声優の上坂すみれさんがTBSラジオ『荻上チキ Session22』に出演。トークの中で、電気グルーヴのドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?』を見た感想を話していました。
(上坂すみれ)あとは、電気グルーヴの映画を見に行きました。
(荻上チキ)ああ、本当ですか?
(上坂すみれ)『(DENKI GROOVE)THE MOVIE?』。ドキュメンタリーで。あの、デビューからいままでの。そんなに上映している映画館がないんですかね?
(荻上チキ)新宿とかでも見れますよね。
(上坂すみれ)はい。あるんですけども。もう、すごい感動しましたね。なんか、あんまりCDを聞いていても、ジーンと感動するタイプの方々ではないんですけども(笑)。
(荻上チキ)そうですね(笑)。
(上坂すみれ)胸を打たれるわけではないんですけど、あのドキュメンタリーを見ていると、本当に1枚1枚CDを1から作る・・・私みたいな声優、特に私なんかそんなに、1から曲を作るっていう作業をそんなにしたことがないので。
(荻上チキ)はいはい。
2人の背中がかっこよく見えた
(上坂すみれ)だから、打ち込みって本当に自宅作業で、孤独で。1ヶ月ずっとこの同じ曲を作り続けるとかあるんだなって思うと、すごくあの2人の背中がかっこよく見えましたね。
(荻上チキ)卓球さんとね。
(上坂すみれ)瀧さんの。
(荻上チキ)あれね、見に行きたいと思っていて。今度見に行こうと思っているんですけど。やっぱりミュージシャンのドキュメンタリーもの。たとえば、その前にPerfumeのドキュメンタリーなんかもね、やっていたりしましたけども。
(上坂すみれ)はい。
(荻上チキ)見ると好きになりますね。よりね。
(上坂すみれ)本当に!なんか、ライブでもなく、CDでもなく、いろんな、本人が語るんじゃなくて、周りの人たちが語る姿っていうがすごく新鮮ですね。
(荻上チキ)ああー。なにか浮き上がってくる感じですよね。ダイアローグで。
(上坂すみれ)そうですね。元メンバーの砂原さんとかがよくインタビューで出てくるんですけども。世界デビューした頃の話とか。『卓球くんはドイツに行きたくて、僕はイギリスに行きたくて・・・』って。『あっ、テクノにもそういう方向性の違いがあるのか!』って思ったり。
(荻上チキ)ああー、はいはい。
(上坂すみれ)あと、『卓球さんのソロの楽曲と電気グルーヴの楽曲がぜんぜん違うのは、テクノをもっと大衆に押し広める、そういう役割もあった』みたいな話をサカナクションの方がされていて。『ああ、ただ聞いているだけじゃわからないことがあるな!』って。すごく、家帰ってから拝みました。
(荻上チキ)CDを(笑)。
(上坂すみれ)『失礼いたしました!心して聞きます!』って。
(荻上チキ)でも、エピソードが足されると聞き方も変わりますし。
(上坂すみれ)はい。
(荻上チキ)あと、ヘッドホンとかも新しく買うと、『ああ、こんな音も鳴っていたのか』とかね。
(上坂すみれ)ねえ。聞こえないこだわりっていっぱいあるもんで。劇場版で、アニメとかも劇場で先行上映とかやったりするんですけど、テレビのスピーカーの音ってこんなに薄かったの?みたいな。やっぱり劇場で見ると・・・『ガールズ&パンツァー』も劇場公開されたんですけど。これもすっごい出来がよくて。素晴らしくて。もう、上映開始から・・・11月ぐらいに始まっているので、結構たったんですけども。お正月もなかなかお席が埋まっていて。
(荻上チキ)ええ、ええ。嬉しいですね。
(上坂すみれ)本当に、上映している館数がぶっちぎりで少ないのに、ランキング上位で善戦している姿を見ると、一声優としてすごいうれしいです。
<書き起こしおわり>