クレイジーケンバンド横山剣 玉袋筋太郎 勝新太郎を熱く語り合う

クレイジーケンバンド横山剣 玉袋筋太郎 勝新太郎を熱く語り合う たまむすび

クレイジーケンバンドの横山剣さんがTBSラジオ『たまむすび』にゲスト出演。玉袋筋太郎さんと大好きな勝新太郎さんについて、熱く語り合っていました。

(玉袋筋太郎)考えるな、感じろと。

(横山剣)考えるな、感じろ。ブルース・リー!

(玉袋)ブルース・リー!

(横山)やっぱり中学の時にですね、『燃えよドラゴン』を見て、もうかっこいい!

(玉袋)カッカしちゃうでしょ?

(横山)もう興奮しました。

(玉袋)ねえ!それですよ。ドラゴンですよ!

(横山)ドラゴンですよ。

(小林悠)いろんな書籍を拝見しても、『Don’t think. FEEL!』を。ブルース・リーの名言ですけど、横山剣さん自身もいろんなところでお使いになってますよね。

(横山)そうなんですよ。それがずーっとガイドラインになっていますね。

(玉袋)で、やっぱり『ソウル電波』っていうのが降ってきますから。

(横山)ソウル電波。

(玉袋)漂ってますから。ソウル電波。

(小林)ソウル電波ってなんですか?

(横山)ソウル電波って、要するに勝新太郎さんでいう、『電気菩薩』。

(玉袋)電気菩薩ですよ!出ました、電気菩薩!やったー!でも、やるんだよ!

(小林)わかりました。勝新さんの話をしましょう。

(玉袋)勝新さんですよ。

勝新太郎は反省していない

(横山)(勝新のモノマネをはじめる)勝新太郎は、反省してない・・・あの顔は、反省してるって顔じゃないんだ・・・

(玉袋)(勝新モノマネで)反省しようと思えば、できるんだよ。そういう芝居をやりゃいいんだよ・・・

(横山)そうそう!(手を叩く)

(小林)それは何?セリフですか?それとも名言ですか?

(横山)まあ、それを録音した、インタビューを録音した音源があるんですけど。1人しゃべりが。で、合間合間に三味が。

(玉袋)入ってきてね。

(小林)三味線が入ってくるんですか?

(玉袋)そうなんですよ!

(横山)(歌モノマネ)四条~のぉ~♪川~から~♪ みたいな。この。

(玉袋)でしょう?

(小林)(笑)。勝新さん、お二人ともお好きじゃないですか。相当リスペクトされてますよね。玉さんも横山さんも。何がいいんですか?

(玉袋)はかりきれない・・・

(横山)はかりきれないですね。宇宙。大宇宙。

(玉袋)宇宙(笑)。何尺とか何メートルとか何インチとか、いろいろあるでしょう?尺貫法ではね、とらえられない。

(横山)とらえられないですね。

(玉袋)はかることもできない。体重もねえな。たぶん。

(横山)体重も無い(笑)。

(玉袋)体重もねえよ。勝さんは。それぐらいのもんなんですよ。

(横山)そうなんですよ。

(小林)2人、兄弟ですか?兄弟みたいなんですけど。ちょっと・・・

(横山)でも、感じるところはたぶん同じだと思いますよ。

(玉袋)これなんですよ!どうですか?勝新太郎さんのイメージは?

(小林)いや、勝新さん、映画あんまり見たことがなくって。その、パンツの中にね、なにかを入れて持ち帰って来ちゃったりとか。会見中にこう、煙草を吸っちゃったとか、すごく無頼派というか、すごいブスーっとしているイメージ。なんとなく。だからちゃんと踏み込んで知ってはいないんですよね。

(玉袋)あのパンツのコカインの時も裁判の時も、言ったんだから。

(玉袋・横山)『総理大臣の代わりはいても、勝新太郎の代わりはいない』

(小林)(笑)。シンクロしてる!

(横山)(勝新モノマネで)んー・・・

(玉袋)んー・・・

(横山)あの、鼻息がいいんですよね。この、しゃべりとしゃべりの間の。

(玉袋)んー・・・

(横山)あれがグッと(笑)。なんか温もりというか、愛を感じるんですね。

(小林)映画を見てても、んー・・・っていうのは入ってるんですか?

(玉袋)映画ではあんまりない。ドラマの『警視-K』はやっぱり入ってる。

(横山)『警視-K』。あれはすごいですね。

(玉袋)勝プロが作ったドラマがあって。鳴り物入りで始まったんだけど、勝さんが自分の世界に入っちゃって。もう演出とかで無駄な演出しなくなっちゃって。俳優がね、しゃべるセリフもすごい小さな声でしゃべるようなドラマになっちゃって。

(小林)なにそれ?聞き取れないじゃないですか。

(玉袋)セリフが聞き取りづらいっつって。

(横山)リアリティーを追求しすぎて。

(小林)あ、現実世界ではこんなもんだというものなんですかね?

(玉袋)それで打ち切りになっちゃって(笑)。

(小林)えーっ!?

(横山)本当、なに言ってるか全然聞こえない。

(玉袋)わかんねーんだもん!なに言ってんのか、わかんねーんだよ。

(横山)でも、空気感だけはあるんですよね。

(玉袋)それそれそれ!

(横山)勝さんはね。はい。

(小林)それ、音楽にも勝さんの世界観っていうのは影響を受けていると思いますか?

(横山)さっき言った『マイ・スタンダード』はもちろん。そのすごいのは勝さんですね。マイ・スタンダードのすごいのが。もう、コースがあったら絶対はみ出すし。で、『マイウェイ』ってディナーショーで歌う時もですね、もうバックが勝さんに合せて。あのオケが勝さんのリズムに合わせるっていう。

(玉袋)(笑)。すごいんだから!

(小林)なんですか?

(玉袋)勝さんのマイウェイのディナーショー、最高だよ!

(小林)勝さんのディナーショーでマイウェイを歌う。

(玉袋)前奏がよ、ずーっと始まって。『いま 船出が・・・』なんだけどさ。全然歌わねえんだから。

(小林)なんで!?

(玉袋)ずーっと曲が流れちゃって、最後『いま 船出が・・・』(急いで歌う)。

(横山・小林)(笑)

(玉袋)最後帳尻が合っちゃうんだから。最後は帳尻が合っちゃう。

(小林)(笑)。歌じゃないじゃないですか!それ、ダメじゃないですか。

(玉袋)いやー、だけどあれが。

(横山)これがもう、勝さんのマイウェイなんですね。

(小林)それ、いいんですか?

(横山)いいんですね。イーーネッ!

(小林)出た!本物です!

(玉袋)ぜひともね、リスナーの方には『勝新 夜を歌う』っていうCDがあるんだけど。あれを聞いてほしいなあ。

(小林)『勝新 夜を歌う』。

(玉袋)『勝新 夜を歌う』。これがいいんだよ。

(横山)いいですねー。

(玉袋)最高ですよ。いやー、勝さん、喜んでるんだろうな。

(小林)2人、コンビみたいですけど。

(横山)夜を歌う。タイトルがいいですね。『ごめんね坊や』って・・・

(玉袋)『ごめんね坊や』!あの歌がいいんだ!

勝新太郎『ごめんね坊や』

(横山)あれがたまんないんです。

(玉袋)お父さんの歌。

(小林)どんな歌ですか?

(玉袋)自分の子供に対して歌っている歌なのよ。

(横山)『いつも帰れなくてごめんね』みたいな。

(小林)えっ?そんな優しい歌も歌ってるんですか?全然イメージないですよね。

(横山)でもすごく、勝新さんの本質を表している曲だなって。

(玉袋)ですね。

(小林)本当はすごくシャイな方だったんですかね?

(横山)あ、そうかもしれない。

(玉袋)いやー、勝新さんの話でこんな盛り上がっちゃった。

<書き起こしおわり>

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