能町みね子 クイズサークルの魅力を語る

能町みね子 クイズサークルの魅力を語る 久保・能町のオールナイトニッポン

クイズ好きで知られる能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、自身が参加しているクイズサークルの魅力について話していました。

(能町みね子)でも、ドロンジョ様(の声の収録)が午後にやるんですけど。それが終わった後、またあのクイズサークルに行ったんですよ。

(久保ミツロウ)クイサー。

(能町みね子)クイサーですよ。怪しいクイズサークルね。しみけんさんも参加している。ちなみに今回、しみけんさん、バイクの鍵を無くしちゃって来れなかったんだけど(笑)。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)しみけんさん、欠席なんですよ。残念ながら。あの、クイズサークルって何をやっているかわからないじゃないですか。

(久保ミツロウ)やっぱ、私も最初に聞いた時にぜんぜんわからない。ピンと来なかった。

(能町みね子)見当つかないでしょ?みんなで早押しクイズとかやっているんでしょうが、延々クイズやって何が楽しいの?って思いそうだなと思って。他の人が。だから私、どんなにクイズサークルが楽しいか、今日説明しようと思ったんですよ。

(久保ミツロウ)ほう。教えて下さい。

(能町みね子)まずね、たしか10人ぐらいかな?今回集まったの。ぐらい、いたんですよ。で、基本みんな社会人。普通のサラリーマンとか出版社勤務とかの、普通に仕事を持っている方々です。まあ、40代ぐらいかな?アラフォー的な人たち。まあ男女込みでいるんですけど。で、私は割とあんまり私自身がそんなにいろんな準備をせずに手ぶらで行く感じなんですけど。主催の何人かの方が、結構しっかり練ってくれるんですよ。なにをやるか?を。

(久保ミツロウ)おおー。

しっかり練られたクイズ企画を用意

(能町みね子)で、まず問題を用意するわけだ。クイズのね、早押しの問題をすごいその人たちが用意してくれるわけですよ。で、ただ単にクイズをやって何問勝ち抜いたら優勝、おめでとう!っていうんじゃ、ちょっと面白くないじゃないですか。なんの工夫もないから。だからその人たちが、さらにクイズの企画まで考えてくれているんですよ。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)で、今回の企画がすごくって。ちょっと私、感動したんですけど。まあ、前からちょこちょこ言ってますけど、地下クイズ王ってあるじゃないですか。で、地下クイズ王って地上波じゃあまあ、できないわけですよ。もう問題の種類が薬物だとか、殺人鬼だとかだから。

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(能町みね子)で、今回その企画は、問題自体は普通なんです。普通の常識的なクイズなんですけど。その主催をしてくれる方がですね、そこが公民館みたいな場所なんで。ホワイトボードに1から60まで数字を書くんですよ。その人が。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)で、その横に、プロジェクターでパソコンから画像が投影できるようになっていて。でね、その方が最初に説明した説明では、私たち、いまいちどんなクイズかわからなかったの。『とりあえず、問題を読むので答えてください。答えたら、1から60までの好きな番号を言ってください。番号を言ったら、その番号の人がホワイトボードに映されます』って言うの。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、『その人の写真が出てくるから、その人が誰か?を答えられたらポイントがもらえます』って言うのね。『その顔がわからなかったら、答えても0ポイントです。ある人の顔が出て、その名前を言えたらポイントなんですけど、そのポイントがどういう意味のポイントか?は最初は説明しません』って言うの。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)『どういう意味のポイントかわかったら、その時点でその人にも2ポイントあげます』って言うのね。で、最終的に10ポイント取ったら勝ち抜けっていうか優勝っていうか。という風なクイズだったんです。

(久保ミツロウ)はい。

(能町みね子)だから最初、いまいちよくわからなかったんですよ。で、普通にクイズ始めて、1問目、ある方が解きました。そしたら、その人が番号を言うわけですよね。『5番』って言うの。そしたら、『ああ、5番ですね』って、5番の画像を出すわけですよ。そうすると、加勢大周の顔が出てきたんですよ。

(久保ミツロウ)おおー。

(能町みね子)で、その方が、『加勢大周』って答えて。『正解!』って言って。『加勢大周なので、1ポイントです』って言って。『ん?ん?』ってなって(笑)。『加勢大周がなんで1なの?』ってみんな、モヤーッとして。で、その次、誰かが答えました。で、『1番で』『じゃあ1番の写真、出しまーす』って言って。そしたら、板尾(創路)さんが出てきたんですよ。

(久保ミツロウ)ほー。

(能町みね子)で、板尾さん、さすがにみんなもわかるから、その人も『板尾さん』って言って。『ああ、じゃあ板尾さんですね。1ポイントです』。

(久保ミツロウ)ううーん?あ、う、えっ?

(能町みね子)ってなって。およよ?ってなって。おや?っていう感じになってきて。で、その3人目ぐらいを答えた人が、ついに、『ポイントの意味、わかりました。逮捕歴ですよね?』って。

(久保ミツロウ)(爆笑)

(能町みね子)で、『正解!』ってなって。逮捕歴っていうのでその人、2ポイントもらって。もうそっからはみんな、いつ田代まさしが出てくるか?だよ(笑)。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)ポイント稼ぎたいから(笑)。何番に誰がいるか、わかんないからさ。で、結構レアな人もいるから、答えても写真出て、『えっ?これ誰?』みたいなのが結構あるんですよ。で、その人もちょっと凝って作っているから、有名な人でも敢えて若い写真とかを出してきて。あの、長渕さんとかね、長髪のやつで出てくるから、答えた人、わかんなかったりして。『えっ?ロンブーの淳にしか見えない・・・』とか言って(笑)。で、私、わかったからすぐ次の問題で取ったんだけど。

(久保ミツロウ)ちなみに長渕さんは?

(能町みね子)長渕さんは何だったかな?たぶんね、1ポイントだと思うんですよ。

(久保ミツロウ)ああー。まあ、人は誰しも1ポイントぐらいはありそうですけど。

(能町みね子)まあまあ、私たちは幸いないですけど。

(久保ミツロウ)ないですけど、軽犯罪とかはね。

(能町みね子)芸能界の方では結構1ポイント持ってる方、いらっしゃるんでね。みんな、その田代待ちが起こり、その後、ぜったいに清水健太郎が来るだろうと。しみけんならぬ・・・

(久保ミツロウ)そっちの方のシミケン(笑)。

(能町みね子)しみけんならぬ清水健太郎待ちの。で、まあ最終的に私も途中で若き頃の勝新太郎を当てたりして。3ポイントだったかな?もらったり。

(久保ミツロウ)ポイント稼ぎましたね。

(能町みね子)はい。まあ結局、私は優勝はもちろんできませんでしたけども。もっと強い人たくさんいたんで。あの・・・こんなことをやっています(笑)。

(久保ミツロウ)あの、テレビでできないことは楽しいねー。

(能町みね子)楽しいよー。この、最初に加勢大周が出て、板尾さんが出た時のみんなの、『あ、なんかわかった』っていう感じの、あの感じ。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)たまりませんよ。

(久保ミツロウ)いいですねー。

(能町みね子)で、私もなんかやらせてもらって。私もなんか企画したいなって思って。

(久保ミツロウ)話聞いていて思ったけど、面白いことは他人に与えてもらうものじゃなくて、自分たちの力で作っていくもの。で、それはたった1人で遊ぶことではなく、何人かで公民館とか部屋を借りて仕込んで、楽しいことってできるんだって、すごくいい。大人になってからできることじゃん。

(能町みね子)そう。40代でもできるんですよ。めっちゃ盛り上がったもん。あれ。

(久保ミツロウ)あ、なんかサークル作りてえ!

(能町みね子)そうね。サークル、いいよ。社会人サークル、いいよ。

(久保ミツロウ)社会人サークル、考えたい。

(能町みね子)私もまた自分で、もうちょっと相撲にかかわるクイズ、考えていこうかなと思います。ブラックばっかりじゃなく。

<書き起こしおわり>

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