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安住紳一郎 深夜の新宿歌舞伎町で人生を賭けてボウリングをした話

安住紳一郎 深夜の新宿歌舞伎町で人生を賭けてボウリングをした話 安住紳一郎の日曜天国
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(安住紳一郎)着替え、持ってきてるんだよ!局長、57才だよ?TBSを代表する人だよ。家出の中学生よろしく、ボウリング場のトイレで着替えをすませるんだよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)局長がだよ?普通の会社で言うと、副社長クラスよ。そしたらコパボウルの奥からさ、出てきたよ。決してきれいなトイレとは言えないトイレから。ケミカルウォッシュのジーパンに、蛍光緑にポロシャツ!57才、報道局長の勇姿だよ。びっくりしちゃった。ケミカルウォッシュで出てきたんだもん。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)ベルト、茶色。うわーっ!って。

(中澤有美子)Tシャツ、入れて。中に(笑)。

(安住紳一郎)で、いよいよ局長と係長のね、3ゲームトータル1本勝負。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)1ゲーム目。安住係長172。もう、これ以上ない立ち上がり。

(中澤有美子)すごい。はい。

(安住紳一郎)これは来てるな!と。やっぱりホームグラウンドだと。隣、結構騒いでいるんですよ。ええ。第16レーンでしたけど。ええ。左の方にはね、なんかインド人のIT系のなんかサラリーマンとか、韓国人とかいて。で、もうレーンの上でゴロゴロゴロゴロ!ニャーニャーニャー!って、もうムツゴロウさんみたくなっているわけよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いや、新宿のコパボウル、金曜午後11時じゃあこういう状態なのよ。

(中澤有美子)そ、そうなの?(笑)。

(安住紳一郎)もう、ウワワワワーッ!っつってやってんの。みんな。ええ。その中で投げて、172。これはやっぱり俺のね、精神修養。無駄じゃなかったな!という感じ。

(中澤有美子)すごいですね。しかもIT系とか見抜いている(笑)。

(安住紳一郎)しかし、局長は私の成績を上回ること3ピン。

(中澤有美子)ええーっ!?すごいですね!

(安住紳一郎)おかしいんだよね。10年投げてないって言ってたんだよ。で、真ん中に入ってくれていた人の読みも『そんなに行かないと思います』って言ってたんだけれども、10年投げてない人のボールではない。しかも、この雑踏の中で。うん。で、『やばい、俺、謀られたかな?』って一瞬思ったの。

(中澤有美子)ほうほう。

(安住紳一郎)やっぱりね、所詮係長だから。局長と係長だったらやっぱり局長の言うことになびくんじゃないか?と。そういうこともあって、もう動揺甚だしいわけ。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)『裏切られた!これは俺が一杯盛られてんだ!』と思って。そんな動揺も手伝って、2ゲーム目は大幅に成績を崩しまして、係長135。局長150。

(中澤有美子)わー。

(安住紳一郎)ここで18ピン、向こうにリードを奪われて。もう完全にマズいわけですよ。3ゲームトータルですから。なかなか20ピン返すのは難しい。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)で、3ゲーム目。6フレを終わっても僅差。このままだと、もう局長の勝ち。私、THE NEWSのリポーター決定か!?みたいな。

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)ええ。これまで4ヶ月間ゴネてきたのが、なんの意味があるんだ?みたいなことになっちゃって。

(中澤有美子)(笑)

局長にリードを許す

(安住紳一郎)それでちょっと余裕を持ち始めた7フレに向かう局長に、ちょっとこれは勝負だなと思って。『局長・・・』って。局長がボールを持とうとして。局長がボールを置いて。『局長・・・こんなに真剣に自分と向き合ってくれた上司は初めてです。局長、負けました!』って。顔を半分隠して言ったの。

(中澤有美子)『泣いているのか、安住くん!?』みたいな感じ?(笑)。

(安住紳一郎)したらね、局長の顔から一瞬闘志がフッと消えたの。

(中澤有美子)へっ?

(安住紳一郎)甘いな、局長!アナウンサーは言葉が最後の武器なんだよ!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)局長のカーブボールがね、ちょっとキレが甘くなったね。ヘッドピン外して3・6ピンに当たっちゃって。勝つと思うな、思えば負けよ!甘いわ、局長!そっからターキー3連続返し!

(中澤有美子)ええーっ!?

(安住紳一郎)係長152。局長132。3ゲーム終了。トータル、係長459ピン。局長457ピン。係長、2ピン差で勝利!

(中澤有美子)ええーっ!?はー!

(安住紳一郎)震えた。

(中澤有美子)ねえ(笑)。

(安住紳一郎)2人とも、『なにをやってるんだろう、俺たち?』って思いながら、2人とも手が震えていた。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)すごい勝負だった。ええ。本当に2人ともね、手が震えていた。『なにやってるんだろうね、俺たち』みたいな(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)なにやってるんだろう?みたいな(笑)。もう最後のゲーム終了のボタンが押せないのよ。手が震えちゃって。

(中澤有美子)うわ、そんなに!?

(安住紳一郎)うん。で、帰り際、局長が負けたということもあって、お会計、局長にお願いしたんだけども。

(中澤有美子)ああ、そうですか(笑)。

(安住紳一郎)局長もぐんなり。うん。不甲斐ない!って言って。お会計してるんですけど。フロントの人に、『あれー?今日は1人じゃないんですね』って言われてて。『えっ?なになに?』と思って。で、ちょっとさすがにそこでは問い詰められなかったんだけども、後から報道の人に聞いたら、局長、1週間前から1人で毎日コパに通って練習してたんだって(笑)。

(中澤有美子)ほほー!

(安住紳一郎)やるね。危なく騙されるところだった。うん。

(中澤有美子)そうですかー。さすが、好敵手でしたね。

(安住紳一郎)好敵手でしたね。なかなかやるね。やっぱり報道局トップはね。危ない危ない。本当に危なかった。

(中澤有美子)勝てたんですねー。

(安住紳一郎)それで、『局長、勝負は勝負ですから、この話はなかったことにしますよ』って言ったら、『そうだね。4月中は』って言ってて。『4月中はってなんですか?』『期限、約束してなかったよね?』なんて言って。汚ねーな、局長!

(中澤有美子)えっ?(笑)。

(安住紳一郎)一応4月中のリポートは見送ると。で、5月にまたやってもらえるかどうか、もう一勝負って。『今度はマイボール持ってくるから』って言ってた。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)汚ねーな、局長!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)局長、タクシー乗って帰っちゃった。

(中澤有美子)言いおいて(笑)。

(安住紳一郎)歌舞伎町のあそこの区役所のところで、『汚ねーぞ、局長!』って。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)また来月。今度は調布ボウルでやりたいって。

(中澤有美子)そうなんですか(笑)。そっち、ホームかな?局長の(笑)。

(安住紳一郎)まあ、テレビご覧になる方もいらっしゃるかもしれませんけれども。もし、5月に入り、夕方の総力報道THE NEWSで私がリポートをやっておりましたら、局長に負けたということです!

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)なかなかね、改編したばかりということもありまして、夕方の弊局のニュース番組は苦戦しておりますけれども。ぜひ、総力報道THE NEWSの方を、そういう局長が作っておりますので、ご覧いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

(中澤有美子)はい、そうですね(笑)。よろしくお願いします。

(安住紳一郎)汚ねーんだよ、局長!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)あんた、報道局のトップだろうが!

(中澤有美子)(笑)

<書き起こしおわり>

ボウリング勝負のその後

※この翌週も、安住さんは局長とのやり取りの話をしていました。

(安住紳一郎)さて、先週ですね、ちょうど1週間前。仕事で大事な話し合いの結論を、ボウリングの勝敗で決めようとしたという話をしました。

(中澤有美子)そうでした(笑)。

(安住紳一郎)あまりに下らないので、事の次第を詳らかに振り返りはしませんが、先週聞いてらっしゃる方は、『ああ、あの話だな』という風に思い出してくださっているかもしれませんけれども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)あの後、放送を聞いた数人の同僚から、『あれはいかがなものなのか?』という意見をもらいました。

(中澤有美子)ああ、そうですか(笑)。

(安住紳一郎)私も、話しながら薄々はなんとなく、こういうことにもなるだろうなとは気づいていたんですけれども。いかんせん、そのボウリングに勝った余韻でしゃべってしまったということもありまして。当然、その、真剣に仕事に取り組んでいる同僚からすると、『なにをしているんだ?新番組で忙しいなどと言っていたようだが、ボウリングする時間があるんじゃねーか!おい、安住くん。真剣味が足りないな!』と。

(中澤有美子)はー(笑)。

(安住紳一郎)まあ私も、なにも言い返しはできなかったんですけども。まあ、心の中では、並みの会議の多数決よりも、はるかに迫力のあるゲームだったぞと、心の中では思いながらも・・・(笑)。

(中澤有美子)ええ。緊迫のね、ゲームでした。

(安住紳一郎)そしたら、例のボウリングで対戦した局長から、会社のパソコンにメールが入っておりまして。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)パソコンをお使いの方はおわかりかもしれませんけれども、まず、件名。タイトルというのだけ、表示されるんですよね。差出人の名前と一緒に。それで、そこの先に見えるタイトルには、『ラジオ聞きました・・・』っていう件名が入っているわけですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)まず、その一行だけが目に触れるわけですね。で、『あ、これはマズいな。これは完全に、静かに怒られるパターンのひな形だな』と。

(中澤有美子)あ、その『・・・』がね、またなんかちょっと。はい。

(安住紳一郎)さすがにやはり、あの内容は赤裸々すぎたなと。まあちょっと、心の中では、どうやって言い訳しようか?ってことも、心づもりしながら。『ああ、これはマズったな。やっぱりちょっとね、俺のいけないところだな。なんでもかんでも、しゃべればいいってもんじゃねーな』と思って(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『いやー、本当ちょっとやっぱり、会社員として失格だったな』と思って。それで、恐る恐る本文を開くんですよね。そしたら、『ラジオ聞きました・・・やっぱり、今週末に新しくマイボールを作ることにしました。穴のあけ方がいろいろあることに驚いています。対戦の日程はお任せします』というメールでした。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)さすがはケミカル局長だね。

(中澤有美子)ケミカル局長(爆笑)。

(安住紳一郎)向こうも処分覚悟で来てますよ。

(中澤有美子)そうですね!

(安住紳一郎)サラリーマン人生賭けてきてますね。

(中澤有美子)もう、腹をくくってらっしゃいますね。

(安住紳一郎)職責は向こうの方がはるかに重いですから、処分も向こうの方がはるかに重いでしょう。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)気が楽ですよ。とことんまで付き合いますよ!

(中澤有美子)さすがですねー(笑)。

(安住紳一郎)このご時世に、なんたる楽観ぶり!お見事ですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)弊局の夕方の番組、依然苦戦しております。どうぞ、総力報道THE NEWS、ぜひご覧いただきたいと思います。心から、お願いを申し上げます。

(中澤有美子)はい(笑)。

<書き起こしおわり>

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