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安住紳一郎・ニューヨークのホットドッグ屋で大苦戦した話

安住紳一郎・ニューヨークのホットドッグ屋で大苦戦した話 安住紳一郎の日曜天国
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安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2012年7月に話したトークの書き起こし。出張でニューヨークに行った安住さん。ホットドッグ屋でのオーダーに苦戦して29丁目の交差点で思わず叫んでしまった出来事を語っていました。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(字幕版)

(安住紳一郎)さて、そして私、実は先週1週間出張でニューヨークに行ってきました。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)かっこいい文言なんでもう1回言いますけど。

(中澤有美子)すごくかっこいい。ええ。

(安住紳一郎)ちょっと先週、仕事でニューヨークに行ってました。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ええ。これ、勤め人なら一度は言ってみたい言葉ですよね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)私も初めて行ったんですが。本当にあのね、ちょっとね、嫌味に聞こえるのよね。このフレーズがね。あの、いま携帯電話のメール機能っていうのは海外に行っても日本と同様に日本からのメールを受信することができるんですが。ごくごく普通に、海外に行っているということを知らない人からは日常的なメールが来るんですよね。でも、日本にいないので、普段通りできないので、『実はいま、日本にいないので、具体的な作業ができないので、日本に帰り次第対応します』とか、『戻った時に電話します』とか、そういう風なメールを返信するんですけども。その時に、『ちょっといま仕事でニューヨークに来ているので、対応ができません』って・・・実際にそのまんまなんだよ。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)事実をね、打つとものすごく恥ずかしいんだよね(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『なんだ、これ?』みたいな。

(中澤有美子)そうですか。かっこつけてないんだけど。

(安住紳一郎)で、そのまま伝えてるんだけど、なんかちょっと・・・『いま仕事でニューヨークに来ているので』みたいなのが、『なんかおかしいな?ペペペペ・・・』みたいな。『あ、困った困った』みたいな。それでちょっとメールの返信に戸惑うことになりましたね。ええ。

(中澤有美子)そっかそっかー。

(安住紳一郎)うん。繊細・・・ですかね?繊細じゃないと務まらないんですよ。

(中澤有美子)(笑)。そうなんですよね、ええ。

(安住紳一郎)中澤さん、ニューヨーク行かれたこと、ありますか?

(中澤有美子)ないんですね。ええ。やっぱり、うん。『ニューヨーク行ってきたんだ、先週ちょっと』なんて言われると、『あらっ?』って感じになりますよね。

(安住紳一郎)雰囲気、出ますよね。

(中澤有美子)雰囲気出ますね。

(安住紳一郎)なんなんでしょうね。やっぱり世界の中心と呼ばれてるからかもしれませんが。私は、あまりアメリカのことを好きだと思うことは少ないんですけども。やっぱりちょっとニューヨークと言うと、うん。行ってみたかったのかな、俺?みたいな気持ちになりますよね(笑)。

(中澤有美子)ええ、そうです、そうです。そういうことなんですね。

(安住紳一郎)みなさんはニューヨークに行かれたこと、ありますか?まあ、人種のるつぼとか言われたりしますけどね。本当にたくさんの、世界中からものや人が集まって。私がニューヨークに行って気づいたことは3つでした。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)まず1つ目は、明るいということの重要性。ニューヨークは明るいね。人が。資源や有能な政治家がいなくても、国民が明るいというだけでたぶん国は豊かになるんじゃないかな?と思うぐらい。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)とにかく明るいね。朝から晩まで人が笑っている。ちょっと語弊があるかもしれませんが、大阪に似ていると思いますね。

(中澤有美子)ああ、そうなんですか。

(安住紳一郎)ワイワイガヤガヤ。笑っている人が多いんですね。タイムズスクエアとかほぼみんな笑っていますね。うん。

(中澤有美子)えー。なんかみんな、すごいビジネスの最先端で。すごく緊張して生きているようなイメージが。

(安住紳一郎)そうですね。下の方に行きますと、ウォール街とかあるんですけども。比較的、いわゆる観光客が集まるようなところはみんな笑っていましたね。そして2つ目は、それにも似てるんですけど、とてもわかりやすい。

(中澤有美子)ふーん。

(安住紳一郎)まあ、私がね、偉そうにニューヨークのことを簡単に評するのはちょっと変な感じですが。本当にあの、たぶん人種が多くって複雑な分、感情とか考え方が簡潔になるんじゃないかな?と思うんですけどね。悪く言うと、微妙な心の機微がないなっていうところはあるんですが。

(中澤有美子)人がわかりやすい?

(安住紳一郎)人がわかりやすいですね。ええ。食べたいものをとにかくたのむ。オーダーしてる。

(中澤有美子)えっ?(笑)。

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食べたいものをとにかくたのむ

(安住紳一郎)あの、食べたいものをオーダーしてる。そして、食べる。残す。太る。激太り、みたいな。うん。

(中澤有美子)(笑)。ああ、やっぱり多いですか。肥満の。太った人。

(安住紳一郎)ですねえ。ガソリンとか値段知らなくてジャブジャブ入れてるしね。やっぱりアメリカっていうのは消費文化がすごいね。とにかく消費してた。恐ろしいスピードで消費してた。ワンガリ・マータイさんが『MOTTAINAI』っていう言葉を広めようって気持ちがわかりましたよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)あれ、日本にいるとわかりませんけどね。アメリカ、特にニューヨークに行くと、『おいおい!なに、そんなにたのんでるんだよ!?』みたいな。ええ。そしてパトカー呼ぶ、パトカー走る、見たいな。

(中澤有美子)あ、もう簡単に呼んじゃう?

(安住紳一郎)うん。なんかね、すごいですね。なんか残さない量をたのんでみるとか、ちょっとパトカーを呼ぶのを躊躇するとか、そういう感じではないんだよね。とにかく単純。本当に、たのむ、食べる、残す、太るみたいな。ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!みたいな。

(中澤有美子)(笑)。激しいですねー。

(安住紳一郎)で、誰かが笑うと、あなたも笑うみたいな。ガールフレンドがこっちを見ると、アイラブユーって言うみたいな。そこに躊躇はないのか!?みたいな。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そして、舞台を見て、やっぱりその反応もすごく単純なんですよね。誰かがなにか、ちょっと転んだりとかすると、『オーウ!』みたいな。で、なんかハッピーなことがあると、『アーオ!』みたいな。そして、スタンディングオベーションっていうんですか?欧米人文化の。私、ニューヨークのスタンディングオベーションっていうものを間近で見ましたけども。みなさん、スタンディングオベーションの5秒後にある光景を知っていますか?感情が豊かなんだろうなと思ってのスタンディングオベーションってちょっと東洋人にはついて行けないですよね。

(中澤有美子)ああ、そうですね。

(安住紳一郎)まあ、最近は平気な人もいますけどもね。

(中澤有美子)ちょっと周りを見ながらやるところはありますね。

(安住紳一郎)まあ、見事なものにスタンディングオベーション、するんですが。立って拍手を送るんですが。終わって、3秒後。みんな出口に殺到しますからね。

(中澤有美子)おっ、へー!

(安住紳一郎)余韻浸らず、出口に殺到。すごくわかりやすいでしょ?

(中澤有美子)はい。

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余韻には浸らない

(安住紳一郎)で、『オー!』なんつって。『最高でしたー!・・・はい、終わり!』みたいな(笑)。

(中澤有美子)あ、じゃあそのスタンディングは、もう1回座らないんだ。

(安住紳一郎)座らないんです。いや、座る方もいるんですが、ちょっと私の表現に語弊があると思いますが。話、8分の1に聞いていただきたいと思いますが。

(中澤有美子)8分の1?(笑)。そんなに?

(安住紳一郎)あの、日本人の感覚だと、スタンディングオベーションするぐらいだったらそこに15分とか20分くらい残って余韻楽しみたいぐらいの気持ちがありますけどね。

(中澤有美子)アンコールとかね。

(安住紳一郎)『オー!・・・はい、帰りましょう』みたいな(笑)。

(中澤有美子)わかりやすい(笑)。

(安住紳一郎)そして3つ目ですけども、当然ですね。英語が通じないととても辛い。

(中澤有美子)はい。やっぱりそれはそうなんですか。

(安住紳一郎)はい。私も英語がからきしダメで。特に35過ぎると、日本語もパッと思いつかなかったりしますからね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)なので、英語なんかもっと思いつかないですよね。ええ。学生時代ね、ちょっとやったっていう方は多いと思いますけども。35過ぎると全くダメですね。あの、ニューヨークは交差点の辻々にホットドッグの屋台みたいなのが出てるんですよね。それで私もニューヨークに来たもんだから、ホットドッグをいただくのかしら?なんていってね。さっそく1日目の・・・失礼。2日目の朝ですね。ホットドッグ屋のスタンドに行って、ホットドッグをたのんでみようと思ったんですけど。ホットドッグの種類がなんか何種類かあって。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)そしてちょっとその、いちばん大きなポスターに『オニオンクランチホットドッグ NEW!』みたいな感じ。新発売みたいな感じで。で、ちょっと美味しそうだなと思って。『オニオンクランチホットドッグ、アイ・ウォント、プリーズ』みたいなことを言ったんです。そしたら、『ゴニョゴニョ・・・ワン?』なんていって。『あ、ワーン!』なんつって。『1つくれ』っつって(笑)。

(中澤有美子)(笑)。いい、いい。こなれた感じ。

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「オニオンクランチホットドッグ、プリーズ」

(安住紳一郎)ちょっと照れがあるから。まだ・・・本当はね、英語、流暢なんですけど。流暢な発音は出さずにね(笑)。『オニオンクランチホットドッグ、ワン、プリーズ』みたいなことを言ったんですね。通じねえかな?みたいな。そしたら、通じたみたいで。あ、よかった!と思ったら、出てきたのがただの、ノーマルな何ものっていないホットドッグが出てきちゃって。『あらら?ふざけんなよ!』なんて。『俺がたのんだのと違うよ!』って思ったんだけども、ちょっとやっぱり咄嗟の英語が出てこない。

(中澤有美子)咄嗟の(笑)。

(安住紳一郎)言い返すフレーズが出てこなくて。『Thank you』なんて言われちゃって。『テンキュー!』なんて言っちゃって。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)『なにやってんだ、俺?』みたいな。

(中澤有美子)勢いに押されちゃって(笑)。

(安住紳一郎)弱いね。『テンキュー!』なんつって。物乞いしている子どもみたいに。背、高いから。『テンキュー!』ってもらっちゃって(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)帰り、すごいプライドずたずたにされて帰ってくるみたいな。でもね、私は負けてませんよ。次の日。3日目の朝ももう一度同じホットドッグスタンドに行きました。今度はちゃんとホテルで勉強して。もし間違って出された時には、『It is wrong! I didn’t order it!』って言う練習をしてね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『It is wrong!(これは間違っている』。ロングね。w-r-o-n-gですか?で、アイ・ディドゥント。過去の助動詞を前に出して否定形にして。オーダー・イットね。私はこれをたのんではいないぞ!っていう。『イットイズロング、アイディドゥント オーダーイット』。練習して。

(中澤有美子)いい、いい。はい。顔の表情もいいわ。

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間違っていた場合の練習をしてから……

(安住紳一郎)そしてもしかすると、オニオンクランチが通じてないんだろうなと思って。オニオンクランチはみなさんご存じですか?なんか、玉ねぎを砕いてフライにしたみたいな感じのものなんですけども。『onion』は『ア』と『エ』の中間音ですか?ええ。そうですよね。英語は『ア』と『エ』の真ん中のような音の『エ』があるんですよね。『I love you』の『love』ははっきりとした日本語の『ア』に近い『ラブ』。リンゴの『apple』は『ア』と『エ』みたいな。そうですよね。口を『エ』の形にして『ア』と言う『エポー』っていうね。『L』はちょっと舌を上顎につけますけどね。『エポー』。

(中澤有美子)『エポー』。

(安住紳一郎)そして、『onion』は『ア』と『エ』の中間音じゃなかったですか?違いますか?

(中澤有美子)そうだった。そうだった。『アニオン』?

(安住紳一郎)『エニオン』でしょうか?

(中澤有美子)『ア』と『オ』と『エ』の・・・

(安住紳一郎)『ア』と『オ』と『エ』の中間音ですか?そういうのもありますね。ええ。まあ、とにかく『オニオン』ではないっていうことで、違う発音で挑戦してみようと思って。『アイ・ウォント、エニオン・クランチ・ホットドッグ、プリーズ!』って言ったんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そして、オニオンクランチホットドッグが出てくるか?と思いきや、またノーマルホットドッグが!(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それで、『よし!ここはイットイズロング!だ』と思って。と、思ったんだけど、『ちょっと待て?』と思って。アクセントにあまり、発音にあまりにも自信がなくなって。『wrong』がこれは『R』だから『L』の発音に聞かれると『It is long』になって、『とても長いパンですね』になっちゃうから(笑)。『これはマズい!』と思って。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そこの咄嗟の判断はできるんだね。恥をかかないための自分の咄嗟の判断はできるみたいで。『wrongの発音、自信ねーよ!』と思って。『longに聞かれちゃうと、褒めちゃうことになるからな』と思って。『It is long, special.Thank you.』になっちゃうから(笑)。『マズいマズい!引っ込めて!引っ込めて!』と思って。負けないもんねー。4日目の朝。最後、もう1回行ったよ!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)エニオン・クランチ・ホットドッグが食べたいんだ!『アイ・ウォント、エニオン・クランチ・ホットドッグ!』って言って。『アイ・カムフロム・ジャパン!』っていうことでね。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)と思って4日目。行った。スタンド。そしたら、店員がスタンドの外に来ていて、ちょうどオニオンクランチホットドッグのポスターの前にいたから、チャンス!と思って。『I want THIS!』って言ったの。指さして。

(中澤有美子)はい。ええ、ええ。

(安住紳一郎)『私はこれがほしい!』って言ったの。

(中澤有美子)そう!いい!それがいい!

(安住紳一郎)そしたら、そのマスターが、『Oh,Now not sale.』って言ったの。

(中澤有美子)えっ?

(安住紳一郎)『いま、発売していません』って言ったみたい。

(中澤有美子)あー・・・

(安住紳一郎)ポスター、剥がしておけよ!

(中澤有美子)本当よねー!

(安住紳一郎)ド恥かいたわ!

(中澤有美子)(笑)

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「それはいま、発売していない」

(安住紳一郎)それでどうやら、エニオン・クランチ・ホットドッグは通じていたみたいなんだけども、彼が『ゴニョゴニョ、ワン?』って言う『ゴニョゴニョ』の前がたぶん、『いまはそれは売ってないんで、ノーマルのホットドッグでいいか?ワン?』みたいなことを・・・

(中澤有美子)ひとつ、みたいな。

(安住紳一郎)ことがあったみたい。いま、思えば。ええ。

(中澤有美子)『ノーマル、ワンでいいか?』って。

(安住紳一郎)なんか知らんけど、玉ねぎ、夏美味しいんじゃないの?なぜ、いま売らない?そして、ポスターをなぜ剥がさない?

(中澤有美子)ねえ。

(安住紳一郎)とても許せない。ええ。私は29丁目の交差点で大きな声で最後、叫んで帰りました。『オーマイガッ!』って。

(中澤有美子)(笑)。本当だよ!

(安住紳一郎)アイ・シャル・リターン。

(中澤有美子)やりますか?

(安住紳一郎)やります。オニオンクランチホットドッグ、食べるよ。長くなりました。今日のメッセージテーマはこちらです。『ダメだこりゃと思ったこと』。

(中澤有美子)(笑)。本当だ。

(安住紳一郎)おかしいなー。あの、海外でポッドキャストで聞いている人、バカにするんじゃないわよ。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)私、英語は苦手だけどフランス語とロシア語はペラペラだから。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)ただ、意味はわかんないけど。

(中澤有美子)そうでしたか(笑)。

(安住紳一郎)ええ。ダメだこりゃと思ったこと。オーストラリアの方。この人、ダメだ。飛ばす。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)江東区の方。ありがとうございます。(メールを読む)・・・

<書き起こしおわり>

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