安住紳一郎「360度評価」を語る

安住紳一郎「360度評価」を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年4月7日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で人事評価制度の「360度評価」について話していました。

(安住紳一郎)「最近、褒められたこと」を皆さんからメッセージでいただいています。宇都宮の48歳・男性の方。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「最近、褒められたこと。職場で360度評価というものが実施されました」。最近、ありますね。「360度評価は上司からだけではなく、部下や同僚からも評価されるものですが、その結果が先日、メールで送られてきました」。最近、導入している企業、多いみたいですね。

(中澤有美子)そうなんですか。

(安住紳一郎)匿名でね、誰から送られてきたかわからないっていうか。要するに、自分の360度の周り。自分の関係する人たちからの評価がね、送られてくるんですよ。ある日、突然「あなたは誰々と誰々の評価をしてください」って言ってね、送られてくるんですよ。

(中澤有美子)なるほど。

(安住紳一郎)360度評価。最近ね、それを勧めているコンサルティング会社、多いみたいですよ。「どんな評価が来るか、とても気にしていた私は早速、周りの人に見られないようにこっそりメールを開き、評価を確認しました」。それは気になりますよね。「上司や部下からのコメントを見てみると『勉強熱心で見習いたいです』『決断力があり、とても頼もしいです』『プレゼンテーションの能力が素晴らしい』『常に冷静に判断されているので信頼できます』などなど、褒め言葉のオンパレード。『みんな、わかってるな』と気分ウキウキになった私は仲の良い同僚に『こんなこと書いてあってさ、嬉しくなっちゃうよね』などと言い回って気分良く帰宅しました。帰宅後、改めてゆっくり見てみようともう一度、メールを開きました。

読み進めると『下記のアドレスから評価結果シートをダウンロードしてください』と書いてありました。会社で見ていたのは、メールに添付されていたファイルです。ちょっと嫌な予感がしてよく見てみると、そこには『サンプル』の文字が。会社では周りの目を気にしながら小さい画面でこっそり見ていたので気がつきませんでした。私はサンプルの内容を自分の評価のように同僚に言い回ってしまいました。しかも、気分ウキウキで。とても恥ずかしいです。いよいよ本物の評価結果シートをダウンロード。そしてコメントは『また飲みに行きましょう』。そしてその下には『行動力がありますが、たまに先走りすぎるところがあります』と書かれてありました。まさにこれです。よくわかってらっしゃる! でも最後に『いつもありがとうございます。今のままでいてください』という褒め言葉が書いてあり、救われました」。48歳の男性の方。

(中澤有美子)あら、まあ(笑)。

(安住紳一郎)よかったですね。

(中澤有美子)よかったですね。

(安住紳一郎)360度評価ね。

(中澤有美子)匿名だけど「今度、飲みに行きましょう」とかそういうことも書いてあったりしてっていうこと? なんか、楽しいですね。

(安住紳一郎)いや、これね、結構ね、海外の企業だとね、実力主義なんで。かなり厳しいこととか、率直にいろいろ360度アンケートで来るんだけど。日本は比較的、ほら。なんか仲間意識強くやってるからね、ちょっとあんまり合わないんじゃないかっていうような声も私の耳には届いておりますが。ああ、私の感想か?(笑)。ちょっとあんまりね、匿名でいろいろ、うん。本当のことって、言えないもんね。ってな感じ。そう。いろいろありますよ、最近。新しくね。大変だ。組織で働くのも大変だ。

「組織で働くのも大変」(安住)

(安住紳一郎)続いて。杉並区の45歳、女性の方。ありがとうございます。「私はホテルで調理をしています。去年の10月から朝食担当になり、お客さんの前に立ち、オムレツを作っています。お客さんはほぼ海外の方。私がオムレツを作って渡すと、だいたいの人は笑顔で『Thank you!』と言ってくれます。中には、「Wow!」と大げさなくらい褒めてくれる方もいます。

前に番組で『喜怒哀楽というのは自分のためにあるのではなく、隣人のための喜怒哀楽なんだ』と安住氏が言っていたのを思い出しました。お客さんに喜んでもらいたいと思って作っていますけど、海外の方はしっかりとした喜怒哀楽で逆に私に喜びを与えてくれているなと思っています。なので、私もそういうときは負けないくらいの笑顔で『Thank you so much!』と言っています」。杉並区の方。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)そう。あのオムレツを上手に作るとね、見ていて気持ちがいいですもんね。自分のことのようにね。

(中澤有美子)本当に。はい。

(安住紳一郎)作ってる人のね、気持ちがまたこれで盛り上がるといいですもんね。

(中澤有美子)そうですね。うん!

「お世辞」の本来の意味

(安住紳一郎)日本人はちょっとね、「お世辞」っていうと媚びている、マイナスのイメージが強いんで。特に年配の男性の人とかは、苦手だと思いますけれども。お世辞っていう言葉自体にはそんなにマイナスのイメージは元々なくて。「愛想のいい言葉」っていうね、そういうような意味もありますんで。少しちょっとね、気分を乗せて。お互いに気持ちよくっていうのはコミュニケーションとして大事ですよね。

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)まあ、この番組はそういうやり方をしてないんですけどね。アハハハハハハハハッ!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)フハハハハハハハハッ! アハハハハハハハハッ!……全然、笑ってません(笑)。

(中澤有美子)この時間はアサヒ飲料、足リラレシートの提供でお送りしました。

<書き起こしおわり>

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