安住紳一郎 テレビ制作現場の働き方改革の影響を語る

安住紳一郎 テレビ制作現場の働き方改革の影響を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中でテレビの制作現場への働き方改革の影響と変化について話していました。

(安住紳一郎)さて、そろそろ私は仕事でもう来年の仕事が始まりまして。さっそく「あけましておめでとうございます」というような挨拶を収録ではしてまいりましたけども。

(中澤有美子)そうですか!

(安住紳一郎)少し前、前にスケジュールが倒れ込んでいるっていうのが近年とみにその傾向が強いですね。いろいろと話を聞きましたら、やはり「働き方改革」という大きな社会の流れの中で、あまり無理をしちゃいけないということで。いまはいちばん下のADさんたちは夜10時になるとかならず全員帰るっていうことになっているんですけども。この1年ぐらいですね。それまでは仕事が終わった人から順次……ということで。いろいろと労働環境が悪いということでいつも怒られていたりしたんですけども。最近の――いいことだと思いますけども――そういう労働環境改善の動きの中で、いまはいちばん……大相撲の問題じゃないですけども。番付的な感じになっていますので、いちばん下の子たちが一生懸命準備をするんですけども。その子たちはもう10時になるとビシッと帰りますね。

(中澤有美子)そうですか。

(安住紳一郎)はい。また愚痴になりますけどもね、ちょうど中間ぐらいに入っているまた団塊ジュニアがね、「下は帰る。仕事は明日までにやらねばならぬ。……では、私どもがまた、人柱になり、少子化の波を支えますでございますよ!」なんっつって。

(中澤有美子)アハハハッ!

(安住紳一郎)「かまいません。どうぞ、お先に行ってください……」。

(中澤有美子)「慣れておりますから」(笑)。

(安住紳一郎)「殿軍は我らが務めます! 昭和46年から51年生まれの我々が殿軍を務めさせていただきます。21世紀は!」なんて。

(中澤有美子)アハハハッ! そうですね。そういう星回りですねー。

団塊ジュニア世代が殿軍を務める

(安住紳一郎)いやいや、別にこれは文句じゃないんですね。文句ではないし、私たちもすぐ仕事が終わったら帰らなくてはいけないんですけども。なんとなく、毎日同窓会をやっているような感じがいたします。

(中澤有美子)フハハハハッ! 右も左も「あれっ?」みたいな?(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、ちょうどね、私はいま44なんですけども。だいたい38ぐらいから46ぐらいまでの人間がまあ、いわゆる中間管理職的な。まあ中間層に位置するんですけども。あまりこれまで人数がね。ここの放送センターは昼間、1万5千人ぐらいが働いているんで。ちょっと他の人たちの影に埋もれて見えなかった20年前の新兵たちがね、20年たってまた夜にこっそり……「おおっ! 久しぶりじゃない、ハシノさん。いま、どこにいるの? 『フレンドパーク』にいて、その後『はなまるマーケット』に行って、いまは『モニタリング』かい? いやー、戦地を転戦しましたね! 大変だったでしょう? そうですか!」なんて言って。「安住さんも相変わらずで」「いやいや、お互いまた、命があったら戦地でお会いしましょう!」なんて言って。

(中澤有美子)アハハハッ!

(安住紳一郎)「おおっ、ヒロタさん! 子供を生んだとは聞いていましたけども、まだ? そうですか。ああー、懐かしいね!」なんて言って。「懐かしい!」って。「アイザワさん? あらららら! 『ジャスト』以来だねえ! 『ジャスト』の水曜班だね。フラジャイルからラダックに? 本当に制作会社を支えているね!」なんて言ってね。「安住さん、私もう離婚したんですよ」なんて言って。「安住さんに司会してもらって」「懐かしいね!」なんつって。「では、また!」って(笑)。

(中澤有美子)アハハハッ!

(安住紳一郎)いやいや、どの世代が偉いっていうわけじゃないんですけども。でも、ちょっとそういう昔懐かしい……ちょうど社会人をはじめて20年目なんですけども。20年前にちょうど同じスタートを切った仲間たちと偶然再会するっていうのはね、うれしいものですね。

(中澤有美子)そうですねー!

一緒にスタートを切った仲間たちと再会する

(安住紳一郎)みんなね、かわいかったのに。やっぱり20年たっちゃったんで。大きく様変わりして。特に私たちの世代は女の子ががんばって社会に結構、グイグイと男社会に入ってきた時代なので。その時の先頭を切っていた野茂英雄的な存在のね、女の子たちがまだやっぱりがんばっていますもんね。びっくりしちゃう時ありますもんね。本当に。なんとなくうれしいなと思いながら。

(中澤有美子)そうですね。ええ。励みになりますね。

(安住紳一郎)そうですねー。また一方でね、完全に仕事を離れて家庭の方に入ったっていうような仲間たちもいてね。私たちの世代はもう男でさえ家庭に入るみたいな、そういう子たちがいはじめましたので。そういう人たちの話を聞いたりするといろいろとね、振り返るなと。「そういえば、今週の木曜日は勤労感謝の日だな」なんて思いながらね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)さて、今日のメッセージテーマはこちらです。

<書き起こしおわり>

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