TBSラジオ『たまむすび』に吉田豪さんと橋本かずみさん、橋本大地さんが出演。橋本真也さん、武藤敬司さん、蝶野正洋さんの闘魂三銃士の超絶エピソードを話していました。
(玉袋筋太郎)面白いよね。闘魂三銃士の話だって、やっぱ面白いしさ。『時は来た!』の時のね、あの蝶野さんの笑顔っつーのはもう、忘れられないね。うん。
(吉田豪)東京ドームでね。
(玉袋筋太郎)東京ドームで、試合前に気合入れちゃって言っちゃったら、うん。あの、本当はもうね、ガッてやってるんだけど。あんまりにもなんか、気合が入りすぎて横の蝶野さんが笑っちゃったっていう。
(吉田豪)あれ、蝶野さんがね、海外仕込みのちょっとアピールをしようとしたら、『俺に任せろ』っていう感じで、任せたら突然あんなことを言い出したから、吹き出しちゃったっていう話ですよね。プッて(笑)。
(玉袋筋太郎)かならず笑ってるんだよね。蝶野さん。そういったところで。うん。いや、だけどまあまあ、生きていれば50才。うん。これがね、本当、もう10年ですか。
(吉田豪)いいですか?5に行って?
(玉袋筋太郎)5。行っていいよ。
吉田豪 橋本真也 北海道ラブホテル取材
(吉田豪)僕のこれは体験談なんですけどね。2人きりでのインタビュー。僕、何度も取材したんですけど、いちばん謎だったのが新日本に取材をたのんだら、『北海道で取材してくれ』って言われたことがあって。
(玉袋筋太郎)北海道?
(吉田豪)僕も橋本さんも東京在住なんですよ。なんでなんだろう?って思って行ったら、だんだん、その橋本さんが泊まっているはずのホテルに近づいていくと、どう見てもラブホテルなんですよ。『ご休憩○○円』とか書いてあって。ええっ!?って思ったら、そっから安田忠夫さんとかが出入りしてて。どう考えてもここだと。
(玉袋筋太郎)安田忠夫が(笑)。
(小林悠)安田忠夫さんというのは?
(玉袋筋太郎)プロレスラーですよ。元お相撲さんですよ。借金まみれですよ。はい。
(吉田豪)で、電話したら、『いますぐ部屋に来てくれ』って言われて。ラブホテルの部屋で橋本さんと。カメラマンもいなかったんで、2人きりでインタビューすることになって。そう。『靴はいたままでいいぞ』って。ドアも開け放したままにしてくれて。『まあ、座れ。なにか飲むか?』って言って、ベッドサイドの小さなテーブルに冷蔵庫から取り出した缶ジュースを置いて。これはなんなんだろう?っていう・・・
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)そんな状態で、橋本さんに女について聞くっていう取材で。これは怖いと思ったんで、身の危険を感じたから、『ちょっとあのね、僕、下半身の病気の疑いがあって・・・』みたいに逃げを打ったんですよ。
(玉袋筋太郎)豪ちゃんが?(笑)。
(吉田豪)そうです。そうです。そしたら、向こうが『お前、ちょっと近寄るなよ!』って言いながらも、『すげーいい抗生物質があるんだ』っつって、プレゼントしてくれて。うわー、いい人だな!と思ったんですよ。でも、後日ですよ、僕の後輩が新日本に、別の人の取材の申請をして。したら、新日本の広報の人が、『ああ、あれでしょ?おたくの吉田豪って、性病らしいね!』って(笑)。『違いますよ!っていうか、なんでそんな言いふらしてるの、あの人!会社で!?』っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)豪ちゃんは性病の人になっちゃってる(笑)。シモの病気の人になっちゃってる(笑)。
(吉田豪)最悪だ!っていう。
(玉袋筋太郎)シモノビッチだね(笑)。そうだったんだ!
(吉田豪)そういう人です。でも、いい人なんですよ。本当に、クリスマスイブに取材に行ったら、終わってタクシーを呼んでたんですよ。で、橋本さんが出てきて、『お前!なんでタクシーなんか呼んでんだ!追い返せ!いますぐ俺が車で送ってやる』って。
(玉袋筋太郎)おおっ!こういったところが!
(吉田豪)クリスマスイブに(笑)。ドライブデートですよ(笑)。
(玉袋筋太郎)またそこで狙われたりしてな。うん。怖い怖い怖い。
(吉田豪)最高でしたよ。
(玉袋筋太郎)さあ、じゃあ次は?どうしようかな?
闘魂三銃士ズンドコ伝説
(吉田豪)闘魂三銃士、行きますか?
(玉袋筋太郎)闘魂三銃士!やっぱ!蝶野さんと。
(吉田豪)蝶野さんと橋本さんが入門直後に洗濯機の取り合いでケンカしたことは有名なんですよ。で、『武藤さんとケンカしたことはあるですか?』って聞いたら、橋本さん、『ムトちゃんとは冷たい戦争やった・・・』って言ったことがあって。『冷たい戦争ってなんですか?』って聞いたら、本当に20年以上前、最初の海外旅行でフィリピンに行った時に、初めての海外でうれしかったから橋本さんが隣に座っていた武藤さんに、『ムトちゃーん!』って言って抱きついたらしいんですよ。
(玉袋筋太郎)おうおう。
(吉田豪)そしたら、『暑苦しい。やめろよ』って真顔で返されて。橋本さん、はしゃいでいただけなのに、そんなこと言わなくていいじゃん・・・って本気でヘコんだら、武藤さんが『怒ってる?』ってフォローを入れて。本当、子どもみたいな話。
(小林悠)体の大きい男性2人が、そんなやり取りを(笑)。
(玉袋筋太郎)ズンドコぶりがいいですなー!
(吉田豪)これ、武藤さんに確認したら、『本当にね、橋本、最悪なんだよ』って言っていて。なにかと思ったら、その時、相部屋だったらしいんですよね。で、相部屋で武藤さん、食あたりでお腹を壊して寝込んでいた時に、橋本さん、気を使って伊勢海老とか、武藤さんの食べ物を持ってきてくれたらしいんですよ。
(玉袋筋太郎)おお。
(吉田豪)『ああ、橋本、いいやつだな』と思ったら、相部屋ですよ。相部屋なのにちょっとね、そこで女性を買って(笑)。
(橋本かずみ)最悪(笑)。
(小林悠)本当にもう、奥様、すいません。
(吉田豪)女性を買って、横で始めて(笑)。
(玉袋筋太郎)プロレスラー、そういうこと多いらしいね。
(吉田豪)さらにですよ。さらにお金を払う時にモメだしたらしくて(笑)。最終的にその女の子が武藤さんの伊勢海老とか全部カバンに入れて持って帰っちゃって(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。また奥さんも笑ってられるっていうのが、いいですなー!
(吉田豪)『最悪だよ!』って言ってたって話を聞いて。『そんなことあったらしいですね』っていう風に僕、蝶野さんに聞いたら、『俺はね、逆の話も聞いたよ。翌日、ムトちゃんが同じことをやったらしい』って(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)。いいなー!三銃士!
(吉田豪)三銃士最高!
(玉袋筋太郎)三銃士だよ!
(小林悠)昔のね、おおらかだった時代の話っていうことなんですかね。
(玉袋筋太郎)うーん。まあ、そこらへんは派手だったでしょうね。女性関係も。
(橋本かずみ)そうですね。はい。
(玉袋筋太郎)嫌いじゃないもんね。うん。
橋本真也 壮絶な夫婦ゲンカ かかと落とし事件
(吉田豪)でも、相当夫婦ゲンカとかされていたわけじゃないですか。
(橋本かずみ)1日3回くらいしてましたよ。私のストレス発散なんで。
(吉田豪)そうなんですか?
(橋本かずみ)そうですよ。
(小林悠)大地選手も覚えてますか?お父さんお母さんがこう、なかなか派手にやりあっていた姿とか。
(橋本大地)覚えてますよ。
(小林悠)そしてあの、息子さんとしてこういう様々なエピソードを聞いて、どういう心境なんですか?いま。
(橋本大地)いや、まあ、うん・・・もう、知っていたことなんで。
(吉田豪)だって、伝説のかかと落とし事件、ありましたもんね。
(橋本大地)ああ、あの、ケンカしてる時に、まあオヤジがいきなりっていうか、頭に来たみたいで。家にある机を叩き割るっていう。かかと落としで。
(小林悠)ええっ!?
(橋本かずみ)これよりもっと厚かったよね。
(小林悠)いま、スタジオになかなかの分厚い机がありますけどね。
(玉袋筋太郎)これぐらいのクラスの。
(吉田豪)奥さんには手を上げない人だったんで。あーっ!って思った勢いで、ガーン!と割っちゃって。これはトラウマになるんじゃないか?と思っていたら、息子さんが『昨日の父ちゃん、かっこよかった!』みたいなことを言っていたっていう(笑)。のを、聞きましたよ。
(橋本大地)なんも思わなかったっす。僕。それを見て。
(吉田豪)『オヤジ、すげーわ!』って(笑)。
(橋本大地)『すげー!あれ、一発だぜ!』って。
(一同)(笑)
(橋本大地)『一発であれ、叩き割ったぜ!』って妹と話していた覚えはあります。
(橋本かずみ)もうテーブル、真っ二つになっちゃって。で、『もう!自分で片しなさいよ!』って言ったら、ガーッ!窓開けて、庭にブワーッ!投げちゃって(笑)。テーブル(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)それを近所の人が片付けてくれたっていう(笑)。
(橋本かずみ)そう。隣の旦那さんが片してくれて(笑)。
(玉袋筋太郎)なんだ、そりゃあ(笑)。ありがたいね。みんなに支えられてるね。愛されてたんだよなー。うん。これはいいわな。あの、猪木さんのカードを使っちゃったっていう話もあったよな。
(吉田豪)有名ですよね。海外で。
(玉袋筋太郎)そう。海外で。
(吉田豪)みんな、『これ使うとマズいんじゃないか?』って言っていたのに、『いいから!全部使っちゃえ!』って言って、洋服からなにから、大量に買って、みたいなね。有名な話ですね。
(玉袋筋太郎)有名な話だよ、これ。うん。
闘魂三銃士の違いは割礼の時期
(吉田豪)山ほどそういう悪さばっかりしていて。僕の大好きな話が、あれですよ。三銃士の違いっていうので僕がよく言ってるんですけどね。あの、蝶野さんってアメリカ生まれだから、生まれてまず、すぐに割礼してるんですよ。
(玉袋筋太郎)うん。割礼。
(吉田豪)で、武藤さんはアメリカ遠征に行く前に切ったらしいんですよ。
(玉袋筋太郎)ああ、切ったんだ。
(吉田豪)アメリカに行く以上、これじゃマズいって言って。で、橋本さんがすごいのが、ずっと悩んでいたらしんですよ。で、1・4で小川直也さんと大変な試合があったんですよ。
(玉袋筋太郎)そう。凄惨な試合があったんだから。
(吉田豪)あの、ちょっとプロレス道にもとるぐらいの感じの戦いがあって。
(玉袋筋太郎)『目を覚ましてください!』ってオーちゃんが言った年ですよ。
(吉田豪)小川さんの暴走で橋本さんがちょっと病院送りにされて、みたいなことがあって。ところが、あの人がすごいのが、病院送りにされた時に、みんな心配してたんですよ。で、いろいろ、鼻とかやられたから、そん時ついでに、いびきの手術と股間の手術もやっちゃおうって言って。みんなが心配して、マット界が大騒ぎになっている時に、そんなことをしてたんですよ。『どうせ会社の金だ』って言って。
(小林悠)(笑)
(玉袋筋太郎)すんごいよね!
(吉田豪)すごいと思って。っていう話を蝶野さんに言ったら、蝶野さんがプッて吹き出して、『その話、本当なの?知らなかったー・・・』って。あん時、だってリングサイドで蝶野さん、ブチ切れてたんですよ。『もうこの会社、腐ってるよ!』とか言って。
(玉袋筋太郎)そういう試合だったんだもんな。
(吉田豪)橋本さんの代わりに誰よりも怒っていた蝶野さんがその話を聞いてショックを受けてましたよ(笑)。
(玉袋筋太郎)ズッコケた(笑)。皮、切っちゃったよ。
(吉田豪)で、橋本さんに後に直撃したら、『いびきの手術はあれ、すぐに戻った』って言ってました(笑)。
(一同)(笑)
(吉田豪)『あれ、意味ないわ、あれ』って(笑)。
(玉袋筋太郎)ねえ!(笑)。
(橋本かずみ)その日も痛くて痛くて、その病院の看護婦さんに朝まで手を握っていてもらったって。
(吉田豪)(笑)
(玉袋筋太郎)いちいち子どもだね。最高だよなー!
(小林悠)かわいらしいというか、なんというか。
<書き起こしおわり>
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