作家の三浦しをんさんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』に出演。ご自身のお悩み『お洒落な生活が、できません』について、ジェーン・スーさんと語り合っていました。
「ジェーン・スー 相談は踊る」この後19:00?21:00までの生放送。代行MCは初登場、作家の三浦しをん先生!2人への相談はsd954@tbs.co.jpまで。 #sd954 #tbsradio #radiko pic.twitter.com/zIkrP3SO4G
— sodance954 (@sodance954) 2015, 8月 22
(ジェーン・スー)それでは、8時台最初の相談は三浦しをんさんからの相談『お洒落な生活が、できません』についてなんですけども。
(三浦しをん)はい(笑)。
(ジェーン・スー)わかる!この話で6時間は話せるね。
(三浦しをん)いけますよね。辛いんです。
(ジェーン・スー)あのねー、私たち、東京生まれ東京育ち。だから俗にいう東京っ子であり、江戸っ子と言えば江戸っ子みたいなところがあるんですけど。
(三浦しをん)私、多摩っ子ですけどね(笑)。
(ジェーン・スー)ああ、多摩っ子なんですね。なんつーの?こう・・・辛いね。
(三浦しをん)辛い。シャレオツスポットとか、縁ないですもんね。
(ジェーン・スー)あの、なんで世の中はあんなにお洒落で圧をかけてくるのかね?
(三浦しをん)ですよね。なんかね、先日Instagram?っていうのを・・・
(ジェーン・スー)ああ、悪の。諸悪の根源Instagram。
(三浦しをん)(笑)。友人が見せてくれて。そしたら、そこにね、すごく素敵なガラスの器に、お湯のみがちょっと大きいぐらいの器に、あのね、そうめんがね、素敵な地層みたいにね、そうめん、きゅうり、そうめん、トマト、そうめん、錦糸玉子みたいに詰められてて。そういう形状でそうめんをお洒落に食べている人の、その食卓の写真みたいなのがいっぱいアップされてたんです。そういう感じのものが。
(ジェーン・スー)おわーっ!
(三浦しをん)で、『あれっ!?』って。そん時、私友達と、家で百均で買ったステンレスのザルにバーン!とそうめんを盛って。百均で買ったプラスチックのお椀にバーッ!ってめんつゆを入れて。水道水で薄めてゾーッ!って食べてたんですよ(笑)。それで、『みんな、そうめんどうしてるのかな?』みたいに思って友達が検索したら・・・大変なことが判明するわけですよね。みんなは素敵な地層みたいにして食べてた。
(ジェーン・スー)あれでしょ?『丁寧な暮らし』でしょ?
(三浦しをん)丁寧な暮らしだった・・・
丁寧な暮らし
(ジェーン・スー)本当にね、あの、丁寧な暮らしもそうだし、あと、あれですよね。やっぱこう、最先端お洒落みたいな暮らし。ねえ。ホテルのさ、どっかで見た・・・わかるよ。やりたくなる気持ちもわかるし、私もやるし、それを責めていない。なぜなら、やりたいけど、できないから。
(三浦しをん)そうなの(笑)。憧れるけど、どうしたらああいう風にちゃんと、ねえ。
(ジェーン・スー)お洒落な生活っていうのは。そんなのしなくていいんだよって、わかっているよ。そんなこと。そうだけど、やっている人の方がなんか人生楽しそうに見えるじゃん!っていうね。
(三浦しをん)そうなんです。そうなんです。あとさ、シャンプーとかリンスを買ってきたボトルのままじゃなくて、かわいい容器に移し替えて使っている人とか、いるでしょ?
(ジェーン・スー)えっ?そんな人、いるの!?
(三浦しをん)ええ。その一手間がかけられないんですよ。
(ジェーン・スー)出た!一手間!
(三浦しをん)あとさ、生理用品の話、していいですか?
(ジェーン・スー)もちろんですよ。
(三浦しをん)生理用品って、まあドラッグストアとかから買ってきて。それを、見えないように紙袋とかに入れてくださるでしょ?
(ジェーン・スー)はい。
(三浦しをん)で、私はその紙袋に入れたまま、中のパッケージを破って、中からひとつづつ出して使ってるんですけど。その生理用品をね、ちゃんと中身をきれいにかわいいカゴとかに並べて、戸棚にちゃんとしまっている人がいるんですって!
(ジェーン・スー)知ってる?私、カゴがあるの。うちのトイレには。
(三浦しをん)ええっ!?まさか?
(ジェーン・スー)で、生理用品をそこに入れて使おうと思って。その、空のカゴの横にいま、紙袋に入ったのが並んでる(笑)。
(三浦しをん)ダメじゃーん!
(ジェーン・スー)いちばんダメじゃーん!
(三浦しをん)違うよー!(笑)。
(ジェーン・スー)なんかね、一手間がかけらんないんですよ。
(三浦しをん)無理ですよ。ねえ。
(ジェーン・スー)あとさ、なんか一手間野郎とかで言うと・・・
(三浦しをん)一手間野郎(笑)。ディスっちゃってる!
一手間野郎
(ジェーン・スー)ごめんごめんごめん!一手間野郎で言うとさ、たとえば靴とかをさ、いいクリームで出かける前にキュキュッとする人とかさ。
(三浦しをん)あーっ!私なんてさ、トイレットペーパーを水で濡らしてキュキュッて拭いてますよー!(笑)。
(ジェーン・スー)わかるー!たまに溶けちゃうからね。水ね。
(三浦しをん)そうそう。そうなんですよー。
(ジェーン・スー)なんだろう?まあ、やりたいけどね。お洒落な生活。
(三浦しをん)憧れます。
(ジェーン・スー)なんかこう、お洒落なものに憧れたりする・・・でも今日、すごいかわいらしい爪してらっしゃるじゃないですか。
(三浦しをん)ありがとうございます。そうなんですよ。爪、塗ってもらうのすごい好きで。
(ジェーン・スー)ネイルね。人に何かしてもらうのって、いいですよね。
(三浦しをん)はい。
(ジェーン・スー)やっぱこう、お洒落なお店とかで?
(三浦しをん)近所の商店街(笑)。近所の商店街のネイルサロンで(笑)。
(ジェーン・スー)ちょっと!あのさ、夢がないよ!一応さ、三浦しをんっていう名前があってさ。なんか賞とかもいっぱい取ってるじゃないですか。
(三浦しをん)いやいや、すいません。なんか、六本木とか、そういうところ?漠然としてる(笑)。
(ジェーン・スー)ざっくりだなー!『六本木とかそういうところ』っていう。なんですかね?でも、お洒落に乗れない自分もどっかで好きだったりはするじゃないですか。