能町みね子さんが2023年8月12日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で羽生結弦さんの入籍発表についてトーク。報告文を読んで感じた結婚報告文の新時代到来や、その先駆けとなった人物を話していました。
(能町みね子)あと、羽生さん。
(出水麻衣)なにか長々とメモを持ち込んでいただいてますけども。
(能町みね子)これは羽生さんの文章を書き下して。自分で書いてきました。
(塙宣之)そんなプレバトみたいなこと、やらないでくださいよ(笑)。
(土屋伸之)プレバト、そんなコーナー、あった?(笑)。
(塙宣之)添削して(笑)。
(能町みね子)添削はしてないんですけども。どこがいいか?っていうのに線を引いておこうって、書き写したんですけども。あの、羽生さんの結婚報告文が……私、最近結婚報告文が新時代に達しているなって思って(笑)。
(土屋伸之)フハハハハハハハハッ!
(塙宣之)そんなこと言っているの、あなただけですよ(笑)。
(土屋伸之)結婚報告文が、新時代に?(笑)。新時代突入?
(能町みね子)新時代突入なんですよ。まず、私が今年、すごく注目したのがシソンヌじろうさんの結婚報告文なんですけど。
(塙宣之)知らないよ、そんなの!(笑)。
(土屋伸之)そんなの、あった?
(能町みね子)シソンヌのじろうさん、結婚報告したんですけど。結構芸人さんって、自分がどこで結婚報告をするか、大事じゃないですか。
(塙宣之)ああ、ラジオとか。
(能町みね子)そう。ラジオとか。割とコアなファンがいるところで言うっていう方が多いんですけど。じろうさんは地元の東奥日報っていう青森だけの新聞の連載で。そこが最初だったんですよ。で、しかも普段は青森での思い出の思い出とか、普段のこととかを書く連載なんですけども。そこで冒頭の5、6行だけで「人生、いろんな選択がありますが結婚するを選んでみました。今までになかったような視点のネタなんかが思いつくといいですね」なんて書いて。
(土屋伸之)そんなにさらっと?
(能町みね子)さらっと書いて、その後はなんにも結婚の話は書かないんですよ。普通の連載の、いつもの感じになっていて。
(塙宣之)だからあんまり知らないのかな?
今日の東奥日報朝刊。シソンヌじろうさん「結婚を選んでみた」って自分探しにもほどがある!月1新聞連載でひっそり発表するのがじろうさんよな。ラジオ「ばばあの罠」が終わってしまったので、この件をタケ小山さんに聞けないのがもどかしい…。
とにかくおめでとうございます!#シソンヌ pic.twitter.com/1xQB8J9Uyn— yukitão (@zooiiooz) July 5, 2023
(能町みね子)あんまり知られてなくて。もちろん相手のことも全くしゃべらずだったんですけど。羽生さん、そのパターンなんですよ。
(塙宣之)シソンヌじろうパターン?
(能町みね子)そうなんです! 羽生さんはシソンヌじろう派なんですよ。
(出水麻衣)アハハハハハハハハッ!
(土屋伸之)東奥日報で?
(塙宣之)じろう型ですか?
羽生結弦もシソンヌじろうパターン
(能町みね子)羽生さんはSNSなんですけども。でも「この度、私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」って最初の3行目で書いて。あとはファンへの感謝しか書いてないんですよ。相手のことは一切書かない。どこで出会ったとかも一切なくて。で、いつの間にか読んでいるうちに「これ、何の話を聞いていたんだっけ?」っていう感じになってきて。「皆さん、ありがとうございます」って話がどんどんどんどん壮大になってきて。で、私はちょっと線を引いてきたんですけど。「今後の人生も、応援してくださっている皆様と、スケートと共に、全力で、前へと、生きていきます。そして、支えてくださいました方々や、これからも支えてくださる方々への感謝の気持ちと共に、皆様の全てを、最高の形にできるように、滑り続けます」って言っていて。
(土屋伸之)すごいな……。
(能町みね子)「皆様の全てを最高の形にできるような滑り」ってなんだろう?って。
(土屋伸之)これは羽生さんにしか言えないですね。
(塙宣之)まあ、出川さんみたいなこと?(笑)。わかんないですけども。芸人だと、それができているのって。
(能町みね子)なんか、冷静に考えると何を言っているかはよくわからないんですけど(笑)。
(塙宣之)途中で、自分でもなんかわからなくなってきたんじゃない?(笑)。
(土屋伸之)思いはすごいですよ。やっぱりファンへの愛はすごいですよ。
いつも応援してくださっている皆様へ pic.twitter.com/mP8r36WY65
— 羽生結弦official_Staff 公式 (@YUZURUofficial_) August 4, 2023
(能町みね子)そう。「すごい壮大なものを読んだな」と思うんですけど。なんか最後まで読んで「あれ? 結婚の話はどこに行ったんだろう?」っていう。
(土屋伸之)そうですよね。「これを家族と一緒に」とか。「新しい家族と……」みたいに普通はなりがちですけど。
(能町みね子)なりがちですよね。「見守っていてください」とかっていう風になりそうなのに、一切そういうことはなくて。最初の3行で終わりなんですよ。
(塙宣之)ファンの人が一番喜ぶのかな? 結局。
(土屋伸之)ファンはだって、応援せざるをえないでしょう? ここまで言われたらね。
(能町みね子)やっぱりファンはね、いろんな感情を持ってるから。正直、ちょっと嫉妬したりとかっていうことも、なくもないですよね。
(塙宣之)そんなロスにならないんでしょうね。
(能町みね子)そうなんですよ。こんなに誤魔化されると……。
(出水麻衣)「誤魔化される」っていう言い方(笑)。
(塙宣之)すごいよね。
(能町みね子)みんな、これを読んじゃうと、なんか「突き止めるのも、野暮だな」みたいになりますよね。
(土屋伸之)まあ、そうね。「相手は誰だ?」とか。ちょっと、もうね。
(能町みね子)そうなんですよ。だからもうこういう新時代が来てるんですよ。今。
(土屋伸之)そうか。本人はもう、はるか前へ、先を見ちゃうっていうね。
(能町みね子)そうですね。でも、それの一番最初はシソンヌじろうさんだってことはちょっと覚えておいてもらいたいなと。
(土屋伸之)誰も気づいてないからね。それは(笑)。
(能町みね子)シソンヌじろうさんの偉大さをちょっと皆さんにわかってもらいたいなと(笑)。
偉大なシソンヌじろうの結婚報告
(塙宣之)2人が結婚しているっていう説もあるよね。じろうと羽生結弦さんが。
(能町みね子)ああ、お互いに隠していますもんね。そういえば。わかんないですね。
(塙宣之)点と点が結びつきますよ。
(能町みね子)じろうさんは「いずれは青森に帰りたい」って言っていたんで。羽生さんが青森に行き始めたら、ちょっともしかしたらなにかあるかもしれないっていう。
(塙宣之)仙台と近いですからね。
(能町みね子)そうですね。仙台と青森はね。
(土屋伸之)考察、下手だなー(笑)。
<書き起こしおわり>