久保ミツロウ 最近のSNSの傾向と自身のLINE@運用で考えたことを語る

久保ミツロウ 最近のSNSの傾向と自身のLINE@運用で考えたことを語る 久保・能町のオールナイトニッポン

能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、TwitterなどのSNSの傾向や、自身の公式LINEアカウントの運用をしてみて感じたことを話していました。

(久保ミツロウ)私なんですけど。そっからなんですが、私、ずっと何でしょうね?番組をやっていない、去年、1年前にオールナイトニッポン終わってから1年間、Twitter、ネットとかSNS系を観察しておりましたが。ちょっとなんか、変わってきた。あの、本当の意味での便所の落書きが増えたと実感をすっごい感じるわけですよ。

(能町みね子)本当の意味での?

(久保ミツロウ)まあ、ずっと先週も言っていたり、最近は『クソリプ』という、クソのようなリプライ。

(能町みね子)はい。紹介してますよね。

(久保ミツロウ)を、紹介してますよね。も、あるんですけど。結構、基本的にそういうのって悪気はないんですよ。で、相手のためを思って言った言葉が『おいおいおい・・・』とか『お節介だよ』とか、いろいろ。日本人は、やっぱり元として好きな人にお節介したいんで。その気持ちはわかるんですけど。それ、たぶん親にもメッセージ送らねえだろ?っていう内容のがすごく増えてきていて。

(能町みね子)あー、レベルが低いとか、浅いっていうか。

(久保ミツロウ)そうですね。で、昔、だいぶネットが発達し始めた頃に2chとかも出来て。やっぱり、誹謗中傷。ネットだから好きなことを書いているっていう、もうそういうものを『便所の落書き』って言っていたんですよ。

(能町みね子)言ってましたね。

本当の意味での『クソリプ』

(久保ミツロウ)それが、Twitterにも書いたんですけど。私に、最近なんか非常にナメられているのか、結構気軽なリプライが多いんですよ。スマートフォンも発達して、いろんな層が始まったんですけど。そしたら、『おなかがピーピーして辛いです。助けてください』っていう・・・これ、もう完全なクソ中のリプライじゃないですか(笑)。

(能町みね子)あ、本当のクソだ。本当だ。

(久保ミツロウ)本当のクソリプですよ。

(能町みね子)本当のクソリプだし、本当の便所の落書きだ。

(久保ミツロウ)でも、その人は、だとしたら私もトイレの中でおなか痛かったら、誰かにちょっとメッセージを飛ばしたいとか思うけど。

(能町みね子)思うんだ(笑)。

(久保ミツロウ)いや、『おなかいたーい!』って時はさ、誰かに言いたいと思うけど。わざわざそんなの、Twitterに書くことじゃないし。

(能町みね子)まして、知らない人には言わないよね。

(久保ミツロウ)ね。でも、みんなよく考えて。何の面識もない私に、なぜそれを伝えるの?

(能町みね子)そうですよ。

(久保ミツロウ)それが、まあ程度の違いはあれど、すごい増えてきて。プラス、なんでしょうね?自分のいまの不倫関係の愚痴とかのリプライを詳細に送ってくる人もいて。

(能町みね子)えーっ!?言われても・・・

(久保ミツロウ)言われても・・・って。あと最近私、LINE@っていうLINEの公式アカウントを取って。未承認ですけど。

(能町みね子)宣伝とか、やってますね。

(久保ミツロウ)宣伝とかやるためのLINEのアカウントを取ったんですよ。で、それをみなさんにフォローしてもらって。いま、3600人ぐらいフォローしていただいて。まあそこで、今日とか『オールナイトニッポン、この後、始まりますよ』っていう告知を送るんですけど。まあ、すごいリアクションがいいんですよ。もうみんな、『見ます!』とか、スタンプだけ送ってきたりとか。だいぶみなさん、LINEで伝えるってことのハードルが下がっているんだなって。新鮮で、それは面白いなと思うんですけど。

(能町みね子)うん。

(久保ミツロウ)『こんなメッセージは送らないでね』っていう規制はしてないんですね。自動メッセージという設定にして、みなさんのを読まないっていう設定もできるんですよ。他の企業の方がやっているみたいに。だけどもあえて、ちょっといまは開放してみようということで。やってみると、みんなTwitterとは違って、閉ざされた空間。1対1だから、なんかすごく自分の悩みとか、あと、いま仕事中に辛いこととか・・・

(能町みね子)心のドア、開きすぎなんだ。

(久保ミツロウ)すごい、ダダ漏れなんですよ。

(能町みね子)全開なんだね。

(久保ミツロウ)『あ、LINEだとこうなるんだな』と思って。で、まあ百人組手状態だから、全部返事はしないけども。なんかちょっと、最初は少し、いくつか返事は。なんか面白いやつとか、旅行の相談のやつとかは返したりとかしてたんだけど。だいぶ、これは下がっているなと。

(能町みね子)ハードルは下がりまくりですね。

(久保ミツロウ)下がっているなっていう。まあでも、それは迷惑っていうよりかは、今、ちょっと私も実験中なんで。まあむしろ、そういう現象なんだって受け止めるんですけど。あの、そういうのを使い始めたら、『これ、ファンとか食いまくりじゃね?』って最初、思ったんですよ。私がもし、ちょっとした、ちょっと有名な、中途半端な著名人で。『最近、LINE公式はじめました』ってなったら、そうやって単体の人に簡単に個人的なメッセージ。『一緒に、会いたいです』とか言ってくる女の子。で、LINEのアカウントって顔写真とか載っていたりするからさ。もう・・・

(能町みね子)まあ、取っ替え引っ替えだよね。

(久保ミツロウ)できるじゃん!って思ったんだけど。私がそのLINE公式、はじめましたって時に、いくつか私、『ありがとう』とか返信していたんですよ。そしたら、その画面のスクショ。スクリーンショット。キャプチャーとか。画像いま、簡単に取れるじゃないですか。スマートフォン。

(能町みね子)うん。

(久保ミツロウ)『やった!久保さんから返事来た!』っていうスクショ晒し。好意のスクショ晒し自慢が大量にエゴサーチで出てきて。うわっ、もうこれは、LINE公式のやり取りは閉じられていると思っていたけど、ぜんぜん今、SNSは閉じられていない。簡単に晒される。

(能町みね子)全部水漏れしている。

(久保ミツロウ)で、私がもし、いま死んだら、『ああ、久保さんとこんなやり取りしたのにな』ってダイレクトメッセージでやり取りしたこととか、そういうLINEのやつとか、個人的なメールとかをスクショ取って晒されるっていう時代がこれから開花すると思います!

(能町みね子)そうですね。怖い。

(久保ミツロウ)その、晒しR.I.P。

(能町みね子)あの、亡くなった時のやつね。

(久保ミツロウ)そうそうそう。それがね、怖いなって。

(能町みね子)『久保さんとこんな会話をしたのにな・・・』っていうのが全部出ちゃうわけね。うわー、絶対嫌だ!

(久保ミツロウ)だからそれを思うと、いまの私にできることは失言しないことではなく、嘘をついたり、ごまかしたり、他人にそうやってちょっと色ボケしてメッセージを送ったりしないこと。

(能町みね子)色ボケ(笑)。いい言葉だね。色ボケ。

(久保ミツロウ)世の中、いっぱい色ボケをマメにやって・・・

(能町みね子)色ボケはまあ、たくさんいるからね。今年のキーワード『色ボケ』ですからね。

(久保ミツロウ)色ボケですよ(笑)。

(能町みね子)いろんな人が出てきてますからね。

(久保ミツロウ)いま、そういうのを私、どう付き合い方、するか悩み中なんですが。まあ、考えます!

<書き起こしおわり>

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