吉田豪 カラオケ感のあるカバー楽曲特集(アイマス曲多め)

吉田豪 カラオケ感のあるカバー楽曲特集(アイマス曲多め) bayfm with you

吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。番組の企画に合わせて、カラオケ感のあるカバー楽曲を特集。アイドルマスター関連曲を多めに紹介していました。

(松本ともこ)今日の特集はなんでしょうか?

(吉田豪)はい。『カラオケ感のあるカバー特集プラスα』。

(松本ともこ)はい。さっそく。

(吉田豪)今日、番組全体がカラオケ特集ということなんで、無理やり寄せましたよ。

(松本ともこ)ありがとうございます(笑)。

(吉田豪)パワーウィークということなので、無視するわけにもいかないので(笑)。

(松本ともこ)数字に出ます!ありがとうございます(笑)。

(吉田豪)という中で、いま流れているのがね・・・っていうか僕がカラオケ感のあるすごい名盤だと思っているのがあるんですよ。『筒美京平トリビュート the popular music』っていう、2007年に出たコンピレーションがあるんですけど。

(松本ともこ)はい。

(吉田豪)これがね、カラオケ感って誰もが知っている名曲を俺イズムあふれる感じに歌い切るのがたぶんいちばんカラオケ感が出ると思うんですけど。そういう意味で、これですよ。庄野真代さんの『飛んでイスタンブール』を秋川雅史さんが歌い切るというね。

(松本ともこ)本当だ!彼の世界になっている!

秋川雅史『飛んでイスタンブール』

(吉田豪)あの、成りきっていて。サビの行き過ぎな感じとかも含めて爆笑したんですよ(笑)。

(松本ともこ)これ、飛んでイスタンブールのあのサビに行くわけだ。秋川さんのこの・・・

(吉田豪)行きますよ。このタメたっぷりの(笑)。

(松本ともこ)そうですね。じゃあ、みんなが知っている名曲。たしかに。

(吉田豪)みんなが知っている名曲を完全に俺に染めきる(笑)。

(松本ともこ)俺が歌うっていう。へー!

(吉田豪)なんだろう?いや、どんなトリビュートでも秋川雅史入れたら面白いわ!と思いましたよ。

(松本ともこ)たしかに。

(吉田豪)なにをやってもいいです、この人。

(松本ともこ)みんなそれぞれトリビュートする時って、その元の曲とかアーティストにリスペクトがあるから、ちょっと遠慮があったりとか。

(吉田豪)ねえ。ほぼコピーみたいになっちゃうこと、意外とありますけどね。

(松本ともこ)これ、ちょっといま一瞬、聞いてる方もあっ!ってわかったと思う。いま。へー!ちょっとサビが・・・

(吉田豪)全てが『千の風になって』みたいになって(笑)。全てをそっちに持っていく。

(松本ともこ)ちょっと聞きたい気もするなー、サビ。

(吉田豪)サビまで待ちます?

(松本ともこ)でも、このタメだから行かないんだね。あ、来た。ここだ!

(歌:秋川雅史)飛んでイスターンブゥーーールゥーーー♪ひかるーさばくーでロォーーールゥーーー♪

(松本ともこ)たしかに、ロールもここまで(笑)。

(吉田豪)いいですよね。

(松本ともこ)ありがとうございます。

(吉田豪)そういう感じで。で、これに入っているものから1曲目も行きたいなと思うんですけど。筒美京平さんのこのコンピから。尾崎紀世彦さんの『また会う日まで』。これをクレイジーケンバンドがカバーしてるんですけど。これ、もうオリジナルじゃないか?ぐらいのハマり方なんですよ。

(松本ともこ)そうですか!これがもしや、オリジナル?

(吉田豪)完全に横山剣さんの持ち歌ですっていうレベルのしっくり具合。

(松本ともこ)へっ!あの、だってみんなが知っている曲ですよ。それを?

(吉田豪)見事!っていう感じなんで。聞いてください。クレイジーケンバンドで『また会う日まで』。

クレイジーケンバンド『また会う日まで』

(松本ともこ)これは聞いちゃうな-。

(吉田豪)完全に持ち歌ですよね(笑)。

(松本ともこ)なんか剣さんが好きだから・・・

(吉田豪)まあ、筒美京平先生大好きな人ですからね。

(松本ともこ)だから歌っていての・・・

(吉田豪)違和感ゼロどころじゃないっていう(笑)。

(松本ともこ)すごいな。これは(笑)。

(吉田豪)あんなに本人の、オリジナルの個性がこんなに強いのに(笑)。違和感なくスッと変われる。

(松本ともこ)自分自身が好きだったから、まあ戻るじゃないですけど。

(吉田豪)理想のカラオケじゃないですか。これ(笑)。

(松本ともこ)ねえ。『また会う日まで』。クレイジーケンバンドでした。さあ、続いては?

(吉田豪)続いては、まあ、これもまたこの流れで行くんですけどね。ちょっとカラオケからは離れるかもしれないんですが、前に、以前ここでアイドルマスター、アイマス特集を。アイマスを知らない人間がアイマスを特集するって、ちょっと話題になったことがあったんですけど。

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(松本ともこ)そうそうそう。

(吉田豪)6月3日にアイドルマスターの『MASTER ARTIST 3』というね、シリーズが出まして。それにいろんなカバーがまた入っていたんですが。ここにまた、クレイジーケンバンドのカバーが入っていたので。この流れで流したいという。

(松本ともこ)クレイジーケンバンドをアイマスのアルバムの中でカバーされてるなんて!

(吉田豪)はい。そういうわけで、まずそれを行って見ましょう。

(松本ともこ)誰っていうのは聞いてわかるのかしら?

(吉田豪)四条貴音で『せぷてんばぁ』。

四条貴音『せぷてんばぁ』

(松本ともこ)この四条貴音さんこと、原由実さん。かわいい声ですね!

(吉田豪)いい声ですよね。

(松本ともこ)80年代のアイドルっていう感じ。どんな方なんですか?って聞いたら・・・

(吉田豪)さっきから何度も言ってますけど、何も知らないです。ただ、『せぷてんばぁ』っていう曲はもともと神崎まきさんっていう女性のちょっと黒っぽいソロシンガーの方に横山剣さんがもともと提供した曲で。それをCKBでもやるようになって。その後、堺正章さんとか、最近だとセクシー女優の範田紗々さんとか、いろんな人がカバーして。

(松本ともこ)人気曲。

(吉田豪)それがアイマスにまで届いたというね。

(松本ともこ)すごーい。CDを、アルバムを見れば見るほど、知りたいことがいっぱいあるんだけど、わからない。

(吉田豪)そして、同じくこの6月3日発売にね、大変な1枚があったんですよ。

(松本ともこ)なんでしょうか?

(吉田豪)以前、この番組のアイマス特集でも、釘宮理恵さん。水瀬伊織というアイマスのキャラクタ-ですけど。ロリータ声すぎてちょっとヤバい人のフリッパーズ・ギターの『恋とマシンガン』のカバーとかを流したじゃないですか。

(松本ともこ)はいはい(笑)。あの、声がもうちょっとね、キュンとしすぎて、女子でもびっくりしちゃった、あの。

(吉田豪)というのがまずあって。そして、去年6月に椎名林檎特集でともさかりえの『カプチーノ』がヤバい!っていう話をしました。

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そして、昨年1月には大滝詠一特集もやったと。

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(松本ともこ)ほう。

(吉田豪)その流れで、それが1枚にまとまったような、まるで僕への私信みたいな作品が出たんですよ。それがこの、水瀬伊織さんの新譜が『カプチーノ』のカバーと、そして松田聖子『風立ちぬ』。大滝詠一のカバーが入っているという。

(松本ともこ)おおっ!

(吉田豪)釘宮さんがこの2曲を歌うというね。

(松本ともこ)あ、じゃあ『カプチーノ』が入っていたって、すごくないですか?

(吉田豪)そうなんですよ。すごいんですよ。で、『なにこれ?私信!?』と思ったら。『私信乙』ぐらいに思ったら、調べてみたら、アイマスっていうのはアイドルの方がいろんな曲に合わせて踊るゲームなんですけど。それで、水瀬伊織&『カプチーノ』の組み合わせは昔から評判で、大量に投稿されていた定番だったみたいなんですよ。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)私信でもなんでもなかったっていう(笑)。すいませんでした!っていう(笑)。

(松本ともこ)へー!でもなんか、このwith youの流れとしては、わくわくします。

(吉田豪)完璧な流れなんですけど。あの、歌い出しで爆笑しました。これも(笑)。

(松本ともこ)じゃあ聞いてみましょうかね。

(吉田豪)はい。水瀬伊織で『カプチーノ』。

水瀬伊織『カプチーノ』

(松本ともこ)いや、ちょっと出だしをタメたばかりに、余計グッと来ちゃいましたよ。

(吉田豪)歌い出し、爆笑しますよね。

(松本ともこ)いや、びっくりした!だからともさかさんの・・・

(吉田豪)ともさかりえが『私の成長を待って』って歌うのと、明らかな大人の人がロリータ声で『私の成長を待って』って歌うのの意味の違い。そしてこの、椎名林檎感をここまで消しきるっていうね。

(松本ともこ)ないないない!椎名林檎さんはない。

(吉田豪)誰が歌っても、椎名林檎に引きずられる部分ってあるんですけど、全くないですもんね(笑)。

(松本ともこ)最初に、彼女が作り上げたデモテープが絶対に存在して、そこからみんなが引っ張られていくから。

(吉田豪)歌い方とか、あんな感じになりますよね。

(松本ともこ)みんな似てくるのに。ない?

(吉田豪)ゼロですよ(笑)。

(松本ともこ)水瀬伊織バージョンのこの『カプチーノ』、びっくりした!かわいすぎる(笑)。そして、じゃあもう1曲。

(吉田豪)もう1曲、あれなんですよ。今回の特集とは無関係。プラスα部分で。今日発売のCDで、あまりにも素晴らしいのがあったので、無理やり流します。

(松本ともこ)お願いします。何でしょう?

(吉田豪)カバーでもなんでもないんですけども。年間ベスト級の名曲、来ました!っていう。たんきゅんデモクラシーというグループが。

(松本ともこ)たんきゅん?

(吉田豪)たんきゅんデモクラシー。ええとですね、もともとたんきゅんっていうグループがあったんですよ。これが某イカ天バンドのメンバー、マサ子さんっていう。バンドの方がプロデュースで。ちょっと年齢不詳の擬似中学生ユニットみたいな。2人組ユニットだったんですよ。童顔の女性が2人で組んでいる。で、それ自体音楽的にすごい良かったんですけど。たんきゅんデモクラシーになって、年齢不詳なんですけど、小学生と中学生なのかな?っていうモデルの人と、あと犬2匹のユニットになったんですよ。

(松本ともこ)ん?

(吉田豪)そしたら、声の魅力がすごいことになって。あの、子供声プラス素晴らしい声っていう。そんなの組み合わさったらいいに決まってるっていう、あの、この番組で常に言い続ける法則なんですが。それが完璧に出来ましたね。アルバム1枚出していて、それもすごくよかったんですけど、今回のシングル曲は曲のクオリティーもさらにアップしていて、もう涙腺をやられるレベルです。

(松本ともこ)そんなにいま、だって年間ベスト級だって言ってましたもんね。

(吉田豪)僕がTwitterとかで『すごくいいです』って書くこと、滅多にないですからね(笑)。あの、NHKのみんなの歌でオンエアー中みたいなので。聞きやすいと思います。聞いていただきたいと思います。たんきゅんデモクラシーで『ひげヒゲげひポンポン』。

たんきゅんデモクラシー『ひげヒゲげひポンポン』

(松本ともこ)私、これ買おう。

(吉田豪)すごいいいですよね。

(松本ともこ)たんきゅんデモクラシー『ひげヒゲげひポンポン』。

(吉田豪)はい。100点です(笑)。素晴らしい。

(松本ともこ)今日はカラオケ感のあるカバー特集プラスαで。ご自身のこと、最後に聞こう。吉田豪さんの十八番ってあるんですか?

(吉田豪)ええとですね、基本歌わないんですけど、どうしても!ってなった時は沖田浩之の『E気持ち』を歌うことがあって。これも筒美京平ナンバーで。歌の下手な人が歌える、本当に音域が狭いのに、声高いところ出して気持よくなれるような感じなんですよ。

(松本ともこ)サビのところだけ、『ああー♪』って歌えば・・・

(吉田豪)あれもそんなに高くないのに、高い感じがするっていう、すっごい。筒美京平天才!と思いますよ。歌ってみると。

(松本ともこ)筒美京平さんっていうところをね、選んだのはわかるんだけど、歌ってみたら歌えたんですか?

(吉田豪)死ぬほど歌いやすいんですよ(笑)。

(松本ともこ)披露しているところ、見たことなんですよ。

(吉田豪)披露しないですけどね。

(松本ともこ)でももし・・・っていう時は、出せばいいんだ。イントロ(笑)。

(吉田豪)歌わないですけどねー。

(松本ともこ)歌わないですけどね(笑)。ありがとうございました。えっと、今後の最新情報は?

(吉田豪)ああ、何もないです。いいです!はい。

(松本ともこ)ちょっと(笑)。

(吉田豪)たんきゅんデモクラシー、本日発売です!

(松本ともこ)はい。たんきゅんデモクラシー、私、非常にジャケットもアートも気に入っちゃったので。ぜひ、みなさんも手にとってみてください。

<書き起こしおわり>

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