爆笑問題・太田 ラッパー紅桜を語る

爆笑問題・太田 ラッパー紅桜を語る 爆笑問題カーボーイ

爆笑問題・太田さんが2024年3月19日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中でTBSドキュメンタリー大賞でラッパーの紅桜さんと共演した際の模様を話していました。

(太田光)それでこの間、ドキュメンタリー大賞っていうのをやっているんだけども。俺はそれで川淵チェアマンの役をやっているんだよ。

(田中裕二)チェアマンね(笑)。

(太田光)「今年の川淵チェアマンは、太田さんです」って。

(田中裕二)違う、違う。ドキュメンタリー大賞のチェアマンね?

(太田光)TBS DOCSってね。これがだから4年目ぐらいになるんですけども。この間、イベントがあって。とにかく今年も秀作ぞろいで。

(田中裕二)日曜サンデーでもね、ちょっと紹介しましたけども。

(太田光)大久保さんっていう、言ってみりゃスーダラ社員だったくせに……(笑)。

(田中裕二)「スーダラ社員」って若い人にはわかんないよ(笑)。

(太田光)『サンジャポ』のプロデューサー、無責任社員だったくせに。今、もう偉そうになんかゼネラルプロデューサーみたいな。全部の作品に最後、「ゼネラルプロデューサー:大久保竜」って出てくるんだよ。「どんだけお前、自己顕示欲の塊なんだ、こいつは?」みたいな感じで。『日曜サンデー』に来て。その中のひとつに、ラップのさ、紅桜っていうのがいるんだよ。紅桜っていうのがさ、これが『ダメな奴』っていう作品があって。その紅桜を追っているドキュメンタリーがあるわけ。で、この間イベントで俺、開会宣言みたいなのをやってさ。ゲストでその紅桜が来ていて。それで俺、作品を見ていたからさ。紅桜っていうのは岡山なんだけど。要するに、知る人ぞ知るっつーか、ヒップホップ界ではもう、かなり有名なラッパーで。だから、ゼブラ?

(田中裕二)ZEEBRAね。

(太田光)ああ、ZEEBRAとか、R……。

(田中裕二)R-指定ね。「鏡よ鏡」ね。

(太田光)うん?

(田中裕二)「答えちゃって」って。「ブリンバンバン、ブリンバンバン♪」でしょう? R-指定って。

(太田光)……。

(田中裕二)いや、急にごめん。止めて。今、すげえその歌しか流れてないよ?

(太田光)いやいや、『不適切』の人だよね?

(田中裕二)うん? 『不適切』?

(太田光)『不適切にもほどがある!』の歌を……Creepy Nutsだよね? ああ? (スタッフに聞いて)「どっちもそう」だって(笑)。

(田中裕二)フハハハハハハハハッ!

(太田光)日米経済摩擦!(笑)。これがすごいんだよ。で、そのR-指定とかなんかも出て。「彼はすごいです」とかって、みんなが絶賛するような。おそらく宇多丸とかもたぶん、そのへんのラップ界ではもう有名な……たぶん宇多丸もわかったようなことを言うと思うけど。

(田中裕二)なんだよ? いいよ、余計だよ。

(太田光)紅桜っていうのがいて。で、それがその作品の監督がね、「そういえば最近、紅桜を見ないな」って。その監督、ラップが好きなんだね。で、調べてみたら捕まっていた。覚醒剤で捕まっていたっていう。で、「これはどういうことだ?」っつって。それでその作品の冒頭、出所してくるシーンからずーっとカメラを回しているんだよ。すると、奥さんも子供もいて。仲間たちが待っているんだよ。悪いやつはみんな、友達だから。もう、紅桜は。気合が入っちゃっているから。刺されたりしてるからね?

(田中裕二)本当なの?

(太田光)本当だよ。すごいんだよ。気合いが入っちゃっていて。それで「みんな、ごめんな」とか言いながら出てくるわけ。そこから回してんだよ。それが面白いんだよね! それでまた、そのラップがいいんだよ。要するに、俺ら、ラップって……お前なんか特に、ほら。「ラップってどこが面白いの?」みたいにさ、宇多丸に。あのレジェンド宇多丸に対してさ、「ねえねえ、ラップってどこが面白いの?」って言い切るお前の……。「お前こそ、なんだよ? そのパーカーと帽子は?」みたいな感じなんだけど。

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(太田光)だけど、聞いているとちょっと演歌っぽいんだよ。声もいいし。で、紅桜がなんでそうなったか?っていうと、子供の頃、お母さんが車の中でずっとちあきなおみとかをかけていたんだって。で、それを聞いて育った。だから、ちょっとラップって言ってもね、またちょっと……日本の、和の、こぶしとかさ。そういう、都々逸だとか端唄だとか、そういうのに近いような。やっぱり根っこはそういうものかな、みたいに思わすよな。またいい声なんだよ。紅桜ってね。それで俺もそのドキュメンタリー大賞で「開会します!」っていうので俺が出て。で、特別ゲストで紅桜が岡山からわざわざ上京して来てさ。それで出るっつーんで。それで俺が控室にいたらさ、紅桜が来たんだよ。もう刺青、ガンガン入っちゃっていてさ。ところがこれが人懐っこい、いいやつなんだよ。紅桜って。それで俺もさ、股間がもう「紅トカゲ」って言われていたぐらいで。

(田中裕二)意味がわかんねえよ!(笑)。

(太田光)そんな感じじゃん?

(田中裕二)「紅トカゲ」って、どういうこと?(笑)。それは、かっこいいことなの?

(太田光)俺は一応、ほら。人から「股間が紅鯨」とかさ。

(田中裕二)えっ、ねるとん?

(太田光)「シロナガスクジラ」とかさ、いろいろと。

(田中裕二)「紅」がなくなってるじゃん(笑)。

(太田光)「黒ヘビ」とか言われていたんだよ。「股間が黒ヘビ」とか「黒大蛇」とか「黒コブラ」とか言われていて。黒コブラだよ?

(田中裕二)いいよ、もうなんでも(笑)。

紅桜に「おう、注射、打ってんの?」

(太田光)それで紅桜がさ、「よろしくお願いします」なんて言うからさ、「おう、注射、打ってんの?」っつったらさ、監督が横にいてさ。「ダメです、そんな! やめてくださいよ、太田さん!」なんて言うからさ。「いや、俺もね、実はね、コロナ渦でね、ワクチンを3本ぐらい打ったんだよ」なんて言ったらもうゲラゲラ笑ってさ。紅桜がさ。また前が金歯で……それもわざとなんだろうけど。「ちょっと今度、いいクスリが入ったらさ、こっちに回してくれよ」なんて言ったら「おもろ!」なんてゲラゲラ笑っているんだよ。「やめてください!」なんて監督が横でさ。「やめてください! これから、あれなんですから。もう更生していて……」なんて。

で、たしかにそのドキュメンタリーの映画を見ると、本当に奥さんとか思いで。家族思いで。子供がかわいいんだよ、また。そういうので、もうみんな、ファンが待ち望んでいて。「紅桜!」って出てくると、東京のイベントとかでもワーッて盛り上がるんだよ。すごいんだよ。で、その作品は『ダメな奴』っていうタイトルでやってるわけ。で、紅桜、岡山で。津山っつっていたかな? それで、見ていたら津山って本当にクソ田舎なんだよ。で、ウエストランドがそうだからさ。それで「あれ、津山なんだよね? ウエストランドって……?」って聞いたら「ああ、僕の先輩です」って紅桜が言うんだよ。だから井口も河本もなんか、知ってるらしいね。紅桜くんの方はね。

で、「向こうに言ったら、わかる?」って聞いたら「たぶん……僕は嫌われているんじゃないですかね?」とか言うんだよ。それで、河本の弟かな? とは、同じスポーツの運動少年団みたいなので一緒だったっていう。仲が良かったっていう話で。「ああ、そうなんだ」「でもたぶん僕、嫌われていると思いますよ」って。まあまあ、紅桜はワルだったからね。それでほら、井口はワルを正す方だからさ。そういうのがあるのかな?って思ったけども。それで「今度、ウエストランドに会ったらさ、ボコボコにしてやってくれよ!」っつって(笑)。

(田中裕二)なんなんだよ(笑)。

(太田光)向こうもケラケラ笑っていてさ。それで、イベントではさ、「この映画を誰に見せたいですか?」「マーシーと清水健太郎です」とかいろいろ言っていてさ(笑)。

爆笑問題・太田×紅桜

『ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~』

<書き起こしおわり>

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