渡辺志保さんが2022年10月28日放送のbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』の中で最近の反ユダヤ主義的発言など問題行動の多いカニエ・ウェストについてトーク。アディダス、バレンシアガなどカニエとパートナーシップを結んできた企業が契約を打ち切っている状況について話していました。
(渡辺志保)もう10月も終わりという感じですけれども。最近、私の胸をざわつかせているニュースといえば、やはりカニエ・ウェストを巡るあれこれという。皆様もご存知かもしれないですけれども。ここ最近のカニエさんは反ユダヤ主義といいますか、人種差別的な発言を繰り返していて。それでどんどんビジネス的なパートナーや企業から絶縁といいますか、契約を切られているという状況です。で、カニエといえば結構若い方は彼のことをミュージシャンというよりも、デザイナーとかスニーカーを作ってる人みたいな、そういう認識なんじゃないかなと思うんですけれども。
そうしたファッション界……たとえばアディダスとかバレンシアガといった、これまでにカニエと本当にマスターピースを作ってきたブランドからも関係を切られて。ハリウッドの芸能事務所というかエージェントからも「来なくていいですよ。あなたは除籍ですよ」みたいな感じになったり。果てはデフ・ジャムも「カニエさんとはちょっと……」っていう感じになっておりまして。
カニエと手を切るパートナー企業たち
Vogue, CAA, Adidas, Balenciaga and Gap have now all cut ties with Kanye West. pic.twitter.com/qz9dDZ6eZ4
— Pop Base (@PopBase) October 25, 2022
(渡辺志保)もちろん、彼の最近の発言であるであるとか。彼もちょっと最近、すごくポッドキャスト番組とかラジオ番組にも出ているんですけれども。実際にそこでの発言を聞いたり、その彼の話しぶりを聞くと、いくらカニエが大好きな私も「これはちょっと……」って思うところが非常に多くて。しかし、カニエといえば双極性障害を患っているとか。以前もツアーを中断して、精神科に入院したというようなこともありますから。
もし、こうした一連の発言とか行動がなんていうか、彼の本当の本当の本心ではないというか。彼の病によって引き起こされているものなのであれば、本当に今度こそゆっくり休養して。ゆっくり心を落ち着けてほしいなとか思ってしまいますね。なんか、どうしてもやっぱり、日本にもカニエ・ウェストのファンたくさんいると思いますけども。あの数々の名曲を残したカニエ・ウェストをこういう形で見限るのはちょっと、本当に……ざわざわとした気持ちが続いております。
というわけで、今日のオープニングナンバーはカニエの曲というよりかは、全然関係ないR&Bの新譜をかけたいんですけども。ちょっと心を落ち着けるボーカルの曲を聞きたいなという風に思います。皆様にご紹介したいと思います。KIRBYで『Take Care』。
KIRBY『Take Care』
<書き起こしおわり>