爆笑問題と松尾伴内 本当に怖かったたけし軍団を語る

松尾伴内 たけし軍団フライデー襲撃事件を語る 爆笑問題の日曜サンデー

爆笑問題のお二人がTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』の中で、ゲストの松尾伴内さんとともに、かつてたけし軍団が本当に怖かったという話をしていました。

(田中裕二)いろいろありまして。でも、怖かったよね。軍団。

(太田光)怖かった。本当、怖かった。

(田中裕二)たけしさんは、もちろん怖いよ。でも、たけしさんは、もう俺らなんか飛び抜けてぜんぜん離れちゃっているから。会っても別に・・・

(太田光)相手にしない感じで。

(田中裕二)まあ、こっちが勝手に緊張するけど、別に怖くはないわけよ。

(太田光)タカさんは怖かった。

(松尾・田中)(笑)

(太田光)だって本物なんだよ。

(田中裕二)本物じゃねーよ!(笑)。

(松尾伴内)まあまあね、家庭があるからね。本物じゃないからね。タカちゃんはね。

(田中裕二)そう。だからそれこそ本当に、浅草キッドがね、いて。僕らがちょっと後輩になるんだけど、一緒にライブとか出て。で、俺らもモロ、ツービートの影響を受けちゃっているもんだから、わかるわけですよ。もうね。あ、これは完全に・・・って。

(太田光)この野郎!って。

(田中裕二)で、俺らたまたますぐに太田プロにスカウトされて行っちゃったりしたから。やっぱりほら、いろいろね。この番組にも来たけど。

(太田光)キッドはだから、本当は太田プロに入りたかったんだよね。

(田中裕二)本当はそうだと思うんですよ。

(太田光)だけど、軍団ごと抜けちゃったから。『なんでお前ら、太田プロなんだよ?』って博士に言われたもんね。

(田中裕二)言われた。最初に会った時に。

(松尾伴内)ああ、なるほどね。

(田中裕二)そうそう。まだ、本当に2ヶ月ぐらいしかたってないのよ。始めて。の、頃にもう太田プロに入っているから。『えっ、なんで?』みたいな感じで。

(太田光)こっちは『なんて嫌なやつだよ!?』って(笑)。

(江藤愛)感じますよね。そうやって言われたら(笑)。

『ビートたけしのオールナイトニッポン』の代役

(田中裕二)いや、だけどね、もうやっぱり・・・で、俺ら、たまーにたけしさんのオールナイトニッポン、代役というのをね。たけしさん、休むのよね。『オバケが出た』だのね。

(松尾伴内)はいはいはい。オバケ、見たからね。オバケに弱いみたい。

(太田・江藤)(笑)

(松尾伴内)『オバケ見た』と『ポルターガイスト現象』。『なんか、チカチカするんだよ。蛍光灯が』って言うと、もう来ない。

(田中裕二)たまに、本当に休むんですよ。それで俺らがニッポン放送でたまたまラジオやっているからっつって。

(江藤愛)そのまま、代打で。

(田中裕二)もう、それこそ、『ビートたけしのオールナイトニッポン』で育った俺ら。もう本当にね・・・

(太田光)木曜1時っつったら。

(田中裕二)夜中、こうやってラジオを聞いていた俺らが、何年か後にそこをやれって、『ええっ!?』って舞い上がるじゃない?で、舞い上がりすぎちゃって。舞い上がると、こいつは毒吐くじゃない?

(松尾伴内)(笑)

(太田光)それでしくじっちゃう。

(田中裕二)それでしくじっちゃった。そっからですよ。軍団さんが怖くなったのは(笑)。

(松尾伴内)いやいやいや。

(太田光)俺、1回ね、それで本当に軍団が怒っているってね。ほら、それってわかんないじゃないですか。直接じゃなくて、まわり回って来るから。で、タカさんがとにかく俺を殺そうとしてるって噂を聞いて(笑)。

(松尾伴内)(笑)

(田中裕二)殺すわけない(笑)。いや、『怒ってますよ』っていうのは、噂が。本人からじゃないから。実際はわかんないよ。

(太田光)わかんないんだよ。たぶん、本当だったと思うんだけど。

(松尾伴内)(笑)

(太田光)それで俺、たまたまフジテレビの廊下を歩いていて。久々にテレビ局に行ったんですよ。で、歩いていたら向こうから見覚えがある人がいて。俺、誰だったかちょっとパッと思い出せなかったんですよ。それで、なんか知っている人、スタッフだと思って。『あ、どうも!おはようございます。お久しぶりです!』って言って、通り過ぎた後に、『あっ、タカさんだ』って(笑)。

(一同)(笑)

(太田光)タカさん、変な顔してたんだ。そういえば。『なんでこんな愛想よく、こいつ?』って。タカさんとすれ違った時だったんだ。

(松尾伴内)でも、そんなに怖くないんだけどね。たぶん。だいたいほら、動いている時って、みんなまとまって動くから。

(太田光)いや、だって暴力団だもん。

(松尾伴内)いや、違う違う違う(笑)。

(太田光)だって、傷害事件を起こしたんだから。そりゃそうだよ。

(田中裕二)(笑)

(松尾伴内)そりゃあるんだけど(笑)。みんながほら、集団でいると、近づきがたいみたいな雰囲気がね。一人ひとりはね、優しいのよ。

(太田光)(笑)

(田中裕二)いや、でもそう。後にそれがわかるんですけどね。後に・・・なんか仕事で、それこそタカさんもそうだし、ダンカンさんもそうだし。

(太田光)ダンカンさんなんかね、サンジャポを一緒に。

(田中裕二)すごい優しくしてくれて。で、もう本当、2、3年後には草野球やってましたからね。

(太田光)軍団がまた強くてね。草野球の、たけし軍団って。

(田中裕二)あれ、松尾さんとか、『野球が上手くないとダメ』ルールがあったでしょ?軍団。

たけし軍団草野球

(松尾伴内)僕ね、だから偶然に。ほら、弟子入りして、朝まで居酒屋でしゃべっていた時に、ちょうどそれが1月の終わりだったから。『春からちょっと草野球やりたいな』ってたけしさんが言ってたんですよ。

(田中裕二)まだできてないんだ。

(松尾伴内)できてなかったの。それで、『いま、誰がメンバーいるんだ?俺だろ、東だろ、大森だろ・・・』。その時、鶴太郎さんもいたから。で、『鶴太郎だろ?』なんて話をしていて。それで、数えていたの。で、『お前、できんのか?』『あ、僕、リトルリーグ入っていて。中学でも野球やってました』『おっ、じゃあお前か』って。

(田中裕二)それがデカいんですよね。

(松尾伴内)で、『ああ、やった!入った!』と思ったら、『いや、まだお前を入れたわけじゃないな』って。また・・・

(江藤愛)ああ、指を戻して(笑)。

(松尾伴内)それでちょっと印象がよかったの。で、本当にその春から軍団で野球をやり始めて。で、結構そこでもう、大活躍したから。

(田中裕二)ああ、それはよかった。

(江藤愛)じゃあ、認められて。

(松尾伴内)うん。だから、野球やっててよかった!って思って。いちばんよかった!と思って。

(田中裕二)そうですよね。

(太田光)無敵だったもんね。軍団はね。

(田中裕二)本当。その後、もちろんらっきょさんとかもそうだし。で、ポップコーンとか入って来ると、もう本格的になってくるからね。

(松尾伴内)なんかね、負けるのが嫌みたい。やっぱりね、たけしさんね。やっぱりほら・・・

(太田光)負けず嫌い。

(松尾伴内)そうそうそう。で、勝負事で。『草野球だしね、そういう風に言わなくても・・・』『いやいや、勝たないと意味がないだろ、お前ら。やる以上は』みたいな。だから結構みんな真剣だった。

(田中裕二)で、みんなだいたい運動神経いいんですよ。東さんをはじめ、みんな。ダンカンさんもね、野球上手かったし。

(松尾伴内)だから偶然、やっぱり最初の10人ぐらいって、みんな運動神経がよかったんですよ。

(田中裕二)で、その頃に、それこそ石橋貴明さん。タカさんね。も、もうすぐでたけし軍団に入るはずだったんだけども。あの人は帝京の野球部だから。だけど、『ものすごいコントロールが悪くて。受からなかった』って本人は言ってたけどね。

(松尾伴内)そう。1回、来てるんですよ。

(田中裕二)まだとんねるずの前。

(松尾伴内)東さんがたぶん呼んで。1回、貴明さん、来てるんですよ。草野球。

(田中裕二)とんねるずは一応、『お笑いスター誕生』に出たか出ないかぐらいだよね。

(太田光)だから、ツーレロ(ツーツーレロレロ)と仲良くて。

(松尾伴内)そうそうそう。仲良かった。

(田中裕二)あ、とんねるず、もう結成してるんだ。それで、来てるんですね。

(松尾伴内)で、なんかやっぱり、コントロールがちょっと入らなかったんで。『なんだよ、コントロール悪いな、おめー!』とか言われて。そんで、なんかそれ以来、来なかったんで。

(田中裕二)そこでもし入っていたら・・・2人の怖いタカがいたっていう(笑)。

(一同)(笑)

(田中裕二)俺らにしてみりゃあ(笑)。

<書き起こしおわり>

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