、そうなんですよ。
(渡辺志保)どうっすか?
(SHOKICHI)いや、The Underdogsはちょっと、ひっくり返りそうになりましたね。僕、やっぱりR&Bの大々ファンなので。The Underdogsのこのデモが届いた時には、「マジか!?」と思って。でも、なんかチームの中の若い人がたぶんやっているんですよね。
(渡辺志保)ああ、そうかそうか。チームThe Underdogsね。
(SHOKICHI)そうなんですよ。チームThe Underdogs。でも、モロにかっこよくて。これはもう、一聞き惚れしたタイプですね。
(渡辺志保)まあ、The Underdogsもね、本当に数々の美メロをいままでに生み出してきたスーパープロデューサーチームですから。そんなThe UnderdogsとEXILE SHOKICHIさんが絡んだら、いったいどんな風になるのか? ちょっとこれもですね、お客さんにちょい聞きしていただきたいなと思うんですけど。さっそく2曲目、紹介してもらっていいですか?
(SHOKICHI)じゃあ、聞いていただきたいと思います。『The Future』から『A』です。
EXILE SHOKICHI『A』
(渡辺志保)はい。いまお届けしましたのはEXILE SHOKICHIさんのニューアルバム『The Future』より『A』をお届けしました。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)すごい熱っぽいボーカルがスタジオにも響いていましたけども。
(SHOKICHI)これは、R&Bですね。
(渡辺志保)ねえ。R&Bですね。これ、ライブで見たらヤバそうですね。
(SHOKICHI)いや、もうこれ、完全に裸で(笑)。
(渡辺志保)完全に裸で(笑)。完全裸。上も下もっていうことですか?
(SHOKICHI)上半身裸で、がっちりスタイルですね。
(渡辺志保)いやー、ちょっともうね、女の子たちが卒倒しちゃうようなナンバーですけどね。しかもさ、曲ごとにすごい、やっぱりボーカルスタイルも全然変えるじゃないですか。もちろん、ラップにチャレンジしてたりとか。こういう、ザ・R&Bみたいな歌い方もされていたりとか。で、驚くべきことに、全曲ご自身で作詞も行っているんですよね?
(SHOKICHI)そうですね。全部やらせていただきましたね。今回は。
(渡辺志保)だってこれさ、18曲も入っているんですよ。
(SHOKICHI)18曲、やらせてもらいました。割と18曲中、半分以上作曲もしていて。
(渡辺志保)おおー、すごいねー! いや、こんな天は二物も三物も与えちゃってね。どうすりゃいいっていう……
(SHOKICHI)いやいやいや、結構それこそ昔からずっとやっていることなので。10代から。
(渡辺志保)そうかそうか。EXILEのキャリアの前からやってらっしゃる。
(SHOKICHI)結構自分の中の音楽のひとつですね。作ったりするのも。
(渡辺志保)じゃあそれも全部込みで、EXILE SHOKICHIのスタイルっていうことですね。
(SHOKICHI)そうですね。
(渡辺志保)『The Future』、聞いていただければどれだけ多才な方かっていうのがわかると思うんですけど。結構、この番組に来ていただいている方で、影響を受けたUSの曲とか、そういう小話も披露していただいているんですけど。ご担当者さんから聞くところによると、このアルバムを収録するにあたって、SHOKICHIさんが修行旅行に出かけたって小耳に挟みまして。
(SHOKICHI)そうですね。修行っていうかっこいいものじゃないんですけど。半分……ほぼほぼ遊びなんですけど。正月にLAの方に行きまして。
(渡辺志保)LAの方に! 何日間ぐらい行かれていたんですか?
(SHOKICHI)でも、10日ぐらいなんすけど。
(渡辺志保)LAは何度か、これまでにも?
(SHOKICHI)そうですね。何度か行かせてもらっていたんですけども。今回はギターを持って、Pro Toolsを持って。
(渡辺志保)ヤバい(笑)。どうします? SHOKICHIさんがギターケースを抱えて成田とか歩いていたら、「何の撮影?」みたいな感じになると思いますけども。
(SHOKICHI)いやいや、でも向こうで曲を作ったり、セッションをしたりしたいなと思って行きましたね。
(渡辺志保)行ってみて、でもどうでした?
(SHOKICHI)いや、なんかやっぱり音楽を求めるところには、音楽が集まるなという感じで。たまたま向こうで友達ができまして。ギタリストの友達ができまして。ブラックの方なんすけど。すごい意気投合して。「ちょっと俺のバンドのところに来て、いろいろやろうよ」っていう感じになって。で、普段ガレージでジャムってるらしいんですけど。そこに連れて行ってもらって。そのバンドメンバーと一緒に、そのままそこでジャムったりして。
(渡辺志保)すごい! ちなみに彼らはさ、SHOKICHIさんが普段どういうことをやっているかっていうのは?
(SHOKICHI)全く知らないですね(笑)。
(渡辺志保)そうなんだ。じゃあ、アジア人のあんちゃんみたいな?
(SHOKICHI)「アジア人がなんか来たぞ、ジャパニーズが来たぞ」みたいな感じで。でも、最初はギターやったり。で、みんなでローテーションというか。楽器を替えていろいろやって。やっぱり、音楽で「イエーッ!」ってなって、友達になったというか。そこで家族を紹介してくれたり(笑)。
(渡辺志保)貴重な話だな―(笑)。
(SHOKICHI)ブラックのお父さんがテレビを静かに見ていたりとか。
(渡辺志保)静かに見てて。その場ですぐにさ、「ちょっとお前、Instagramのアカウント、教えてよ?」みたいな。そういう感じには?
(SHOKICHI)あ、そうなって。なんか見せたらちょっとビビッてました(笑)。
(渡辺志保)やっぱり(笑)。そりゃビビるよね!
(DJ YANATAKE)そりゃそうだ(笑)。
(渡辺志保)そりゃビビるわ。EXILE SHOKICHI、ビビるっていう。だってさ、お正月に行ったっていうことは、その数日前まで、紅白に出てたみたいな感じですよね? アリーナの舞台を踏んでました、みたいな感じだったりするわけじゃないですか。
(SHOKICHI)まあ、そうなんですけど。でも、またその音楽のコアな部分じゃないですけど。自分のコアとするもの、音楽をまた求めに行きたいなと思って。
(渡辺志保)そうかそうか。じゃあまた、次なる地へ行く日が来るかもしれないっていう感じですね。
(SHOKICHI)めちゃめちゃ楽しかったっすね。
(渡辺志保)他になんか、ちょっと音楽体験みたいなこと、ありました?
(SHOKICHI)あの、ザ・ゲーム(The Game)のライブを見に行って。
(渡辺志保)クソハーコーですけど(笑)。
(DJ YANATAKE)ザ・ゲーム?
(渡辺志保)ザ・ゲーム、クソハーコーですけど!
(SHOKICHI)LAでザ・ゲームですよ。
(渡辺志保)そうですね。ザ・ゲームと言えば、本当にアメリカ西海岸を代表する、腕とか超太くてね、タトゥーがビャーッ!っていうラッパーの方ですけども。
(SHOKICHI)LAでザ・ゲームを見れるのか! みたいな。で、たまたま行く時に「誰か、ライブやってないかな?」と思って。「ヤベえ! ザ・ゲームがやってる! これ、絶対に行きてえな!」って思って。で、ノキアシアターっていう。
(渡辺志保)ああ、ノキアシアター! デカいところですね。
EXILE SHOKICHI LA ザ・ゲームライブレポート
(SHOKICHI)はい。あそこに行ったんですけど。まあ、もう自分が想像するより老若男女。おばあちゃんもいるし、白人の若いあんちゃんとか。もうヘッズみたいなのもいたりして。
(渡辺志保)みんな大合唱ですか?
(SHOKICHI)大合唱ですね! いや、でもすごい最初は『The Documentary 2』と『2.5』の曲ばっかりやるのかな?って思っていたんですよ。
(渡辺志保)アルバムのね。
(SHOKICHI)でも、1曲目に来たのが、『Westside Story』で。
(渡辺志保)おおー! じゃあちゃんと初期の曲から。
(SHOKICHI)「結局こっからやるんだ!」みたいな。
(渡辺志保)しかも地元で聞くザ・ゲームの『Westside Story』。ヤバそう!
(SHOKICHI)ちょっとしびれすぎましたね!
(渡辺志保)しびれすぎましたか! いや、なかなかこんなSHOKICHIさんのお話ね、他では聞けないよ(笑)。
(SHOKICHI)本っ当に、しかも結構ギャングスタな格好で来るのかと思ったら、全然細身のパンツにエイプ(A BATHING APE)を着て。あのシャークのフードをかぶって。で、キャップかぶって、みたいな。「うわっ、こういう感じなの?」みたいな。で、始まる前にキャレド(Dj Khaled)が出てきて。
(渡辺志保)そうなんだ! そこでもキャレドが。
(SHOKICHI)紹介をするんですけど。その紹介の仕方がまた、キャレドのあのねちっこいしゃべりで(笑)。「I say Game, You say Game!」って(笑)。
(渡辺志保)ゲーム返し(笑)。
(SHOKICHI)「Game!」「Game!」って(笑)。しびれましたね(笑)。そっからのもう、『Westside Story』で。
(渡辺志保)おおー、出てきちゃって。
(SHOKICHI)いや、もう本当にしびれましたね。でも、結構昔の曲も半端なく、めちゃめちゃやってくれて。
(渡辺志保)ヒット曲も多いしね。
(SHOKICHI)『One Blood』とか聞いた時も、もうしびれましたね!
(渡辺志保)すっごいね! もう血がたぎりそうな感じがしますけども。
(SHOKICHI)そして、『California Love』をやったんすよ。かけて。
(渡辺志保)そうですか。じゃあ2パック(2Pac)とドレ―(Dr.Dre)にトリビュートみたいな。
(SHOKICHI)はい。トリビュートして。そこで、恒例の一気。
(渡辺志保)あ、その場でやっちゃう?
(SHOKICHI)シロック(ウォッカ)を一気して。「これ、本当にやるんだ!」みたいな。
(渡辺志保)まあシロックってね、ウォッカのブランドですけど。
(SHOKICHI)1本っすよ!
(渡辺志保)マジで? ヤバいな(笑)。コーラ一気飲みみたいな感覚なんだね。
(SHOKICHI)一気ですよ! 信じられないっすよね? ライブ中に(笑)。
(渡辺志保)ヤバい(笑)。それ、じゃあぜひSHOKICHIさんも次……
(SHOKICHI)いやー(笑)
(渡辺志保)やった方がいいですよ。スポンサーを募って、やった方がいいですよ(笑)。
(SHOKICHI)でも普通、ぶっ倒れるじゃないですか。でも、ラップ乱れないんですよ!
(渡辺志保)乱れない! タイト。
(DJ YANATAKE)(笑)
(SHOKICHI)いや、本当に上手くて。ラップが。
(渡辺志保)そっか。じゃあかなりパフォーマーとして……っていうか、EXILEのパフォーマーの方がザ・ゲームのライブを見て、何を参考にするんだ?っていう感じもありますけども。食らいましたか?
(SHOKICHI)いや、でも食らいました。やっぱりあの、結構ゲストも出てくるのかな?って思ったんですよ。LAだから。
(渡辺志保)うんうん。出そうだよね。
(SHOKICHI)でも、1曲も出てこなくて。もう本当に1マイクで。あそこまで人を沸かせるというか。もう、食らいすぎましたね。もう僕も、スーパーヘッズになってました。
(渡辺志保)スーパーヘッズ! そりゃ、なるよね。
(SHOKICHI)あんなにでっかい声で「ウェッサイ!」って叫んだの、はじめてですね。
(渡辺・DJ YANATAKE)(爆笑)
(SHOKICHI)ザ・ゲームが……「Everybody say Westside!」「Westside!」「Everybody Say…」って言うんですよね。だからこっちも、この手(ハンドサイン)をやって。「ウェッサイーッ!」みたいな。
(渡辺志保)いやー、そうなんだ。かなりいま、熱っぽく。
(SHOKICHI)本当に楽しかったっす! あの、結構人生で見たライブ、僕はかなりいろんな人のライブを見に行ってますけど。5本の指に入りましたね。
(渡辺志保)入るか! そっか。だって普段さ、SHOKICHIさん、だって何万人入るんですか?っていうアリーナでライブをやってらっしゃるわけじゃないですか。
(SHOKICHI)いやー、やらせてもらっていますけど。やっぱりあのアーティスト1人のパワーというか。あれはもう、半端ない! しかも、ホームじゃないですか。
(渡辺志保)そうですよね。彼の地元ですからね。
(SHOKICHI)息子も出てきて。息子もデカくなってんすよ!
(渡辺志保)ああ、そうか。ジャケ写に写っていたころはベイビーだったのにね(笑)。
(SHOKICHI)そうじゃないですか。で、お母さんとおばあちゃんも出てきて。うわー、ならではな感じだな! みたいな。
(渡辺志保)地元だねー!
(SHOKICHI)本当に最高でしたね。
(渡辺志保)なるほど。じゃあ、もしかしたら普段ね、SHOKICHIさんの音楽を聞いてらっしゃるリスナーの方で、いままでじゃあこんなに熱っぽくしゃべっていたザ・ゲームって誰や?って思ってらっしゃる方もいないこともないかもしれない。
(SHOKICHI)そうですよね。
(渡辺志保)ということで、ここでそのSHOKICHIさんが食らったという、ザ・ゲームの曲を紹介したいと思うんですけど。ちょっとみなさんに聞いていただきましょうかね。
(SHOKICHI)ちょっとこれ、聞いてほしいっすね。これをね、LAで聞いて本当に最高でしたね。聞いてください。ザ・ゲームで『100』ですね。
The Game『100 ft. Drake』
(渡辺志保)はい。というわけでいまお送りしましたのはSHOKICHIさんが興奮気味にライブレポートを届けてくださいました、ザ・ゲーム feat. ドレイクで『100』。
(SHOKICHI)はい。
(渡辺志保)まあ撮影とかでね、海外に行かれることはあるかもしれないけど。また次、自分で海外に行くとしたら、どこか行きたいところはありますか?
(SHOKICHI)LAですね(笑)。
(渡辺志保)LAに行きたい(笑)。もうウェッサイにやられてしまってね。
(SHOKICHI)もうだって、『My Life』がかかった時に僕、泣きましたね。
(渡辺志保)あ、そうなんだ! ライブで泣くってね。
(SHOKICHI)そんぐらいカマされた後、最後にあのバラードチックな。
(渡辺志保)ああ、泣かせるんだね。じゃあ帰ってきてさ、そのザ・ゲームのヴァイブスをそのまま持ち帰ってブースに入りました、みたいな感じだったんですか?
(SHOKICHI)そうですね。なかなかギャングスタには行かなかったですけど(笑)。でも、そのLAのあのパームツリーの感じっていうんですかね?
(渡辺志保)ああ、暖かい南国のね。
(SHOKICHI)ああいう感じを、さっき聞いてもらった『Rock City』とかに込めた感じはありますね。
(渡辺志保)たしかに、ちょっと乾いたドライなファンクチューンっていう感じがしますよね。
(SHOKICHI)そうですね。たとえば、「Eastside側からWestside側まで……♪」って。そういうのをちょいちょい入れたりとか。面白い感じにできましたね。
(渡辺志保)なるほど。次、SHOKICHIさんのライブの際には私もシロックを差し入れたいと思いますので。
(SHOKICHI・DJ YANATAKE)(笑)
(渡辺志保)中身をちょっと、ファンタとかに変えて(笑)。
(SHOKICHI)そうですね(笑)。
(渡辺志保)シロックの瓶だけ差し入れる、みたいな感じにしようかと思いますけども。
(SHOKICHI)お願いします(笑)。
(渡辺志保)でもさっきも、まあいろいろお話してくださっていて。『A』をかけた時に「かなり熱っぽいですね。ボーカルアレンジもいいですね」っていう話もしたんですけども。これも結構、他のR&Bチューンとか他の楽曲にインスパイアされたところもありますか?
(SHOKICHI)そうですね。特にリアーナ(Rihanna)のアルバムに。
(渡辺志保)『Anti』ですかね。今年出した。
(SHOKICHI)はい。もう、もともとリアーナはヤバいなと本当に思っていたんですけど。今回の……たぶんみんなヤラれてると思うんですけども。もちろん曲も素晴らしいなと思ったんですけど。僕、ボーカルアプローチというか、ボーカルディレクションというか、ボーカルミックスというか。そういうところもヤバいなと思って。
(渡辺志保)へー! まあいままでデフ・ジャムにいたリアーナが、自分のインディーのレーベルを立ち上げて一発目のアルバムをサプライズでリリースしたっていうストーリーもありますけども。でもそこに着目するのがさすが、音楽人SHOKICHIならではっていう
感じがしますけど。
(SHOKICHI)シンガーならではかもしれないですけど。でも、「これどうやって録っているんだ? どうやってこれ、ミックスしてるのか?」って、ものすごい興味がわいて。これは素晴らしい!って思って。本当にこれをどうにか、アルバム制作はまだギリギリ間に合ったので。
(渡辺志保)ギリギリ。あれが出たのが2月でしたもんね。
(SHOKICHI)ちょっとこれ、自分の作品にもそのフレイヴァーを入れてみたいなと思って。『A』のミックスにちょっと反映させましたね。参考にしたというか。
(渡辺志保)そういうのって、誰と話したりするんですか? 「このディレクションみたいにしたいんですよ」とか。
(SHOKICHI)たとえばエンジニアの方と、「ちょっとこの曲、聞いてください」っつって。「どうしてんすかね?」ってやったりとか。あと、D.O.I.さんとか。
(渡辺志保)ああ、そうね。うんうん。D.O.I.先生。
(SHOKICHI)「D.O.I.先生、これ、どうしたらこんなにかっこよくなるんですか?」って。もちろん、ちゃんとわきまえながら言ってますよ。
(渡辺志保)わきまえながらね(笑)。
(SHOKICHI)リアーナと自分は違うのはもちろん知ってるんですけども……みたいな。わきまえながら、ちょっとでも近づけたいというこの熱意をですね、やらせてもらって。こうこうこう……みたいな感じで、やってもらいましたね。
(渡辺志保)やってもらいましたか。でも、そこまでこだわって作り上げているっていうのが話からも伝わってきますよね。
(SHOKICHI)そうですね。やっぱりそういうのも好きなので。なんか熱、入りましたね。
(渡辺志保)入りましたね。そうなんですね。じゃあ、そのSHOKICHIさんも衝撃を受けたというリアーナの最新アルバム『Anti』から1曲、聞いていただきましょうか。
(SHOKICHI)特にこの曲でしたね。僕、いちばんこの曲が刺さりましたよね。『Kiss It Better』。
Rihanna『Kiss It Better』
(渡辺志保)はい。いま聞いていただきましたのはSHOKICHIさんもだいぶ衝撃を受けたというリアーナの最新アルバム『Anti』から『Kiss It Better』でした。
(SHOKICHI)いいっすね。
(渡辺志保)でもたしかにこの熱っぽさというか、ちょっと官能的な感じがさっきの『A』にもね、通じているんじゃないかなって思っちゃうんですけど。
(SHOKICHI)すごい恐縮なんですけども。はい。
(渡辺志保)でもこのビデオもすっごいリアーナ、超セクシーなビデオを作っているから。
(SHOKICHI)いやー、セクシーでしたね!
(渡辺志保)だからまあまあ、SHOKICHIさんもね、さっきもライブでは「脱ぐ」っておっしゃってましたけども。そのへんも楽しみにしたいと思いますが。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)というわけで、待望のソロ・アルバム『The Future』が4月27日発売ということで、改めましておめでとうございます。
(SHOKICHI)ありがとうございます。
(渡辺志保)一言で言うと、どんなアルバムに仕上がってますか?
(SHOKICHI)ジャンルレスなアルバムになっているかなと思います。たくさんの方に聞いてもらいたかったんで。なんかすごいいろんなフックを残したというか。いろんな方々に聞いていただけるチャンスを自分なりに作ってみましたね。
(渡辺志保)なるほどね。
(SHOKICHI)今日、聞いてもらったヒップホップ調、R&B調な曲もありますけど、もっとポップもありますし。バラードももちろんありますし。本当にたくさんの、自分の引き出しをふんだんに使ったアルバムになっていますね。
(渡辺志保)なるほど。いままで、もしかしてね、逆にSHOKICHIさんの音楽に触れることのなかったゴリゴリヒップホップリスナーの方とかもね、おそらくいらっしゃるかもしれないから。そういう方にも、「ああ、SHOKICHIもLAでザ・ゲームのライブを見て興奮したんだ。ヤベえ!」みたいなね、感じも触れるもよしっていう感じですかね。
(SHOKICHI)(笑)。いや、なんとか、そうですね。やっぱりたくさんの方に聞いてもらいたいので。そうなると、うれしいっすね。
(渡辺志保)ありがとうございます。まあ、これからいろんなラジオ、テレビ、あとライブなんかも諸々、お忙しい感じですよね?
(SHOKICHI)まあ、自分のライブはまだしばらくって感じなんですけど。THE SECONDっていうグループもやっていまして。それはアリーナツアーが秋から始まるんですけど。また楽しいアプローチをやってみようかなと思っているんで。少しでも興味を持っていただけたらね、うれしく思いますね。
(渡辺志保)はい。というわけで今後、ますます楽しみなEXILE SHOKICHIさん。今日はお迎えしてお送りしました。ありがとうございました!
(DJ YANATAKE)ありがとうございました!
(SHOKICHI)いや、本当にお邪魔しました。最高でした。
(渡辺志保)とんでもないです。いや、こちらこそですよね。
(中略)
(渡辺志保)またSHOKICHIさん、機会がございましたらぜひぜひ、ヒップホップトークをしに来てください。
(SHOKICHI)そして『Lemonade』の解説、めちゃめちゃ楽しみにしてます!
(渡辺志保)ありがとうございます(笑)。また、じゃあその節は。
(SHOKICHI)それはもう、楽しみにしています。
(渡辺志保)ありがとうございます。というわけでSHOKICHIさんをお迎えしました!
(SHOKICHI)ありがとうございました!
<書き起こしおわり>