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吉田豪 小林旭を語る

吉田豪 小林旭を語る 上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!
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吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』に出演。小林旭さんについてお話されていました。

吉田豪 小林旭を語る

(上柳昌彦)今日はどなたですか?

(吉田豪)ええと、じゃあこの本にも出ている小林旭さんの話でもしてみようかと。

(上柳昌彦)小林旭さんかー。テリーさんと番組をやっている時は、何回か来ていただきましたけどね。

(吉田豪)ラジオとか対応できます?

(上柳昌彦)いや、あのね、割とテリーさんがいてくださったからだと思うんですけど。ひとつ、すごく覚えているのが、美空ひばりさんと別れた後に、ずーっと会わなかったんだけども、ある地方のディナーショウの公演で、打ち上げでホテルのレストランで食べていたら、『お嬢がいる』ってことにスタッフが気づいて。で、周りは気を使ってピリピリしてるんだけども、『ああ、来てんのか』って言って、自分でその部屋か、あるいは外に行って、美空ひばりさんとね、抱擁に近いことをされて。耳元で話をしたんだってことを言っていて。『ええっ、そうなんですか!なにをお話になったんですか?』『それは言えないね』って。

(吉田豪)(笑)

(上柳昌彦)ああっ、そうか!っていう感じなんですけども。

(吉田豪)結婚と離婚の話もむちゃくちゃ面白いですからね。

(上柳昌彦)さあ、今日はどんなお話になるでしょうか。

(CM明け)

(松本秀夫)今日は12月19日に発売されます吉田豪さんの話題の新刊『聞き出す力』にもインタビューが掲載されています小林旭さんの素顔をお伺いします。

(吉田豪)インタビューっていうか取材のエピソードが載っている感じですね。2011年に雑誌SPA!のエッジな人々っていうコーナーで小林旭さんを取材したんですけども。ちなみにタイミングで言うと、暴廃条例がもうすでに施行された後ですね。

(上柳昌彦)暴力団の。はい。

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暴廃条例施行後でも気にしない

(吉田豪)そのへんがもう厳しくなっている時期だったんですが。小林旭さんは基本そういうことをなにも気にしない方なんですよ。

(上柳昌彦)芸能とそういう暴力団っていうものの関係っていうのはね。

(吉田豪)密だった時代の人じゃないですか。それこそ、美空ひばりさんと結婚したきっかけも山口組の田岡組長に言われて結婚し、言われて離婚し、の人ですからね。で、そのへんの話でも、『田岡組長からさ、カフスボタンもらって嬉しくて見せびらかして回ってさ!』みたいなね。無邪気なんですよ。

(上柳昌彦)いまの時代だと、そういう関係を伺わせるものは一切出せないように。みなさん非常にピリピリ気を使ってらっしゃるのに。

(吉田豪)で、当然ね、現代のこういう取材じゃないですか。どうなるか?と思って。ノンフィクション作家の金子達仁さんが小林さんの人生を描いた『不器用なもんで。』っていう本を出されていて。それの発売記念だったんですけど。その本でも結構ちゃんと書いていたんですよ。黒っぽい話を。だから踏み込んでいいんだろうなと思って取材したわけですけど。

(上柳昌彦)うん。

(吉田豪)で、まあその結果、この記事の見出しがこうなったわけですよ。『小林旭激白 オレがヤクザとゴルフしたからって、誰が困るってんだよ』っていうね。

週刊SPA! 吉田豪 小林旭インタビューがスゴイ

(上柳・松本)(笑)

(吉田豪)ものすごい巨大な文字でドン!と出て。車内吊り広告とかになって。

(上柳昌彦)あまりその番組で、『こんな記事がありましてね』って言いにくい感じですよ。

(吉田豪)イジれるレベルを超えた状態で。だから、井上公造さんに絶賛されましたよ。『面白いんだけど、自分らの立場だとあれはできない。うらやましい!』っていう(笑)。

(上柳昌彦)でしょうね(笑)。テレビではできないですね。

(吉田豪)そうそう。『そういうのは良くない!っていうスタンスでいなきゃいけないんで。こっちは』っていう。

(上柳昌彦)ええ、ええ。

(吉田豪)で、現場もすごかったんですよ。撮影が先だったんですけど、小林さんがすごい迫力で。若いころ、バットで体を叩いたら木のバットが折れたぐらいの人なんで、体の厚みも尋常じゃないし。その黒い交際のせいなのか迫力も尋常じゃないから、すごいピリピリしたオーラが出てるっていうか。まず、カメラマンさんが完全にビビって。一言もしゃべれない状態で撮影してた時に、言うんですよ。『俺の写真、そんないるか?』とか(笑)。

(上柳・松本)(笑)

(吉田豪)『ええーっ!どうしよう?』みたいな(笑)。

(松本秀夫)それ、手止まりますね。

(吉田豪)そう(笑)。

(上柳昌彦)いやいやいや・・・

(吉田豪)2度ぐらいそういう『いいだろ?こんなの』みたいなことを言われて。編集サイドが『すいません!すいません!もうちょっとだけ・・・』みたいな感じで。これは取材しづらいな・・・って。

(上柳昌彦)それを目の当たりにしながらの、始まったんですね。取材。

(吉田豪)僕の唯一の接点を切り出そうと思ったのが、僕、ガッツ石松さんと仲がいいんですよ。ガッツさんを取材してから交流が。数少ない年賀状のやり取りをしていた芸能人っていうことで。だから、ガッツさんのパーティーによく行っていて。1回、ガッツさんの何周年パーティーかな?で、行ったら、ガッツさんのマネージャーがやってきて、『今日、すごいよ!』って言って。『小林旭さんがね、いつものディナーショウと同じだけのライブをやってくれる!』って。『ノーギャラで。バンドマンのギャラだけでいいから』って言って。それで1時間のセットを組むっていう。

(上柳昌彦)うわー!

(松本秀夫)ガッツさんのパーティーに。

(吉田豪)パーティーで、小林旭ショウが。

(上柳昌彦)そういう仲なんですね。

(吉田豪)そういう仲なんですけど。完全に困っていたのが、そん時、ガッツさんの関係で来ていた大物芸能人の方々で。正直、ちょっと顔を出して帰ろうと思ったのに、帰るに帰れなくて。

(松本秀夫)(爆笑)

(上柳昌彦)帰れないよねー!

(吉田豪)どうしよう?って感じで。ちょっと抜けて電話して・・・みたいなことを、いろんな大物芸能人の方々がやっていて。

(上柳昌彦)それはそういう方々、ガッツさんと目が合って、『ああ、どうもどうも』って言ったらスーッとね。

(吉田豪)で、いいのに。大先輩っていうかね、小林旭さんが1時間やっていると出れないんですよ。さすがに。困ってましたよ、みなさん。

(松本秀夫)まさか1時間やられるとはね。

(吉田豪)そう。2、3曲だと思ったらっていう(笑)。『フルバンドでね、全部やってくれるんだよ!』っていう。サービスはいいけれども、っていう(笑)。でもまあ、小林旭さんはそういう人なんだなっていうのがそれでわかったっていう話をして。

(上柳昌彦)男気がある方なんだね。

(吉田豪)『ギャラとかじゃねーんだよ』っていうね。それでちょっと懐に入ることができて。で、そっから聞いたのが見出しにもなった物騒な話ですよ。金子さんの本にも出ていたんですけど、2008年に小林旭さんが後藤組の後藤組長のゴルフコンペに参加したことを報道されて。で、一連のバッシングにより、日本プロゴルフ協会の名誉会長を辞任させられたり、コンサートのスポンサーが降りたりで6億円近い損失を・・・

(上柳昌彦)6億円!?

(吉田豪)みたいな話があったんで、そのへんを振ったら、『ダメージなんか受けるか、そんなもん!』っていう感じで。伸び伸びと、俺は間違っていないという話を(笑)。

(松本秀夫)6億円で、そんなもん、ダメージなんか受けるか!と。

(吉田豪)いままで何度も億単位のダメージを受けている人ですからね。

(上柳昌彦)そうですね。すごい借金をね、返していくんですよね。

(吉田豪)映画作ったり、なんだりで。『後藤の親分とゴルフやって、何がいけなかったの?誰が迷惑したの?ただゴルフしただけだよ。親分がゴルフしたりして、そこに俺も一緒にいて。和気あいあいと仲良くゴルフして、ケラケラ笑って遊んでただけで。何もね、そのゴルフ場で刃傷沙汰が起きたわけでもなく、なんでもないよ!』っていうね。そこから始まって、『いろんな組の親分でも、そんだけの人間を仕切っているってことは立派なもんだよ』とかね(笑)。そこまで褒めはじめた!っていう(笑)。

(上柳昌彦)へー!

(吉田豪)すごかったですよ。『いま、何年?』って思いましたよ(笑)。

(上柳昌彦)そうですね。

(松本秀夫)これ、何十年前の話じゃないんですよね。

(吉田豪)戦後のどさくさ期のインタビューかと(笑)。

(上柳昌彦)昭和20年代、30年代的なあれですね。

(吉田豪)『仁義なき戦い』の頃だったらまだわかるっていう。そういうような話を伸び伸びといろいろされて。当時の映画界がちょっと、かなりデタラメだった話をいろんな人から聞いていて。それこそ、賭博のシーンだと、本職の人が教えてくれたりとかするような時代とかね。

(上柳昌彦)あー、作法をね。

(吉田豪)役作りっていうのは本職の人と付き合うことだったみたいな時代だったんで。本職の人が出入りしてっていう。

(上柳昌彦)盆とかいうのの扱い方とかね。はー。

(吉田豪)仁義なき戦いとかの役作りもそういうものがベースになっているっていう時代じゃないですか。だから、聞いてみると小林旭さんも映画の中で本物の拳銃を使って疑いがあるとされて、拳銃不法所持の疑いで2日間、取り調べを受けたことがあるんですよね。そのへんの話とかを掘り下げたのも全部面白くて。

(上柳昌彦)掘り下げましたね、また。

(吉田豪)すごいんですよ。

(松本秀夫)やっぱり、持ってたんですか?

(吉田豪)『持ってたっていうか、それが当たり前だったんだよ、当時は』っていう。

(上柳昌彦)当たり前だった?

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当時はそれが当たり前

(吉田豪)『当時は警視庁の広報課の人が撮影で使ってくださいって言って拳銃を持ってきたんだよ』っていう(笑)。

(松本秀夫)(爆笑)

(上柳昌彦)ええっ!?

(吉田豪)『当時はそういうことがよくあった。普通』っていう(笑)。

(松本秀夫)(笑)

(上柳昌彦)はー・・・

(吉田豪)『渡り鳥』シリーズで本物を使っていたんですか!?っていう話なんですよ。宍戸錠さんと向かい合って撃ち合うシーンがあって、あれも本物の銃を使っていて。空砲を撃ったんだけども、空砲でも結構危険らしくて。小林さんが2階の高台にいて、上がってきた人をライフルで撃つシーンで。撃たれた相手が10メートルぐらい後ろに飛んで。『実にいい死に方だ!』って褒めようとしたら、白目むいて倒れていたっていうね。

(上柳昌彦)えっ!?

(吉田豪)拳銃に詰めていたコルクが飛んで、それが喉に当たって失神してたとかね。結構ハードな撮影をいろいろされていたっていう。

(上柳昌彦)それは良いシーンが撮れますよね。

(吉田豪)すごい時代があったんですねっていう(笑)。

(上柳昌彦)いろんなものが、いろんな関係の方が出入りして。仲が良かったんですね。

(吉田豪)黒い人も白い人も(笑)。

(上柳昌彦)つながっていて仲が良くて。『あなたがやるんだったら協力してあげましょう』みたいな人がいろんな方面にいらっしゃったっていうことになりますね。これね。

(松本秀夫)それを嬉々として話してくださるんですね。

(吉田豪)嬉々として。本当、話し好きで。全然止まんないんですよ。インタビュー完全に終わってからも、もうほぼ止めてからも、いろんな女優さんとのちょっとセクシーな話とかを始めてくれたりとか。『うわー!すげーサービス精神!』っていう(笑)。最高でしたよ。

(上柳昌彦)あ、そうなんですね。ちょっとイメージがぜんぜん変わりました。

(吉田豪)でもなんかやっぱり、だんだん大変になってきたっていう話はしていて。ちょうどだから20年前に『民暴の帝王』っていう映画を作っていて。その時だと、本当の話を映画にしようとすると、マル暴の警察の人が映画会社の方にやってきて。『銀行取引できないようにするぞ』って脅されて。ストーリーを変えてくれっていっていう話になったりとか。時代が変わったんですねっていうね。

(上柳昌彦)へー!

(松本秀夫)それが・・・

(吉田豪)20年前。

(上柳昌彦)それぐらいから、だんだんだんだん、狭くなってっちゃうんですね。

(吉田豪)まあでも本当にね、こういう人をいかに保護するかが僕の中のテーマですからね。

(上柳昌彦)まあ、吉田豪さん的にはね。これはもう、その人たちの語ることを後世に残すっていうことですからね。

(吉田豪)だからテレビに出るたびに違和感っていうか、なんか不思議な空気を出すじゃないですか。他の、いわゆる芸人さんとかの絡みとかでの緊張感とか。ギャグを一切受けない感じとか。最っ高ですからね(笑)。エレキテル連合との絡みとか。完全スルーでしたからね。話しかけても(笑)。

(上柳・松本)(笑)

(上柳昌彦)そうなんだねー。12月19日、吉田豪さんの新刊『聞き出す力』には、このようなエピソードの数々が。

(吉田豪)怖い人の懐にどう飛び込んでいくか?っていう。

(松本秀夫)あとはどんな方が出てくるんですか?

(吉田豪)アイドルからプロレスラーから女優からなにから。まあ、ここで話しているような話。政治家から。

(上柳昌彦)政治家関係も?

(吉田豪)いろんな僕が取材した現場での、どうやったか。どうやって踏み込んだか、みたいな話が書いてあるような本ですね。

(上柳昌彦)なるほど。12月19日 日本文芸社から発売になります。定価864円+税でございます。

(吉田豪)阿川さんの本と間違った感じで買ってくださると助かりますね。

(上柳昌彦)『阿川佐和子』って書いてありますけども、吉田豪さんの本でございます。

(吉田豪)阿川さんもちょっと出てます。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/21711

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