マックスウェル 来日トークセッション with 高橋芳朗・渡辺志保

マックスウェル 来日トークセッション with 高橋芳朗・渡辺志保 音楽
(C) Masanori Naruse

シンガーのマックスウェルがデビュー20周年目にして初の来日公演を前に、高橋芳朗さん、渡辺志保とトークセッションを開催。彼の作る音楽へのこだわりや最新アルバム、目前に控えたライブへの意気込みなどをたっぷり語っていました。

※マックスウェルのトーク部分は基本的に通訳の方の訳したものを書き起こししています。英語表記部分はマックスウェルの言葉を起こしていますが、英語の聞き取りは非常に怪しいのでご容赦ください。

(渡辺志保)さっそくマックスウェルさん、ご準備ができたようなので。お迎えしたいと思います。拍手でお迎えください。Please welcome, Maxwell!

(観客)イエーッ!

(マックスウェル、スマホで撮影しながら入場する)

(高橋芳朗)こんな気さくな方だとは思いませんでした(笑)。

(観客)(笑)

(渡辺志保)改めまして、本日はよろしくお願いいたします。

(マックスウェル)I’m so good to be here Japan, Tokyo, Wow! Hello! (日本、東京に来られてとにかくうれしいよ!)

(観客)(拍手喝采)

(渡辺志保)ありがとうございます。今回は二度目の来日ということになりますが……

マックスウェル 来日トークセッション with 高橋芳朗・渡辺志保(C) Masanori Naruse

(C) Masanori Naruse

(マックスウェル)はい。二度目の来日ですね。初来日はなんと1998年ということで、戻ってくるのにこんなに時間がかかってしまって申し訳ない。ただ、今年は自分のデビュー20周年でもあり、自分はレーベルがソニー・ミュージックという日本が親会社のレーベルということで、ある意味、ホームに戻ってきたようなもので。(ニューヨーク)ブルックリン出身だけども、故郷に戻ってきた、そんな気持ちでいっぱいだね。

デビュー20周年のマックスウェル

(渡辺志保)もう20年たつんですね。信じられないぐらいですけども。高橋さんは20年前のマックスウェルの思い出など、ありますか?

(高橋芳朗)ええと、あの頃、ちょうどディアンジェロ(D’angelo)だったり、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)だったり。まあネオソウルのムーブメントみたいなのが勃発した頃だったと思うんですけども。やっぱりちょっと、ディアンジェロとかエリカとかに比べると、すごい神秘性が強かったっていうか。ちょっと、このジャケットを……(アルバム『Maxwell’s Urban Hang Suite』を取り出す)

(マックスウェル)Yeah!

(高橋芳朗)R&Bシンガーでデビューアルバムで自分の顔がジャケットに出ないっていう人は、まずもうそれだけで珍しかったじゃないですか。で、割とネオソウル系の人がディアンジェロとかスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)に影響を受けているのに対して、マックスウェルさんはどっちかっていうとシャーデー(Sade)とかプリンス(Prince)とか、そのへんの影響がすごい強かったなと思っています。ちょっと別格感というか、デビュー時点で神秘性の強い人だったという印象があります。

(マックスウェル)アリガト、アリガト。

(観客)(笑)

(高橋芳朗)どういたしまして(笑)。

(渡辺志保)マックスウェルさんご自身は20年前を振り返ってみて、どんなお気持ちでいらっしゃいますか?

(C) Masanori Naruse

(C) Masanori Naruse

(マックスウェル)本当に自分にとって夢が叶って、こうして日本にも来ているわけなんだけど、ここに来るまで19才の時から自分を支えてきてくれた親友がいまでもずっと自分のことを支えてくれて、ここまで来てくれているんだ。また、共作相手、共同プロデューサーのデイヴィッド(Hod David)もずっと自分のキャリアを20年間、一緒にやってきたんだ。本作ではロバート・グラスパー(Robert Glasper)とかトランペット奏者のキーヨン(Keyon Harrold)とか、いろいろなアーティストが参加してくれているけど、こんなに素晴らしいミュージシャンに支えられて、いまでもこうして作品が作れているっていうことが本当にありがたくてしょうがないし、こうしてみなさんの前に座っているということも本当にうれしくて。で、自分にとってはやっぱり音楽がいちばん大事なんだ。自分のルックスとかそういったものの前に、僕がいなくなっても音楽をみんな覚えてくれればいいっていう思いがあって、デビューアルバムでは自分の顔を出さなかったんだよね。

(マックスウェル)(通訳を賞賛して)Yeah, exactly!(その通り!)

(観客)(笑)

(高橋芳朗)あの、20年でアルバム5枚っていうのはあの……いかがですか? 当初の予定から考えて?(笑)。

(観客)(笑)

(マックスウェル)I’m sorry!(笑)。

(観客)(笑)

(C) Masanori Naruse

(C) Masanori Naruse

(マックスウェル)申し訳ない! 自分も決していわゆる多産的ではない、たくさん作品を作れているわけではないので、もしこの先20年、音楽を作り続けていけることができるのであれば、そこではしっかり、もっともっと作品をこまめに出していきたいとは思っている。ただ、どうしてもやっぱり自分の作る音楽にこだわりが強すぎて……決して悪いものは出したくない、失敗したくないという気持ちが強すぎるので。しかも、自分の人生をかけた曲を作っていくので、ただ作品を出せばというわけじゃなということで、どうしてもやっぱり時間がかかってしまう。

でも、これからはもっとがんばって、たくさん作っていきたい。ファーストアルバムを作るのに(生まれてから)22年かけて、セカンドアルバムを作るのには2年しか間がなかった。もちろん、それだけ需要があって、需要があったことはすごくうれしいんだけど、でもやっぱりその需要に応えることよりも中身のある作品を作りたいっていうところにこだわりがあって、これまでたくさん作品を出せなかったんだ。そこは申し訳ないと思っている。

(渡辺志保)なるほど。なぜ『BLACKsummers’night (2009)』から『BlackSUMMERS’night (2016)』まで7年かかったのか、私もいま、自分自身でも納得できたというか、腑に落ちた感じがしますけども。そもそも、『BLACKsummers’night』は三部作ですよね? 次の『Blackummers’NIGHT』の方は、また何年か後にお披露目という形に?

(マックスウェル)次の『Blackummers’NIGHT』の『NIGHT』を出す時に(また7年かかって年齢が)50になっているのはさすがに嫌なので。次の『NIGHT』はもう少し早く出すつもりでいるのでみなさん待っていてほしい。ただ、『BLACKsummers’night』……同じタイトルのをずっと出してきたというのもあって、他にやりたいこともたくさんあるし、違うテーマの作品も作りたい、違うこともやっていきたい、自分の違う面も出していきたいというところもあるので、もっとたくさん、早いペースで出していくつもりだよ。

あと、それ以外にも他のアーティスト、ミュージシャンの支援も、もっと積極的にやっていきたいんだ。自分がこれだけすごく恵まれていて、非常にこれだけみなさんのような我慢強い、ずっと待っていてくれて非常に忠誠心のあついファンに支えられてここまでやってきたので、若いミュージシャンの人たちがそれと同じようなキャリアが歩めるように……日本のミュージシャンでもブルックリンでもどこでもいいんだけど、そういう人たちのインスピレーションになれて、「曲を出したい!」という人たちを次に支援していく側。そういうところも今度はもっとやっていきたいなと思っているんだ。

(高橋芳朗)いや、ディアンジェロは21年で(アルバム)3枚ですから(笑)。これ以上、追求するのもかわいそうなんでやめた方がいいかなと(笑)。

(マックスウェル)Who’s counting, right?(誰が数えてるんだい?)

(観客)(笑)

(マックスウェル)本当に自分として思っていることは、この社会に少しでも貢献をしたい、貢献をしているっていうことなんだ。本当にディアンジェロとか自分自身、そしてエリカ・バドゥがこのミュージックシーンに出てきた時っていうのは非常に特別な時期でもあって。ニュージャックスウィングが出てきたり、ヒップホップソウルの登場などがあって。で、過去の偉大なアーティストの影響をしっかり消化して、自分たちらしい音を作っていたというところで、エリカはビリー・ホリデー(Billy Holiday)に非常に影響を受けて、彼女なりの音楽を作っていて。ディアンジェロもプリンス、アル・グリーン(Al Green)などの……彼も本当に素晴らしいアーティストでいろんな幅広い表現ができる人で。で、僕は僕なりにマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)とかサム・クック(Sam Cooke)とかそういったアーティストを結晶するというわけじゃないけども、そういった影響を受けながら、彼らの音楽を消化して自分の作品を作っていく。でも、そうなるとやはりクオリティーを維持するということにどうしてもこだわってしまうんだ。

自分だけのために作品を作っているのではなくて、リスペクトしている過去の偉大なアーティストもがっかりさせてはいけない。彼らに見合うだけの作品を自分たちも作らなければいけないということで、常にいつも僕は苦労をしてきたんだ。ディアンジェロも同じだとは言わないけれども。彼は彼でこれからも素晴らしい作品を作っていくとは思うけども、自分の場合は自分の納得できるもの、なおかつ、待ってくれているファンをがっかりさせたくはない。でも、進化もしたい。けれど同時に、はじめて好きになってくれた自分の本質的な部分も残しながら。そのへんの微妙なバランスの取り方を大事にしながらいつも音楽を作ってるんだ。

(渡辺志保)うーん、深い! 深いというか、アーティストの真理というような感じがしますけども。どうですか? いまの……

(高橋芳朗)まあ、でもいま名前が挙がった人はね、みんな寡作気味というかね。エリカも19年で5枚だったり……みんな完璧主義者なんですね。

(渡辺志保)じゃないとね、やってられないですよね。こうして素晴らしい音楽をもういつまでも待ち続けるというような感じですけども。そんな葛藤(Struggle)があるっていう風にもいま、おっしゃっていましたけども。そんな葛藤を経て、7年ぶりに発売された今回の『BlackSUMMERS’night』なんですけども。ご自身としては、どんなアルバムに仕上がったと思いますか?

『BlackSUMMERS’night』

(マックスウェル)三部作の二作目は一作目から引き続いて、「より自分にも責任があるんだ」ということを、物語の続きで伝えようとしている。(前作の)『Prettywings』という曲は恋愛の終わりで別れを告げて別れるわけなんだけど……

でもその恋愛関係が上手くいかなかった責任というのは実は自分にもあるということを自覚し始める。その時は「自分が被害者で自分が全てを失ってしまった。自分がほしいものはなんで手に入らないんだ?」って常に自分が被害者だと思っていたのが、自分が被害者なだけではなく、そういった恋愛の関係は一対一でお互いが作っていかなくてはいけない、お互いが責任を持っているんだということを自覚し始める。そんなテーマがあるんだ。

と、同時にやっぱり『BlackSUMMERS’night』ということで、「夏」ということでよりアップビートでみんなが踊れるような……僕は結構スロウな曲で知られているけど、そこによりブギーを戻して。『Maxwell’s Urban Hang Suite』では『Dancewitme』とか『The Urban Theme』とか結構みんなが踊れるチューンがたくさんあったので、そういったところに夏らしく、太陽の中でみんなが盛り上がれるような、そんな曲も結構今作には入っている。で、最後に少しスロウになって三部作の三作目の『NIGHT』に続いていくということだね。

(マックスウェル)(通訳者を絶賛して)Yeah! Amazing! I don’t know how you doing!?(すごい! どうやってるの!?)

(観客)(拍手)

(マックスウェル)Short answers, I promise.(次は短めにするよ)。

(通訳)次は短めの答えを……本当にしてくれるんですか?(笑)。

(渡辺志保)(笑)

(高橋芳朗)バッチリでございます。あの、「夏」っていうことで質問をしたいんですけども。前のアルバムの最後のインストゥルメンタルの曲(『Phoenixrise』)で、ちょっと後半レゲエっぽくなる曲が……前のアルバムの……

(マックスウェル)Oh, Yeah! Oh, Yeah!

(高橋芳朗)僕、今回のアルバムも隠し味的にちょっとレゲエのフレイヴァーがあるかな?っていう気がしているんですけども、それっていかがですかね? 特に1曲目(『All the Ways Love Can Feel』)と2曲目(『The Fall』)とか。

(渡辺志保)特に最初の3曲ぐらいはね、かなりダンサブルにというか、グルーヴがなんだかちょっと違う感じもしましたし。

(高橋芳朗)あと、『Of All Kind』とか。そのへんなんかちょっとレゲエのエッセンスの香りみたいなものが……

(マックスウェル)たしかに、ちょっと島っぽい感じではあるよね。『1990x』なんかもちょっとトリッピーなダブっぽい感じがあったりとか。

まあ、夏っていうと自分は西インド諸島の血を引いているということで。生まれはブルックリンだけども、やはりそれがボブ・マーリー(Bob Marley)的な、そういったヴァイブっていうのも……これまでの作品っていうのは結構ソウルにこだわって、いわゆる南部の非常にディープ・ソウルっていうものをすごく表現していたけれども、今作では狙ったわけではないけど、やはり夏っていうことで島っぽい感じの雰囲気が出ているんじゃないかな? ただ、それっていうのはプロデューサーのホッド・デイヴがかなり力を発揮していて。彼は僕が19才の時、僕がバスボーイ、バスでアルバイトをしていた時に僕と出会って。僕の歌を聞いて、まだそこまで歌は素晴らしいものではなかったけど、可能性を感じてくれて。そこから25年、僕と一緒に作品をずっとプロデュースし続けてくれたということで、彼は僕にとっては2つ目の脳……クリエイティブ、ものを作る上での思考を与えてくれている大事な存在なんだ。

(渡辺志保)ちょっと単純な疑問なんですけども。同じクリエイティブパートナーと25年も、どうやって新しいアイデアとかを……フレッシュにフレッシュにしていく、デベロップしているのか、すごく不思議です。

同じパートナーとフレッシュな関係を続ける

(マックスウェル)Lots of Japanese Whisky!(日本のウィスキーが大好きなので、日本のウィスキーをたくさん飲むことだよ!)。

やはり、常に新鮮な気持ちでい続けるために、常に新しい音楽を探し続けていて。それは自分に限らずホッドも同じだと思うんだよね。新しい音楽……それこそ、ドレイク(Drake)も好きだし、フューチャー(Future)も好きだし。そういった新しい、いわゆるアーバンブラック系の音も聞くし、かと言ってバッハやアンドレア・ボチェッリといった幅広い音楽を聞いている。そういった音楽を常に取り入れて刺激を受けるということ。そしていろいろ世界中、各国を回っていく中で、アフリカに行ったり、ロシアに行ったりすると、やはりみんな文化や生活、環境は違えども同じ人間で、みんな同じ心を持っている。そういった心に訴えかける、音楽ならではのパッションというものがあればいいんだという風にすごく思うんだ。

なので、やはり音楽に対する情熱を持ち続け、常に新しい音楽を聞き続ける。そうすることで、常に自分の創造性も若く保てるということなんだけど、同時に自分らしさというものを失ってはしょうがない。いつまでも自分は若いんだという気持ちで、「若者に追いついていくためにやらなきゃ!」というのではなく、やはり自分はこのアーバン&スウィートで世に出てきて、それが原点で評価を受けた。それには理由があるわけで、そこからガラッと変わって全く別のことをやってもそれは僕じゃない。そうやって自分の原点というものを失わず、進化し続けるということが大事だと思って作ってるんだ。

(渡辺志保)すごいですね! 25年間グループ活動していても、解散してしまうというニュースなんかも最近ありましたが……

(高橋芳朗)そこと絡める?(笑)。

(渡辺志保)いやいや、ふとよぎってしまいましたが。うーん。しかも、すごいなと思うのは、いまもね、キーヨン・ハロルドとかいろんな名前が出てきていますけども。ずっと同じメンバーと、こうやってツアーも一緒に回っているということに感銘を受けてしまいますね。

(マックスウェル)自分にとって音楽っていうのは家族なんだ。音楽があることで人と人が結び付けられる。こうして僕はブルックリンから、こうやって東京に来ているわけだけど、僕がニューヨークで書いた歌がこうして日本のみんなの前に僕を連れて来てくれたんだ。日本に来るまでは、日本の印象っていえばそれこそ『ブレードランナー』で見た印象で。あの映画は非常に日本の素晴らしさ、美意識、世界観っていうものに影響を受けていて……

(高橋芳朗&マックスウェル)(『ブレードランナー』で意気投合。拳を合わせる)

(マックスウェル)……そういった中から、自分は日本にこうして来られているのも彼らのお陰なんだ。曲を作ることはつまり、相手と結婚するようなもので、だから離婚はしないし、いつまでも一緒にいたいと思う。一緒に書いた曲というのはまさに子供のような存在で、親として……親であるのは一緒にレコーディングに参加したミュージシャンであり、曲を一緒に共作している人。スチュワート・マティウマン(Stuart Matthewman)は21年一緒にやっていて、ホッドとも25年。そしてキーヨンにしても10年一緒にやっている。こういう長い付き合いの中で僕は音楽を作っていく。曲に対してそれだけの責任があると思っているんだ。

(高橋芳朗)みなさん、やっぱり完璧主義なところがあるんですか?

(マックスウェル)そうですね。みんなが完璧主義者だというのは、それだけ作る音楽にこだわりを持っているし、出る音、音になるものにすごくこだわりを持っているからだと思うんだけれども。あとは、みんなお金のために音楽をやっているわけではないんだ。いま、音楽ビジネスは非常に変わって、それこそ音楽っていうのはいま、スマートフォンのアクセサリーみたいな存在になっている。でも、そんな中でもなんで音楽をやっているか?っていうと、やはりそれが大好きで、みんなそこに情熱を持っているという純粋なところから来ているからだと思うんだ。

あともうひとつ、自分のこのデビューから20年を振り返ってすごく思うのは、みんなの僕を応援してくれる思い。それからみんなが耳で僕の音楽を聞いて、心で感じてくれたそれらが自分を自己破滅から救ってくれた、守ってくれたという風にすごく実感するんだ。やはり世に出ることで人に注目されて、その中で良くも悪くも……非難もされるだろうし、称賛もされる。頭の中で、ものすごい自分に完璧な像を思い描かれて、それをがっかりさせてしまうのはすごく怖いことなんだ。そうすることで自分が破滅しそうになる瞬間っていうのがもちろんある。ここまでこうやって僕が作ってきた作品、アルバムがあるけれど、これらのアルバムをみんなが聞いて、みんなが感じ取ってくれたその思いが空に舞い上がって、それが僕を守ってくれているんだ。だからみんなは僕にとっての秘密の守護天使(ガーディアンエンジェル)だと思っているんだ。

(観客)(拍手)

(渡辺志保)ありがとうございます。お時間の関係で、残念ながらこれが最後の質問になってしまうんですけども。ついに明日は、デビュー20年目にしてはじめての日本での公演が待っていますが。いったいどんなステージになりそうでしょうか?

(観客)(拍手喝采)

初来日公演

(マックスウェル)本当に日本に来てライブをするまでに15年以上かかって……実質20年かかっているわけなんですが、とにかくパフォーマンスするのが楽しみでしょうがない! 本当にひとつだけ言わせてもらえば、みなさんぜひクレイジーに(Go crazy)。本当に盛り上がってほしい。楽しんでほしい。踊ってもいいし、騒いでもいいし、とにかくみんなに楽しんでほしいんだ。僕たちもすごく楽しむし、これはお祝いなんだ。今回、アジアツアーということで今日、日本に来るのが本当に楽しみだったので、みんなで楽しんでほしいんだ。もしよかったら、ステージに上がってきて。僕は握手もするし、サインだってするよ! なんでもありだから。2016年、みんなで盛り上がっていこう!

(渡辺志保)素晴らしい!

(観客)(拍手喝采)

(渡辺志保)もう本当に、ステージに駆け上がる準備をして、明日はスタジオコーストに行くべきでしょうか。

(マックスウェル)本当にありがとう! みんなに会うのを楽しみにしています!

(マックスウェル、通訳に日本語を質問する)

(マックスウェル)アイシテルヨ!

(観客)イエーイ!(拍手)

(渡辺志保)素晴らしいですね! もう本当に。どうですか? 高橋さん、実際にお話をうかがって。

(高橋芳朗)ねえ。さっき、エッセンスフェス(Essence Festival)でマックスウェルさんのパフォーマンスを見たという方がいて、もう大絶賛してたんで。(ライブは)間違いないと思います。

(マックスウェル)(フェスで)会ったこと、あったっけ?

(高橋芳朗)ないです!(笑)。

(観客)(笑)

(渡辺志保)まだまだね、ずっと話し続けていたいところですが、これでトークセッションは終了といたしまして、これからサイン会に移りたいと思います。高橋芳朗さんにはここでご退場いただきます。ありがとうございました!

(高橋芳朗)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>

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