さかなクンと玉袋筋太郎 タコとイカ エビとカニを熱く語る

さかなクンと玉袋筋太郎 アマゾン川の魚を語り合う たまむすび

さかなクンがTBSラジオ『たまむすび』に出演。お魚好きの玉袋筋太郎さんとタコとイカ、エビとカニついて熱く語り合っていました。

(玉袋筋太郎)でもね、さかなクンね、タコから入ったっていうじゃない?

(さかなクン)ああ、そうなんです。最初はタコなんです。

(玉袋筋太郎)タコとさ、イカってどっちが頭がいい?

タコとイカ、どっちが頭いい?

(さかなクン)ええと、これは難しいところですね。えー、タコはいろんなことを考えて。あの、それこそ瓶の中に入れたカニとかをフタをちゃんとこじ開けて、中のカニを食べちゃったりするんです。

(玉袋筋太郎)食べちゃうんだよ。

(さかなクン)瓶のフタをクルクル回してこじ開けるのができるのは、私たち人と、お猿さんとタコだけなんです。

(小林悠)へー!

(玉袋筋太郎)イカはそこ、負けてるんだよ。

(さかなクン)イカはそれ、できないんですね。

(小林悠)そこまで器用ではないってことですか?

(さかなクン)ところが、最近の実験ではイカちゃんがですね、鏡を見せると、ちゃんとその鏡に写った自分の姿を『これは他のイカでもない、紛れもない自分だイカーッ!』ということがわかったということで。そんなところから、自己認識をする。これまた非常に高等な脳を持つ生き物だということがだんだんわかってきたということで。

(玉袋筋太郎)両方ともやっぱり擬態するじゃないですか。イカだって結構な擬態をする。

(さかなクン)そうなんです。

(小林悠)変装ってことですか?

(玉袋筋太郎)変装。もう、そうそう。

(さかなクン)ただですね、玉ちゃん様の擬態のお話なんですけど、擬態するのは、タコ、得意ですよね。で、イカもいろんな種類がいるんですが、擬態をするイカは、コウイカの仲間なんですね。

(玉袋筋太郎)でっけーコウイカだよ。

(さかなクン)あの、大きい甲羅のような。貝殻を持っていた。で、コウイカの仲間は、海底近くに暮らして、岩の隙間とか、サンギョの・・・あ、サンゴの中にいますので、岩やサンゴに化けるんですね。だけどスルメイカとかヤリイカは、大抵泳ぎまわっているんで。あんまり擬態をする必要がないんですよね。

(玉袋筋太郎)しない。あ、なるほどね。

(さかなクン)だからあの、泳ぎが達者で。で、いざ見つかった時にブワーッ!と墨を吹き。で、深海のイカですと、ホタルイカみたいにバッ!と光を出すっていう。

(玉袋筋太郎)あれ、さかなクン。ダイオウイカってブームになったじゃない?タコでいちばんデカいのって何なんだろうね?

(さかなクン)ええと、ダイオウダコはいないんですが。

(玉袋筋太郎)いないよね。

(さかなクン)ミズダコという。

(玉袋筋太郎)ミズダコか。やっぱ。

(さかなクン)ミズダコは最大全長3メートルぐらいですので。ダイオウイカが18メートルから、海外では20メートル近くっていう記録もあるということで。圧倒的にイカの方が大きい。

(玉袋筋太郎)大きい。そうなんだよ。でっかいタコは映画じゃないと出てこないからね。

(小林悠)そうなんですね。

(玉袋筋太郎)そう。でも、3メートルのミズダコっつったらデカいよ。

(さかなクン)あの、両足を広げると6メートルぐらいになるわけですね。

(玉袋筋太郎)くぁーっ!

(さかなクン)私も北海道の海に潜った時にですね、ミズダコさんがやってきて。『おぉう!デカい!ギョギョッ!どうしよう?どうしよう?』と思ったらですね、ギョ一緒に潜らせていただいた水中写真家の中村征夫さんが『さかなクン!暴れてはいけない。暴れたら、タコが来る!タコがパニックをおこして大変な目にあうから、ここはじっとしてるんだ』って。で、じっとしたところ、タコちゃんがゆ~っくり中村征夫さんの方に近づいてって。スキンシップをちょこっとしてから、スーッと。紳士的でした。

(玉袋筋太郎)ほら!

(さかなクン)だからあの、暴れちゃうとやっぱり危ないらしいんです。

(玉袋筋太郎)来るんだ。

(さかなクン)暴れちゃうと、逆に攻撃されたと思って、ウワッ!っと逆に襲いかかってくるっていう。

(玉袋筋太郎)でも、毒を持っているタコはいるよね。

(さかなクン)ヒョウモンダコの仲間とかですね。

(玉袋筋太郎)イカは毒を持ってねえのかな?

(さかなクン)ええとですね、あのー、イカちゃんもタコちゃんもカラストンビっていうくちばしみたいなものがありますよね?で、あれでこう、獲物の小魚やエビやカニをガジガジかじるわけなんですけど。その時、タコの場合は唾液腺に毒があって。要するに、○○という毒ですね。ヘビが噛み付く時に出す毒と同じように、獲物を弱らせる毒を出すっていうんです。でもイカは・・・それがあるのかどうかがちょっと、イカんせんよくわかんなくて・・・

(玉袋・小林)(笑)

(さかなクン)タコには確実にあるんですが。はい。

(玉袋筋太郎)イカとタコ、いま比べたけど。カニとエビっつーのはさ。

(さかなクン)カニとエビ?

(玉袋筋太郎)ほら、なんかエビだってでけえ、ロブスターみたいなのいるし。

(さかなクン)あ、あのオマールエビとかですね。ロブスター。海ザリガニ。はい。

(玉袋筋太郎)カニとどっちがデカいんだろうな?タカアシガニとか。

(さかなクン)あっ!世界最大の節足動物はタカアシガニです。ええ。両足をひろげた長さ、約3メートル以上ということで。

(玉袋筋太郎)食べたことあるもん。俺。

(さかなクン)ええ。美味しいですよね?

(玉袋筋太郎)美味いのね。

(小林悠)すごい。魚以外も。

(玉袋筋太郎)甲殻類。

(小林悠)ねえ。甲殻類も専門家ですね。

(さかなクン)やっぱり海の仲間ということで。

(玉袋筋太郎)なんでも大丈夫。

(さかなクン)やっぱりタカアシガニは伊豆に行くともう・・・

(玉袋筋太郎)煮るんだよ。美味いんだよ。カニ、なにがいちばん好きなんですか?毛ガニとか、まあいろいろ。花咲ガニとか。

(さかなクン)あ、私はですね、カニの中ではワタリガニが好きです。あのガザミ。味が濃くて。

(玉袋筋太郎)ガザミ!美味えな。

(さかなクン)美味えです。

(小林悠)どうやって食べるんですか?

(さかなクン)あ、やっぱりあの、湯がいたり。お味噌汁でもいいですね。

(玉袋筋太郎)あと、ケジャンとかでもいいわけだ。韓国の。

(さかなクン・小林)おおーっ!

(玉袋筋太郎)あれ、ワタリガニだろ?

(さかなクン)ケジャン。

(玉袋筋太郎)モクズガニもさ、やっぱり美味い。

(さかなクン)いいですねー、モクズガニ。秋のモクズガニはもう!

(玉袋筋太郎)臼でついちゃってね。ガッチャンガッチャン。

(さかなクン)すり鉢でギョリギョリギョリギョリ。

(玉袋筋太郎)そいで湯がいちゃって。

(さかなクン)湯がく。

(小林悠)あの・・・

(玉袋筋太郎)なに?

(小林悠)居酒屋じゃないんですよ、ここは。ちょっともう。お魚居酒屋かと思った。びっくりしちゃいました。

(さかなクン)玉ちゃん様、楽しいですねー。

<書き起こしおわり>
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