クレイジーケンバンドの横山剣さんが2013年10月にTBSラジオ『たまむすび』に出演した際の書き起こし。小学生の時に大きな影響を受けた名盤『円楽のプレイボーイ講座12章』について話していました。
(小林悠)私ちょっとね、意外な一面があるなと思ったのが、いわゆるプレイボーイなイメージがね、横山剣さんはあると思いますが。その9(の筋)。女の子を好きになるとご飯が食べられなくなっちゃう筋。
(横山剣)ええ。
(玉袋筋太郎)プレイボーイっつーのはやっぱり、追求してますもんね。剣さんね。
(横山剣)そうですね。僕、小学校5年の時に、中古レコードの実演販売をやったんですね。
(小林悠)(笑)
(玉袋筋太郎)やりますね!小5から。
(横山剣)最初は植木屋さんのアルバイトだったんですけど。
(小林悠)いいんですか、それ?
(横山剣)ええ。豆腐屋さんの前で。『あっ、こっちのバイトの方が良さそうだ』と思ってですね。ちょっと移籍したんですけど。その中古レコードのショップで、『円楽のプレイボーイ講座12章』っていう。
円楽のプレイボーイ講座12章
(玉袋筋太郎)円楽さんだよ、これ!
(横山剣)これに出会いまして。
(玉袋筋太郎)先代。先代。
(横山剣)先代の。
(玉袋筋太郎)そうですよ。プレイボーイ!
(小林悠)ですよね?が、そんなレコードを出していたんですか?
(横山剣)で、12章に渡って。『第1章 女。プレイボーイたる君。プレイボーイたらんことを欲する君に円楽が・・・』みたいな。言うんですね。
(小林悠)へー!
(横山剣)で、第2章がギャンブルとか。
(玉袋筋太郎)そうそうそう!
(横山剣)女、セックス、車、スポーツ。12章に渡って言うんですね。プレイボーイ。それ、刷り込まれちゃったと。
(小林悠)ええっ!?でも、あれですよね。女の子を好きになると、ご飯を食べれなくなっちゃうんですよね?
(横山剣)そうなんです(笑)。それは、そうなんですね。そこは、やっぱそういうところ、残ってないと。ええ。
(小林悠)ああ、そういうピュアな部分も残ってないと。
(玉袋筋太郎)そう。それがいいんですよ。うん。
(小林悠)でももう、さすがにほら。かわいいお嬢ちゃんも2人いるしね、愛する奥さまもいるわけだし。もう、そういうのはないんじゃないですか?
(横山剣)うーん・・・
(玉袋筋太郎)プレイボーイをちょっと、理解してないな!
(小林悠)プレイボーイってなんでしょう?
(玉袋筋太郎)そういう、なんだろうな?日本的なものじゃないんだよ。そういう、家族とかそういうもんに縛られないで生きるのが、プレイボーイですよ。なんですか?その、女房、子供とか。出さないでくださる?
(横山剣)ちょっと、奥さん聞いてるかも・・・
(玉袋筋太郎)(笑)
(小林悠)ちょっとちょっと!玉さん、しゃべりすぎ。
(横山剣)いやー、いいっすねー。でも、本当そうですね。やっぱりその、はみ出すというか。はい。
(玉袋筋太郎)でもやっぱり刷り込みってすごいんですね。剣さんね。
(横山剣)すごいですね。もう全部覚えちゃって。その頃、やっぱり遠足のマイクで全部。1章から12章まで全部言いましたね。
(玉袋・小林)(笑)
(横山剣)間の音楽も、アカペラで。
(玉袋筋太郎)うわー!
(小林悠)全部覚えちゃって。
(横山剣)それどころか、日吉っていう。東横線の。あそこから追浜っていうところまでですね、1人で。実況っていうか、もうお客さんをリスナーと思って。1人でやってました。
(小林悠)(笑)。いますよね、そういう子ね。
(横山剣)で、ついでに『次はー、つなしまー、綱島でございます』ってやりながら。もう。
(玉袋筋太郎)俺はね、遠足のバスはね、『岸壁の母』を歌ってた。小学5年生。
(横山剣)(笑)。二葉百合子さん。
(玉袋筋太郎)二葉百合子で。セリフまで入れちゃって。『あれから何年、シンジは帰ってこない・・・』なんて。やってたよ。うん。
(横山剣)素晴らしい(笑)。
(玉袋筋太郎)もっとね、いろいろ剣さんに聞きたいんですよ。宮史郎イズムとか。
(横山剣)宮史郎!『そのぉー、ひとぉーにぃーー♪』。イーネ!スナック!成子坂!
(玉袋筋太郎)成子坂(笑)。
(横山剣)成子坂、友達いたんです。
(小林悠)どうなってんの!?どうなってんの!?ここであの、お二人、じゃあ歌いながら聞いてください。
(告知省略)
(玉袋筋太郎)いやー、またちょっとぜひ来てくださいよ。剣さん、お願いします。
(横山剣)はい。ありがとうございます。なんか・・・興奮して(笑)。
(玉袋筋太郎)まあ、俺にとってケンさんっつーのはね、高倉健さんでもないんだ。渡辺謙さんでもないんだ。東郷健さんでもねえんだ。横山剣さんなんだ、こりゃ。
(小林悠)やっぱ、俺の中のケンさんは横山剣さんだけだと。ずっとおっしゃってますから。今日、朝から本当、ソワソワしちゃって、もう。うちの玉さんが本当、はしゃいじゃってすいません。なんか(笑)。
(横山剣)もうすごい、来てよかった。うれしいです。
(玉袋筋太郎)ありがとうございました。
(小林悠)ぜひまたいらしてください。まだ筋、いっぱい残ってますので。よろしくお願いいたします。
(玉袋筋太郎)最後、これで一発〆てください。
(小林悠)横山剣さん。〆てください。
(横山剣)じゃあ、行きましょうか。イーネ、イーネ、イーーーネッ!
(玉袋筋太郎)イエー!やったー!(拍手)。
(小林悠)ありがとうございました!
(横山剣)ありがとうございました。
<書き起こしおわり>
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