サイプレス上野とプチ鹿島 Yellow Monkey Clewを語る

サイプレス上野とプチ鹿島 Yellow Monkey Clewを語る ザ・トップ5

プチ鹿島さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』に出演。サイプレス上野さんと、自身が所属していた伝説のラップグループ、Yellow Monkey Clewについて話していました。

(サイプレス上野)私、サイプレス上野からプチ鹿島さんを簡単にご紹介させていただきます。

(プチ鹿島)すいません。ありがとうござます。

(サイプレス上野)1970年生まれ。時事ネタと見立てが得意な時事芸人。時事ネタ、プロレスネタが大好物。昨年8月に出版した新書『教養としてのプロレス』も大好評。TBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』月曜日と水曜日にニュースプレゼンターとしてレギュラー出演lまた、TBSラジオ土曜日の27時から『東京ポッドきょ・・・許可局』にも出演中。

(プチ鹿島)許可局。はい。

Check Your Mikeコンテストで優勝したグループ

(サイプレス上野)そして実は、1992年、Check Your Mikeコンテストにラップグループ、Yellow Monkey Clewとして出場し優勝。1994年にはアルバム『よっ、日本一』でアーティストデビューも果たしております。いや、許可局を思いっきり噛むぐらい、俺、緊張しているのと同時に、鹿島さん。

(プチ鹿島)はい。なんですか?

(サイプレス上野)サインください!

(プチ鹿島)(笑)。ありがとうござます。

(外山惠理)あ、本?

(サイプレス上野)『教養としてのプロレス』。

(プチ鹿島)あ、『教養としてのプロレス』。おかげさまで。あ、いまですか?

(サイプレス上野)もう・・・

(プチ鹿島)あ、いまですか。ありがとうござます。

(外山惠理)あ、太いペン、ある?大丈夫ですか?

(プチ鹿島)太いペンじゃなくて、いまこの細いペンで。『サイちゃん』でいいですか?

(サイプレス上野)『サイちゃん』で大丈夫です。はい。

(プチ鹿島)『サイちゃんへ』で。いやー、うれしいです!

(外山惠理)持ってきたんだ!

(サイプレス上野)持ってきましたよ。もう。本当に。いやー、ヤバい。私物化してしまって、すいません。

(プチ鹿島)まあ、『教養』って大きく言いましたけど。まあ自分の中ではこれは『プロレスを明日から見てください』っていう本じゃなくて。30年間ぐらいプロレスを見ていて、自分の中で学んだことですね。たとえば『半信半疑っていうのがいちばん精神状態としてはいいんじゃないか?物事を見るにはいちばん幸せなんじゃないか?』って。何かを全部信じたら、それはちょっと盲信になるし。全部否定したら、それはちょっとね、味気ないなと思って。

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(サイプレス上野)はい。

(プチ鹿島)疑いながら、自分が見たものがどうなのか?っていうのを考え、考え・・・っていうのがだいたいプロレスファンなんですよ。昭和からの。それをちょっと1冊の本にしてみたんですけど。

(サイプレス上野)名著!

(プチ鹿島)ありがとうござます。

(サイプレス上野)あの、もちろんね、Yellow Monkey Clewの時から自分は知ってますんで。

(プチ鹿島)あのYellow Monkey Clewって言うとこれ、知らない人が僕、アーティストデビューみたいなこと、思われるんですけど。これは一緒にやっていたリーダーというか相方がものすごいラップ好きで。で、コンテストに応募するにあたって、『ちょっと手伝ってくれないか?』って。

(サイプレス上野)はい。

(プチ鹿島)で、『俺、なにすればいいの?ラップ知らないし・・・』って言ったら、『隣で「よいしょ!」とか「あ、それ!」とか、煽ってくれるだけでいい』と。

(サイプレス上野)へー!

(プチ鹿島)で、それが20年前ぐらい。だからラップの黎明期で。ECDさんが主催していたコンテストがあって。そこでなんか、優勝してしまったんですね。

(外山惠理)すごいじゃないですか。

(プチ鹿島)だから僕、いまだに優勝したんですけど、ラップのことについてはピンと来ない・・・

(サイプレス上野)あ、そうなんですね(笑)。

(プチ鹿島)あの、友達が勝手にプロフィールを送って芸能界デビューみたいな。そんな感じだったんで。

(サイプレス上野)あれだけ憧れていたあの大会の真実が、いま!(笑)。

(プチ鹿島)そうなんです。ただこれ、大学生時代なんで。これで別にこの業界入ったっていうわけではない。大学時代にラップをやっていただけで。まあ、薄く言うと広い意味でSEALDsみたいなもんですね。

(サイプレス上野)(笑)。誘われて、合いの手を入れた。

(プチ鹿島)はい。20年前にSEALDsやってたんですね。ただ、お笑いネタとかをやっていただけなんで。

(サイプレス上野)いやー、鹿島さんね、その当時から知っていて。その当時はプチ鹿島さんとは知らなかったですよ。もちろん、当然知らずに。

(プチ鹿島)いや、そうです。芸人になるのはその数年後なんで。学生だったんで。

(サイプレス上野)で、俺はもうすごい好きなんで。

(プチ鹿島)マジっすか?

(サイプレス上野)相当なリスペクトというか。自分の兄貴と歳とかがほぼ一緒なんで。お兄ちゃんの考えっていうのを明確にしてくれている人っていう。だから今日、KAMINOGEも持ってきていますんで。

(プチ鹿島)あ、そうなんですか。ありがとうござます。

(サイプレス上野)単純に好きな人っていう(笑)。

(プチ鹿島)うれしい。2時間ぐらい、いいですか?

(サイプレス上野)いやいやいや、是非!(笑)。

(外山惠理)よかったねー。

(サイプレス上野)そう。ドキドキしてるんですよ。本当に。

(外山惠理)ねえ。すごいそれが伝わってくるけど。よかったね。本、持ってきてね。

(プチ鹿島)ありがとうござます。

(中略)

(サイプレス上野)じゃあここで、あの曲をいきたいと思いますんで。曲紹介を。

(プチ鹿島)びっくりしました。先ほどスタッフさんがですね、このCDをどこからか探してきていただいたんですけど。私が大学時代にやっていたラップの自主制作のCDです。歌っているのはリーダーだけで、僕はBGMでうっすら、このバージョンは声は乗っていないんですが。ぜひ聞いていただければと思います。ジッタリン・ジンさん。当時のね、『プレゼント』というのをお笑い系で真面目に歌ったらこうなるという。Yellow Monkey Clew『(奇妙な)プレゼント』です。

Yellow Monkey Clew『(奇妙な)プレゼント』

(プチ鹿島)恥ずかしいですね。これ、僕の声が入っているバージョンでした。っていうのはCheck Your Mikeってコンテストの上位入賞者をECDさんと高木完さんがアレンジしてくれて、これを出してくれているんですよ。元ネタ、でもわかんないですよね。『松崎しげるのサインバット』っていうのは当時、芸能人野球大会で松崎しげるさんがよく出ていたんですよ。

(外山惠理)ああー!

(サイプレス上野)たぶん当時俺、ガキだったんで、聞いてた時にぜんぜんわかんなくて。

(プチ鹿島)『松島トモ子のヘルメット』ぐらいはちょっと・・・あ、コルセットか。

(サイプレス上野)そこらへんまでは。

(外山惠理)コルセット。わかりました。

(プチ鹿島)ジッタリン・ジン、かわいくプレゼントでほしいなっていう歌をうたっていたんですけど。こんな芸能人のプレゼントがほしいなっていう、そういう・・・

(サイプレス上野)すげー悩みながら聞いてましたよ。『これを認めていいのかどうか?』っていう気持ちでずっと。

(プチ鹿島)だからその時だけ、クラブチッタ川崎、客席投票だったんですよ。で、ウケちゃったから。僕らが。で、次から客席投票、なくなりました。

(上野・外山)(爆笑)

(プチ鹿島)結構問題になったらしいんですよ。『ああいうお笑い系を優勝させていいのか?』みたいな。

(サイプレス上野)本当、問題になってましたよ。俺たちの世代ですら、問題になって。

(プチ鹿島)(笑)

(サイプレス上野)『あれが優勝でいいのか?もっと硬派な大会じゃねえのか?』って。

(外山惠理)(笑)

(プチ鹿島)言われましたよ。宇多丸さんにも一度、打ち上げでご一緒になった時に『よくあれで出ましたね』って。

(サイプレス上野)(笑)。みんな、出れないんですから。本当に、もう。

(プチ鹿島)そうそうそう。

(外山惠理)おもしろい。Yellow Monkey Clew。

(プチ鹿島)まあ当時、時事ネタって言えば時事ネタですね。当時、91年、2年ぐらいのワイドショーとかを騒がせた芸能人のプレゼントということで。

(外山惠理)『(奇妙な)プレゼント』というね。タイトルがいいですけどね。

<書き起こしおわり>

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